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ちくわブログ

ちくわの夜明け

『延示』タイトルロゴ完成

2005-10-14 00:10:33 | 映画 『延示』
すったもんだの挙句、ようやく『延示』のタイトルロゴが決定いたしました。

すったもんだというのは、何度すったりもんだりしても中々最終的なイメージがまとまらず、あっちをちゅうちゅう、こっちをモミモミしたからです。

この映画は社会に対して憤っちゃってる、手に負えない人たちが主役の映画なので、そういったイメージで作成されました。「燃え滾る鉄の意志」みたいな。血、炎、鉄、といったイメージで構成されています。
その鉄に写り込んでいるのは、この映画における「社会」「体制」「権力」のシンボリックイメージである高層ビル街です。
あ、でもこの映画のテーマは反権力ではないですので、フラットな心持ちで見ていただけたらこれ幸いであります。

このロゴは本格的に『予告編3』から使用されるわけですが、その予告編はついに本日、完成いたしました。ビバ!萌え!
世界観、主人公二人の対峙、水葉の苦悩を2分強の尺にまとめ、水流ともゆきさん作曲による重々しくも激しいテンポの曲に乗せ、イキのよい予告編に仕上がりました。

今回はうそっぱちないですよ。まさに「予告」って感じの予告編です。
公開はうまく行けば今週中、遅くとも来週中には。
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『延示』予告編3 進捗状況

2005-10-11 13:13:49 | 映画 『延示』
純粋に「面白そう」っていう人はいなくても、なにかしらの理由でこの映画の完成を待ち望んでくれている方々がいることを、最近になってようやく実感されてきました。ありがたいことです。
真摯なわたしとしましては、そういった方々にお応えするためにもこの『ちくわブログ』(略して『ちくわブ』。今さら大発表)を製作の進捗状況報告のスペースとして、有効活用していきたいと思っています。

や、本当はそれこそが本命としてここを訪問されてくる方々には、ちょっと申し訳ないなと思っています。
今日こそは何らかの報告があるかもしらん、と閲覧してみれば「スター・ウォーズ観たー」だとか「このアイスうまー」ときたもんだ。お前は本当に映画を作っておるんか、と。やる気あんのか、と。お嘆きの方もいらっしゃることかと存じます。

しかしご安心を。確かにスター・ウォーズはうまいし、アイスは観ましたが(違う)、只今まさに製作まっさかり。本腰を入れてポスプロに専念しております。

タイトルロゴもちゃんとしたのが決定しつつ、もう間もなく待ちに待った、いや、まさにわたしこそが待ちに待った『予告編3』がホームページ上で公開されます。

すいません。なんのかんの偉そうなこといいながら、実はわたし自身が一番完成を待ち望んでいるのです。
皆様につきましては、待って頂けていることに対して、ただただ感謝するばかりであります。本当に待っていて下さる方々の存在というのは、モノを作ろうとする人間にとっては何よりの励みになりますし、モチベーションの向上にも繋がります。その存在そのものが、作る側のエネルギーに直結していると思います。

ありがとう。ありがとう。
ぼかぁ、皆さんのためなら何だってするよ。でも飛行機だけはカンベンな。

さて。
予告編3についてですが、あとは数点の直しが入って、それで完成って感じです。ちなみにタイトルは『signs of fighting』です。「戦いの胎動」って意味なんすけど・・・この英語でほんとに合ってるのか、英語1の俺様には謎であります。わけあって今回のタイトルは英語にすることになったんで・・・・。「違うよおバカ」と思った方は是非お知らせ下さい。
そして予告編をアップするのと同時に、HP内『延示』TOPの画像も更新しようかと思います。今回はティーザーポスターっぽく、シンプルで象徴的なのをひとつ。

こんなところでしょうか。
写真はAパートの主人公、祠木と恵想。クライマックス、今から対決!ってシーンの1カットです。

男くせえ!でもほんとはそういう映画。
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萌え。

2005-10-03 02:16:43 | 映画 『延示』
ちくわブログをご覧のみなさん、こんにちは。二次コン変態野郎の赤目です。
この絵は今日のぼくのおかずです。


