ヤフーニュース より
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120222-00000555-san-soci
ロッキード裁判の裁判長絞殺 容疑で81歳の妻逮捕
産経新聞 2月22日(水)17時11分配信
ロッキード事件の裁判長を務めた元東京高裁判事で弁護士、半谷(はんや)恭一さん=当時(78)=の首を絞めて殺害したとして、
警視庁捜査1課は22日、殺人容疑で妻の俊子容疑者(81)を逮捕した。
同課によると「主人を殺したりはしていない」と否認している。
同課によると、家族は「半谷さんと俊子容疑者には認知症の兆候があった」と説明しており、同課は責任能力についても慎重に調べる。
逮捕容疑は昨年2月5~6日、文京区本郷の自宅マンションで、恭一さんの首を絞めて窒息させ、殺害したとしている。
俊子容疑者は同月6日朝、別居する40代の長女に「お父さんが死んでいる」と連絡。
長女が110番通報した。
俊子容疑者は警視庁に「朝起きたら死んでいた。お父さんは糖尿病だった」と説明していた。
同課の調べでは、半谷さんは自室から頭部を廊下に出して、普段着姿のまま倒れていた。顔に不自然なあざがあり、司法解剖の結果、首を圧迫された窒息死だったことが判明した。
遺体発見の前日の5日深夜、半谷さんと俊子容疑者が激しく言い争うような声が聞かれていたほか、防犯ビデオを解析した結果、事件前後に自宅に出入りする人物がいなかったことが分かり、同課は、俊子容疑者が犯行に関与した疑いが強いと判断した。
半谷恭一さんは昭和32年の東京地裁を振り出しに、同地裁部総括判事などを経て、平成7年に東京高裁部総括判事を最後に依願退職。
退官後は公証人や弁護士として活動していた。
ロッキード裁判「児玉・小佐野ルート」の1審で裁判長を務め、小佐野賢治元国際興業社主を懲役1年の実刑としたほか、米側証人の嘱託尋問調書を初めて証拠採用するなど斬新な手法で注目を集めた。
三越元社長の背任事件では控訴審を担当した。
半谷さんと俊子容疑者は2人暮らし。近所では2人ともまじめな性格で知られていた。
ただ、同じマンションの住民によると、半谷さんは普段、食事も1人でコンビニエンスストアに買いに行っていたという。
同じマンションに住む主婦は「奥さんの姿はほとんど見かけず、本当に一緒に暮らしているのか不思議だった」と話した。
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【私のコメント】
私はロッキード裁判に大きな疑問を持っている。
亡くなったのはが、その裁判を担当した裁判長である。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110318-00000642-san-soci
福島第1原発事故「レベル5」 米スリーマイル並み
産経新聞 3月18日(金)18時15分配信
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拡大写真 |
16日午後に撮影された、福島県の東京電力福島第1原発3号機(東京電力提供)(写真:産経新聞) |
[図をみる]スリーマイル島原発の仕組み
INESは、レベル0から7までの8段階で評価を行う。保安院は1~3号機の事故は「所外へのリスクを伴う事故」であるとしてレベル5とした。4号機については「重大な異常事象」であるレベル3とした。
国境を越えて大量の放射性物質を放出し、史上最悪の原発事故となった旧ソ連のチェルノブイリ原発事故はレベル7とされている。
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【私のコメント】
本当はチェルノブイリと同じレベル7だ。
再臨界が起こる可能性が高い。
一機の原子炉に爆発が起これば、隣接する他の原子炉も巻き込まれるから、チェルノブイリの10倍の被害が起こるという見解もある。
私はありえることだと思う。
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くじけないで |
柴田 トヨ | |
飛鳥新社 |
先生に
私を
おばあちゃん と
呼ばないで
「今日は何曜日?」
「9+9は幾つ?」
そんな バカな質問も
しないでほしい
「柴田さん
西条八十の詩は
好きですか?
