あかねの出来事

毎日いろいろな出来事、出会いがあります。
今日はどういう一日だったでしょう?

経済委員会行政視察  富山県へ・・・・

2018-10-20 09:59:21 | Weblog
10月16日から18日まで経済委員会の行政視察で
富山県へ行って参りました。
16日は小松市にある「ひととものづくり科学館」
17日は高岡市にある(株)能作と高岡市議会。
18日は富山市。

16日の「ひととものづくり科学館」は小松市を代表する製造業、
情報産業、JAXA、大学が関わり、作り上げた小松市直営の施設です。
企業の最先端技術を見て、触れて、そうです。体験することができる。
子ども達は勿論、市内の老人クラブの皆さんも訪れてマジックショーや
3Dのプラネタリウム等々を見学し、楽しむそうです。勿論、プログラミング教育の
為の部屋もしっかりと準備されていました。
科学を楽しみながら学ぶことができる素晴らしい施設。
ジャイロ効果を体験してみました!







18日は(株)能作へ。
ここでは「企業が進める産業観光振興」について学んできました。
創業102年を迎える(株)能作。
富山を代表する鋳物メーカーです。
仏具、茶道具、花器を主力商品として製造してきたのですが、
時代の流れと共に、需要が低迷。
2000年から「あらたなものづくり」に挑戦を始めました。

錫の風鈴が大ヒット!!
(株)能作の錫は純度100%。
各種テーブルウエア、アクセサリー商品が幅広い層から支持を
受け、現在は国内主要都市は勿論、海外にも販路を拡げています。

20014年に高岡オフイスパークに本社、新工場を移転し、
産業観光部を設置し、産業観光の取組みを始めました。

「ものをつくるだけではなく、<こと>と<こころ>を伝える」を
モットーに。

工場見学のみならず、カフェ(能作の器をつかい、富山地元食材を使った料理を提供)



、ショップ(能作本社でしか買えない限定品は勿論、富山の老舗菓子店とコラボした
商品などなど)、鋳物体験(つくったものをその日に持ち帰ることが
できることが魅力。夏休みは子ども達で溢れかえるそうです)、富山の観光案内スポットを併設。

昨年は10万人の来訪者があったそうです。

SNSをつかった広報活動もありますが、口コミによるものが
多いということ。

「能作にまた行ってみたい、富山にまた行こう」という方が
多いことを、視察中で、実感しました。

工場見学だけでは、観光消費は伸びませんが、自社製品と共に富山をPRし、
ショップやカフェでお金が落ちる。。。。
産業観光のサイクルがうまくまわっていることを体感しました。

説明を担当してくださったのは5代目の能生千春さん!




ありがとうございました。


最終日は富山市へ。
コンパクトな街づくりについて、担当部の方からいろいろとうかがいました。



公共交通がうまく機能していること、



遠方にお住まいの高齢者を、駅前に引き出す様々な仕掛け。
若い世代の市外転出を防ぐための施策には驚きました。

産業観光施策は「ものづくり」のまちである羽村市でも取り組める施策だと
考えましたし、公共交通の在り方もとっても参考になりました。

企業と行政がお互いの強みを活かした様々な取組みを
今後の活動に活かしていきたいと思います。