うそです。引かないでー。

この絵は『延示』に登場する何かです。「何か」は一目瞭然なのですが、秘密にしておいた方がかっこいいので多くは語りません。
ヒント:『ブレードランナー』の強力わかもと『延示』版
はい、もうバレバレですね。

ところでこの絵を描いたのは、いわずもがなわたしではなくRIFFILMの匠ことコンちきなのですが、正直こやつの芸域の広さにはびっくらしました。だって、普段こんな絵ばっか描いてるやつがですよ。このようなモエモエハニャ~ン秋葉超特急を描くとは誰が想像できたでしょうか。誰も想像すらしてませんでしたが。
実際、これこのようなの描いてくれ、とお願いした時は平常時の兄貴画の名残が少しは出るんじゃないか、と心配していたのですが、全くの杞憂でした。
あぁん!コンちき兄ィったらニセ秋葉系!


さて。
昨日コンちきセンセーに「この絵をブログで発表してもいいか」と聞いたところ、「いいよ。俺が変態だってことばらしても」という謎めいたメッセージが返ってきました。

はぁん?へ・ん・た・いだってぇ~?
貴様ごとき淡白質が変態などとは片腹痛いわ!変態とは俺様のような人間を指して使う言葉だ。こわっぱが小賢しいわ。以後改めよ。
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猜疑せよ。それが怒りだ。

2005-09-15 11:51:59 | 映画 『延示』
昨日のこと。
コンちきの野郎からいきなり「今日うちに来てCGのチェックをしなさい」と午前6時にメールが入ってきました。
「てめぇ、とっととCG進めろこのサンピンが」と普段まくしたてている手前、行かないわけにはいかないので、いまいましいと思いながらも行ってきました。

外はたいへん暑く、意味の無い怒りがうっ積し、コンちきのお部屋に着いた頃には彼に八つ当たりせずにはおれませんでした。
「暑いんだよ!馬鹿っ!」
「あたり前だろ」
会話になっていないやりとりをかわし、とりあえず適当にCGに難癖を付けて必要以上に罵倒。
ややスッとしたところでふて寝。

レンダリングが完了し、起こされると畳に大量の唾液が。
ありゃ、疲れていたんだね、俺。可愛そうに。マジ寝しちゃいました。コンちきは気付いていないようなのでそっとふきふきし証拠隠滅。マジごめん。

で、チェックしていたのが画像の「ビル爆破」カット。
只今製作中の『延示』予告編3にも使用されるカットであります。

今回の予告編のテーマはズバリ「戦闘」。一応アクション映画なのでこれまでの予告編の集大成といいましょうか、一番本編の雰囲気に近いモノになると思います。
予告編2『擬制の終焉』を観た方々で何人か「あんな雰囲気の映画になるんだ」と誤解してらっしゃる方もおいでですが、前にも告白したとおり、あれは雰囲気うそっぱちの「釣り」バージョンであり、本当は陰鬱で閉塞感漂いまくりのとことんシリアスで救えねーお話であります。

ま、だからこそヒロインの水葉役は「こいつはたまげたぞな、もし」と言われるくらい可愛い生娘にしたかったのです。決まるまでに一年近くかかっているというあたりは何だか今もって笑えもしないお話ではありますが・・・・結果オーライってことで。
野郎ばっかのA(メイン)パート、どきっ!女だらけのBパートが織り成すコントラストはこの映画のウリのひとつであると自負しております。
結果どうなるかは編集が終了した時にこそ分かるのですが・・・・。

ちなみに本日のタイトルはこの程決定しました『延示』のキャッチコピーです。お見知りおきを。


追記。
このブログでも製作過程をお伝えしてきました長谷川恵美さん1stアルバム『My Self』特典DVDについて。

作品中3箇所、オルゴール曲が流れるのですが、その曲を実は『延示』挿入歌「孤独の終り」でもお世話になりましたこたさんにおねがいいたしまして、提供していただきました。使用させていただいた曲は「オルゴールこれくしょん」より「WING」「空の彼方」「想いをこめて」の3曲です。
突然のお話にもかかわらず、快諾してくださったこたさんにこの場を借りましてあらためて深謝いたします。
どうもありがとうございました。
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わたしのいちにち

