桔梗おぢのブラブラJournal

突然やる気を起こしたり、なくしたり。桔梗の花をこよなく愛する「おぢ」の見たまま、聞いたまま、感じたままの徒然草です。

十一年目のムクロジ(無患子)記念日

2021年03月28日 20時52分44秒 | のんびり散策

 十一年前の今日三月二十八日は埼玉県上尾市にある龍山院というお寺で、初めてムクロジ(無患子)の樹を目にした日です。
 目にしただけでなく、たまたま根元に落っこちていた実を二つ拾い、我が家に持って帰りました。当時はマンション住まいだったので、持って帰った実をプランターに埋めました。

 実を埋めたことなどすっかり忘れていましたが、三か月ほど経ったころ、プランターの土が盛り上がり、小さな芽が出ました。龍山院のムクロジは樹齢三百五十年と伝えられていました。その子が私の手許で芽吹くとは……私にはかけがえのないものに思われました。以来、三月二十八日をムクロジ記念日とすることとしたのです。

 記念日よりちょっと早く、五日前の今月二十三日、我がムクロジには新しい葉が芽吹いていました。ムクロジは数ある樹木の中でも最も春の芽吹きの遅い樹です。例年であれば、三月中に芽吹くことはないので、記念日に若い葉を見るのは初めてです。
 今年は桜の開花も早かったので、ムクロジも遅れをとってはならぬとばかり芽吹いたのでしょうか。

 我が庵から歩いて十数分のところ、離れ離れですが四本のムクロジがあります。樹木図鑑によると、東日本では自生しない樹ということらしいので、誰かが植えたのでしょうが、由来がわかっているのは一本だけで、あとはどのようにして生えたのか不明です。

 雨は夜になってから、といっていた天気予報がまたハズレて、午前中から雨になりました。二時間ほどで熄んだ隙を突いて日課の慶林寺参拝に出ました。

 

 慶林寺参道でも新しい芽吹きが見られました。ハナミズキ(花水木)です。

 

 お勤め(慶林寺参拝)から帰ってきて、部屋に入る前に庭のムクロジの撮影に及びました。
 去年、葉が落ちてから今年にかけて、枝を払わなかったので、枝が何本も出たままです。このまま伸びてしまうと、二階の住人から苦情が出るのは必至なので、一本だけ残して、いずれ枝払いをしなければなりません。育てば高さ20メートルにはなろうという樹木です。その一本もいつか伐らなければなりません。

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