桔梗おぢのブラブラJournal

突然やる気を起こしたり、なくしたり。桔梗の花をこよなく愛する「おぢ」の見たまま、聞いたまま、感じたままの徒然草です。

長禅寺三世堂御開帳と取手宿本陣

2019年04月18日 20時51分50秒 | のんびり散策

 今日十八日は観音菩薩の縁日です。そして年に一度の取手・長禅寺三世堂の百観音御開帳の日です。東漸寺と慶林寺の観音様に参拝したあと、長禅寺に行ってみようかという気が起きました。八年ぶりです。
 幸い好天でもあります。春はいつものことですが、風がなければ曇か雨で、晴れたと思えば糞っ風が吹き荒れる、というのが常道。今日は好天にもかかわらず、風がない。



 東漸寺観音堂。本堂に参拝してお賽銭をあげたあと、この観音堂に参拝します。



 いつもは東漸寺にお参りしたあと、一度庵に帰って出直すのですが、今日は取手へ行くことにしたので、急がなければなりません。



 本堂に参拝したあと、この観音像にお賽銭をあげ、足早に庵に戻ります。



 長禅寺に参拝するのは確か七回目になるので、取手駅からなら目をつむってでも行ける……なぁ~んていうのはいささかオーバーでありますが、勝手知ったる他人の家、という感じです。



 ところが……目をつむっても行ける、と思っていたはずが、上がるべき石段をスルーしてしまいました。前にきたのは何年前か、にわかに思い出すことはできませんが、この通路が石段ではなく、土の坂道だと思いこんでいたのです。



 ともかく境内にお邪魔して、まず本堂にお参り。



 三世堂です。五色の幔幕が張り巡らされ、人がたくさんいます。



 靴を脱いで堂内に。最初にお目にかかるのは十一面観音です。



 外から見ると二階建てに見えますが、内部は三層のさざえ堂形式になっています。上りの通路と下りの通路が別々につくられているので、下る人と行き合うことはありません。
 一層には坂東三十三か所観音札所、二層には秩父三十四か所観音札所、三層には西国三十三か所の各本尊の写しが安置されており、合計百体の観音像があることから、百観音堂とも呼ばれています。



 この階段のこともすっかり忘れていました。
 ほとんど垂直。角度は75度か80度はあります。七年前も難儀をした憶えはありますが、それは階段があまりにも急だから。今回は急というほかに、私には高さの難儀が加わっています。七年前に較べれば、高所恐怖症も進行しているようです。




 最上層からの眺め。右に見えるの屋根が本堂です。
 三世堂については取手市埋蔵文化財センターの解説パンフレットがあります。



 観音巡りを終えたあとは境内を一巡り。大師堂です。



 先ほど上った石段を下って道路に降り、お寺の正面に行ってみました。こんなに急で、長い石段があります。
 古いメモ帳を繰ってみると、初めて長禅寺を訪れたのは十年前でした。すなわち私が十歳若かったときです。先ほど上り下りした石段があるとは知らなかったので、この長い石段を上りました。すでに高所恐怖症は始まっていましたが、まだ軽かったのでしょう。恐る恐るながら、中央にある手すりに頼れば、上ることができたのでした。裏手には傾斜が緩い代わり長いスロープの坂道があるのですが、その存在も知りませんでした。



 八年前の二月、雛飾りを見に入らせてもらった奈良漬け・新六の蔵。



 旧水戸街道です。画像の右手・400メートルほど離れたところを利根川が流れ、ちょうど真横へ行ったあたりに、我孫子と取手を結ぶ青山の渡しがありました。いまは利根川の改修で地つづきではなくなってしまった小堀(おおほり)地区と取手を結ぶ渡船の乗り場があります。



 取手宿本陣・染野家です。
 普段は金・土・日の週三日しか公開されません。今日は木曜日だったのですが、三世堂の御開帳に合わせて公開してくれたようです。



 チェーンが張られて通せんぼになっているのが玄関。



 公開日であっても、ここからは入れないようです。



 本陣で暮らす人たちは玄関からは出入りせず、玄関右手にあるこの通用口を使ったそうです。私たち見学者も、入るのはここから。




 台所の天井。柱は煤で黒ずんでいました。



 本陣の内部です。


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