昨夜は会合があり、その前に友人と会いました。
お子さんの就職のことだったのですが、
「内定がとれなかったし、結局、大学院に残ることにした。」ということ。
友人いわく、いくつも内定を取れる学生もいるそうで、
まったくとれない学生との「格差」があるそうです。
そういえば、一ツ橋大学の学生も
「やっと取れましたよ・・・」と
話していたことを思い出しました。
「悔しいのは、同じゼミで3つも内定をとってる仲間も
いるんですよね~」とぼやいていたなあ・・・・
リーマンショックに端を発する急激な景気の悪化で、
企業の内定取り消しが相次いだ昨年秋以降、就職市場の冷え込みは
メディアで報じられましたいし、文部科学省と厚生労働省の調査によると、
来春大学卒業予定者の10月1日時点での就職内定率は62.5%で、
前年同期より7.4ポイント低下したそうです。
これは調査を始めた96年以来最大の下落率!
私も味わった「氷河期」の再来・・・と思わざるを得なかったのですが。
ところが(株)リクルートの研究機関のリクルートワークス研究所が
今年4月に発表した大卒求人倍率調査によると、2010年3月卒業予定の
大学生の求人倍率は1.62倍で、前年の2.14倍から大幅に落ち込んだものの、
氷河期といわれた1996年の1.08倍や2000年の0.99倍に比べれば、は
るかに高いことがわかっているのです。
数字上はさほど悪くないにもかかわらず、
なぜ就職戦線の厳しさばかりが目に付くのでしょう??
就職ジャーナリストの常見陽平氏によると、今起きているのは
氷河期の再来ではなく、内定をいくつもとれる学生と一つもとれない
学生との二極化であり、そうした内定格差を生み出している
「就活格差」だと説明しています。
求人数はあるけれど、企業が欲しいと思う人材が極端に少ないため、
一部の学生を企業が奪い合う状況になっているというのです。
内定格差が生じる原因として
・大企業や人気業種に学生の志望が集中
・学生自身の能力や資質の差が開いてきているうえに、企業の選考が
以前より高度化・厳格化している
ということだそうですが、「希望の職種なんて言ってられない!」という
学生さんもいることは事実。
企業側が求める行動力やコミュニケーション能力といったスキルを高いレベルで
持つ学生は限られているため、そこだけに内定が集中してしまうという意見も
ありますが、裏を返せば、企業側に「採用格差」が生じているのでは。
企業が求める人材を採りたくても、学生に人気のない企業は全く採れない。
(有名企業に学生が集中する、という説をとれば、の話ですけど)
さらに求める人材像が似通っているために他の企業と競合し合い、
最終的には採用力の差によって競り負けてしまうのだというのですが、
確かに、最近では「就職マニュアルに書かれていることを鵜呑みにして
面接を受けたらアウト!」と言われていますし、
人事担当の知人は「みんな似ているんだよね・・・」
と先日ぼやいていましたけ。
私も就職するときには「面接の受け方」みたいな
マニュアル本を手にとったものですが、
「似たような学生」「似たような受け答え」を
(業種ごとに受けがいいように、勉強してた友人も
いました!)
こうした就活ビジネスにも責任の一端はあるんではないかしら。と
ふと思ったのですが。
加えて、人材を送り出す、大学の体制はどうなっているんでしょう。
少子化のこの時代、学生獲得に奔走する大学としては
就職実績を重視することはやむをえないと思いますけど、
社会で活躍する人材を育てているのかな・・・と。
もっとも、私自身、社会に役立っているのか
はなはだ疑問なのですが。
就職格差、内定格差、この時代、さまざまな格差に
悩まされます。
お子さんの就職のことだったのですが、
「内定がとれなかったし、結局、大学院に残ることにした。」ということ。
友人いわく、いくつも内定を取れる学生もいるそうで、
まったくとれない学生との「格差」があるそうです。
そういえば、一ツ橋大学の学生も
「やっと取れましたよ・・・」と
話していたことを思い出しました。
「悔しいのは、同じゼミで3つも内定をとってる仲間も
いるんですよね~」とぼやいていたなあ・・・・
リーマンショックに端を発する急激な景気の悪化で、
企業の内定取り消しが相次いだ昨年秋以降、就職市場の冷え込みは
メディアで報じられましたいし、文部科学省と厚生労働省の調査によると、
来春大学卒業予定者の10月1日時点での就職内定率は62.5%で、
前年同期より7.4ポイント低下したそうです。
これは調査を始めた96年以来最大の下落率!
私も味わった「氷河期」の再来・・・と思わざるを得なかったのですが。
ところが(株)リクルートの研究機関のリクルートワークス研究所が
今年4月に発表した大卒求人倍率調査によると、2010年3月卒業予定の
大学生の求人倍率は1.62倍で、前年の2.14倍から大幅に落ち込んだものの、
氷河期といわれた1996年の1.08倍や2000年の0.99倍に比べれば、は
るかに高いことがわかっているのです。
数字上はさほど悪くないにもかかわらず、
なぜ就職戦線の厳しさばかりが目に付くのでしょう??
就職ジャーナリストの常見陽平氏によると、今起きているのは
氷河期の再来ではなく、内定をいくつもとれる学生と一つもとれない
学生との二極化であり、そうした内定格差を生み出している
「就活格差」だと説明しています。
求人数はあるけれど、企業が欲しいと思う人材が極端に少ないため、
一部の学生を企業が奪い合う状況になっているというのです。
内定格差が生じる原因として
・大企業や人気業種に学生の志望が集中
・学生自身の能力や資質の差が開いてきているうえに、企業の選考が
以前より高度化・厳格化している
ということだそうですが、「希望の職種なんて言ってられない!」という
学生さんもいることは事実。
企業側が求める行動力やコミュニケーション能力といったスキルを高いレベルで
持つ学生は限られているため、そこだけに内定が集中してしまうという意見も
ありますが、裏を返せば、企業側に「採用格差」が生じているのでは。
企業が求める人材を採りたくても、学生に人気のない企業は全く採れない。
(有名企業に学生が集中する、という説をとれば、の話ですけど)
さらに求める人材像が似通っているために他の企業と競合し合い、
最終的には採用力の差によって競り負けてしまうのだというのですが、
確かに、最近では「就職マニュアルに書かれていることを鵜呑みにして
面接を受けたらアウト!」と言われていますし、
人事担当の知人は「みんな似ているんだよね・・・」
と先日ぼやいていましたけ。
私も就職するときには「面接の受け方」みたいな
マニュアル本を手にとったものですが、
「似たような学生」「似たような受け答え」を
(業種ごとに受けがいいように、勉強してた友人も
いました!)
こうした就活ビジネスにも責任の一端はあるんではないかしら。と
ふと思ったのですが。
加えて、人材を送り出す、大学の体制はどうなっているんでしょう。
少子化のこの時代、学生獲得に奔走する大学としては
就職実績を重視することはやむをえないと思いますけど、
社会で活躍する人材を育てているのかな・・・と。
もっとも、私自身、社会に役立っているのか
はなはだ疑問なのですが。
就職格差、内定格差、この時代、さまざまな格差に
悩まされます。