時々新聞社

慌ただしい日々の合い間を縫って、感じたことを時々報告したいと思います

最近の社会面の記事から

2007年05月22日 | 社会問題
また、発砲、立てこもり事件が起きた。今度は、愛知県である。
犯人は、元暴力団員だそうである。以前にも書いたことだが、暴力団事務所が街中に公然と看板を掲げて建てられ、銃器が簡単に入手できる社会は異常としか言いようがない。
暴力団がはびこる理由は簡単だ。それで生活ができるという一点にある。生活ができない、ウマ味がなければ、誰も暴力団員になろうなどとは思わない。
企業や自治体に対する脅迫、強要、覚せい剤や麻薬、大麻などの違法薬物の売買、盗品の売買、売春、密輸出入などの不法行為がその資金源になっている。
こういう資金源を多面的に断つ以外に暴力団を壊滅する方法はない。
また、相も変わらず、保守系代議士と暴力団のつながりも噂されている。関係の断絶は当然であろう。
存在そのものを禁止する法律を早急につくるべきであろう。官民あげての取り組みを期待したい。

もう一つの話題は、後を絶たぬ個人情報の流出問題だ。
愛媛県の愛南町の住民の個人情報がファイル交換ソフト「ウィニー」を介して流出したという。
同町は先日、合併した旧5町村の全住民約2万8000人の住民票コードや国民年金に関する情報などが流出していたと発表した。これまでの判明分と合わせて、流出件数は約14万2000件になる。過去数10年間の死亡者や転出者情報も含まれており、個人情報は約5万4000人分にのぼるという。
同町によると、流出した情報には、住民基本台帳に記載された氏名、生年月日、住民票コードなどのデータや、基礎年金番号などの国民年金に関する情報、選挙資格の有無などが含まれているという。
企業などでも、顧客情報は厳重に保管しているというが、実際には情報流出が起きて、記者会見で会社の幹部が謝罪する光景などはテレビなどでもう見慣れてしまったように思う。
ウィニーについては、再三にわたって注意が喚起されていたが、この始末だ。また、いくら厳重な管理をしても、それに携わる個人、集団を通じて漏れることは絶対に防げない。
また、情報が漏洩しても、少し加工してしまえば、いったいどこから漏洩したデータかわからなくなってしまう。
いくら注意しても、注意しすぎることはない。なお一層の厳重な管理を要望したい。同時に、こういう不祥事を起こした張本人や責任者を罰する法律の制定も急務であろう。
記者会見して、謝罪してお終いでは、流出した住民への補償もなく、片手落ちと言わざるを得ない。