時々新聞社

慌ただしい日々の合い間を縫って、感じたことを時々報告したいと思います

バカ総理の公私混同

2007年07月01日 | 政治問題
ネットのニュースに「絶句する安倍夫妻の「公私混同」」という記事が出ていた。面白い記事なので、その一部を紹介しておこう。
『5月30日、ある元首相秘書官はテレビのニュース映像に目を疑った。
「あなたの死は余りに突然で、訃報に接した時、茫然自失として私は言葉を失いました――」
画面が映したのは熊本県阿蘇市で営まれた前農水相・松岡利勝の密葬の模様だった。首相・安倍晋三の妻、昭恵が号泣しながら「内閣総理大臣の弔辞」を代読していた。・・・
首相の公務を官房長官や副長官が代行する例はあるが、首相夫人がしゃしゃり出るなどありえない。日本の政治・行政システムは夫人が「首相の代理」を演じる余地など認めていない。
内閣総理大臣という最高権力者として公私のけじめの感覚を欠いていた。・・・
この手の公私混同、けじめのなさ、首相ポストの重みへの無自覚は安倍の際立った特徴である。』
この記事は、次のような総理のバカぶりも紹介している。
『5月16日、安倍は首相官邸にテレビ朝日アナウンサーだった丸川珠代を招き、自民党公認候補として東京選挙区からの参院選出馬を要請した。・・・。丸川は面会後、官邸の玄関ロビーで即席の出馬会見に及んだ。
出馬要請は首相の公務ではない。一政党にすぎない自民党の総裁としての党務だ。それを堂々と総理官邸を舞台に敢行し、記者会見までさせて何とも思わないのはいかにも無神経だ。』
このほかにも、安倍総理の公私混同、内閣としての任務遂行と私党である自民党の遊説などをゴチャ混ぜにする総理への批判の文章が記されている。
そして最後に次のような記事を載せている。
『「電球から日本を明るくしよう」 6月5日、朝刊を開いた元秘書官はまたも仰天した。白熱電球を蛍光ランプに取り替える安倍をニッコリ微笑んで見つめる昭恵。CO2削減を訴える政府の全面広告だった。税金を使った政府広報に昭恵が登場するのは「内助の功」ではなく、公私混同にほかならない。そんな区別もわからない宰相の資質こそを参院選で問わねばならない。』
まったくおそまつな総理もいたものだ。
あの変人と言われた小泉総理でさえ、自民党公認候補との面会は、首相官邸では行っていない。公認候補ではなかったが、あのホリエモンとの面会も自民党本部で行い、結果的には公認していない。
また、思い出して欲しい。小泉政権では、金銭問題を取り沙汰された大臣はいなかった。この点では、身辺のきれいな大臣が多かった。
ところが、安倍政権になって、いきなり、金銭問題でその屋台骨が揺らいでいる。
税金で作った政府広報に、自分の妻を登場させるような総理の公私混同ぶりに、そのルーツが存在すると言っても過言ではない。
こういう人物に総理を任せておくわけにはいかない。紹介した記事が言うように、くいうバカな総理の資質そのものが参院選で問われることを願っている。