2005-08-18 09:54:28 | 映画 『延示』
さぁ、食料は確保した。
ではいっちょ頑張りますか。

黙々。

今日は久々にコンちきとは別行動で作業。
ついに『My Self』DVD編集の最終段階までなんとかこぎつけました。ひとりの作業は孤独ですが、それもまたいいものです。
作業中、お口のさみしさを紛らわすためにお菓子は必需品。基本的に夜型なので外食もせず家にこもります。

作業は午後5時あたりからはじめ、DVD編集は前半の午前1時までで完了。
午前2時過ぎに軽く腹ごしらえ。メニューはおにぎりと味付玉子。食後、ヨーグルトと野菜ジュース、エスカップを飲む。

次は『延示』予告編3の編集。
夜明けに向けてスパート。
スパート中、エスカップがたたって腹を下す。想定内。
やがて朝日がベランダから射す。

なぜか陽を見るとどんどん気が緩んできます。眠たくなってきたので午前9時、作業終了。

こうして結局、今年のお盆はほとんど家から出ず、DVD製作に費やされました。
しかしなんというか、こうして送る休日というものはなんともいえない「生の躍動」を感じることができます。

普段工場に勤務し、なんだかよくわからない圧迫感に押しつぶされそうになっても、こうしてプライベートで頑張れることがあるのはかなりの励みになります。


しかしなぜわたしのぽんぽんはエスカップを飲むと下ってしまうのでしょうか。
みんなが気になる謎の検証はまた今度。
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共同作業の醍醐味

2005-08-14 20:56:19 | 映画 『延示』
じーん・・・・
鳥肌が。

え、ほんとにこの曲ウチで自由に使っていいの・・・?


『延示』のサントラを依頼している水流ともゆきさんから「予告編3」の曲が届きました。
聴いてびっくり、すんげーいい曲。
おいおい、まじかよ・・・と、ちょっとびっくりしてしまうくらいわたしの好みに合わせた、なおかつオリジナリティのある曲でした。

水流さんとは『延示』製作開始当初からのお付き合いですが、ちゃんとした曲を作ってもらうのは今回が初めてでした。
いままでさんざん待たせて、その間にもメールやサンプルであーでもないこーでもないとやりとりして、正直かなりワガママも言いました。
しかしその度に水流さんは文句のひとつも言わずに、われわれに合わせてきてくれました。
そして今回のこの仕事っぷり。
もう完全に『延示』という作品が持つ雰囲気をとらえていてくれていました。
頭が下がる思いです。ほんとにありがたい!

このように映画製作という共同作業の醍醐味とでもいうべきものは、自分が出した依頼や指示が、出した本人の想像を超越したところで帰ってくるという点です。監督として役者さんと現場にいる時もそう。

自分ができないことは出来る誰かを探し出してお願いする。
つまり「できないことはしない」。
だからわたしは「マルチ」って言葉が嫌いで、「比較優位」って言葉が好きです。
楽だから、じゃなくて自分のキャパなりに「徹する」ことができるし、何より出来上がった作品が様々な色を放つからです。


話は変わって『My self』特典DVD製作。
今日は最後の尺詰め作業とスーパーのタイミング取り、エンコードのテストなんかをやりました。
そのテストではわたしのブランクDVDが4枚も光の板クズと化すていたらくっぷり。
逆上してコンちきに「おめぇーがRW持ってきたらこんなことにならなかったんだよ!」と言ったら、「こりこり。このスナックうんめっ。さくさく」とほざきながらぽろぽろと床にカスを落としながら新発売のスナック菓子を吟味していらっしゃる。
「ほう、こいつはうまそうだ。どれ一口」
とつられた時点でNG。

