時々新聞社

慌ただしい日々の合い間を縫って、感じたことを時々報告したいと思います

趣味のこと

2007年07月16日 | コイン収集など
編集長の趣味は、コイン収集、特に大型銀貨の収集であるが、細々と切手の収集も続けている。今日は、ちょっと話題が逸れるが、このことについて書いておこう。
昭和40年頃に切手ブームがあり、小学生だった編集長もこの時に収集を始めたのだが、その後、記念切手のあまりの発行の多さに嫌気がさし、一時、収集を中断していたのだが、10年ほど前にボストークアルバムに出会って、日本切手の収集を再開した。
ボストークアルバムというのは、切手をほぼ発行順に並べて、これにハウイドマウントという透明のフィルムが貼り付けてある。ご丁寧に写真がついているので、切手をこのフィルムに挟みこんでゆくだけで、結構見栄えの良いコレクションができあがるようになっている。
第1巻が戦前、第2巻以降が戦後で、編集長は、現在第2巻から第5巻(~1990年頃)までを所持しており、第2巻の終戦直後の切手の一部を除いて、ほぼアルバムが埋まっている。第6巻以降の切手もかなり所有しているので、今度、第6巻以降を購入予定である。
さて、切手の収集を始めるのなら、今がチャンスだろう。
1980年以降の切手であれば、ほとんどプレミアムはなく、ネットオークションなどを利用すれば、ほぼ額面で入手が可能である。
額面で手に入るような切手ではあるが、このアルバムに保管して眺めると、なかなかどうして、立派なコレクションに見えるから不思議である。
また、収集を始めた時には手が出なかった戦後直後の切手なども、高いものは多いが、昔ほど高価ではなく、比較的に廉価で入手可能である。
以前にも、記事の中で述べたことがあるが、1980年以降の切手の発行回数、1種類当りの発行枚数は異常である。メールや宅配便が普及し、郵便を出すこと自体が減っているなかにあって、この乱発である。
たいしてめでたくもないのに記念切手や種々のシリーズ切手が発行され、ふるさと切手に至っては、もうデタラメなくらい膨大な数である。
切手は、そもそも郵便物の配達料金を「前払い」するものである。したがって、郵便局とすれば、販売した切手が使用されずにコレクションとして退蔵されればされるほど、儲かる仕組みになっている。したがって、どんどん発行しても、絶対に損はしない仕組みになっているのである。これが切手乱発の最大の理由である。
コインの世界でも、記念コインが乱発されているが、記念コインを手にした多くの人はこれを使わずに何となく保管しているだけである。かつての切手と同じことがコインの世界でも起きているわけである。
さて、こんな切手ではあるが、いろいろと集まってみるとなかなか壮観である。
編集長より年配の団塊の世代の趣味の一つとして、底値の今だからこそ、コレクションを始めてみるのもよいのではなかろうか。