小泉内閣を
どう思います?」
こんな質問なら
うれしいわ
返事
風が 耳元で
「もうそろそろ
あの世に
行きましょう」
なんて 猫撫で声で
誘うのよ
だから 私
すぐに返事をしたの
「あと少し
こっちに居るわ
やり残した
事があるから」
風は
困った顔をして
すーっと帰っていった
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【私のコメント】
この詩を読んであるフレーズを思い出した。
執着する何ものもないといった虚無の心では人間はなかなか死ねないのではないか。
執着するものがあるから死にきれないということは、執着するものがあるから死ねるということである。
深く執着するものがある者は、死後自分の帰ってゆくべきところをもっている。
それだから死に対する準備というのは、どこまでも執着するものを作るということである。
私に真に愛するものがあるなら、そのことが私の永世を約束する。
(人生論ノート 三木清)
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くじけないで |
柴田 トヨ | |
飛鳥新社 |
私ね
人からやさしさをもらったら
心に貯金しておくの
さびしくなった時は
それを引き出して元気になる
あなたも今から積んでおきなさい
年金よりいいわよ
産経新聞 よりhttp://sankei.jp.msn.com/culture/academic/100328/acd1003280917003-n1.htm
【書評】『くじけないで』柴田トヨ著
■眼をさました詩の天使
すばらしい詩集です。今まで詩に興味のなかったひともこの柴田トヨさんの「くじけないで」はぜひ読んでみてください。
人生いつだってこれから、何をはじめるにもおそ過ぎるということはないと元気がでてきます。
92歳から詩を書きはじめて、100歳近くなった現在までの詩を読んでいくと、詩の質が進歩していることにも感動します。
生きてるということは本当にすばらしいとうれしくなる。
「私が詩を書くきっかけは倅のすすめでした。腰を痛めて趣味の日本舞踊が踊れなくなり、気落ちしていた私をなぐさめるためでした」
と、あとがきにありますが、それが天の声で、トヨさんの心の中でねむっていた詩の天使が眼をさまして、人生の晩年に歌いだしたのだと思います。
少しも枯れていない少女のような愛らしい声で。
詩はおもいついた時にノートに鉛筆で書き朗読しながら何度も書きなおして完成するので、1作品に1週間以上の時間がかかるそうですが、これは正しい詩のつくりかただと思います。
全部の詩がなめらかで読みやすい。耳にやさしくひびきます。
読んでいてひとりでにメロディが生まれて思わず歌ってしまった詩もありました。
ぼくは詩の楽しさはこういうところにもあると思っています。
読んでもなんのことやらよく解らず、相当な知識がないと理解できない難解な詩も、それはそれでそんな詩を愛するひとたちにはいいのだと理解していますが、誰でもがわかる詩で、イージーリスニングであるほうが、むしろぼくは好きです。
もし詩のボクシングで、柴田トヨさんとぼくがリングで対戦することになったら、たたかう前にぼくはギブアップして平伏してしまいます。
詩集の最後に「秘密」という詩があります。
九十八歳でも
恋はするのよ
夢だってみるの
雲にだって乗りたいわ
おわり
しばた・とよ
1911(明治44)年、現栃木市生まれ。
裕福な米穀商だった実家が10代のころに傾き、料理屋などへ奉公に出る。
33歳で結婚。
翌年、一人息子の健一さん誕生。
92年に夫と死別以来、一人暮らし。
腰を痛めて趣味の日本舞踊をあきらめたのを心配した健一さんの勧めで、92歳から詩作を始める。
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【私のコメント】
決して生への執着ではない。
『生かされている』という気持ちが、99歳になって感謝の気持ちとなって自然にあふれ出ている。
それが人々に勇気を与える。
大地の恵みのような詩だ。
この詩は自我を歌っているのではない。
それよりもっと大きなものがあることを日常の言葉で歌っている。
本来、年をとるということはそういうことなのだろう。
今年流行った『トイレの神さま』(歌 植村花菜)
トイレにはそれはそれはきれいな
女神様がいるんやで
だから毎日 きれいにしたら女神様みたいに
べっぴんさんになれるんやで
そういうことを孫に伝えようとしたおばあちゃんの気持ちを思いだした。
内部告発文書:米国の「秘密」25万通公開 民間サイト
【ワシントン古本陽荘】内部告発文書をインターネット上で公開する民間ウェブサイト「ウィキリークス」は28日午後(日本時間29日午前)、
「秘密」指定の公電約1万5000通を含む、米国の外交公電約25万通の公開を始めた。
各国の米大使館から国務省に報告されたもので、他国首脳らとの生々しいやり取りも含まれている。
