あかねの出来事

毎日いろいろな出来事、出会いがあります。
今日はどういう一日だったでしょう?

北杜市視察②

2014-05-15 17:02:34 | Weblog






昨日、北杜市議会との交流会で、野中議員から
いただいた議会報告誌「市民フォーラム」

野中議員とは、私の母校である学習院大学のつながりもあり、
また、政策的にも合致するところもあって、
親しくさせていただいています。

「市民フォーラム」第25号に、とても納得そして共感、同感できる
野中議員のコラムがあったので、紹介します。

「認知症115人が鉄道事故死。遺族に賠償請求も」というタイトル。

今年の1月12日に鉄道事故死した認知症患者の遺族に対し、
「目を離さず見守ることを怠った過失」が問われ賠償請求判決が
出されたことは、衝撃的でした。

野中議員は
「抱っこやおんぶで保護できる子供と違い、「認知症」の程度や
日々のなかでも症状が一定ではない大人の行動や活動を24時間見守ることは
非常にむつかしいことです。在宅の場合、介護する人の生活を考えれば、
「ずっと目を離さない」は現実的には無理です」
と指摘しています。
その通りだと私は思います。

野中議員は
「社会全体が「認知症」への理解を深め、いまそれぞれの地域が取り組もうとしている
地域全体のゆるやかな見守りのなかで、「認知症」やその家族の方が安心して
暮らせる市になるよう、考え、行動していきたいと思っています」
と締めくくっています。

最近、羽村市の防災無線や、携帯メールで
「迷い人」のお知らせが入ってこないように思います。
家族の方の見守りは勿論ですが、地域の見守りが効を奏しているのでしょうか。

認知症の方、ご本人は勿論、ご家族の方も安心して暮らせる
羽村市であるように、私も活動をしていきたいと思います。

北杜市視察

2014-05-15 12:32:19 | 茶道

   

昨日は北杜市へ視察に行ってきました。

目的は羽村市自然休暇村視察と、北杜市議会との研修、交流会。

羽村自然休暇村は昨年度から指定管理者が
グリ-ンハウス・太平ビルサービス共同事業体に変わりました。
ちょうど、1年経過したところなので、どの様に
サービスが変化したか?を調査するためです。

(株)グリーンハウスはレストラン事業としては新宿さぼてんや、四川豆花飯荘(ここの杏仁豆腐は
美味しいので有名)、銀座たまごやさんなどなど定評があるところ。
太平ビルサービス(株)もビルメンテナンスでは定評があり、ホテルとしての実績も
ANAホテルなど、手がけています。
そこの共同事業体による指定管理によってどのように変化したか?
とても興味がありました。

いくつか質問させていただきましたが、宿泊稼働率が
かつては29%代だったものが、昨年度は36%。
山梨県の平均宿泊稼働率が36.9%なので、平均水準まであがったことは
評価できました。
ただ、オフシーズンの集客の工夫と、羽村市民にいかに利用していただくか?の
対策が必要だと思いました。
年間約5800万円の市民の税金が指定管理者に支払われているわけですから、
市民の利用割合が50%を切っている現状は考えさせられます。

従業員の方の雇用条件についてですが、
21名体制で運営しており、従業員の方は近隣の高根町、長坂町から
働きにいらしているとのこと。
時給は800~830円。
山梨県の最低賃金は706円なので、なかなか良い条件だと思いました。

食事に用いる食材。
指定管理者を決めるときに提案されていた中に
「本社の流通活用することは勿論、北杜市の野菜、食材を用い、
地産地消を目指す」とされていた記憶がありました。
その点については、現在はまだ、一部の使用にとどまっているけれど、
今後、北杜市の地元農業の方に協力していただき、増やしていく・・・という
事でした。やはり、グリーンハウスの調達による食材が多いということなのですね。

実際、昼食にいただいたお弁当も、お造りの質もよかったですし、
煮物や焼き物もとても美味しいものでした。
これで820円・・!コーヒーもついています。

 


  


建物や施設の問題(例えばトイレの洋式化や、廊下や階段のバリアフリー)は
指定管理者としては、歯がゆいところだと思います。

さて、北杜市議会との研修会。
小淵沢にある、スパティオ小淵沢で行われました。
この施設は北杜市の施設で指定管理によって運営されています。

 

農業政策、とくに「野菜団地」にとても興味を持ちました。
勿論、羽村市と条件も全く異なります。
広い休耕田があったからこそ、できた「野菜団地」。
国の補助金を活用し、整備し、現在、約10社が参入してきています。
企業誘致をどの様に図ったのか?伺ってみたのですが、
「大きな畑の面積」
「首都圏から100キロ、長野から110キロと交通の便が良い
「地下水が豊富」
という利点があり、また、他社の参入実績を見て、誘致しなくても
企業側から参入してくるというのですから、羨ましい限り。
優遇措置としては、固定資産税の5年間の減免措置は一定お
地元雇用率があれば受けられるということ。
また、基盤整備費10%、施設整備費50%を負担するだけで企業側は経営できるのです。

「地下水が豊富」・・・羽村市も「水」については共通なのですが・・

介護保険に関しては「外出機会を増やす」ために、よりあい処をつくっています。
利用者は200円で利用でき、趣味、運動、などなど、過ごすことができるのです。
事業者には1か月8000円の委託料を支払っているとのこと。

なかには自宅の1階を利用して、よりあい処として運営しているところもあるそうです。

その後、北杜市議会との交流会。
ここでもさまざまな意見交換ができました。
渡邉議長からは議員としての活動など、ご示唆いただきましたし

   


野中議員とは、子育て支援の話や、また、認知症家族のサポートなど
勉強させていただきました。

 

密度の濃い、一日!
これからも、北杜市議会とのさまざまな形での交流を深めていきたいと
思います。