よろずよもやまよろずたび

地元の写真と日々の雑感、写真日記です.
最近は陶芸三昧の日々ですが・・・

奇想遺産

2011-01-07 | 


先の著者、リチャード・ドーキンス氏はオックスフォード大学の教授とのことです。そのオックスフォード大学の博物館の写真が 『奇想遺産(世界のふしぎ建築物語)』という本に載っていました。 で、中世のゴシック様式を再現したものだそうで、石と鉄骨の建物の中に恐竜の骨格などが展示されている写真があって、こういうところで思索を巡らせているのかと思いました。 さて、この奇想遺産ですが、複数の建築史家、建築家、新聞社編集者などの視点から「奇想」と思われる古今東西の建築物などを紹介したものです。 ぱらぱら頁を捲り写真を眺めていくと、日本の太陽の塔や通天閣、オーストラリアのオペラハウスなど既知のものもあり、それほど奇異に感じることもないのですが、建築にまつわる背景や設計者などについての記載があって、少ない写真(1件あたり2枚)を眺めながら想像を膨らませられるような内容になっています。 この続巻、「奇想遺産Ⅱ」では、見たことがないものばかりで、より面白いような感じです。 建築物は大きいので、とにかく目立つものが多いわけですが、美術館・図書館など芸術品を収め、展示する場所ですから、それなりに美的だし、 それら以外でもアートなものが多々見られると思うと、それらを写真に撮り歩くってのも面白いはずです。 と思ったのも、この2冊にある写真では枚数が限られていて、もっと見たいという欲求をかきたてられるからです。 腹八分に留めているところが編集の妙というものでしょうか。