義母の葬儀を終えて帰宅した妻から、その様子を聞きながら大河ドラマを見ていた時、突然妻のスマホが鳴った。妹からの電話で、市内某病院でのクラスター感染拡大ニュースの報告でした。
実は、参列者の中に当該病院で手術をして退院したばかりの人がいたので急に不安が広がったのです。電話を切った瞬間、妻は「あぁ…最悪!」と悲鳴を上げて和室に籠ってしまいました。
私への感染を危惧して取った行動だったので、「ばあちゃんが天国から見守ってくれるから大丈夫!」と慰めながら、そんなに心配だったら俺が籠ると宣言して、2週間の家庭内別居を決めたのでした。
家庭内の約束事として、これまでの「手洗い、嗽の励行」のほか、新たに「日中は別々の部屋で過ごして寝室も分ける」「台所と食卓は交代して使う」「家庭内でのマスク着用」「換気扇の終日運転」「コミニュケーションは互いにスマホでとる」ことなどを決めました。
近親者のみの家族葬とはいえ、ある程度の「三蜜」は覚悟して、可能な限りの防護策を講じて参列した妻だけに、ショックは隠しきれない様子でした。
大切な人を亡くし喪失感により「鬱や認知症」を誘発するケースは少なくないので、今後は丁寧な観察と十分なケアが必要であり、ここは自分の出番で一世一代の大仕事である!
妻は体温計を2つ取り出して1つを私に与え、「当面は互いに体温を報告し合うこと!」と約束して別々の部屋にて就寝