Activated Sludge ブログ ~日々読学~

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●反戦川柳人・鶴彬さん…《兵士として未曾有の「隊長への質問」で処罰されるが屈せず…命をかけて反戦の川柳を詠み続け、ついには…》

2023年07月30日 00時00分16秒 | Weblog

[↑ 三上智恵監督/最新作『沖縄、再び戦場 (いくさば) へ(仮)』製作応援のお願い (https://okinawakiroku.com/images/hero_pc_l.png)]


(2023年07月17日[月])
【佐高信 『反戦川柳人 鶴彬の獄死』【著者に訊く!】 2020628】
 (https://www.youtube.com/watch?v=btPpLVm4K2g
デモクラシータイムス》《兵士として未曾有の「隊長への質問」で処罰されるが屈せず、そののちも、命をかけて反戦の川柳を詠み続け、ついには監獄で赤痢に罹患し29歳の若さで獄死した鶴彬。さまざまな文献を引きながら、魂に叫びの真髄に迫る渾身の著。更には『佐高信評伝選5』(旬報社)の司馬遼太郎藤沢周平での辛辣な司馬批判。もう1冊『日本の闇と怪物たち 黒幕、政商、フィクサーたち』(平凡社新書)も紹介。著者・佐高信の八面六臂の活躍ぶりに驚く。》

 「大陸へ」ではなく「大陸」だそうだ。「万歳とあげて行った手を大陸においてきた」。
 鶴彬さんの「生きた世」…《鶴彬(つるあきら)獄死の末(さき)ある戦(いくさ)》。キシダメ独裁政権、自公お維コミが目指すそんな「世」でいいの? トランプ氏により《安倍政権が「戦争のできる国」への大転換を行い》、バイデン氏により《岸田政権は「軍事国家」へ大転換》(琉球新報)。人の親や祖父母として子や孫を、そんなに「人殺し」に行かせたいものかね? 全く理解不能だ。

   『●『石原莞爾/その虚飾』読了 (2/2)
     「「手と足をもいだ丸太にしてかへし
       万歳とあげて行った手を大陸へおいてきた
       /…鶴彬は、こうした刺し貫くような反戦川柳をつくって逮捕され、
         赤痢にかかって、手錠をかけられたまま、二十九歳で病死した」」

   『●閉塞の時代に: 安倍晋三首相の危険な「思い入れの強さ」
    「東京新聞…記事【鶴彬(つるあきら)の愛好家らが運動 
     反骨の川柳作家 都内に句碑を】」

   『●「女性が輝く社会」の「女性を愚弄した発言」…
      「タマ除けを産めよ殖やせよ勲章をやろう」(鶴彬さん)
    「「タマ除けを産めよ殖やせよ勲章をやろう」(鶴彬さん)とでも
     脳内では? 与党自民党の桜田義孝前五輪相や元癒党お維の
     丸山穂高衆院議員…よくもまぁ、こんな議員に投票できるよな。
     《そもそもこうした議員を選ばないよう吟味するのは、
     有権者の責任である》…「1/4と2/4」の皆さん、このままでいい
     のですか? 《子育て支援を公約》《子育ての党》といったフザケタ
     与党自公や「子を人殺しに行かせたくて仕方ない」癒党お維を支える
     「1/4」の皆さん、選挙に行きもしないことで間接的に与党や癒党を
     支えている「2/4」の眠り猫な皆さん…」

   『●「戦争や軍国主義を批判、風刺、反体制的な句を作った
         俳人四十四人が治安維持法違反容疑で検挙され…」
   『●《戦争が廊下の奥に立つてゐた》…《そんな時代にしては
          ならない》はずが、癒党お維や与党議員ときたら
   『●与党自公や癒党お維は、戦争したくて(させたくて)、人殺しに
             行きたくて(いかせたくて)しかたないのね?
   『●鶴彬さんの「生きた世」…自公を支持する皆さんは
         人の親として「そんな世」を目指しているの?
   『●東京新聞の社説《苛烈な言論統制の末にあったのは…。》、川柳作家
       《鶴彬(つるあきら)/獄死の末(さき)に/ある戦(いくさ)》
   『●《攻撃的兵器…他国領域も攻撃できると声高に宣言するような国を「平和
     国家」とはとても呼べない。戦後日本の平和を築いてきた先人への背信》

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●東京新聞の社説《苛烈な言論統制の末にあったのは…。》、川柳作家《鶴彬(つるあきら)/獄死の末(さき)に/ある戦(いくさ)》

2020年12月22日 00時00分24秒 | Weblog

[※歴代自民党内閣は「国民のために働」いていなかった!? 縁故主義・政権の私物化もアベ様から《継承》 (日刊ゲンダイ 2020年10月14日)↑]


(2020年12月08日[火])
2020年12月8日の東京新聞の【社説/開戦の日に考える 鶴彬獄死の末にある戦】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/73025?rct=editorial)と、
コラム【筆洗/その朝の授業は鬼のあだなで畏怖された教授の英語だった。その…】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/73024?rct=hissen)。

 《鶴彬(つるあきら)という川柳作家をご存じでしょうか。日本が戦争へと突き進む中、貧困と反戦を詠み、治安維持法違反で逮捕、勾留中に病死しました。苛烈な言論統制の末にあったのは…。七十九年前のきょう破滅的な戦争が始まります。…「鶴彬獄死の末(さき)ある戦(いくさ)」》。
 《▼あの日、今から考えれば、勝てるはずもない日米の開戦に国民の大半が高揚した。記憶にとどめなければならぬ戦争の過ち。それは軍や政府によるものだが、感情に任せたわれわれの側の「万歳」をそこから除く理由もまた見当たらぬ。繰り返すまい》。

 鶴彬さんの「生きた世」…《鶴彬(つるあきら)獄死の末(さき)ある戦(いくさ)》。

   『●鶴彬さんの「生きた世」…自公を支持する皆さんは
         人の親として「そんな世」を目指しているの?

 「あの時代」に、死を賭しているとしか思えない激しい反戦川柳を読んでおられる鶴彬さん。治安維持法など、鶴彬さんの「生きた世」は相当に過酷だった。いま、自公お維を支持する皆さんは人の親として「そんな世」を目指しているのでしょうか? アベ様の政が終わったかと思えば、陰険陰湿強権な違法・違憲オジサンの政に。《メディアコントロール》や日本学術会議の6人「だけ」を任命拒否した問題など、これ以上閉塞の時代となることに、耐えられない。《学問や言論、表現に対する弾圧は、戦争への道につながる、というのが歴史の教訓です》。スカスカオジサンはシレ~ッと冷酷に壊憲を進めそうで、恐ろしくて仕方ない。

   『●《キンモクセイで世間の鼻をごまかし、学問の自由、言論の自由を
         脅かしかねない「腐臭」に気付かせぬようにしている》(筆洗)
   『●西日本新聞【例えるなら、こんな話か。授業が始まるのに数人の
     子が…】…取り巻きが《デマを流してまでも、必死で政権擁護》の醜悪
   『●違法・違憲オジサン…《「裸の王様」…取り巻きの同調意見ばかり
     聞き入れ、学者の正論に耳をふさげば、宰相はそう呼ばれてしまいます》

 自公お維の国会議員やその支持者の皆さんは《繰り返すまい》と思っているだろうか。戦争の記憶の継承を嫌っているのではないか。

   『●『石原莞爾/その虚飾』読了 (2/2)
     「「手と足をもいだ丸太にしてかへし
       万歳とあげて行った手を大陸へおいてきた
       /…鶴彬は、こうした刺し貫くような反戦川柳をつくって逮捕され、
         赤痢にかかって、手錠をかけられたまま、二十九歳で病死した」」

   『●閉塞の時代に: 安倍晋三首相の危険な「思い入れの強さ」
    「東京新聞…記事【鶴彬(つるあきら)の愛好家らが運動 
     反骨の川柳作家 都内に句碑を】」

