あかねの出来事

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今日はどういう一日だったでしょう?

任期最後の議会

2019-03-19 17:29:23 | Weblog




任期最後の議会が今日、閉会しました。

来年度予算について、賛成の討論を行いました。
思うところは多々あります。
きちんと、その点については、意見しての「賛成」です。

長いですが、お読み取りいただければ・・・


議案第1号 平成31年度羽村市一般会計予算に 修正案に反対
原案に 賛成 の討論を行います。

平成31年度予算は市民税個人分が所得の改善は見られるものの、ふるさと納税の
増加等により、税収減となること、市税法人分についても、大手企業の業績は
伸びているものの、国の税制改正により税収増に結び付かないことが予想されるなか、
子育て環境の整備、都市基盤整備の強化、教育環境の整備、などを図るため、
財源として基金を活用し、財政調整基金、特定目的基金を合わせて18憶1739万円を
繰り入れる状況となっています。
歳入の増加が期待できない現在、限られた財源がいかに有効に予算化されているか、
イベント等の事業の開催規模等が見直されているか、という視点から審査にあたりました。

歳入については、多きな増収が期待できない状況であること、市債もこれ以上は
借り入れることができない状況であることが、審査を通じ、わかりました。
基金の残高は、基金残高が9億2860万円となり、過去10年間の中で最低の残高と
なってしまっています。歳出を抑えることは勿論、
国や都の補助金をしっかりと獲得していく必要もあると考えます。

歳出については子育て施策の面で、満2歳児の一時預かり事業の実施、産後ケアの充実、
虐待防止対策の強化など、子どもの命と未来を守る事業は評価できると考えます。
また、来年度は 「子ども子育て支援事業計画」の改定が予定されていますが、
2019年はユニセフの「子どもの権利条約」に日本が批准して25年目にあたる年であります。
改訂される計画の中でも、子どもの貧困対策など、子どもの権利擁護について、しっかりと
位置付けて欲しいと考えます。

商工の面で、消費税が10%に引き上げられることによる、消費の冷えこみを
抑制し、地域活性化をはかるために、商工会と連携した、新しい事業が予算化されて
いますが、制度設計をしっかりと行い、市内の消費拡大に繋がる事業になるよう、
強く求めます。

教育の面では多様なニーズに応じた教育相談の充実が図られたことは評価できます。
小学5年生、6年生の学力向上は課題と考えます。
来年度は小中一貫教育基本計画の改定が予定されていますが、子ども達の学力が
確実に向上する施策も提示してほしいと考えます。

全ての審査を通じ、歳入が期待できない現在、歳出を抑え、事業のコンパクト化を
図る必要があることを痛感しました。そして国や東京都からの補助金はしっかりと
確保していってほしいと考えます。
来年度も様々なイベントの開催が予算化されていますが、予算の縮小は
あるものの、例年通りに開催する予定であることが気になります。
開催規模のコンパクト化を図っていくこと、イベントそのものを見直すこと、
場合によっては、休止という選択肢もあるのではないかと考えます。
国や東京都の補助金についても、教育費の中で、一部、都の補助金申請に
間に合わず、来年度は市の一般財源を充てる、とう事例が質疑を通じて明らかと
なりましたが、こういう事態が二度と 発生しないようにしていただきたいと思います。

職員の皆さまにとっても、大変に厳しい状況の中での業務の遂行となりますが、地方自治法
第2条14項に「最小の経費で最大の効果をあげる」とありますが、
知恵を出し合い、工夫を凝らし、業務を遂行していただきたいと思いますし、
共に、難局を乗り越えていきたいと考えます。

引き続き、全事務事業の徹底的な見直しと 歳出の削減、そして思い切った決断で
スリム化を図り、行財政改革を進めていくことを強くもとめ、賛成の討論といたします。


8番議員として、最後の議会、
市民の皆さんからいただいた、いただいている声の実現、
子育て、介護と仕事の両立の課題への解決、まだまだやるべきこと、
やらねばならないことが
たくさんあります。

4月の闘いに向け、しっかりと歩みを進めてまいります。

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