というイベントがあるので若い方に来ていただきたいという。
以下、公式サイトより
『オマールの壁』(2013年/パレスチナ/97分/アラビア語・ヘブライ語/カラー/原題:OMAR)
監督・脚本・製作:ハニ・アブ・アサド(『パラダイス・ナウ』)
出演:アダム・バクリ、ワリード・ズエイター、リーム・リューバニ ほか
配給・宣伝:アップリンク
公式サイト http://www.uplink.co.jp/omar/
思慮深く真面目なパン職人のオマールは、監視塔からの銃弾を避けながら分離壁をよじのぼっては、壁の向こう側に住む恋人ナディアのもとに通っていた。長く占領状態が続くパレスチナでは、人権も自由もない。オマールはこんな毎日を変えようと仲間と共に立ち上がったが、イスラエル兵殺害容疑で捕えられてしまう。イスラエルの秘密警察より拷問を受け、一生囚われの身になるか仲間を裏切ってスパイになるかの選択を迫られるが…。
映画『パラダイス・ナウ』で自爆攻撃に向おうとするパレスチナの若者の葛藤と現実を、鮮烈に描ききったハニ・アブ・アサド監督による新作。
邦題が『オマール、最後の決断』と名付けられていた頃、試写で観せて頂く機会がありました。
映画もマンガもアニメもゲームも、表現や芸術的なものに政治的な要素を取り入れた場合、それが「良く」作用する場合と、ただ単に物語の後ろ盾として終わる場合があります。
「良く」とは、表現そのものに作用し、また現実のこちら側になんらかの問いかけや決意を投げつけてくるものだと思います。
わたしは映画マニアではないので、いわゆるシネフィルのようにぽんぽん作品を挙げられないのですが、知っている限りだと『炎628』やスピルバーグの『ミュンヘン』、ドイツ赤軍を描いた『バーダー・マインホフ』、若松孝二監督の『実録・連合赤軍』、最も分かりにくく極端で、なおかつ芸術にシフトしたものだと足立正生監督の『赤軍―PFLP・世界戦争宣言』でしょうか。
ベトナム戦争がアメリカにもたらした悪夢を描いた『タクシードライバー』や1作目の『ランボー』も。
あとこれは笑われそうだからあまり言いませんが、『スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐』は民主主義が全体主義に変わる階調を描いた寓話だと思っています。
つい最近映画館で観た『サウルの息子』は、このパレスチナ問題に深く関係するホロコーストを描いた作品。
ああ、なんかごちゃごちゃし出した。
そういった系譜みたいなのが自分の中にあって、前述の『パラダイス・ナウ』は大好きな作品のひとつでした。
『オマールの壁』は『パラダイス・ナウ』同様、パレスチナ問題という非常に今日的なテーマを扱いながら、映画として単純に優れているという稀な作品です。
試写時、駐日パレスチナ常駐総代表部の方が「パレスチナ人をテロリストと思わないでほしい。みなさんと同じ人間です」と語っており、今の日本でこんなことを言わなくちゃならないのか、と衝撃を受けました。
翻って考えると、わたしは赤軍派を取材することでレバノンのパレスチナ自治区に行くことがあり、そういうことに自然と興味を持ってはいました。でも興味を持ってなかった場合はどうなってたんだろう?全く知らなかったか、知ろうとしなかったか。
パレスチナ問題というものは、世界規模の不平や矛盾をはらんだものだと思います。こういう、知っている側からすれば常識と捉えがちなことも、知らない人は知らなくて当然です。日本とパレスチナは遠い。
だったら、是非映画でその問題に触れてほしいと思います。
今回のイベントはそういったわずかな萌芽でも芽生えさせることができれば、と思い「若い方へ」と思っています。
思っています、というのは縁あって運営に参加させていただいているからです。
なのでこの記事はいわば宣伝です。
どうか知らなかった、興味を持ち始めた、という若い方の参加を。
以下、運営から。
Free Palestine Youth Meeting
映画「オマールの壁」主演俳優アダム・バクリを迎えて
2016年4月17日(日)
新宿 カフェ ラバンデリア
16時スタート
入場無料(但しワンドリンクオーダー)
今に生きるパレスチナの若者を描いた映画に出演されているアダム・バクリ(1988年生まれ)さんと同世代の方々との交流会。
バクリさんにパレスチナの壁のお話とかしてもらえるかと思います。
(当日、通訳もあります)
フライヤータイトルにもある通りYouth Meetingということと、ラバンデリアにはあまり大勢入れないため、若者優先になります。
ぜひ若い方々に配布、拡散よろしくお願いします。
当日は撮影に入りますので、映りたくないという方は後ろの方のお席でお願いいたします。
以下、公式サイトより
--------------------------------------------------------------------
『オマールの壁』(2013年/パレスチナ/97分/アラビア語・ヘブライ語/カラー/原題:OMAR)
監督・脚本・製作:ハニ・アブ・アサド(『パラダイス・ナウ』)
