はてなばばあ

気まぐれに自分メモ的に書いてます。

小旅行

2010年05月19日 | 音楽のはなし
2泊3日の小旅行に行ってきた。

1日目は、相棒氏と半年ぶりにライブへ行く

最近、漢方薬と生活習慣の見直しからか?胃腸の調子がすこぶる良くなったので、めったなことがない限り腹をこわさなくなったが、外出するとやはり・・・油が合わないのか?人ごみに酔うのか?水が悪いのか?軟弱なワタシであります。

そしてライブの開演前には、いつも通りすっかり調子が悪くなり、ビールも飲まずスタート。壁にもたれながら後ろで観てたんだけど、時間が経つにつれて妙に気持ちが高揚(笑)してきて、ついにエンジン始動(遅いわ!)最後の30分は、踊りまくりで脱力。ああ、普段ボーッとした生活してると、なかなかエンジンがかからない体になってしまったみたいですが、久々に脳みそ揺さぶられて、「目覚めよ!」って怒鳴られたような気がしました。

やっぱり自分は、シンプルなロックが好きで、このシンプルってところがミソで、ライブにまで行きたくなるバンドは、ごく一部しかない。青臭い高校生時代から、唯一好きであり続けているキヨシローをのぞいては。

もしかしたら、RCの音楽は基本的に好みではないのかもしれない。と、最近気がついた。今更なにを言ってるんか?とも思うんだけど。キヨシローは、亡くなってからいきなりマスコミとかで「ロックの神様」だとか妙に違和感のあるコメントなどが書かれてて、ずっと疑問に思っていたのだが、彼の場合は、ロック的生き方だっただけで曲は決してロックではない。ジャンルでくくるのが元々間違いなんだけど、リズム&ブルースを彼なりに解釈して消化して自分のモノにした彼だけの音楽であり歌だったと思う。ギリギリのセンスで、クールで、熱く、そして切ない。そんな曲が多かった。基本的に好みじゃないと気がついたのだが、一体自分は、どんな部分に惹かれたのか?よくわからないんだけど、人間的な部分であり、ずっと変わらなかった芯の太さであり、やっぱり声であり、歌だった。部屋でレコードを聞く時、車の中でカセット聞くとき、ライブで聞くとき、ふと涙がこみあげてくる感覚。こんなバンドマンは、この先出て来ることはないような気がする。

2日目の朝、相棒氏と別れ、一人博多へ向かった。
清志郎の個展を観に行く為に。

絵に関していえば、高校生の時に描いた「菊」の絵が実に良かった。タッチといい、色づかいといい、すばらしすぎる!それとカンペーちゃんの笑顔にぐっときた。展示は、絵だけじゃなくて、蝉の抜け殻のようなステージ衣装や苦楽を共にしてきた年季の入ったサドルにお守りの付いたままの愛車オレンジ号などもあって、頼むよ。参ったなあ・・・大泣きしそうになった。

周りを見渡すと、お年寄りのばーちゃんが、じっくりと見てまわったりしていたのが印象的だった。もちろん、同世代のおばはんやおっさんも多くて、みんな無言で対面していた。子供連れだったり、一見ロックとは関係なさそうな人が、じっと見つめて立っていた。ああ、同じなんだな。この想いは。と、少し嬉しかった。

見せてくれてありがとう。

短い旅行だったけど、行ってよかった。
ああ、幸せだな。自分。

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