外交上支障が出るのは必至で、ホワイトハウスのギブス大統領報道官は「盗まれた秘密の文書を公開することでウィキリークスは人命を危うくした。強く非難する」などとした声明を発表した。
事前に情報提供を受けた米ニューヨーク・タイムズ紙によると、公電には、北朝鮮が近年、開発した中距離弾道ミサイル「ムスダン」をイランが19基入手したとの情報が含まれていた。
ムスダンは、旧ソ連の潜水艦搭載弾道ミサイルを改良したもので核搭載が可能。
射程は3000キロ以上といわれ、計算上、イランは西欧各国を射程圏内に収めることになる。
今年10月の北朝鮮の軍事パレードで初めて公開されていた。
この公電は今年2月24日付で、ロシア当局と米国務省の不拡散担当幹部との間の情報交換に関するものだった。
また、別の公電には、米韓両国の当局者が北朝鮮が崩壊し、南北が統一される見通しについて議論した記録があった。
スティーブンス駐韓米大使が今年2月、本国にあてたもので
「韓国政府は中国に経済的な便宜を図れば南北統一に関する中国の懸念を軽減できると確信している」
などと報告していた。
さらに、中国共産党政治局が、グーグルのコンピューターシステムに侵入するよう指示していたことを示す報告もあった。
同様に情報提供を受けた英ガーディアン紙は、サウジアラビアのアブドラ国王が米政府に対し、核開発計画をやめさせるためイランを攻撃するよう繰り返し求めていたと報じた。
ウィキリークスは今年7月と10月に、アフガニスタン戦争とイラク戦争に関する公電多数をネット上で公表。
米連邦捜査局(FBI)と米軍はすでに身柄を拘束している情報担当のマニング陸軍上等兵がリーク元とみて捜査を続けており、今回の公電も同じ出所の可能性が高いとみられている。
秘密公電を公表することが事前に発覚し、クリントン国務長官らは関係国に連絡を取り、釈明に追われていた。
今回の公電は欧米のメディア5社に対し事前に提供されていた。
◇「ウィキリークス」が入手し、メディアが報じた米外交公電の骨子
・イランが北朝鮮から中距離弾道ミサイル「ムスダン」を入手
・米韓当局者が、北朝鮮崩壊後の南北統一の可能性を協議
・中国共産党政治局がグーグルのコンピューターシステムへの侵入を指示
・サウジアラビア国王が、米国にイラン攻撃を要求
・各国の米大使館が首脳らを酷評。金正日・北朝鮮総書記は「肉のたるんだ老人」
【ことば】ウィキリークス
政府や企業で働く人々に内部告発を呼びかけ、提供された情報を公開する国際的な民間ウェブサイト。
オーストラリア人の元ハッカー、ジュリアン・アサンジ氏が創設し、07年初めに存在が明らかになった。
同氏ら5人程度が中心メンバーで、欧米のジャーナリストら1200人以上のボランティアがいるとされる。
運営は寄付金に頼り、特定の場所に事務所を持たず、サーバーを世界中に分散させている。
今年7月以降、アフガニスタン駐留米軍関連文書やイラク戦争関連文書をネット上で公開。
米政府は猛反発している。
■殺人請け負う ブルガリア相撲協会会長逮捕
大相撲の大関・琴欧洲関とも親交のあるブルガリア相撲協会の会長が金を受け取り、殺人を請け負っていたとして逮捕された。
地元メディアによると、逮捕されたのは琴欧洲関とも親交のあるペタル・ストヤノフ氏。
ストヤノフ氏はブルガリア相撲協会の会長で、07年に麻生元首相がブルガリアを訪問した際には、稽古(けいこ)を披露していた。
しかし、金を受け取り、依頼された殺人にかかわった疑いで先月、仲間4人とともに逮捕され、ボリソフ首相の暗殺計画にも関与していたとも報じられている。
裁判所の決定でストヤノフ会長らは釈放されたが、警察当局は強く反発している。
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【私のコメント】
世の中には警察をも超える暴力集団があるということ。
ブルガリヤにもあり、日本の相撲協会にもあるということ。
相撲協会の闇は氷山の一角に過ぎないということ。
角界からも死人がでておかしくない。
(日刊ゲンダイ 2010/07/16 掲載) より
http://octhan.blog62.fc2.com/blog-entry-1551.html
■ 威張りくさるな「みんなの党」
たった10人しか当選しないのにまるで天下を取って自分が政局を動かすかのようにいい気になって増長している政治屋集団に警告「鼻についてきたなあ」――。
参院のキャスチングボートを握ってウカれるみんなの党に対し、そんな声が増えている。

確かに、渡辺喜美代表と江田憲司幹事長はテレビに出ずっぱりで、負けた民主党政権の悪口を言い、参院選で10議席を獲得した自分たちの手柄をこれでもかと自慢している。
それが増上慢に映るのだ。
まあ、鼻息が荒いのも分からないではないが、
「実るほど頭(かしら)を垂れる稲穂かな」
という日本古来の言葉もある。
ちょっとは謙虚さを見せないと、「威張りくさるなよ」と言いたくもなってくる。