   『●「女性が輝く社会」の「女性を愚弄した発言」…
      「タマ除けを産めよ殖やせよ勲章をやろう」(鶴彬さん)
    「「タマ除けを産めよ殖やせよ勲章をやろう」(鶴彬さん)とでも
     脳内では? 与党自民党の桜田義孝前五輪相や元癒党お維の
     丸山穂高衆院議員…よくもまぁ、こんな議員に投票できるよな。
     《そもそもこうした議員を選ばないよう吟味するのは、
     有権者の責任である》…「1/4と2/4」の皆さん、このままでいい
     のですか? 《子育て支援を公約》《子育ての党》といったフザケタ
     与党自公や「子を人殺しに行かせたくて仕方ない」癒党お維を支える
     「1/4」の皆さん、選挙に行きもしないことで間接的に与党や癒党を
     支えている「2/4」の眠り猫な皆さん…」

   『●「戦争や軍国主義を批判、風刺、反体制的な句を作った
         俳人四十四人が治安維持法違反容疑で検挙され…」
   『●《戦争が廊下の奥に立つてゐた》…《そんな時代にしては
          ならない》はずが、癒党お維や与党議員ときたら
   『●与党自公や癒党お維は、戦争したくて(させたくて)、人殺しに
             行きたくて(いかせたくて)しかたないのね?


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https://www.tokyo-np.co.jp/article/73025?rct=editorial

社説
開戦の日に考える 鶴彬獄死の末にある戦
2020年12月8日 06時42分

 鶴彬(つるあきら)という川柳作家をご存じでしょうか。日本が戦争へと突き進む中、貧困と反戦を詠み、治安維持法違反で逮捕、勾留中に病死しました。苛烈な言論統制の末にあったのは…。七十九年前のきょう破滅的な戦争が始まります。

 鶴彬(本名・喜多一二(かつじ))は一九〇九(明治四十二)年一月、石川県高松町(現在のかほく市)に生まれました。尋常小学校や高等小学校在校中から地元新聞の子ども欄に投稿した短歌や俳句が掲載されるなど、才能は早くから知られていたようです。


◆貧困、社会矛盾を川柳に

 喜多の作品が初めて新聞の川柳欄に載ったのは高等小学校を卒業した翌二四年の十五歳当時、進学の夢がかなわず、伯父が営む機屋で働いていたときでした。

 <静な夜口笛の消え去る淋しさ>(二四年「北国柳壇」)

 「蛇が来る」などと忌み嫌われた夜の口笛を吹いても、何の反応もない寂しさ。少年期の感傷的な心象風景が素直に表現された作風がこのころの特徴でしょう。

 翌年には柳壇誌に作品が掲載され、川柳作家として本格デビューを果たします。その後、多くの川柳誌に作品を寄せるようになりました。このころはまだ柳名「喜多一児(かつじ)」や本名での投稿です。

 十七歳の時、不景気で伯父の機屋が倒産。大阪に出て町工場で働き始めた喜多を待ち受けていたのは厳しい社会の現実でした。喜多の目は貧困や社会の矛盾に向けられるようになります

 <聖者入る深山にありき「所有権」>(二八年「氷原」)

 このころ都市部では労働運動、農村では小作争議が頻発、政府は厳しく取り締まります。持てる者と持たざる者、富める者と貧しい者との分断と対立です。修験者が入る聖なる山にも俗世の所有権が及ぶ矛盾。そこに目を向けない宗教勢力への批判でもありました。


◆反軍、反戦を旺盛に詠む

 十九歳のとき大阪から帰郷した喜多は、生産手段をもたない労働者や貧農、市民の地位向上を目指す無産運動に身を投じ、特別高等警察(特高)に治安維持法違反容疑で検束されます。その後、故郷を離れて上京、柳名を「鶴彬」に改めたのも、特高の監視から逃れるためでもありました。

 兵役年齢に達した二十一歳の三〇年、金沢の陸軍歩兵第七連隊に入営しますが、軍隊生活が合うわけはありません。連隊内に非合法出版物を持ち込んだ「赤化事件」で軍法会議にかけられ、大阪で刑期二年の収監生活を送ります。

 刑期を終え、除隊したのは三三年、二十四歳のときです。このときすでに日本は、破滅的な戦争への道を突き進んでいました。三一年には満州事変、三二年には海軍青年将校らが犬養毅首相を射殺した五・一五事件、三三年には日本は国際連盟を脱退します。

 この年、自由主義的刑法学説をとなえていた滝川幸辰(ゆきとき)京都帝大教授に対する思想弾圧「滝川事件」が起こり、学問や言論、表現の自由への弾圧も苛烈さを増します

 しかし、鶴がひるむことはありませんでした。軍隊や戦争を批判し、社会の矛盾を鋭く突く川柳を作り続けます

 <万歳とあげて行った手を大陸へおいて来た
 <手と足をもいだ丸太にしてかへし
 <胎内の動きを知るころ骨(こつ)がつき

 召集令状一枚で男たちは戦場へ赴き、わが家に生還しても、ある者は手足を失い、妻の胎内に新しいわが子の生命の胎動を知るころに遺骨となって戻る男もいる。鶴が川柳に映しだした戦争の実態です。いずれも三七年十一月「川柳人」掲載の作品です。

 特高はこうした表現を危険思想とみなし、同年十二月、治安維持法違反容疑で鶴を摘発し、東京・中野区の野方署に勾留しました。

 思想犯に対する度重なる拷問と劣悪な環境。鶴は留置中に赤痢に罹(かか)り、東京・新宿にあった豊多摩病院で三八年九月に亡くなりました。二十九歳の若さでした。

 川柳に続き、新興俳句も弾圧され、表現の自由は死に絶えます


◆戦争へと続く言論弾圧

 お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、この社説の見出し「鶴彬/獄死の末(さき)に/ある戦(いくさ)」も五七五の川柳としてみました。

 学問や言論、表現に対する弾圧は、戦争への道につながる、というのが歴史の教訓です。

 安倍前政権以降、日本学術会議会員人事への政府の介入や、政府に批判的な報道や表現への圧力が続きます。今年は戦後七十五年ですが、戦後でなく、むしろ戦前ではないかと思わせる動きです。

 戦後制定された憲法の平和主義は、国内外に多大な犠牲を強いた戦争の反省に基づくものです。戦争の惨禍を二度と繰り返さない。その決意の重みを、いつにも増して感じる開戦の日です。
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https://www.tokyo-np.co.jp/article/73024?rct=hissen

筆洗
その朝の授業は鬼のあだなで畏怖された教授の英語だった。その…
2020年12月8日 06時40分

 その朝の授業は鬼のあだなで畏怖された教授の英語だった。その朝とは、一九四一(昭和十六)年十二月八日。日米開戦の日だという▼開戦の臨時ニュースが校内に伝えられた。教授は廊下に飛び出し、「万歳」と叫んだそうだ。当時の学生が書き残している▼作家、半藤一利さんの『十二月八日と八月十五日』にあったが、とりわけ珍しい話ではなかろう。<やみがたくたちあがりたる戦(たたかい)を利己妄慢(ぼうまん)の国国よ見よ>斎藤茂吉。長く続く米英との緊張。当時の国民はうっとうしさや閉塞(へいそく)感の中にあり、真珠湾攻撃はその暗雲を吹き飛ばすかのように受け止められた。「利己妄慢」の米英という大国に挑む痛快さもあったという。茂吉もそうだったのだろう▼十一年後の五二年に建立された、広島の原爆死没者慰霊碑。碑文は<安らかに眠って下さい/過ちは繰返しませぬから>である。その言葉を考案したのは十二月八日に「万歳」を叫んだあの教授だそうだ▼歴史の皮肉を書きたいわけではない。教授の名は当時広島大学教授の雑賀忠義さんとおっしゃる。この人も被爆している▼あの日、今から考えれば、勝てるはずもない日米の開戦に国民の大半が高揚した記憶にとどめなければならぬ戦争の過ち。それは軍や政府によるものだが、感情に任せたわれわれの側の「万歳」をそこから除く理由もまた見当たらぬ。繰り返すまい
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●アベ様案件…(武田砂鉄さん)《近場から放たれる「病人なんだから」という、勝手に設けられた除外規定を素直に受け止め過ぎでは》?