朝焼けを浴びながら足を引っ張り合う二十代後半の二人組。

共同作業大失敗の例。
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都市の情緒

2005-08-02 06:56:10 | 映画 『延示』
東京を俯瞰したときに感じる独特の閉塞感。
その稠密な地図を見ているような感覚は、どこまでいっても逃げ場がない、いくら高いところから見下ろしてみても、あらためて自分が居る場所の狭さを認識するのみ、という絶望的な風景が与える印象からくるものなのでしょう。

ただ、それに否定的になってロマンティックに都市生活の孤独感を語るのはかなり馬鹿げているし、そんな人はさっさと田舎に帰っちゃえばいいと思います。
そりゃわたしだって人ごみは大嫌いですから。

田舎の風景には人を癒す情緒があると言われています。でも十代を田舎で過ごした人間は分かると思いますが、田舎の、目の前に広がる風景のあまりにもな「何も無さ」は、例の閉塞感とどこか似ています。
どこにいっても同じ風景。それは逃れようの無い自分の人生の「何も無さ」を暗示しているかのようで、若い人間に一種の恐怖感を与えます。
だから若い人はそれから逃れるように都会へ行きたがるのだと思います。
上京とは、一種の「逃避」なのではないでしょうか。

都市には都市の悲劇があり、田舎には田舎の悲劇が存在する。

自分の置かれる状況に常に不満を持つわれわれは、こんな当たり前のことも忘れてここではないどこかを夢想しがちです。

話は変わりますが、先日『延示』の景観追撮に行ってきました。
この映画には「風景」カットが多く、都内の様々な場所から俯瞰した東京を堪能できます。と言ってもCG処理しますが。
都市には、人が集まることで醸成される独特の情緒があって、それは実は、田舎の風景よりもっと刹那的で、「いま」をとらえた貴重なものだと思います。
常に変わろうとする胎動が感じられ、余分なものを駆遂しようとするたくましさ。
その全てを肯定するものでもありませんが、東京という街が持つ能動性は、ある意味すがすがしく、また他に無い魅力を備えていると思います。

都会の風景にはそれなりに、人を勇気付けるものがあるのではないでしょうか。

一度この街を選んだのだから、わたしは余程の事情がない限り、ずっと東京で生活するつもりです。
きっとそれは卑怯になりたくないからだし、何より都会が大好きだからだと思います。
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『延示』Bパートアフレコ・その3

2005-08-01 03:23:52 | 映画 『延示』
ひゃっほう!
その3です。というか、これで終わりです。
ついについに、映像も音声もこれにて全て撮り終えました。これからもまだ追加で景観なんかは撮るつもりですが、一応の素材は全て手元に揃ったわけです。

最後は主人公・水葉の先輩にあたる新田役のUさん。
超がつくほどお忙しいみたいなので、自分らもそれにあわせて夜勤明けで挑むことに。いつもはエスカップですが、気分を変えてリポDを飲んで気付けとしました。
くはー。脳に沁みらぁ。

こちらもアフレコ初。
最初は戸惑って「あら、どうしよう」という感じでしたが、慣れてくるとだんだんお上手に。難しいところも奮闘していただき、なんとか予定時間内にぎりぎり終了。
終わったらスケジュールきちきちなためすぐさま撤収。
嵐のようなお人だよ。

なんで忙しいかっていうと・・・じつはUさんは、われわれと同じで映画を撮られていらっしゃるのですね。
次回作は沖縄ロケとか。
すげーな、オイ!
んで、『レストラン』にも絡んでらっしゃるのですが、どういう絡みなのか言っていいのかどうか分からないので言わんでおきます。というか、確認とるの忘れた。

こうして何とか7月中に(この記事の内容は7月30日のものです)Bパートのアフレコも終了しました。
さて、とりあえず本編集だ。
でもその前に予告編3を作る予定です。それで、それはネットではなく長谷川恵美さんの1stアルバム特典DVDにて先行発表するつもりです。ちなみにそのDVDには、許可をいただいたので予告編1『正義の所在』、予告編2『擬制の終焉』も入れます。是非アルバムを買ってTVサイズで予告編を楽しんでみて下さい。