「民主党だけでなく、自民党や公明党の幹部たちまで、みんなの党にはカチンときてますよ。たった10議席とっただけなのに、民主党に対しては、オレたちの考えを100%丸のみなら組んでやってもいいとデカい態度。と思えば、参院議長選びでは自民党や公明党を差し置いて野党共闘を宣言し、それに公明党が従わないと、“腰が引けている、与党ボケだ”となじる。小政党なのに、天下を取ったごとく振る舞っているから嫌われるのです。たちあがれの与謝野馨さんが、“政治はシッポに犬が振り回されてはダメだ”とクギを刺したのも当然です」(政界関係者)
与党にも野党にもカミつき、斬新な勢力のごとく振る舞っている。
それがまたテレビでチヤホヤされるからツケ上がっているが、
元をただせば、大半は民主党や自民党からはじき出された者の寄せ集め所帯。
ヌエみたいなものにすぎない。
「中身を見ても、民主、自民のいいとこ取りをしているだけです。国家公務員削減で役人を叩き、増税しないで40%の法人税を20%に下げて、経済を成長させ、個人所得も5割増しにすると、聞こえがいいことばかりをスローガンにしている。そんな夢みたいな話で景気が上向いたら、歴代の政権は苦労していませんよ。それでも有権者が投票してしまったのは、菅首相が大ポカをしたからです。脱官僚で、国民の生活が第一の政治をやると言ってきた民主党政権が、急に消費税増税で法人税を下げるなんて言い出したものだから、ア然ボー然の支持者が、役人叩きと増税なしを掲げたみんなの党に乗り換えた。菅首相の大ポカに助けられて議席を増やしたにすぎない党なのです」(経済アナリスト・菊池英博氏)
先の与謝野馨はみんなの党を
「デマゴーグ(大衆扇動家)の典型みたいな政党」
と称した。
そう言われないためには、高く売りつけようとアッチコッチと取引する政治屋のようなことを考えず、発言を控え、頭を垂れているのが賢明だ。
それが小政党が一日でも長く生き延びるコツというものである。
(日刊ゲンダイ 2010/07/16 掲載)
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
みんなの党は小泉改革の残党
政局のキャスチングボートを握ることになったみんなの党。渡辺喜美代表は民主党と政策ごとの連携、いわゆるパーシャル連合を組むことはあり得ると発言している。
今後は国民新党に代わって、みんなの党が民主党を振り回すことになりそうだ。
しかも両党の主張は百八十度違うため、民主党は国民新党との連立を解消すると思われる。
すでに参院では国民新党側からの申し入れで統一会派を解消した。
なぜ国民新党はそこまでしてみんなの党と民主党の接近を牽制するのか。
その理由は両党の出目の違いにある。
郵政造反組がつくった国民新党に対して、
みんなの党は小泉構造改革路線を引き継ぐ自民党の“上げ潮派”が母体
になっている。
渡辺代表は中川秀直元幹事長と並ぶ“上げ潮派”の急先鋒だった。
みんなの党のアジェンダ=選挙公約を見ると、
国家公務員を10万人削減するとか、
郵政再国営化を許さず、
貸金業法の金利規制および総量規制を見直すといったように、
国民新党の政策を真っ向から否定する政策が多い。
また、民主党が進める派遣法改正に反対したり、
法人税を現行の40%から20%台に引き下げる
といった経済成長を促す政策に重点を置く。
参院選で民主党が惨敗したにもかかわらず、日本株が急上昇したのは、小泉構造改革路線を引き継ぐみんなの党の政策を外国人投資家が評価しているからに違いない。
というのも、外国人投資家は郵政民営化が日本の構造改革のシンボルと思っているフシがあるからだ。
郵政民営化法案が成立した05年は、外国人投資家は日本株を過去最大の10兆円も買い越した。
この年の日経平均株価の上昇率は戦後最大となった。
みんなの党の躍進で、また小泉改革の是非が問われることになりそうだ。
(経済ジャーナリスト・山本伸)
(日刊ゲンダイ 2010/07/16 掲載)
■竹中・木村とみんなの党のつながりが気になる
今日は忙しくて疲れてしまった。
twitterで竹中平蔵に噛み付くだけで、精一杯だった。
しかし、夥しい数の自殺者を出した当事者が、のうのうとtwitterやっている、そのあまりの厚顔無恥さには、唖然とするほかはない。
しかも、閣僚時代に金融ブレーンとして起用した日本新興銀行の前会長が逮捕されたというのに、ものの見事にそれをスルーしている。
ゲンダイネット「竹中平蔵元金融相 盟友・木村剛逮捕に知らぬふり」
この男については、いろいろと追及しなければならないことが、たくさんあろう。
たくさんの人を死に追いやった悪魔のような人物である。
ところで、また、あの野中広努氏が、じつに興味深いことを言っているらしい。
野中の発言、みんなの党の裏側には竹中平蔵がついておる。 今日の木村の逮捕を見ても、今後、みんなの党の裏側が見えてくる。 そうなったら、みんなの党が国民から支持されるかどうかは、わからないぞ。
http://twitter.com/igabin/status/18501441593
ああ、もっと詳しいことを聞きたいものだ。
みんなの党か~!
