http://news.xinhuanet.com/world/2007-11/14/content_7070653.htm
「一部の韓国人は、フィクションを根拠に学術問題を論じ、学術研究を政治問題にしてしまう」
と、国内紙を引用する形で、中国国営通信新華社が報道。
中国社会科学院比較文学研究センター主任、中国神話学会会長である葉舒憲氏が出版した、『熊のトーテム』というテーマの本(画像)に対して、韓国のマスコミが「捏造」だと非難。
記事を読む限り
中国「文字、甲骨文、シンボル、遺物からして、「有熊氏」と言われた黄帝が、熊トーテムの元祖として広大な地域(アジア、欧州、北米)に広まった」
韓国「檀君神話も「漢文化を受けた結果」に降格されるというのか、捏造だ」
となったらしい。
個人的には、古代人にとって熊、虎といった「自分たちより強く自分たちを脅かす存在」に対する畏れを崇拝するアミニズムは、どこが元祖という訳ではなく古代人が住んでいれば世界中どこででも発生しえたと思われるのだが、北東アジア大陸の人々にとっては、どちらかか元祖でなければ困るようだ。
筆者に言わせれば目くそ鼻くそなのだが、中国人にしてみれば自分たちのアプローチは科学的だと思っている。
最終段落とよむと、中国人の韓国人に対する態度の理由がわかる。
・「韓医」の世界歴史遺産申請から、豆乳発祥まで、韓国人はテレビドラマを根拠に歴史を語る
・『山海経』に出てくる、炎帝、蚩尤、父、風伯など東夷系の神々は、高句麗古墳の壁画に描かれていた
・したがって朝鮮(原文:韓国)神話が支那(原文:中国)神話の元祖だ
以前からのいきがかりがあり、もう勘弁できなくなったようだ。
【柔道】【剣道】【桜】【日本酒】【盆栽】【織物】【寿司】【茶】【浮世絵】【歌舞伎】【侍】【忍者】【能】【勾玉】【日本刀】あたりについて、韓国人がどのように主張してるか調べればすぐに分かりそうなものなのに。
だめおし、中国神話学会会長の一言
「古代において、国家の区別は存在しない、中国というのも後から出来たものであって、東北文化の影響を多大に受けているのは当たり前だ。中国と韓国はそれぞれの交流を認めなければならない、但し主として中国が韓国に影響を与えたのは間違いない」
それはそうなのだろうが、やっぱり目くそ鼻くそ。