2020年09月18日 00時00分13秒 | Weblog

[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]



cakeshttps://cakes.mu/)のコラム【ワダアキ考 〜テレビの中のわだかまり〜 武田砂鉄/安倍晋三首相が辞めたからといって】(https://cakes.mu/posts/31497)。

 《むしろ、国政における最終的な決定権は国民にあるとする「国民主権」なのだから、代わりに政治を行なっている人・行なってきた人の仕事は常に問われる必要がある。難病を患っていると聞けば、当然、快復に向かうことを祈る。それと、やってきたことを厳しく問うのは、当然両立する。近場から放たれる「病人なんだから」という、勝手に設けられた除外規定を素直に受け止め過ぎではないか。》

 全てのアベ様案件、《その責任をとってから、辞めてほしい》(前川喜平さん)ものだ。《病気》であるかどうかとは関係なく、それが、アベ様案件の責任を《除外》する言い訳にはならない。当たり前のこと。そして、2020年9月16日、元・最低の官房長官が首相となりました。大惨事アベ様政権です

   『●【金子勝の「天下の逆襲」/野党は「消費減税で戦う」ではなく
      ニューディール議論を】…最悪な税制なんかを導入したが故に…
   『●さようならアベ総理、そして、こんにちはアベ様…数々のアベ様案件
       について真相を解明し、真の「責任」を果たしていただきましょう
    「2020年8月28日(金)午後、漸くこの日を迎えました
     アベ様が首相辞任を表明しました

   『●斎藤貴男さん【二極化・格差社会の真相】《法令を順守しなければ
     ならないのは、誰よりも貴君ら自身、警察権力なのだと自覚したまえ》
   『●前川喜平さん《数々の政策の失敗…行政の私物化について、納得できる
       説明をし、ちゃんと謝罪し、その責任をとってから、辞めてほしい》
   『●《官邸職員による“腕つかみ質問阻止”》事件…南彰さん《ついに
     質問妨害が、実力行使に発展…安倍晋三首相の記者会見での出来事だ》
   『●浜矩子さん《日本をこの狂った道から正しい道に戻さなくては
     ならない。安倍政権はそれほど激しい歪みを日本経済に遺したのです》
   『●アベ様や財務相は、赤木さんが《残したファイルとか、いま黒塗りに
     なっている夫がうつ病になった経緯であるとか、出すのは簡単なことだ》
   『●《権力をほしいままにし、国家を私物化してきた安倍首相も官邸を
      出てしまえば“ただの人”…司直の手に落ちることになるのか》?
    《「密室談合」による菅官房長官の次期総理就任を許していいのか!
     GoTo、沖縄いじめ、公文書改ざん、メディア圧力の最大の戦犯 
     …まさに、菅官房長官が陰に陽に繰り広げてきたメディア工作により
     忖度が広がり、スキャンダルや疑惑が持ち上がっても批判的な報道が
     徹底してなされず、安倍政権は約8年もの長期政権となったわけだが、
     当然、菅官房長官が次期総理となれば、メディア圧力はさらに激しさを
     増し、安倍政権以上に批判が封じ込められることは必至だ

   『●アベ様広報紙・産経《むしろ記者たちの質問する権利を奪おうとする、
        目を疑うような記事が出た》…《メディアコントロール》の成果
   『●《「安倍総裁をしっかりと継承する」「安倍政権が進めてきた改革の
     歩みをけっして止めるわけにはなりません」》…より陰湿・悪質・強権
   『●《「安倍総裁をしっかりと継承する」「安倍政権が進めてきた改革の
     歩みをけっして止めるわけにはなりません」》…より陰湿・悪質・強権
   『●《悪夢…民主党》総裁選では「全国で遊説することなく、国民に広く
      考えを示さず、政策論争を深めなかった」と当て擦っておきながら…

 毎日新聞の【安倍政権が残したもの】シリーズの冒頭の一部を以下に抜粋。タイトルからもこの7年8カ月の《悪夢》ならぬ「地獄」が浮き彫りに。
 【安倍政権が残したもの/類を見ない「言葉」の空疎さと不誠実さ 小田嶋隆さんが見た7年8カ月】(https://mainichi.jp/articles/20200901/k00/00m/010/214000c)、《コロナ対応などでは適切な判断をする自信がないのに、後継者選びに関しては判断ができる、というのは矛盾しています。つまり、次にどんな政権ができて、自分をどう断罪するのかを見極める余力を残しての辞任だったということです》。
 【安倍政権が残したもの/忖度競争を招いたゆがんた倫理観 古賀茂明氏に聞く官僚支配の弊害】(https://mainichi.jp/articles/20200901/k00/00m/010/271000c)、《安倍政権の特徴の一つが、人事を武器にした強力な官僚支配だ。政権の方針に従わない官僚は冷遇される一方、重用される官僚は官邸官僚と呼ばれ、大きな力を持った。その結果、学校法人「森友学園」問題を巡る財務省幹部の国会偽証や文書改ざんに象徴される「忖度(そんたく)」がはびこった。国の屋台骨を支えるはずのエリート官僚集団が骨抜きにされた弊害について、元経済産業省官僚の古賀茂明氏に聞いた》。
 【安倍政権が残したもの/「女性活躍」保守ならではの成果と限界 治部れんげさんの評価】(https://mainichi.jp/articles/20200902/k00/00m/010/157000c)、《安倍晋三政権の目玉政策の一つが「女性活躍」だった。2014年、安倍首相は所信表明演説で「女性が輝く社会」を掲げ、翌年には女性活躍推進法が成立した。一方で、各国の男女格差を測るジェンダーギャップ指数では日本の順位は下がり続け、その家族観やジェンダー観を批判されることも多かった。女性の就業やジェンダーを巡る問題に詳しいジャーナリストの治部れんげさんに、評価を聞いた》
 【安倍政権が残したもの タカでなく「平々凡々なお坊ちゃま」 青木理氏が指摘する、深刻な負の遺産】(https://mainichi.jp/articles/20200905/k00/00m/010/133000c)、《安倍晋三首相は、戦争の放棄を定めた憲法9条を軸に憲法改正を最大の課題に掲げ、タカ派的な姿勢をとり続けてきた。そのような政治的姿勢はどのように形成され、日本社会にどのような影響を与えたのだろうか。政権をウオッチし、安倍首相を祖父、父の代からたどった評伝「安倍三代」の著者でもある、ジャーナリストの青木理さん(53)に聞いた》。
 【安倍政権が残したもの/「公私を区別すること」 子どもたちには学んでほしい 前川喜平氏】(https://mainichi.jp/articles/20200904/k00/00m/010/013000c)、《安倍晋三首相が熱心に取り組んだテーマの一つが「教育」だ。政府に「教育再生実行会議」を設置し、さまざまな教育政策を実行してきた。安倍首相の狙いは何だったのか。文部科学省の幹部として安倍政権の教育政策に深く関わる一方、退任後は加計学園獣医学部新設問題で「総理のご意向文書の存在を認め行政がゆがめられたと語るなど、政権を厳しく批判してきた元文科省事務次官の前川喜平さん(65)に聞いた》。
 【安倍政権が残したもの/官邸主導の密室談合政治 「居抜き内閣」ならばより強権に? 森功氏】(https://mainichi.jp/articles/20200905/k00/00m/010/295000c)、《第2次安倍政権の7年8カ月余、「官邸が」「官邸によると」という枕ことばがついたニュースを幾度となく目にしてきた。まさに「官邸主導政権」だったのは、誰もが認めるところだろう。次期首相として菅義偉官房長官が本命視されているが、そうなると官邸主導も継続されるのだろうか。「官邸官僚」や「総理の影 菅義偉の正体」などの著書があり、官邸取材を長年続けてきたノンフィクションライターの森功さん(59)に、官邸主導政治の功罪と今後の見通しを聞いた》。
 【安倍政権が残したもの/弱者は切り捨て、戦中の隠蔽体質 「泥船」7年8カ月 作家・中島京子さん】(https://mainichi.jp/articles/20200906/k00/00m/010/045000c)、《特定秘密保護法安全保障関連法森友文書改ざん……。戦前・戦中の庶民の暮らしを描いた「小さいおうち」で知られる直木賞作家、中島京子さん(56)は、第2次安倍政権下で多くの問題が指摘されながらも強行採決された法案や数々の不祥事に対し、国会前のデモに参加して抗議の声を上げてきた。中島さんが泥船と表現した長期政権が醸し出した時代の空気とは――。》