なにこの商売人口調。
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『延示』Bパートアフレコ・その2

2005-07-25 14:51:38 | 映画 『延示』
写真ネタが無いのでお蔵出し。
正月に熊本行ったときの滝写真です。ひとときの清涼感をどうぞ。

昨日、『延示』Bパートアフレコを行いました。
昼と夜で一気に二人分。主人公・水葉の後輩、幹谷役の清田希世さんと先輩である三枝役の吉丘くみさん。

まずはお昼から清田さんのアフレコ。
幹谷という役はけっこう長台詞が多く、苦戦すると思っていたのですがそうでもなかったです。ちなみにアフレコ初体験とか。
上手にそつなくこなしていただけたので短時間で終了することが出来ました。ありがたいっす!
で、奇遇ですが清田さんもDVD出すらしいですよ、これが。
今回セクシーショットにも挑戦したとかで個人的にも楽しみにしております。
「ときめき」と「せくしー」の調律はインリンによって崩されたそうで。やっぱ露出してナンボでしょ!ってアイドルオタでないわたしは個人的に思うのですがどうでしょう?
いや、でもときめくのも捨てがたい・・・・結局どっちだ。

夜から吉丘さんのアフレコ。
なんと、お台場冒険王でお仕事があった帰りなので、ガチで東京横断したことになります。お疲れ様です!
収録中はお疲れでかなりナチュラルハイになっていましたよ。やや呂律が回っておらず、酔っ払い気味のダンサーと化していました。だからちょい時間かかっちゃいました。でもこちらもアフレコ初にしては奮闘して頑張っていただけました。多謝。
ちなみにお台場冒険王で彼女が出演してらっしゃるコーナーがこれです。
『ネポスナポスは不思議な世界』
主に金曜と日曜の一日3ステージ出られるとのこと。場所は7階めざましステージにて。皆さん、お台場に行かれた際には是非。

帰りはラーメン食ってお別れしました。
駅まで送り、さあ帰るか、って時になって雨が本降りに。仕方ないのでダッシュしました。全身びしょびしょ。
腑に落ちない清涼感。
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『延示』Bパートアフレコ・初日

2005-07-04 15:51:13 | 映画 『延示』
クーラー風邪をひきましたよ。

クーラー風邪って何か自業自得って感じでアホっぽいです。「飯食いすぎて太ったがな」とかそういうニュアンスに近いっぽい。

さて、昨日『延示』Bパートのアフレコを行いました。初日は主人公・水葉唯役の長谷川恵美さん。
我が家にアイドルがやってくる!
町内のデパートで屋上イベントが開催されるようなノリでありますが、私にとっては驚天動地の大事件。とりあえずお掃除だけは出来るだけ丹念にしておきました。

部屋には私、コンちき、長谷川さん、マネージャーさんが入ると、もうぎゅうぎゅう。非常に心苦しいのですが、マネージャーさんには外で待っていただく事に。
「パチンコ・ラスベガス」しかないこの田舎町で、いったい何をして時間をつぶしていたのかは謎ですが、収録終了までの約4時間半をずっと何も文句言わずに待っていてくだすったマネージャーさん。この場を借りて深く感謝いたします。

さて収録開始です。さすがにアフレコ経験者だけあって上手いもんです。内容の割にはすらすらと進みました。失敗するとまじで身悶えて悔しがるさまは、女優としてのプライドを感じさせました。
ちなみにこの映画、主人公・水葉が鼻歌程度に「宵待草」を歌うシーンが出てくるのですが、もちろんそれも収録しました。何というか、今度発売される1stアルバムの出来が非常に楽しみな歌声でありました。色んな意味で。\(゜∀゜)/

さぁ、ファンのみなさん、長谷川恵美っちの「宵待草」が聞けるのは『延示』だけだよ!