このおぢさん、いつも情報をチラと見せて、あとは黙り込むんだよな。
でも、もしかしたら、あのアジェンダ渡辺、今頃、がたがた震えているかもしれないね。
ともあれ、類は友を呼ぶというが、新自由主義者もその例に洩れず、磁石のように引かれあい、くっついてしまうってことのようで。
ここで時間切れ。
寝なくては、明日、事故を起こす。
それでは、短いけれども、今日はこのへんで。
■「みんなの党」の思想的ルーツは米共和党財界保守である。 「構造改革」の総仕上げか |
アルルの男・ヒロシです。今日は2010年7月14日です。
今日は、前回の投稿でお約束した「みんなの党」の思想的ルーツを探っていくことにする。
7月11日の参院選でみんなの党は10議席を獲得、すでに持っていた参院の1議席とあわせて合計11議席となった。
しかし、これでは民主党(106議席)と連立しても117議席で、過半数である122議席に足りない。
民主党は公明党と単独で連立すれば過半数を維持できるが、公明党は選挙のマニフェストで「脱小沢」の政治資金改革を求めている。
また参院選の終盤では公明党の支援団体が自民党候補を応援したとも言われているのでなお連立は直ぐにはあり得ない。
つまり、今回の参院選で起きた変化とは、
1.「自民党と民主党」の違いが無くなったこと
2.民主党は参院で過半数割れし、連立も難しくなり追い込まれた
3.小沢一郎は近いうちに本格的に失脚する可能性が出てきた
ということであり、これはアメリカの日本改造計画の最終段階に相当する。
アメリカの日本改造計画とは、日本の政治体制をアメリカのようにすること、である。
アメリカの政治体制は、民主党と共和党の二大政党制である。
そして重要なのはこの二大政党の掲げる綱領(platform)が大きくは違わないことである。
それは財界のロビーが両党に深く浸透しているからだ。
米民主党は労組の支持も受けるが同時にウォール街の代弁者である議員もいる。
また、共和党は主に財界の支持を受けているが、農業や宗教勢力の支持も受けている。
日本はアメリカの属国である。
この観点で眺めると、米民主党のような政治勢力と米共和党のような政治勢力が(米のコントロールの効く条件のもとで)存在することがアメリカにとっては予測可能であり望ましい。
米民主党と日本の民主党は、旧来の左派勢力がどんどん退潮していくことで相似性が高まっている。
どちらも労組支持でありながら外交安保的にはグローバリストである。
そこで共和党と対応する日本の政治勢力は、やはり自民党となる。
自民党を共和党化する動きは小泉政権の時に行われた。
小泉純一郎はブッシュ・米共和党財界政権がアジェンダとして提示した郵政民営化に応じた。
同時に小泉政権は財界だけではなく旧来の日本原理主義者(右翼・保守・民族派)にも近寄った。
この際、反外資の傾向が強い民族派を自民党につなぎ止めようと動いたのが、飯島勲・首相秘書官である。
この点が非常に米共和党と似ている。
米共和党も本来、東部財界、中西部財界、キリスト教原理主義、中小企業経営者、思想的右翼といった複雑な政治勢力が支持母体として存在していた。
グローバリストの東部財界とキリスト教原理主義や中小企業経営者たちは本来は水と油である。
ところが冷戦期に融合主義(フュージョニズム)という考え方が出現する。
これは冷戦を勝ち抜くための大同団結主義である。
冷戦後もこの考えは「水曜会」(ウェンズデー・ミーティングス)という組織によって維持された。
水曜会を率いるのは共和党大企業減税派のイデオローグであるグローバー・ノーキストというロビイストであったが、
これにブッシュ大統領の側近であった、カール・ローブ首席補佐官が連携して共和党の一体化を図った。
だから、ローブ補佐官と対応するのが飯島勲秘書官である。
なぜ、水曜会の話を出したかというと、今の「みんなの党」の思想的な源流である自民党の「上げ潮派」の幹部的存在だった中川秀直・衆議院議員が、この水曜会のノーキストに近いからである。
上げ潮派のブレーンとなったのはノーベル経済学賞をとったローレンス・クライン教授や、竹中平蔵の懐刀であった高橋洋一教授である。
中川秀直は、自民党清和会内の別の勢力である森喜朗との権力抗争に敗れてしまった。
森喜朗は六本木ヒルズに居を構えているから、亀井静香のような必ずしも反グローバリズムではない。
高橋洋一も財務省の謀略で窃盗犯に仕立てられてしまったので財務省への怒りはものすごいが、
本質的には民族派ではないので、うまいようにアメリカや竹中平蔵に利用されてしまう。