 最低の官房長官無《責任政党》総裁、そして次期首相となれば、上記のような数々のアベ様案件の解決は大きく遠のき、これら官僚支配政治の私物化、《メディアコントロール》などはより一層陰湿さ、悪質さ、強権の度合いを増すことになる。

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https://cakes.mu/posts/31497

ワダアキ考 〜テレビの中のわだかまり〜
武田砂鉄

安倍晋三首相が辞めたからといって
2020年9月2日

安倍晋三首相が健康問題を理由に突然辞任を発表しました。安倍の病気を揶揄するような発言や、病気でさえ本人の責任とする発言をする人たちに批判が起きています。ただ、それとは別に「病気なんだから」と批判を緩めることは正しいのでしょうか武田砂鉄さんが考えます。


「病人なんだから」は病人に対して失礼では

 病人なんだから厳しい言葉を向けてはいけない、という姿勢は、これほど病人に対して失礼なこともない。病状に対する揶揄はしてはならないが、当人に対する評定まで慎み、万事を無効化するのは病と戦いながら生きている人の生活ってものを雑に処理している。様々な局面で、いかにして治療を続けながら仕事・暮らしを維持できるかが模索されているし、今回ならば、安倍晋三首相は会見で「(辞任後は)一議員として支えてまいりたい」と述べている。議員としての仕事を続けるのだ仕事を続けるのならばこれまでの仕事が問われなければいけない。実際の体調を外野から知ることはできないが、本人が議員としての活動を継続する意向を示している以上、彼がこの8年近く何をやってきたのか、引き続き厳しく査定されるのは当然のことである。


「明日からダイエットをやろうと思っています」政治

 安倍に向かう手厳しい声に対して、「『お疲れ様』くらい言えないものなのか」(橋下徹)や「選挙に出て総理になってから言ってもらいたい」(金子恵美)などと、特別な立場にいる人が満身創痍で働き終えたのだから、まずは感謝だろうと述べる声がやたらと目立つ。だが、この国の政治制度は、国民が首相を敬う制度ではなく、むしろ、国政における最終的な決定権は国民にあるとする「国民主権」なのだから、代わりに政治を行なっている人・行なってきた人の仕事は常に問われる必要がある。難病を患っていると聞けば、当然、快復に向かうことを祈る。それと、やってきたことを厳しく問うのは、当然両立する。近場から放たれる「病人なんだから」という、勝手に設けられた除外規定を素直に受け止め過ぎではないか。

 会見の冒頭挨拶で安倍は、「政治においては、最も重要なことは結果を出すことである」と述べた。これまでも繰り返し述べてきたお得意のフレーズだ。そう述べた後で、実現できたことと実現できなかったことを並べた。実現できなかったことについて、拉致問題の解決、ロシアとの平和条約の締結、憲法改正を並べた上で、「痛恨の極み」「断腸の思い」とした。あたかももう少しで達成できたかのような印象を与える言葉遣いだったが、具体的に動いた形跡はない。ただただ、「いや、ほんと、すぐにでもやろうと思っています」と言い続けてきた事案だ。「明日からダイエットをやろうと思っています」と言い続けることはダイエットではない。


手厳しく問われるべき案件から逃げ続けた

 一方で、実現したことについて、冒頭挨拶では具体的に語らなかった。「様々な課題にチャレンジしてまいりました。残された課題も残念ながら多々ありますが、同時に、様々な課題に挑戦する中で、達成できたこと、実現できたこともあります」とした上で、「国政選挙の度に力強い信任を与えてくださった、背中を押していただいた国民の皆様」に感謝をした。要約すると、「色々頑張ってきました。応援してくれた皆さんに感謝」である。安倍政権の手法は縁故主義と言われてきた。森友学園加計学園桜を見る会などの放置された諸問題を思い起こせば、仲良くしてくれる人をとことん優遇しまくった実態が浮き上がってくる。

 国民に選ばれなければ就けない職業だが、かといって、選んでくれた国民に対してのみ、仕事をするのは許されない職業のはずである。2018年、都議選の応援演説に立った安倍は、自分に「やめろ!」とコールする人たちを指差し「こんな人たちに負けるわけにいかない!」と叫んだ。今回の、「応援してくれた皆さんに感謝」という主旨の挨拶はあの日の叫びと見事に対応している。このところ、安倍政権は、臨時国会の召集から逃げ続けていた。開けば、いくつも手厳しく問われるべき案件を抱えていたからだ。持続化給付金事業中抜きの実態、GoToキャンペーンの是非、アベノマスクをはじめとした新型コロナ対応の検証、死亡した財務省職員が求めている森友学園問題の再調査辺野古基地問題桜を見る会イージス・アショア河井克行案里夫妻逮捕、東京五輪開催の可否など、枚挙にいとまがない目の前に重い宿題ばかりが積もっていたそれを放り出した事実は、(繰り返すが)病人なんだから、とは別のところで問われなければいけない


「レシートはない!」と主張する万引き犯

 記者から、「政権を私物化したとの批判が相次いだが」と問われ、安倍は「政権の私物化は、あってはならないことでありますし、私は、政権を私物化したというつもりは全くありませんし、私物化もしておりません」と、おんなじようなことを3回も繰り返しながら否定した。この数年、メディアや野党が安倍政権に対して主に何を問い続けてきたかといえば、この私物化についてだ。安倍政権の振る舞いを気合いで肯定する人たちは「そんな追求、全部ウソっぱちだ、やっかみだ」と跳ね返したが、安倍は「私物化との指摘、全て打ち返すことができます」と立証するのではなく、「私物化していないとした

 以前、あるラジオ番組で話した内容を、改めて原稿として繰り返す。あなたがスーパーを出たところで警備員に声をかけられ、万引きを疑われたとする。何をするかといえば、急いで財布を開き、レシートを探すだろう。もし、その時、レシートがなかったら慌てふためくはず。そのままでは万引きを認めたことになってしまうので、レジへ行き、さっきレジ打ちを担当してくれた人に「さっき、ここで買いましたよね?」と聞いてみる

 「いやー、すみません、お客さんの顔をいちいち覚えていないもので」と言われたら、レジにデータは残っていますよね、と聞く。「それは、ここではなく事務所に行ってもらわないと」と言われれば、事務所で証明してもらう。そうしないと、罪人になってしまうからだ。自分が無罪ならば、あらゆる手を尽くす。では、私物化が疑われる案件で、安倍政権の対応はどうだったろう。いつの段階からか、自分たちが疑われているのに、それを立証するものがないことを強気で語るようになった。万引きのたとえを引っ張ると、万引きを疑われている人が、「もうレシートはないんです!」と強気で訴えていることになる。「えっ、じゃあ、万引きしてるってこと?」という話になる。