そして最後。
水葉による散文詩が読み上げられてこの映画は終わるのですが、その声がすごくいい!さすがにCD出すだけあって声の出し方、雰囲気の出し方は文句無しでした。
なんつーの?スウィートボイスって言うの?甘いんですよ、声が。脳が溶けそうになります。「アイドル界の大麻」は長谷川さんに決定!

ということで。
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RIFFILMのスタジオ

2005-06-30 14:26:31 | 映画 『延示』
某日、コンちきとアフレコテストを行うため市の録音施設へ。
そこは先日のブログにも書いた例の場所なのですが・・・。

さぁ、始めるよと機材をセットした直後。
ドンつくドンつく・・・・隣のスタジオから打楽器の音が漏れてくるではありませんか。

あきれたー。

何が録音室だよー!こんなんで録音しろってか!?ぜんぜん防音されてないじゃん!
もうがっくりです。探すのに2日もかかってやっと収録できそうな場所みつけたのに。結局俺の部屋でかよ。
そんなわけでここ数日お部屋の掃除に余念のない私です。

でもそんなことは実際どうでもよくて、収録に来る女優さん達がおたく耐性あるかどうかの方が心配です。壁が見えないほどのスター・ウォーズグッズその他に彼女達はどう反応するんだろうか。

もし誰かここを見てたらお願いだから黙らないで下さいね。何か反応して下さいね?ね?

沈黙は最も饒舌と知るべきです。
ごめんなさい。何か俺、偉そうなことを・・・・。
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録音室でもんもんと

2005-06-11 01:20:18 | 映画 『延示』
『延示』Bパートのアフレコ準備のため、市の施設を回ってきました。

最初に訪れた施設では、職員の方と技術の方二名、計三名に案内されました。「え?なぜそんなに」と思ったのですが、三名とも若い女性であったため、とても気分が良かったです。市の施設でこんないい塩梅になれるなんて思ってもみなかった。妙に得した気分です。
楽しいことなんぞほとんど無い「自主制作映画の制作」という役割の中で、たまにこのような役得が訪れる事もごく稀にあります。しかしこんなことで幸せを見出すことが出来るのは私ぐらいのものでしょうか。

さて、次に訪れた施設が本命だったのですが、ここでは二部屋の録音室があって、隣の部屋との区切りがパーティションのみでした。そのため隣室の声やら何やらがモロに聞こえました。これでは本番は二部屋借りることになりそうです。
ところでその隣室では、さらに運が悪いことに歌の練習をやっておられたため、部屋にいるあいだ中その歌声を聴く羽目になりました。美空ひばりとか、10ccとか、聴きなれないソウルとか。曲に脈絡が見られないけど、いったい何のサークルだったのでしょう?人数が少なくて女の子ばかりでしたが。

そんな歌声に多少イラつきながら自分の声を収録してテスト。
自分の声って何度聞いてもへんだ。本当にこんな声なのだろうか?なんかすごくじっとりしてる気がする・・・・。
あいだあいだにも(←あいだももに非ず)隣室の歌声は鳴り止まず、やむなく途中で収録を中止することも。「うるせーなーもー」と漏らしつつ、コンビニで買っておいたチロルチョコで気を紛らわせます。

何とかテスト収録も終りました。ここにはモニターも有るし、マイクスタンドだって有ります。こういった都合のいい施設がなかなか無かったので、本当に助かりました。

アフレコについては私の部屋でやるのが一番手っ取り早いのですが、今回は全て女優さんであるため、部屋を見た時、少なからず「引く」人が出てくると思われます。前回、Aパート収録の時でさえ「ああ、この人引いてるわ」ってことがありました。
あちらもそうだろうし、こちらも個人的にややへこむので、やはり施設を借りた方がいいだろう、という事になりました。それに部屋では完全防音とはいきませんしね。

ちなみに何に引いてるかというと、それは私の部屋の大部分を占領しているスター・ウォーズグッズ他、様々な「モノ」にです。このようなモノによって壁がほとんど見えないため、音が反響しません。そのため私の部屋は前の映画でもそうでしたが、RIFFILMアフレコスタジオとなったわけです。

