赤峰和彦の 『 日本と国際社会の真相 』

すでに生起して戻ることのできない変化、重大な影響力をもつ変化でありながら一般には認識されていない変化について分析します。

中国がやくざ国家である理由 コラム(455)

2022-08-30 13:14:44 | 政治見解



コラム(455):
中国がやくざ国家である理由


『中国の手のひらで泳がされる人びと』の続き)

中華人民共和国は「やくざ国家」

わが家の周辺では、お盆を過ぎたころから秋の虫の奏でる音が聞こえていましたが、ここ数日は一段とにぎやかになっているように感じます。

秋の虫の音でふと思い出したのですが、政治の世界でも日本では鈴虫のように「リンリ(ン)」、「リンリ(ン)」とうるさいのですが、同じ東アジアでも中国や韓国では政治倫理の声を聴いた記憶がありません。なかでも中国では一財産つくるために政治に携わり汚職を繰り返す国民性ですから、政治倫理などは問題外の国家だと思います。

日本人は自分の国を見て、自分の国と同様に外国の諸国を見てしまう癖があります。とくに、善人ほど諸外国の国家に対して、日本のような美しい理念のもとに出来上がっていると錯覚してしまいます。しかし、世界中のほとんどの国家は、権力欲の旺盛なものが、内戦あるいは権力闘争で勝ち上がって収めていると認識すべきで、精神性を基準に考えることは避けねばなりません。

中国(中華人民共和国)という国がその典型で、無頼の徒・毛沢東らがソ連の支援を得て共産党を組織化し、日本と中華民国との戦争での漁夫の利を得て【※1】、中国本土を制圧し、中華民国を台湾に押し出したことが国家の始まりです。

【※1】日中間の戦端が開かれたのは盧溝橋事件です。1937年(昭和12年)7月7日、日本軍も中華民国軍も相手から銃撃されたことを非難して戦闘がはじまったとされています。しかし、実際の真相が、中国人民解放軍総政治部発行のポケット版『戦士政治課本』に書かれています。そこには、「日中両軍の間に毛沢東配下の劉少奇軍が入りこみ、夜陰に乗じて双方に発砲した」と自慢しています。もともと、毛沢東は蒋介石の中華民国崩壊のために、日本と中華民国の戦争拡大を強く熱望し、国共合作をしながらも中華民国には手助けしなかったようです。

現在の国家主席、習近平氏も無頼の徒集団出身でやくざの伝統的体質を受け継いでいます。習氏が提唱した一帯一路などはやくざのシマ(縄張り)を拡大するのと一緒で、高利の金を貸して、借金が返せなければ土地を奪っていくなど国家ぐるみのやくざ稼業をしています。

ほかにも売春あっせん業の一つにハニー・トラップを仕掛けることで有名です。海外の要人の訪中に際し、通訳がその役目を果たします。耳元で囁くように通訳されて興奮し、宿舎に帰ったらその通訳がベッドで待っている構図を思い浮かべてください。

なかには、毅然として女性通訳を断ったが、その代わりに若い男性が送り込まれてきた、という笑い話もあるくらいです。日本の政治家やメディアでこの{恩恵}を断ったのは亀井静香氏くらいではないでしょうか。

また、「年に五~六は訪中する」と豪語する、どこかの国のリンホウセイ外務大臣は隠し子がいるので中国に頭が上がらないとの話も永田町界隈を駆け巡っています。

中国がやくざ国家である理由

中国大陸における歴代王朝は、もともと無頼の徒が建国することが多いように思えます。最も有名なのは司馬遼太郎氏の『項羽と劉邦』に書かれている劉邦です。日本で言えば極道の劉邦とその愉快な仲間たちによって、漢王朝の建国までが書かれていますが、実にスケールの大きいやくざで、無能と評される習近平氏は足元にも及びません。

もう一つは、日本人が大好きな三国志、中国人は昔の漢字が読めなくなったせいかあまり読んでいないようですが、日本人の好みの人物と中国人の好みの人物には違いがあるようです。日本人は蜀の劉備、孔明、関羽などを敬愛【※2】するのですが、中国人の一番の好みは悪名高い曹操だといわれています。おそらく中国のような風土では生存競争に勝ち抜くうえで、毛沢東も一押しの曹操のような人物でなければならないのでしょう。

【※2】日本の中国哲学者、大阪大学名誉教授の加地伸行先生から直接聞いた話です。明治の初め、開国で中国人との交流が話にあがったとき、文献で中国を知るしかなかった人たちは大いに焦ったのこと。三国志にある劉備や関羽のような君子にどう振舞えばよいのかと。しかし、中国人にあった途端、その懸念はすぐ解消されたそうです。

したがって、曹操のように、倫理的・道徳的な規範に一切束縛されることなく、出世する上でも、あるいは、戦争をする上でも、勝つためには何でもしていいという考え方を、代々受け継いできたのだと思います。

その一例に『厚黒(こうこく)学』があると台湾出身の中国問題研究家の林建良氏は説きます。

「人間と言うのは成功したければ面の皮をできるだけ厚くしなければならない。どこまで厚くするかと言うと。厚すぎて厚いと見えないくらいまで厚くする。(中略)そして、心を黒くしなければいけない。どこまで黒くするかと言うと、黒すぎて透明になるほど黒くする。」

「恥は全部かきすてて、なんの羞恥心なくして、何の道徳心もなくして、何の同情心もなくす。それができれば初めて成功できる」


これは、蓮舫さんや福山哲郎さんにできても普通の日本人には真似できません。

もう一つ、中国の得意なことを挙げるとすれば、論理のすり替えでしょうか。

たとえば、中国に向かって「ウイグルにおける中国の人権弾圧を非難する」と糾弾してみても「なぜ、お前はわれわれの悪口を言うのか、内政干渉はやめろ」と反論してきます。問題を全く違う方向にすり替えてしまいます。論点を意図的にかみあわせないようにするのが基本的な戦術なのです。

議論の嫌いな日本人はこれで黙ってしまいます。上海閥と歴関係があると噂される橋下徹さんなどは、交渉の過程でこれを身に着けたのでしょうか?


以上の記述だけでも日本人と中国人は、東アジアの隣国にありながら全く異質で混ざり合えないことがわかりますし、お人よしの日本人は中国および中国人にいとも簡単に騙され、また脅しに屈しやすいことがわかります。

したがって、日本を本気で中国の魔の手から守るためには、軍事的な防衛力を高めるだけでなく、精神の世界において思想の世界においても防衛力を高めなければ、内側から中国を手引きする人たちによって滅ぼされる可能性が高くなると思います。

しかしながら、内側から手引きする人間がそれなりに存在する以上、わたしたちは彼らの行為が無駄になるよう努力していかなければならないと思います。その最たるものが安倍元総理の国葬で、彼らが最も嫌がることであるがゆえに、彼らを黙らせる最良の機会となることは間違いありません。

そのためにも、まだあまり世間には知られていない「安倍元総理デジタル献花プロジェクト」の存在を知らせることから始めるのがいいと思います。




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