逃げる後ろ姿を引き続き追わなければ

 あまりにも多くのことを見逃してきたあちらがなんとか忘却させようとする試みを、甘んじて受け入れてきた。もう一回繰り返すが、病人に対して、あれこれ厳しく追及してはいけない、という雰囲気の高まりは、病人の営みを軽視している。安倍は会見の中で、批判については「甘んじて受けなければならない」と言っている。これからも議員を続ける、と言っているのだから、当然のことである

 政権の私物化による問題が生じると、のらりくらりと逃げ回り、さすがにこれはもう弁解は難しいだろうという事実が明らかになっても、そんなつもりはなかったととぼけ、そのうちに、同じような別件が浮上した真っ黒な疑惑を、新しい真っ黒な疑惑によって乗り越えるという異様なスタイルそれらが解決せずに放置されている引き続き問わなければいけない逃げ回っている人に「お疲れ様」を言うのは奇妙だ。あくまでもたとえ話だが、収監されていないのに、逃亡中の犯人に釈放を言い渡すようなものである逃げる後ろ姿を引き続き追わなければならないと思う。

(イラスト:ハセガワシオリ)
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●前川喜平さん《社会全体が子どもたちを支えられるように、子どもたちに税金を使う仕組みを作らなければいけない》…逆行するアベ様政権

2020年03月28日 00時00分00秒 | Weblog


日刊ゲンダイの記事【前川喜平氏(元文科次官)あれから3年、いま話せること】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/269520)。

 《公開前から話題を集めた映画「子どもたちをよろしく」が2月29日に封切られた。“ミスター文部省”寺脇研氏が企画・統括プロデューサーを担い、元文科事務次官の前川喜平氏も企画に加わった。前川氏は2017年1月に天下り問題で次官を引責辞任。政権を揺るがす加計学園問題で「加計ありきを証言し、渦中の人となった。新宿・歌舞伎町の出会い系バー通いを報じられ、個人攻撃にさらされたこともあった》。



【【教育特報】映画『子どもたちをよろしく』】
 (https://youtu.be/fEttyJh8w6k


 まず、前川さんについて、官邸リークのデマを下足番紙が広報。「新聞」の看板を掲げた広報紙による、官邸リークのデマを広報。いまも、SNS上ではデマ・中傷・《個人攻撃》が続いていますが、下足番紙やその他の広報紙・誌は、アベ様のお得意でない「エビデンス」に基づく、前川さんが「非難されるべきこと」を報じて下さいましたか?

   『●〝前川喜平になるな佐川宣寿になれ〟!?
      「官邸べったり」藤原誠官房長の文科事務次官への昇格人事
    「「前川喜平になるな佐川宣寿になれ」ってこと!?  つまり、
     《政権・官邸の意向に服従しろ》。文部科学省内で《安倍首相が力を入れる
     教育の国家主義化、愛国主義化の強化》してくれそうな、《官邸べったり》
     《官邸のイエスマン》藤原誠官房長の文科事務次官への昇格人事。
     こんな好き勝手な人事、《ロコツな“官邸人事”》で各省がズタズタに…。
      それでも少しはましな「人物」ならまだしもね…。下足番紙にデマを
     リークした官邸の意を受け、《和泉洋人首相補佐官の代理人として前川氏を
     黙らせるために暗躍》。それに、続・大惨事アベ様内閣の文科相が
     アレですものねぇ」

   『●《安倍政権にはどうしても、官邸に近い黒川氏を検察トップに
     据えたい訳がある…検察が政権に私物化されれば、「首相の犯罪」は…》

 さて、「子育て支援など社会保障の充実を据える1億総活躍社会」の推進」・「子育ての党」を詐称する与党・自公。癒着党・お維もハタやウタの推進が大好きだ。「教育再生」という名の下で、教育破壊してきた皆さんに投票し、支持している「1/4」の皆さんや、投票にか行かないことで間接的に自公お維を支持しておられる「2/4」の皆さんの気が知れません。

   『●犬がワンと鳴き、飼い主が喝采する、というお話
   『●音圧計でも持ち出しそうな勢い、
       たかがウタに「口パク」禁止令・監視命令…アホらしい
   『●無節操の図: 橋下元大阪〝ト〟知事も十分に〝ト〟、
                 そして自民党も同じ穴のムジナ
   『●争点は「壊憲」:創価学会婦人部「ごめんよ
      憲法ぐらい変わっても生活はたいして変わらないと思ってね」
   『●アベ様の《積極的平和主義》を愛し、「子育ての党」を
           詐称する公明はとっくの昔に一線を越えている
   『●非「地方創生」、「僕」(アベ様)が地方「僕」滅…
        沖縄の民意無視し、しかも再び八百長なその「手」で…
    「そして、な~にが「平和の党」「子育ての党」だ。沖縄県本部は「本土」の
     党本部に、そんな詐欺な看板を、少なくとも沖縄では、下ろすように
     言うべきではないのか?」

   『●「「愛人」だと報じられた女性がいる
     バーで1回約180万円の支出を政治活動費で賄っている」財務相
    「教育無償化なんて口先だけなことがよく分かる。どこぞの与党が
     「子育ての党」を詐称するのも噴飯ものだが、自民党
     「子育て支援など社会保障の充実を据える1億総活躍社会」の推進」
     なんて云うのも、御笑いだ」

   『●「女性が輝く社会」の「女性を愚弄した発言」…
      「タマ除けを産めよ殖やせよ勲章をやろう」(鶴彬さん)

 《子供は社会全体で支えるもの》。現実に政治の歪みは家庭に及んでいます》《子どもの中に大きな格差が生まれている。《社会全体が子どもたちを支えられるように、子どもたちに税金を使う仕組みを作らなければいけない》。《作品タイトル…子どもたちを社会全体で支えてくださいというメッセージが込められています彼らが生きられるようにして欲しいとの思いを込めているんですね》。

   『●『人はなぜ学歴にこだわるのか。』読了
   『●アベ様参院選公約「子育て…」: 「3歳児、おなかすいて盗んだ」
                   …アベ様のニッポン、病んでいないか?
   『●どちらの国に生まれた子どもが幸せだろうか?
   『●子どもたちが「キチンとした教育」を受けることができ、
                        平和に暮らせる世の中に

   『●「生まれた環境に縛られる、子どもたちの夢」
               (『カナエール福岡応援ページ』)

     「番組を見て、そして、そのWPの一つのフレーズ
      「生まれた環境に縛られる、子どもたちの夢」を見て、
      小田嶋隆さんの本の言葉を思い出しました……
      「子供の学力は、低年齢であればあるほど、
      親の教育水準および経済状態をストレートに反映
      学歴における機会均等なんてものは、もはや建前でさえない…」
      (http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/2a1cb2eb9e660199cf4fcdc12a4a8d1f)」

   『●石坂啓さん「道徳心とか愛国心とかが
      コドモたちにとって安全かどうか、なぜ疑ってかからない」

   『●「道徳」を説く文科相がソレってOKなの? 
       「道徳心とか愛国心とかがコドモたちにとって安全」??
   『●「子供たちの未来が家庭の経済事情によって
      左右されることのないよう」な社会を目指すその先に・・・
   『●《フィンランド…親の経済力にかかわらずすべての子どもたちが
              大学まで行ける…。老後も…》(鈴木穣記者)

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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/269520

前川喜平氏(元文科次官)あれから3年、いま話せること
2020/02/29 06:00

■映画には歌舞伎町の出会い系バーの彼女たちが投影されています

 公開前から話題を集めた映画「子どもたちをよろしく」が2月29日に封切られた。“ミスター文部省”寺脇研氏が企画・統括プロデューサーを担い、元文科事務次官の前川喜平氏も企画に加わった。前川氏は2017年1月に天下り問題で次官を引責辞任。政権を揺るがす加計学園問題で「加計ありき」を証言し、渦中の人となった。新宿・歌舞伎町の出会い系バー通いを報じられ、個人攻撃にさらされたこともあった。あれから3年、思うところを聞いた。

  ◇  ◇  ◇

 ――映画は貧困、虐待、いじめに苦しむ中学生を主人公に子どもたちをめぐる問題を浮き彫りにした重い作品です。企画に参加したきっかけは?