それに経済学という宗教の信者なので、今の彼の教祖であるベン・バーナンキを盲信している点も問題である。
森と中川の権力闘争は、単に部族の酋長同士の争いだったろう。
カネの奪い合いである。
中川部族に属していたのが「みんなの党」の党首となる渡辺喜美だ。
中川部族に属しているようで「上げ潮」派に同調せず、森部族(早大雄弁会)に属していた山本有二は渡辺に同調しなかった。
結局、渡辺喜美は政党内の権力闘争に敗れて脱党したが、
みんなの党は今回、連立のスウィング・ボウトを握るほどではないが、独自に議員立法が出来る状態にまで議席を伸ばした。
これは米財界にとっての勝利だろう。
なぜなら、今の民主党執行部は政策面で「みんなの党」への親和性を口にしており、政策ごとの提携に含みを持たせている。
そこで「みんなの党」の綱領を見ていくと、「蜜」と「毒」が入り交じった形で存在している。
「蜜」は民主党も掲げてきた、脱官僚の政策であり、
「毒」は米ウォール街の意向をくんだ金融規制緩和政策と郵政公営化の阻止政策である。
「蜜」の部分と「毒」の部分はワンセットで存在している。
いや、させられていると言うべきか。
bait(わな、おとり)であろう。
学問的に言えば、草の根の支持ではなく、ワシントンDCで形作られた官製学問としてのリバタリアニズムである。
私たちはそれと草の根の中小企業経営者層のワシントンへの反感から生まれた反官僚思想を区別するためにリバータリアニズムと称している。
この二つは似て非なるものである。
リバタリアンを名乗る学者はせいぜいが池田信夫レベルの程度の低い規制緩和論者である。
アメリカの保守のこころを理解している日本土人の学者は存在しないだろう。
反権力の思想である保守思想は日本には存在しないからだ。
今回、参院選で議席を獲得したみんなの党の候補の中ではタリーズ・コーヒー元社長の松田公太(ダヴォス会議ヤングリーダー)と、
元JPモルガンの中西健治(写真)が注意すべき存在である。
また、「みんなの党」はデフレ脱却を政策の旗印にしているが、
これは何と言うことはない、ただの金融緩和を訴える「マネタリスト」たちの集団である。
渡辺代表はこの金融緩和政策で景気は回復し、失業者も減少するということをテレビで言って回っているが、ウソである。
理由は簡単である。
金融を緩和してもマネーを銀行に貸し出しやすくなっただけであり、それが本当に必要としている中小企業に回るという保障はない。
米国でもバーナンキFRB議長が金融緩和を進めたが、これは結果的にJPモルガンチェースなどの大銀行の小銀行乗っ取りと「貸し渋り」の急増に繋がっている。
日本の場合、マネーを緩和することで生まれた過剰流動性は一部は国債投資に回るが、
一部はキャリートレードの資金として海外に流出するのではないか。
これを利用するのが「みんなの党」の支持層である東京や神奈川の金融業界である。
「みんなの党」からは酒類販売業者の代表みたいな泥臭い経営者も立候補していたがあっさりと落選している。
それから、警戒しなければならないのは、「みんなの党」が公約をマニフェストと言わず、「アジェンダ」とわざわざ言い換えている点である。
アジェンダと選挙中の演説や渡辺喜美のテレビ出演で何回か聞いた私は非常に背筋が寒くなった。
アジェンダという言葉を最初につかったのが、誰あろう、あの竹中平蔵であるからだ。
竹中平蔵は「アジェンダセッティング」という言葉を何度も政治家時代や引退した後にも使っている。
「アジェンダ」という言葉は、「グローバル・アジェンダ」などのようにも使われ、世界のパワー・エリートの間で好まれている言葉である。
世界の支配層の1人である竹中平蔵が「アジェンダ・セッティングを行う」と言う場合、それは
「世界支配層が秘密会議やビルダーバーグ会議でこう決めた」
という意味になる。
最初に彼が世界エリートの「アジェンダ」を実行したのが、小泉構造改革や郵政民営化である。
郵政民営化の制度設計は「3分社化」など世界エリートにとって都合の良い形で行われた。
竹中平蔵は「3分社化はリスク遮断に不可欠」と国会答弁で発言したが、それはウォール街のリスク遮断であることを図らずも彼が告白した瞬間であった。
そういうアジェンダということばに一般有権者の少なからぬ数が振り回されたのである。
若い女子大生が「アジェンダください」とみんなの党の選挙カーに駆け寄っていったこともあったという。
私はこれまで「みんなの党」について評価を保留してきたが、
しかし上で述べたような米共和党財界との思想の源流での繋がり、生焼けのマネタリスト金融政策のおかしさなどを考慮すると、
この党の動きに十分警戒するべきだと判断した。
