心にうつりゆくよしなしごと / 小嶋基弘建築アトリエ

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現わしの化粧雲筋違い

2013年07月13日 | 日記・エッセイ・コラム

N邸2階勾配天井の大空間を支える、現わしの化粧雲筋違い。直上が棟木。
Casio_039
45×90の壁倍率2倍筋違いをたすき掛けして、壁倍率4倍の正規耐力壁として設計。一般住宅の12~15mm厚の板を釘打ちしただけの雲筋違い(効いているのか?)とは設計思想が異なります。

よって、正規耐力壁用の2倍筋違い金物と、柱頭柱脚金物もカスガイではなく、HD金物を使用。

この雲筋違いの他にも、構造用面材による5倍雲構造用面材耐力壁と、化粧方杖も設計施工。

地震時の慣性力が大きくなる小屋から上部分の耐震性向上、つまり屋根瓦に影響の出やすい部位の層間変形角を小さくして、屋根瓦のズレや落下、ひいては雨漏れを防災瓦使用とは別の観点から防止する為の設計です。

HD金物すぐ左側の2連開口部(下地段階)が、換気用排熱窓。


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