理由が原因なワケで今回は施設での収録ということに。でも実はあの「部屋に入ってきた時のリアクション」を私もコンちきも少し楽しみにしていたのは事実です。「最初になんて言うと思う?」って賭けたりもしてました。

で、いちばん困るのが「・・・・・・」ってリアクションですわ。
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日常に潜む凶器

2005-06-10 05:15:05 | 映画 『延示』
かっこいい人はいい。
だってモテるもの。
美人な人はいい。
みんなにチヤホヤされちゃってさ・・・・。

朝、起きぬけの顔を鏡に晒した時、そのあまりの不細工さ加減にリアルに引いたりしませんか?
私はよくあります。「よよ・・・・」とよろめき、少しばかりくらっとする程です。

『延示』の編集中、よくこの「くらっ」が私を襲います。
別に自分を見て引いたわけではなく、出演しているかっこいい人や、ビジンダーを見て「俺って何でこんなにイケてないのさ」と悩まされるのです。

相対化という言葉がどんな時に使われるものなのか私にはよく分かりませんが、私自身もし使うようなことがあるとすればこのような時でしょう。
例えば、街中で見るかっこいい人。別に通りすがりであれば「ふぅん。かっこいい。だからどうした」で済みますが、編集してると何度も何度も同じ顔を見ることになるばかりか、撮影現場を思い出す事になるので、その度に「ふぅん。かっこいい。だから・・・・うぅ」と呻く羽目に陥ります。
相対化できない・・・・。

編集作業は楽しい部分もある反面、このように自らを辱める凶器を内在させた大変ハードな作業でもあります。

ちなみに主演の三人の方々については、こんな風に思いました。
祠木紘一役の田中しげ美さん(写真)。
渋くてセクスィーです。歳のわりには(失礼)お肌がとってもすべすべで、私が女の子だったら(´З`)ムチュッといっていたかもしれません。また、ややマニアックであるところがRIFFILM的には好感度大。
恵想剛久役の久保利健介さん。
すらっとしていてスタイルいい!アクションが映える体型です。この前の舞台で上半身ハダカになっておられましたが、もうびっくりした。ブルース・リーみたいな引き締まった体してます。今度会った時には是非パイ筋を揉ませていただきたく思います。覚悟してください。
水葉唯役の長谷川恵美さん。
同じ人間とは思えない・・・。くどいようですが、私が女の子だったら、相対化どころか多摩川へ決死のダイブを敢行していたやもしれません。撮影ラストのワンピース姿はそのものが凶器。あと、近付くといい匂いがしたことを追記しておきます。

よく「自分は自分、他人は他人」と言いますが、そんな簡単に割り切れるもんでもありません。しかしただひとつ、相対化ってワケではありませんが、ある程度の諦めはつける事ができます。それは彼らが諸々を維持するために、それなりの努力をはらっている点についてです。
彼らのそういった「ただ、維持するためだけの厖大な努力」話を聞く度に私はこう思います。
「えッそうなの。・・・だったら俺このままでもいいや」

日常の凶器とはつまり、自分自身の容姿へのやるせなさだったりします。
でもそれすら包みこんで前に進んで生きていけるのは、うんざりするくらい諦めているから。もっとよりよく、すんなりと諦められるように頑張りたいと思います。

そのうち、「諦める=カッコイイ」と思えるようなダンディー男になりたい。
しかし・・・・しかし今はなれねぇ!うぅー・・・な、何で俺ってこんなにカッコ悪いんだ!orz
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透明なセンス

2005-05-26 22:25:51 | 映画 『延示』
昨日一昨日、コンちき宅に泊まり込み、素材を全部作ってもらって、やっと本日『延示』HP更新作業を終えることが出来ました。撮影終了以来落ち着かなかったけど、これで少しは暇な時間が出来そうな感じです。