それは、九月の代表選挙で小沢一郎の系統の勢力が撃滅された場合を考えてのことである。
それは、今回の参院選で民主党が手詰まりに追い込まれた結果、民主党の取る選択としてはすでに述べた民主・公明の連立を除けば、当面は政策ごとに協議を行うということである。
ところが民主党のメンツから自民党に抱きつくことはなかなか出来ない。
そこで兼ねてから今の執行部が「思想的には近い」という「みんなの党」の政策を丸飲みする可能性がある。
「みんなの党」は公務員制度削減を掲げているが、この政策も利用の仕方によっては小泉時代のように少数のエリート官僚が「焼け太りする結果に繋がりかねない。
小沢一郎の死命は2回目の検察審査会の議決にかかっている。
これで強制起訴にならなければまだ芽はある。
しかし私はこの検察審査会を信用していない。
審査会そのものは開かれずに審査したことにして起訴するのではないかとも疑っている。
前回の1回目の審査会も審議の内容も公表されたわけではないからだ。
今の政治の混乱を仕掛けているのは、日本改造を最終段階に推し進めたいアメリカである。
小泉政権で共和党と一体化した自民党は今は思想的に「原理主義的自民党」(谷垣・自民党)と「規制緩和自民党」(渡辺・みんなの党)に分裂しているが、
米で共和党政権が誕生する場合、再度息を吹き返してくるだろう。
ただ、今は、米が民主党政権なので、米民主党の主流であるネオコン勢力が母体になっている今の民主党執行部の方が影響力がある。
ウォール街はそろそろ米民主党から離れ始めているので共和党の側をサポートするだろう。
その時日本の政治勢力も変動するかもしれない。
民主党には今述べたように、前原誠司、長島昭久、野田佳彦などの根っからの「操られ体質」のネオコン政治家から、
桜井よしこなどの「日本原理主義者」と連携し始めている若手までおり、
自分が誰に操られているかすら見えていない政治家たちがたくさん存在する。
日本の民主党にネオコンが多いのは、米民主党内にイスラエル・ロビー(シオニスト利益団体)が存在するのと同じである。
これからは民主党内にも米金融会社出身の金融グローバリスト派が増えてくるだろう。
良い意味での「日本土人(どじん)・原住民(げんじゅうみん)型」の政治家がいなくなっている。
知的にアメリカの支配から多極的な安全保障を構想しようとした鳩山由紀夫前首相も、
結局、天安沈没事件というヤラセに近い陰謀を真に受けてしまって、気が動転、退陣に追い込まれた。
これでアメリカと交渉して実を得ようとする勢力が大きく後退してしまった。
何れにせよ、田中角栄、(橋本龍太郎)、小沢一郎や鈴木宗男のような民衆政治家(ポピュリスト)が1人ずつ撃滅させられているので、
日本の政治はますます混迷の度を深め、結果的に対米従属派が力を強めることになる。
小沢と宗男、亀井静香以外に本格派のポピュリスト政治家が存在しない日本の現状に問題がある。
勢力争いがあるにしても、それは対米従属派の中の派閥闘争でしかなくなるだろう。
こんな危ない状況だから、多少、中国にべったりの政治家でもバランスを取るために必要なのだ。
それがいない。
ロシア派の政治家もいないし、親英派、親欧州派、親ブラジル派の利権政治家もいない。これは大変なことだ。
いずれにせよ、相当に暗い状況である。
竹中のブレーンだった木村剛が逮捕されたようだ。
ただ、これは「トカゲの尻尾切り」というべきものだろう。
アメリカのジャパン・ハンドラーズの頭目であるジョゼフ・ナイは、
今日の事態を民主党政権発足前の08年12月から仕組んでいた。
前原誠司たち親米派の政治家に
「小沢一郎は反米だ。アメリカはそれを好まない」
と言い含めていたからだ。
私はこの事実を何度も書いてきているがなかなか国民全体には浸透しない。
アメリカにも思想派閥がある。
それぞれのルートで対日工作を仕掛けてくる。
だが大きなところで言えば、上で述べたリバータリアンや急進リベラル派以外は、財界支配層の息がかかったグローバリズムを追求する勢力である。
民主党系や共和党系はその中では関係が無くなる。
頭は二つでも胴体は一つだからだ。
(了)
http://rickoshi001.blog.ocn.ne.jp/blog/2010/07/post_c1fd.html より
◆ 「みんなの党」代表・渡辺喜美は自民党から離党したと見せかけているが、実態は、日本を徹底的に破壊しまくった自民党清和会(森派)と一心同体である。凋落し支持を失った自民党に代わって、米国金融資本からその「忠犬」ぶりを高く買われた渡辺喜美が、日本間接支配の代理人として抜擢されたにすぎない。米国追従路線を継続させるための、偽装改革勢力、「第二自民党」が「みんなの党」である。