 先輩の寺脇さんに声をかけられたから加わった、に尽きますね。現実を見ると、社会の歪みが最も弱い子どもたちに過酷な形で押し寄せている。苦しんでいる子どもたちをどうすれば助けられるのか。寺脇さんもそうですが、僕も教育行政官としてずっと気にかけてきた課題でした。文科省は学校に対しては指導ができますが、家庭にはなかなか手が届かない。いじめや自殺といった問題を根本的に解決するにはどうしたらいいか。社会全体で子どもたちを支えるように、社会のあり方を変えなければならない時にきていると思います。

 ――映画は北関東で暮らす2家族を中心にストーリーが展開し、中心人物のひとりが義父から性的虐待を受けながらデリヘル嬢として働く優樹菜(鎌滝えり)です。前川さんの経験も反映されているんですか。

 優樹菜はひどい状況の中でも、自分らしく生きたいという気持ちを持っている。歌舞伎町で出会った女性の中には、ここまでしっかりしてはいないものの、生い立ちがよく似ている女性がいました。ものすごく生きづらい中で生きている女性がたくさんいた。かれこれ3年ほど通いましたが、何回か顔を合わせるうちに、10人以上から個人的なことを聞く機会がありました。彼女たちのイメージはある程度は優樹菜に投影されていますね。

 ――どんな話を聞いたんですか。

 家庭の事情のために風俗で働いているとか、子どものころに性的虐待を受けたとか。明治大学に合格したんだけれども、進学をあきらめて風俗に入ったという子もいました。母子家庭で母親が精神を病んでいて、その病院代や生活費も彼女が工面しなければならなかったんですね。2人の子持ちでキャバクラで働いている女性もいた。中学時代にレイプされ、17、18歳で結婚。20歳で子どもを2人抱え、21歳で離婚したという。いわゆる普通の生活を送っている人たちにすれば、全く違う世界の話に聞こえるかもしれませんですが、同じ社会で暮らし、同じ空気を吸っている人たちです。彼女らの問題を自分たちの社会の問題だと考えてもらいたいですね。


■和泉補佐官とあの時会っていれば…使える人間、切れ者です

 ――天下り問題で文科事務次官を引責辞任した3カ月後、読売新聞に新宿・歌舞伎町の出会い系バー通いを報じられました。

 ものすごく不愉快でしたね。読売に書かれたのは2017年5月22日。その半年ほど前、現役次官だった時期に杉田和博官房副長官に官邸に呼ばれ、「立場上、こういうところには出入りしない方がいい」。役所の車で行っているわけではないし、役所の身分で行っているわけでもない。個人的な興味関心で行っていただけで、完全に個人行動。それをなぜ知っているのか不思議ではありましたが、能天気にも善意の忠告だと受け止めていたんです。ところが実際は、何らかの警告だった。当時、加計問題も天下り問題も顕在化していませんでした。僕が安保法制反対デモに加わったり、部下に「安保法制は違憲だ」と言っていたのが伝わったのかもしれません。デモ参加を官邸がリアルタイムで把握していたら、次官になっていませんからね。

 ――危険人物だとみなし、行動確認された。

 文科省を辞めて1カ月ほど経った17年3月ごろ、杉田副長官から携帯に電話がかかってきたんです。「君の例の新宿のバー通いを週刊誌が書こうとしているから気をつけたまえ」と。その頃、僕は加計問題でNHKなどのメディアと接触していた。それが官邸に伝わって余計な真似をすると書かせるぞ、とクギを刺すつもりだったのか。そう想像するわけです。

 ――読売報道3日後に「加計ありき」を告発。内閣府から「総理のご意向」と言われたなどと記録した文科省文書の存在を認め、会見を開いた。

 読売報道の前日、後輩の藤原誠初等中等教育局長(現文科次官)からショートメールがあり、「和泉(洋人首相)補佐官が会いたいと言ったら対応するつもりはありますか」と聞かれた。時間稼ぎのつもりで「ちょっと考えさせて」と返信したら、翌日あの記事が出た。これも想像ですが、あの時、和泉補佐官に会っていたら「読売を抑えてやる代わりに加計の話をするな」「これまで話したことは嘘だと言え」と取引を持ち掛けられたかもしれない。ICレコーダーを持って会いに行った方が良かったんじゃないか。そう思っています。

 ――和泉補佐官といえば、厚労省の大坪寛子大臣官房審議官との公金不倫疑惑が浮上しています。

 和泉補佐官は切れ者ですよ。謀略家と言ってもいい。この7年間、政権にダメージを与えそうな厄介事をうまく解決している。上に立つ人からすると、使える人間。白紙に戻った国立競技場建設をめぐり、建築家の隈研吾さんと大成建設でまとめたのも和泉補佐官。上の意向を踏まえ、形にする能力に非常にたけている。構造改革特区で15回もはねられた加計学園の獣医学部新設を、国家戦略特区で実現する知恵を出したのは和泉補佐官だと思います。


■政権は家庭に押し付けるが、子供は社会全体で支えるもの

 ――現役官僚時代は非公開だったツイッターを公開し、政権批判をかなり書き込んでいます。

 安倍政権は弱肉強食の新自由主義的発想で、敗者は自己責任。労働法制の改悪で非正規労働者をどんどん増やしている。企画参加した映画「子どもたちをよろしく」の主人公の中学生・洋一(椿三期)は、父親・貞夫(川瀬陽太)と2人暮らし。ギャンブル依存症の貞夫はデリヘルドライバーで、給料を前借りしてはパチンコですってしまう。ネグレクトされている洋一は、ガスが止められた自宅アパートで袋麺をそのままかじる極貧生活です。同級生には「ゴミオ」と呼ばれていじめられ、どこにも居場所がない

 ――フィクションなのに、児童福祉関係者から「リアルすぎる」との声が上がっています。

 この作品に登場する大人はみな病気で、弱い人間ばかり。どうしてこんな家庭が放置されているのか、と思うかもしれません。しかし、現実に政治の歪みは家庭に及んでいます。学校があえて描かれていないのもポイントなんです。いじめや自殺といった問題が起きると、「学校は何をしていたんだ」と追及の矛先を向けがちですが、問題の構造は単純なものではない。学校は要因のひとつで、家庭の中に問題がある場合がある。同級生にいじめられても、自分を認めてしっかりと受け止めてくれる人がいて、ここでなら生きていけるという場所があれば救われる。子どもたちに関わる大人のあり方を意図的に再構築しなければいけないと思うんですよね。

 ――どうすれば?

 社会全体が子どもたちを支えられるように、子どもたちに税金を使う仕組みを作らなければいけないお金をかけて子どもたちに関わる大人を確保しなければならない。安倍政権の考え方は「家庭の問題は家庭で解決しろ」でしょう。自民党の憲法改正案にまで〈家族は、互いに助け合わなければならない〉と書き込んでいる。政権を支える日本会議もそうですが、戦前回帰を志向し、かつての家制度にこだわり、家庭に責任を押し付けようとする。かつて家庭が持っていた機能はどんどん失われています。大家族で暮らしている家庭はずいぶん減りましたし、2世代同居も少なくなり、ひとり親家庭が増えている。子どもたちにとって苦しいのがひとり親で、養育能力のない大人と暮らしているケースもある。

 ――少子化で子どもの数は減り相対的に大人の数は増えています。

 それなのに、子どもの中に大きな格差が生まれている。作品タイトルは寺脇研さんが考えたものですが、子どもたちを社会全体で支えてくださいというメッセージが込められています彼らが生きられるようにして欲しいとの思いを込めているんですね。しんどい映画です。見終わった後、非常に重い気持ちになりますが、見た人で話をしてほしいですね。

(聞き手=坂本千晶/日刊ゲンダイ)


▽まえかわ・きへい=現代教育行政研究会代表。元文部科学事務次官。1955年、奈良県生まれ。自主夜間中学のスタッフとしても活動。“ミスター文部省”寺脇研氏との共同企画映画「子どもたちをよろしく」(隅田靖監督)が2月29日から全国順次公開。
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●サディスティックな《この政権はその場しのぎの隠蔽を繰り返し民主主義を壊す「悪魔のような政権」》

2019年06月22日 00時00分26秒 | Weblog


日刊スポーツの二つのコラム【政界地獄耳/その場しのぎ、内閣の隠蔽体質】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201906140000144.html)と、
【政界地獄耳/子育てに優しい国造りできる】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201906130000106.html)。

 《世の中でこの内閣だけが年金は100年安心で不安もないと考えているようで、政府と内閣でも考えが違うようだ。 ★もっと面白いのはその議論をしようと予算委員会開催を要求する野党に自民党国対委員長・森山裕は「この報告書はもうなくなっているなかったことにしようとしている…首相が「あの悪夢のような民主党政権」というのならば、この政権はその場しのぎの隠蔽を繰り返し民主主義を壊す悪魔のような政権と断じざるを得ない》。
 《母親になりたくとも、国は子供を育てることにそれほど甘くない。税制、環境、教育と子育ての夢を阻むさまざまなハードルがある。子育ての間、就労できない時期の生活はどうなるのか、経済的な不安も絶えない。子供は欲しいがあきらめざるを得ないという家庭も多いかもしれない。彼らは既にこの社会では成人まで責任をもって育て上げられないと感じている》。

   『●《その責任者は政府・国家の責任者の首相》であり、
      《部下のミスの責任を取るのが首相の仕事》である
    《自民党大会という身内の会合で「あの悪夢のような民主党政権
     というのはいい。だがだめ押しするように予算委員会で言うのは
     言論の自由などではなく首相としての品格が問われる
     ★公文書改ざん、信じているだけなのか勘違いが続いているのか、
     繰り返されるウソと虚偽答弁

 アベ様はしばしば「あの悪夢のような民主党政権」と言いますが、最悪の《悪夢》なアベ様政権に言われては、ねぇ? 

   『●アベ様曰く「悪夢のような旧民主党政権に戻すわけ…」…
            最悪の《悪夢》なアベ様政権に言われては、ねぇ?

 コラム【政界地獄耳】は《この政権はその場しのぎの隠蔽を繰り返し民主主義を壊す悪魔のような政権」と断じざるを得ない》と言います。全く仰る通り。

   『●《事実が記録として残されない…
      オーウェルの『1984年』さながらのディストピア小説のような現実が…》
   『●《米国や韓国、中国や北朝鮮、ロシアの防衛担当たちは
            このお粗末さとずさんをどう分析するのだろうか》
   『●さながらディストピア状態…年金自助努力問題
     《不正確で誤解を与えたのは麻生の態度と発言》(政界地獄耳)
    「さながらディストピア状態…。室井佑月さん、《もうこの国では、一部の人たち
     しか長生きを喜べないそんな国は衰退していく運命なのかもしれない》」

 また、《彼らは既にこの社会では成人まで責任をもって育て上げられないと感じている》…とも。
 どこぞの公党も《子育ての党》を詐称していました。さらに、自民党が「子育て支援など社会保障の充実を据える1億総活躍社会」の推進」なんて言うのは噴飯もの。

   『●争点は「壊憲」:創価学会婦人部「ごめんよ
      憲法ぐらい変わっても生活はたいして変わらないと思ってね」
   『●アベ様の《積極的平和主義》を愛し、「子育ての党」を
           詐称する公明はとっくの昔に一線を越えている
   『●非「地方創生」、「僕」(アベ様)が地方「僕」滅…
        沖縄の民意無視し、しかも再び八百長なその「手」で…
    「そして、な~にが「平和の党」「子育ての党」だ。沖縄県本部は「本土」の
     党本部に、そんな詐欺な看板を、少なくとも沖縄では、下ろすように
     言うべきではないのか?」

   『●「「愛人」だと報じられた女性がいる
     バーで1回約180万円の支出を政治活動費で賄っている」財務相
    「教育無償化なんて口先だけなことがよく分かる。どこぞの与党が
     「子育ての党」を詐称するのも噴飯ものだが、自民党
     「子育て支援など社会保障の充実を据える1億総活躍社会の推進」
     なんて云うのも、御笑いだ」

   『●「女性が輝く社会」の「女性を愚弄した発言」…
      「タマ除けを産めよ殖やせよ勲章をやろう」(鶴彬さん)

 年金自助努力問題の酷い対応も然り。老人にも厳しく、未来にも投資しない…。人殺しのオモチャや美ら海破壊にドブガネし、F35Aイージス・アショアのデタラメ、元癒党お維国会議員の「戦争しないとどうしようもなくないですか?」発言、そして、アベ様は壊憲したくてしょうがないパラノイア。

   『●《事実が記録として残されない…オーウェルの
        『1984年』さながらのディストピア小説のような現実が…》
   『●マスコミはアベ様独裁に味方し、「1/4と2/4」の皆さんは 
               アベ様に躾けられ…そして現実の社会は…?
   『●自由民主《党が首相ユーゲント化》し、
     ニッポン《国民に「やってる感」を植え付け》、アベ様は国政を私物化
    「アベ様の究極的な野望は壊憲。斎藤貴男さんは、
     《要は戦争ができる国にできればいい。それが傭兵としての役割になろうと、
     彼にとって、そんなことは二の次なのである》。狂っています」

 アベ様やウルトラ差別主義者最低の官房長官というサディストよる《サディスティックな政治》。それを支持する「1/4と2/4」。〝マゾヒスティックな信者〟達…飼い慣らされしつけられている1/4の支持者と選挙に行きもしない2/4の眠り猫な皆さんには、《まるで戦前に回帰するように、次々と悪法を強行採決して国会を壊し、官邸圧力でメディアを萎縮させ、言論を壊している》(金子勝さん)アベ様独裁という最悪の《悪夢に気づいていないらしい。この「1/4と2/4」と「1/4」の構図を少しでも打ち壊さないとニッポンに未来はない。
 与党自公・癒党お維を支える「1/4と2/4」の皆さん、野党「1/4」側へ投票を!

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https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201906130000106.html

コラム
政界地獄耳
2019年6月14日8時35分
その場しのぎ、内閣の隠蔽体質

★国民も薄々年金だけで暮らせないことは気づいている。そのための自己防衛のための情報も民間にあふれている。厚労省や金融庁の資料もそれを示している。ところが副総理兼財務相・金融相・麻生太郎は「政府の政策スタンスと異なる」として金融庁の報告書を受け取らない意向を示した。世の中でこの内閣だけが年金は100年安心で不安もないと考えているようで、政府と内閣でも考えが違うようだ。

★もっと面白いのはその議論をしようと予算委員会開催を要求する野党に自民党国対委員長・森山裕は「この報告書はもうなくなっているなかったことにしようとしている。国民の将来がかかる年金制度への不信は募るばかりだし、この報告書を隠したとしても参院選後もこの議論は避けて通れない。内閣が「年金は大丈夫だ」と言えば言うほど国民の内閣への信用は下がるばかりだ。つまり、年金崩壊を認め、正面から見つめなおさなければこの内閣に信頼など生まれない。資料がないから議論はできない、はい解決ではないのだ。

