桔梗おぢのブラブラJournal

突然やる気を起こしたり、なくしたり。桔梗の花をこよなく愛する「おぢ」の見たまま、聞いたまま、感じたままの徒然草です。

2011年二月の薬師詣で・我孫子市

2011年02月12日 19時41分24秒 | 薬師詣で

 急に体調が下降気味になりました。
 節分の日から数日暖かく、気がゆるみかけていたところ、また寒さが戻ってきたからでしょうか。八日の午後から今日の昼まで四日間、ほとんど布団の中で過ごしました。

 体調は八日朝から思わしくない状態でしたが、この日はハローワークへ行かなければならなかったので、九時過ぎに家を出ました。
 未明の冷え込みはこの日からゆるんだのですが、皮肉なことに日中の温度がグーンと下がりました。前日(七日)は13度台まで上がったのに、私が家を出た九時台の気温は3・2度。
 10度もギャップがあると、身体はまるで油の切れかかったロボットみたいに、ギシギシと音を立てるようです。風のなかったことだけは幸いでしたが、電車を待ちながら立っているプラットホームの数分が辛い。
 これはひょっとするとひょっとするかもしれぬぞ、と思いながら出かけましたが、ハローワークにいたときは暖房も入っていたし、緊張していたせいか、特別なことは起きませんでした。
 
 ところが、ハローワークを出たときからなんとなく身体が重いような感じが戻ってきて、再び思わしくない状態に戻り始めました。厚着をして出たので、身体はさほど寒いとは感じないのに、手だけが異様に冷たいのです。もちろん手袋をしています。
 松戸のハローワークから松戸駅まではものの4~5分です。そんなわずかな間に一度暖まった手指が冷えてきます。

 八日は薬師如来の縁日です。先月から少なくとも今年一年、毎月八日は薬師詣でをしようと決めたばかりでした。
 ハローワークに行くことは前々から決まっていたので、それを終えたあとは我孫子にある興陽寺の薬師堂に詣でようと考えていました。
 さらに、布施弁天へ行ったとき、帰りは北柏駅までバスに乗りましたが、駅が近くなったころ、二、三お寺があるのを見かけていたので、参拝方々北柏まで一駅ぶん歩く心づもりでした。
 歩きだと少し距離はありますが、近くにはNECのラグビーグラウンドがあります。練習をしているかどうかはわからないが、練習しているようだったらしばらく眺めてみたい。
 前日まではそんなことを考えていたのですが、当日を迎えてみると、数分歩くのも精一杯です。

 まっすぐ帰るにしても我孫子まで行くにしても、私が乗るのは昼前の下り電車なので、乗客はまばらです。幸い暖房が強めだったので、尻とふくらはぎのあたりが暖まってくるうちに、体調は少し持ち直したように思えました。
 しかし、電車を降りればまたおかしくなるのだろうから……家に帰るかどうするかと思いながら、ぼんやりしているうちに、電車は私が降りる北小金に着き、まだぼんやりしているうちに、扉が開いて閉まりました。



 結局、
我孫子まで行くことにしました。
 


 興陽寺の薬師堂です。扉はピタリと閉ざされていて、縁日らしさは何もありません。
 境内そのものが無人で、ひっそり閑と静まり返っています。

 耳学問ですが、八日は薬師如来の縁日に間違いありません。だから、何か催しがあるのかどうかまでは確かめておりませんが……。
 機会があれば訊いてみよう、とは思っているのですが、先月の初薬師の日に詣でた柏・酒井根の薬師堂は無住の御堂であったし、近くの龍光寺というお寺で管理をしているらしいと知って訪ねたものの、人の気配がありませんでした。
 で……いわくは何一つわからぬままです。



 興陽寺本堂。室町時代末期の創建と伝えられています。

 天王台にある東源寺と同じように、曹洞宗のお寺なのに、大師堂もあって、取手の長禅寺を第一番とする相馬四国札所の第五十九番。



 本堂前に建てられた粘華微笑(ねんげみしょう)の像。
 右に立ち、蓮華の花を持っておわすのが釈尊、真ん中に坐っておわすのが摩訶迦葉尊者です。



 興陽寺の枝垂れ梅。
 向かって右手には白梅も咲いていました。
 少し下がって両方をカメラに、などと考えているうちに、ここに向かってくるときから苦しくなり始めていた胸がちょっと我慢できないような状態になってきたので、家まで保つかしらんと思いながら引き揚げることにしました。
 北柏まで歩き、NECのラグビーを見る、などというのはとんでもない話になりました。
 
 薬師詣でと私は相性がよくないのかもしれないなぁ、と感じたりしています。
 柏・酒井根の薬師堂に詣でたときは、その夜から風邪をひきました。今回は詣でる前から体調がおかしかったのですが、前日まではピンシャンしていました。

 なんとか家に帰り着きましたが、結果は今日まで布団に伏すこととなりました。静かに伏していたからか、ちょっとだけ持ち直しました。


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