(http://www.ne.jp/asahi/davinci/code/history/hanzai/index5.html)
そんな金持ち政党と民主党幹事長の枝野は手を組もうとしている。
いわゆる『民・みん』連携だ。
そんなことをすれば日本はまた小泉改革に逆戻りだ。
国民新党との連立は不可能になる。
マスコミ報道とは違って国民新党は非常にまともなことをいっている。
民主政権をここまで支えてきた国民新党の功績は大きい。
国民新党とみんなの党は水と油の関係である。
ここで民主党が国民新党を棄てて、みんなの党と結びつくことは、民主党の一大方向転換である。
それは小泉改革への逆戻りである。
それでは何のための政権交代であったのかわからなくなる。
みんなの党の看板は偽りである。
『みんな』の党という党名そのものが国民を欺いている。
本当は『格差』党とでも呼ばれるべきものだ。
小さな政府、地域主権、経済成長、日米同盟重視、どれをとっても小泉改革の焼き直しである。
これは『みんな』の党ではない。金持ちのための『一部』の党であり、金持ちのために庶民を犠牲にする『格差』の党である。
民主党の新執行部はそんな政党と手を組もうとしている。
よちよち歩きの民主党から国民新党というそれを支えている柱がなくなれば、この国の政治は崩れてしまう。
民主党を小沢・鳩山路線に戻すことが先決であろう。
http://octhan.blog62.fc2.com/blog-entry-1528.html
自民党は河野太郎をはじめとする小泉「構造改革」を推進してきた人たちを抱えているので、「構造改革」の誤りを総括できないでいます。
自民から飛び出たタケノコ新党も、小泉「構造改革」論の焼き直しにすぎません。
彼らは、「改革が足りなかった」という。
結核なのに、風邪薬が効かないから、もっとたくさん風邪薬を飲めば治ると言っているのと同じです。
たぶん、原爆を2個落とされるまで敗戦を認めなかったように、秋葉原にサムソンやLGの製品で埋め尽くされないかぎり、負けは分からないのかもしれません。
私たちは、いま経験したことのない世界に生きている。
(金子先生の受売りです…)
★みんなの党は「小泉改革の親戚」みたいなものである。小さな政府を目指し、弱肉強食、市場原理主義の、格差の拡がるやり方である。民主党、自民党、それぞれのエラーで隙間(すきま)を突いている感じがする。
時が解決すると思うが、くれぐれも有権者は、賢明な判断をして戴きたいと、心からお願いしたい。
(⇒2010/07/04 ムネオ日記)
日刊ゲンダイ より
http://gendai.net/articles/view/syakai/124837
■バラ色の成長戦略打ち出す「みんなの党」のバケの皮
10年間で所得1.5倍だって

みんなの党が粘っている。
民主党への揺り戻しで一時の勢いはなくなったが、大マスコミの最新情勢調査によると2ケタの議席を確保する可能性も高い。
売りは「経済成長戦略」だ。
「年率4%以上の名目成長により、10年間で所得を5割アップさせる」
と主張している。
増税も必要なしだというから頼もしい。
しかし、そんなバラ色のシナリオが本当に実現可能なのか。
同志社大教授の浜矩子氏(国際経済学)が言う。
「育ち盛りの新興国ならいざ知らず、今の日本で4%を超える成長は不可能です。老骨にむち打って筋トレしても、ぎっくり腰で起き上がれなくなるのがオチです。成長政策の中身を見ても、規制緩和と構造改革が中心。小泉竹中改革が推進した市場原理主義の夢よ再び、という内容です。党名はみんなの党ですが、その実態はミー(me)の党。欲の皮の突っ張っている人たちが制約を受けずに好き勝手にやれるような社会を目指すわけです。その根底にあるのは、弱者を切り捨てる発想。庶民はハッピーになれません」
少子高齢化で人口が減っている日本では、少しぐらい頑張っても経済成長率はマイナスになる。
働き手の減少は生産性を低くするし、人がいなければモノも売れない。
それでも成長を目指そうとすれば、ひずみが出るのは当然だ。
「日本に必要なのは、成長戦略ではなく成熟戦略です。成長しなくても共存共栄していける社会を目指す政策。競い合いと分かち合いのバランスが取れた“大人の世界”を築くために知恵を絞るべきなのです」(浜矩子氏)
この政党は、官僚には厳しく当たるが、政治家の親族には優しい。
渡辺喜美代表自身が2世だからなのか、参院選候補者の2割近くが世襲である。
弱者切り捨てもムリはないか。