年末の三大イベントと言えば「忠臣蔵」「第九」「くるみ割り人形」の上演で各局がこぞって放映しますが、クリスマスの定番「くるみ割り人形」が12/17の BS1 プレミアムシアターで放映されました。
これまで観続けてきたマリンスキー劇場版とは一味も二味も違う作品に最初はびっくりしました。
奇才マシュー・ボーンの振付・演出によるもので、古典の名作を魅力的に生まれ変わらせウイットに富んだ作品となっており、孤児院での暗いクリスマ・イブから、煌めくアイススケートのワンダーランド、そして煌びやかなお菓子の王国へと旅するクララ。
彼女の愛の試練と、本当の愛を見つけるまでの冒険の数々を、チャイコフスキーの名曲やハリウッドミュージカルを思わせる華麗な振付に乗せて描いていく、クリスマスシーズにはぴったりの心弾むバレエでした。
プーチンのロシアは大嫌いだけれど、やはりチャイコフスキーの音楽は最高である。これでいい新年が迎えられそうな気がする。