なぜこんなに二人して時間がかかってしまうのかといいますと、基本的に二人ともウェブデザインのセンスはゼロ、おまけに感謝デーと称してフェミニン(?)なデザインをTOPに求めたため、異様とも言えるほど時間がかかってしまいました。
もうホント、こういう時のRIFFILMのセンスの無さには我ながらあきれ返ります。

それにしても、公開中の新予告編がそれなりの雰囲気を出せたのは、今回挿入歌を提供していただいたこたさんの曲によるところが大きいと思われます。こういった『透明』的なセンスにはほんと脱帽です。女性は文章でも何でもそうだけど、『何気なさ』にひそむ情緒やドラマを引き出すセンスが、男性のそれより随分と卓越してるように思われます。
さくらももこのお笑いセンスや、吉本ばななの切なさなんかは男には到底真似できるものじゃないですよね。

透明といえば、本日自宅にて作業中、そうとう前に注文しておいたipodシャッフルのカバーが届きました。
私が注文したのはフォーカルポイントってメーカーの『ICEWEAR』というもので、シリコン製の透明なデザインです。私のシャッフルには某サイトから落とさせていただいた、ダース・ヴェイダーのスキンステッカーが貼ってあるので、どうしても透明なカバーが欲しかったんです。
で、他にも似たカバーがあるのですが、あえてコレを選んだ訳はデザインがカッコよかったから。滑り止めっぽいゴツゴツがついてて、なよっとしたシャッフルのデザインに渇を入れてやろうじゃねーか、と。
デザイン的には満足なんですが、この商品、「透明を着る」ってコピーの割には透明度低くねーか?って思いました。シリコンだから予想はしてたんですが、案の定でした。ちくしょー、俺のヴェイダー卿が・・・・。

にしても、これから続々とアクセサリは発売されていく雰囲気です。色々着けてしまうと、シャッフルの利点を損なうことにもなりますが、とりあえず楽しみではあります。
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ファン感謝デーな罠

2005-05-26 04:36:02 | 映画 『延示』
やっぱり悪夢見たっす。カメラがぶっ壊れた上、撮影したばかりのマスターテープに傷が入るという。起きた時、あんまりひどい夢だったので笑ってしまいました。ホントだったら笑えないけど。

ところで、昨日今日と夕飯はオリジン弁当でした。唐揚弁当ウマかったです。弁当といえば唐揚なのは小市民の証です。どうでもいいか。

『延示』サイトリニューアル作業も殆ど終り、何とか今日中にはUP出来そうな感じです。とにかく今、RIFFILMホームページのアクセス数がなぜかすごく伸びてて、その原因を調査したところ(アクセス解析見ただけですが)長谷川さんのHPから来ていただいてる方がかなりいるみたいです。
それでもその方達は長谷川さんのファンであり、この俺のブログなんぞ見てないと思われます。だから白状しますが、今作ってる『延示』のトップページは、雰囲気うそっぱちの長谷川さんファン感謝デートップであります。とりあえず、何かアイドル映画っぽい感じでやってみました(いや、どうだろう?)。

ていうか・・・一週間前の俺がこのデザイン見たら「なにこれ」とか言いそうな感じです。まあ、一旦雰囲気ぶち壊してみるのも面白いかな、と。
内容知ってる人が突然見たら (゜Д゜≡゜Д゜)?ココドコ? って思うかも知らんです。
かく言う我らがRIFFILMの職人、コンちきも一時期アイドルヲタ(山川恵里佳ウマー)をやってたので、そこらへんの琴線に触れる部分は承知してるのかもしれません。と言ってもTOPだけなんですけどね、そんな雰囲気なのは。
あと新予告編完成しました。先の予告編『正義の所在』とあまりにも雰囲気が違いすぎるので、作った我々も戸惑うところです。

・・・・ところでこのブログって、そもそも関係者は見てるのかな?見てるとしても相当少ない自信があります。だってAパート撮り終えたの、約1年前だもんなぁ。忘れてる人もいたりして。
コメント (2)
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