http://news.xinhuanet.com/photo/2007-11/19/content_7102101.htm

CCTVメインキャスター王芳氏が、ニューヨークで目にした光景をブログに書き、話題になっている。
中国人観光客は男も女も先を争って牛に上った。うまく上れない人が、他人に押し上げてもらうと笑いがこだました。
居合わせたアメリカ人が頭をふりながら「君達は中国人か、それとも日本人か?」と尋ねると、一人が胸を張って答えた
「私は中国人だ!」

大勢の観光客が彼等の周りに人だかりをつくった。
騒ぎを見ていた清掃業者は
「二年ばかりここで仕事をしているが、この彫刻に上った奴を見たのは初めてだ」
と語った。
中国人観光客が彫刻を独占し続けたため、ほかの観光客は牛のケツから記念写真を撮るしかなかった。


民度向上キャンペーン中の新華社も転載。
【別報】香港紙:牛に乗って記念撮影 大陸観光客がウォール街でとんだ恥さらし【中文/新華網】
http://news.xinhuanet.com/world/2007-11/19/content_7104163.htm
こちらを見ると、もとは香港紙『太陽報』が報じたようだ。
筆者としては、新華網の最後の一段がすばらしい。
ああ、五千年の文明歴史を持つ礼儀の国である中国の観光客が、上品な陋習を忘れた国内のまま大洋を越え、国人の面子をつぶし、あまつさえ中華文明の面子もつぶすとは。この”彫刻に上る中国人観光客”の画像が公開されて非難がまきおこった、人々はあと200日にせまった北京オリンピックを思い出し「我々は大丈夫なのか?」と自問するのだ。
そこで「5000年の文明歴史」とか「礼儀の国」とかの話が出てくるのと、観光客の恥さらしは同じ病気の諸症状の一つにしか見えない。