心にうつりゆくよしなしごと / 小嶋基弘建築アトリエ

山あれば山を観る 雨の日は雨を聴く 春夏秋冬 あしたもよろし ゆうべもよろし

込み栓(こみせん)

2013年07月14日 | 日記・エッセイ・コラム
N邸では、伝統の木組みによる柱頭・柱脚接合も設計施工しています。
Casio_085
【丸込み栓】円筒形の材がそれ。材質は樫。国産木材で1~2を争う堅い木です。
このまま現わしとして、インテリアデザインに活かします。梁は茨城県産八溝材の天然乾燥の杉。


【角込み栓】※画像は【大工の手仕事】HPより。
Komisen1Komisen2Komisen3Komisen4


同じく【大工の手仕事】HPより、
2002釘を使わない大工さんの木組み展・伊豆高原(文字クリックで展示会画像)
2003釘を使わない大工さんの木組み展・東京   (文字クリックで展示会画像)


過去に私が開催した木組み展示会で、最も感心された木組みが【長ほぞ込み栓打ち】でした。
玄人ではない一般の方でも、自宅で身近に柱と梁の接合部を目にしているからでしょうか。

逆に、玄人受けする木組みは、一般の方にはややこし過ぎる様で、敬遠されていました(笑)。


丸栓と角栓の耐力の違いはあるものの、平成の現在は、丸込み栓が主流です。


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