はてなばばあ

気まぐれに自分メモ的に書いてます。

ぐるりのこと

2010年12月23日 | 本、映画
「ぐるりのこと」
90年代が舞台のとある夫婦の話。

法廷画家の夫(リリーフランキー)と生まれて間もない子供を亡くして壊れていく妻(木村多江)の10年の軌跡が淡々と描かれている。気がつくと後半までずっと音楽が無い。悶々とした日々が続いていくのだが、音楽が流れる頃には、観ているこちら側も安心して終わりへ向かうことができた。見終わったあとに特典映像の主役二人と監督が解説してる版をもう一度観たら、あーそうだよなー。そうそう。そーなのよ。ワタシもそう思ったわ。と、一人納得。長い映画を続けて2回観てしまった。

でも日本映画っていいな日本人の繊細な感情表現、役者がみんな上手かったぐいぐい引き込まれてしまった。法廷画家って、こんな仕事なんだ。知らなかった。この時代の主要殺人事件も絡めていて、いろいろ考えさせられた。

今の裁判員制度って、アホなワタシにはイマイチ良さが分からない。一般人が考えるきっかけになる為だったら、もっと他の方法もあるだろうし。プロの裁判官が持ってるいろんな守られる制度もないんでしょ?危険っちゃー危険だよなー。それに人は見かけによらぬもの。自分だって初対面の人がどんな人なのか?って、深くつきあわなくちゃわからんもん。もともと人を見る目なんてないし。だいたい、「この人、ちょっと苦手かも?」と思った人と案外長くつきあったりするぐらいだから(笑)

・・・と、脱線したけど、良い映画だった。
クライマックスの天井画も決して上手い絵じゃないけど、素直な人が描いたんだろうな。と、感動した。部屋で絵を描くシーンは、すごく現実味があって感動した。素直な絵って描いてる人柄が表れるんだろうな。と、自分には無いものに憧れたりした。絵なんて、くそのフタ(下品で失礼)にもならないモノかもしれないんだけど、描いてる人は幸せなのだ。自己満足おおいに結構。何か描きたくなっちゃったわい。



さてさて、近況報告?
昨日と、今日は、めちゃくちゃ天気が良くて暖かいから、大掃除。体中が痛い。
家が小さいって良いこともありますね。窓の数も少ないし、あっという間に大体終わり。今日は、デッキの塗装までしちゃったもんね-。家も手間がかかるヤツほど可愛いってことか?ワタシらが死ぬまでがんばって建ってっておくれ

そして、工房掃除担当の相棒氏、今年はやけに工房の掃除、片付けを早々とがんばってると思ってたら、先ほど大きな荷物が到着した棺桶みたいな箱に入った怪しい機械。夕飯食べて腹いっぱいっていってたくせに、早速荷物をバラしているみたいです。せっせと写真撮ってるから自分のブログネタにするんでしょうねえ。よかったねえ。

本日の適当に作った豆腐ケーキ(ヘルシーで甘くなくて自分的には成功なんだけど、どうにかならんかなあ?このカタチ