出演:アダム・バクリ、ワリード・ズエイター、リーム・リューバニ ほか
配給・宣伝:アップリンク
公式サイト http://www.uplink.co.jp/omar/
思慮深く真面目なパン職人のオマールは、監視塔からの銃弾を避けながら分離壁をよじのぼっては、壁の向こう側に住む恋人ナディアのもとに通っていた。長く占領状態が続くパレスチナでは、人権も自由もない。オマールはこんな毎日を変えようと仲間と共に立ち上がったが、イスラエル兵殺害容疑で捕えられてしまう。イスラエルの秘密警察より拷問を受け、一生囚われの身になるか仲間を裏切ってスパイになるかの選択を迫られるが…。
--------------------------------------------------------------------
映画『パラダイス・ナウ』で自爆攻撃に向おうとするパレスチナの若者の葛藤と現実を、鮮烈に描ききったハニ・アブ・アサド監督による新作。
邦題が『オマール、最後の決断』と名付けられていた頃、試写で観せて頂く機会がありました。
映画もマンガもアニメもゲームも、表現や芸術的なものに政治的な要素を取り入れた場合、それが「良く」作用する場合と、ただ単に物語の後ろ盾として終わる場合があります。
「良く」とは、表現そのものに作用し、また現実のこちら側になんらかの問いかけや決意を投げつけてくるものだと思います。
わたしは映画マニアではないので、いわゆるシネフィルのようにぽんぽん作品を挙げられないのですが、知っている限りだと『炎628』やスピルバーグの『ミュンヘン』、ドイツ赤軍を描いた『バーダー・マインホフ』、若松孝二監督の『実録・連合赤軍』、最も分かりにくく極端で、なおかつ芸術にシフトしたものだと足立正生監督の『赤軍―PFLP・世界戦争宣言』でしょうか。
ベトナム戦争がアメリカにもたらした悪夢を描いた『タクシードライバー』や1作目の『ランボー』も。
あとこれは笑われそうだからあまり言いませんが、『スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐』は民主主義が全体主義に変わる階調を描いた寓話だと思っています。
つい最近映画館で観た『サウルの息子』は、このパレスチナ問題に深く関係するホロコーストを描いた作品。
ああ、なんかごちゃごちゃし出した。
そういった系譜みたいなのが自分の中にあって、前述の『パラダイス・ナウ』は大好きな作品のひとつでした。
『オマールの壁』は『パラダイス・ナウ』同様、パレスチナ問題という非常に今日的なテーマを扱いながら、映画として単純に優れているという稀な作品です。
試写時、駐日パレスチナ常駐総代表部の方が「パレスチナ人をテロリストと思わないでほしい。みなさんと同じ人間です」と語っており、今の日本でこんなことを言わなくちゃならないのか、と衝撃を受けました。
翻って考えると、わたしは赤軍派を取材することでレバノンのパレスチナ自治区に行くことがあり、そういうことに自然と興味を持ってはいました。でも興味を持ってなかった場合はどうなってたんだろう?全く知らなかったか、知ろうとしなかったか。
パレスチナ問題というものは、世界規模の不平や矛盾をはらんだものだと思います。こういう、知っている側からすれば常識と捉えがちなことも、知らない人は知らなくて当然です。日本とパレスチナは遠い。
だったら、是非映画でその問題に触れてほしいと思います。
今回のイベントはそういったわずかな萌芽でも芽生えさせることができれば、と思い「若い方へ」と思っています。
思っています、というのは縁あって運営に参加させていただいているからです。
なのでこの記事はいわば宣伝です。
どうか知らなかった、興味を持ち始めた、という若い方の参加を。
以下、運営から。
--------------------------------------------------------------------
Free Palestine Youth Meeting
映画「オマールの壁」主演俳優アダム・バクリを迎えて
2016年4月17日(日)
新宿 カフェ ラバンデリア
16時スタート
入場無料(但しワンドリンクオーダー)
今に生きるパレスチナの若者を描いた映画に出演されているアダム・バクリ(1988年生まれ)さんと同世代の方々との交流会。
バクリさんにパレスチナの壁のお話とかしてもらえるかと思います。
(当日、通訳もあります)
フライヤータイトルにもある通りYouth Meetingということと、ラバンデリアにはあまり大勢入れないため、若者優先になります。
ぜひ若い方々に配布、拡散よろしくお願いします。
--------------------------------------------------------------------
当日は撮影に入りますので、映りたくないという方は後ろの方のお席でお願いいたします。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます