『雪まつり』に多くの外国人観光客が訪れています。
先日、東京の友人を迎えに行く途中、地下鉄の女性専用車両から一般車両へ移動しようとする外国人が、ドアを開けられず困っているのを見かけました。
最初はインド系風のカップルで、女性の方が怪訝そうな顔をしてドアを操作していたので手を貸してあげると、連れの男性が「thnak you」と軽く微笑んでエスコートして行かれました。
発音が『サンキュウー』じゃなく『センキュ』と聞こえ(笑)、洗練された仕草に思わず心の中で『センキュ』を反芻していたら、今度は朝鮮系らしき女性の二人連れが来て同じようにまごついていたので手を貸してあげたら今度は、『何よ、このドア!』と言わんばかりにツカツカと前の車両へ消えて行きました。
お国柄の違いはさておき、普通にスライドすれば開けられるのに何故だろうとよく見ると、『ドアの開閉・足元にご注意ください』の矢印が、ちょうどドアの取っ手の真上に記されており、これが犯人だと判りました。 たぶん取っ手を下へ押していたのでしょうが、無理もありません。
安全が最優先なのは当然ですが、本当の『 おもてなし 』 『 しんせつ 』とは一体何なのでしょう?
東京オリンピック開催や札幌冬季オリンピック招致を前に、真に『 観光立国ニッポン 』を目指すのであれば、外国人に優しい『 目配り・気配り・心配り 』は、まだまだ必要のようです。