★首相・安倍晋三らは消費税についても「リーマン・ショックほどのことがない限り予定通り」と繰り返してきたが、国民の受け止めとショック度はリーマン・ショック以上だろう。それも年金崩壊という現実よりも、相変わらずごまかしたり隠したりしようとする、その場しのぎを繰り返す内閣の隠蔽(いんぺい)体質にだ。増して消費税とは元来、年金制度や社会保障を充実させ、国民全体から広く浅く取っていき、年金の破綻を防ぐことを目的としていなかったか。その意味でも、財源すら不透明なこんにち、首相が「あの悪夢のような民主党政権」というのならば、この政権はその場しのぎの隠蔽を繰り返し民主主義を壊す悪魔のような政権と断じざるを得ない。(K)※敬称略
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https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201906130000106.html

コラム
政界地獄耳
2019年6月13日8時5分
子育てに優しい国造りできる

★昨年5月、自民党細田派の衆院議員・加藤寛治は派閥の会合で「必ず新郎新婦に3人以上の子どもを産み育てていただきたいとお願いする」と発言。のちに撤回、陳謝に追い込まれた。同党前五輪相・桜田義孝が「子供を3人くらい産むようお願いしてもらいたい」などと述べたことに対し与野党のみならず世論も一斉に反発した。桜田発言のあと、桜田と同じ二階派の元官房長官・河村建夫は同派会合で「桜田先生の気持ちはよくわかる。婚礼の席に行くと、激励の意味を込めてそういうことは我々もよく口にする。1回口から出ると覆水盆に返らずで影響がある。しっかり考えた上で発言してほしい」とした。

★自民党議員たちはこれだけ批判を受けても、結婚式や若いカップルを見るとこう言いたくなるらしい。ひとつは子供を産み家族を育み、立派に育て上げて欲しいという純粋な気持ちだろう。だが母親になりたくとも、国は子供を育てることにそれほど甘くない税制、環境、教育と子育ての夢を阻むさまざまなハードルがある子育ての間、就労できない時期の生活はどうなるのか、経済的な不安も絶えない子供は欲しいがあきらめざるを得ないという家庭も多いかもしれない彼らは既にこの社会では成人まで責任をもって育て上げられないと感じている

★「子供を3人ぐらい産んで欲しい」と政治家が言うのならば、「子育てしやすい社会にして欲しい」「そういう社会を作ってから言え」が本音だろう。しかし、その一言がすっぽり抜け落ちる。社会保障制度にしても、これからの日本を考えても、右肩上がりな国家が期待できないのはわかる。だが、子供を育てることに国家も社会も優しい国造りはできるはずだ子供は家族の宝だけでなく国の宝ではないのか。意識と言葉の足りない政治家のおかげでどれほどの家庭が子供を産むことを断念したか考えるべきだ。(K)※敬称略
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●《そもそもこうした議員を選ばないよう吟味するのは、有権者の責任である》…「1/4と2/4」の皆さんへ

2019年06月19日 00時00分49秒 | Weblog


東京新聞の社説【3人産んで発言 政治家の責任放棄だ】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2019060102000145.html)。

 《極めて不適切な内容だ。少子化問題への適切な対応を怠ってきた与党政治家としての責任を、全く感じていないのではないか。…国家権力の側にあるものが国民に対し、三人以上、子どもを産むよう促すのは、戦時の人口増加政策を想起させ、極めて不快である。時代錯誤も甚だしい…戦争発言の丸山穂高衆院議員の例を挙げるまでもなく、一度当選した議員を暴言や失言を理由に辞めさせるのは難しい。そもそもこうした議員を選ばないよう吟味するのは、有権者の責任である》。

   『●「女性が輝く社会」の「女性を愚弄した発言」…
      「タマ除けを産めよ殖やせよ勲章をやろう」(鶴彬さん)
   『●「膿」で出来上がった政権、政党…
     ウルトラ差別主義者=麻生太郎財務相の「責任」は有耶無耶に?
   『●ヘイトさへも隠蔽、自民党はヘイト政治屋だらけ…
        自民党壊憲草案「基本的人権の制限」に向けて着実に
   『●鶴彬さんの「生きた世」…自公を支持する皆さんは
           人の親として「そんな世」を目指しているの?

 「タマ除けを産めよ殖やせよ勲章をやろう」(鶴彬さん)とでも脳内では? 与党自民党の桜田義孝前五輪相や元癒党お維の丸山穂高衆院議員…よくもまぁ、こんな議員に投票できるよな。
 《そもそもこうした議員を選ばないよう吟味するのは、有権者の責任である》…「1/4と2/4」の皆さん、このままでいいのですか? 《子育て支援を公約》《子育ての党》といったフザケタ与党自公や「子を人殺しに行かせたくて仕方ない」癒党お維を支える「1/4」の皆さん、選挙に行きもしないことで間接的に与党や癒党を支えている「2/4」の眠り猫な皆さん、次の選挙こそ、野党の「1/4」の皆さんの側に来てくださいな、お願いしますよ。

 《暴言を、自民党議員は何回繰り返せば気が済むのか》…同時に、独裁政権や与党自公、癒党お維の取巻き連中ときたら、醜悪すぎる。
 リテラの記事【立川志らくと八代弁護士が桜田前五輪相の“3人産め”暴言を擁護!「そこまでひどいことを言ったのかな」「よくあること」】(https://lite-ra.com/2019/05/post-4743.html)によると、《「お子さん、お孫さんには子どもを最低3人くらい産むようにお願いしてもらいたい」 先日お伝えしたように、自民党は参院選を控えて“失言防止マニュアル”を作成・配布したというが、その矢先にコレである。というか、少子化問題に絡めた「女は子どもを産め」という暴言を、自民党議員は何回繰り返せば気が済むのか》。

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https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2019060102000145.html

【社説】
3人産んで発言 政治家の責任放棄だ
2019年6月1日

 自民党の桜田義孝前五輪相(69)が、三人以上の出産を促す発言をした。極めて不適切な内容だ。少子化問題への適切な対応を怠ってきた与党政治家としての責任を、全く感じていないのではないか

 「またか」「いいかげんにしろ」というのが率直な感想だ。

 問題の発言は先月二十九日、千葉市で開かれた猪口邦子元少子化担当相の政治資金パーティーであった。あいさつに立った桜田氏は少子化問題に言及し「結婚しなくていいという女性がみるみる増えちゃった」「お子さんやお孫さんにぜひ、子どもを最低三人くらい産むようにお願いしてもらいたい」と言い放ったのだ。

 発言後、「子どもを安心して産み、育てやすい環境をつくることが重要との思いで発言した。誰かを傷つける意図はなかった」と釈明したが、国家権力の側にあるものが国民に対し、三人以上、子どもを産むよう促すのは、戦時の人口増加政策を想起させ、極めて不快である時代錯誤も甚だしい

 結婚や出産はあくまで個人の自由な意思に基づくべきだ。その上で、それを望む人たちが希望をかなえられるような環境をつくることこそが政治の責任であり、少子化対策の根幹ではないのか。

 そのためには出産や子育てがしやすい家庭や職場の環境整備や、保育、幼児教育の態勢づくりが欠かせない。子育てや将来の教育の費用など経済的な不安に対応する制度的、財政的支援も必要だ

 なぜこうした対策が進まなかったのか。出産を巡っては「(女性は)産む機械」など不適切発言が相次いできた。女性は結婚して家庭に入り、子どもを産み育てるのが当然との家族観を持つ議員が政権中枢を占めてきたからだろう。

 子育て支援はようやく政治の中心課題になりつつあるが、少子化を「国家的な問題」(桜田氏)というなら、長年政権の座にありながら適切な対策を怠り、深刻な少子化を招いた自民党の非をまず認め、心を入れ替えて政策を実現する決意を示すべきではないか。

 桜田氏は四月、復興以上に自民党議員が大事と発言、大臣を事実上更迭された。自民党は夏の参院選を控え、失言を防ぐための注意事項をまとめた文書を配布したが、抑止効果は乏しかった。

 戦争発言の丸山穂高衆院議員の例を挙げるまでもなく、一度当選した議員を暴言や失言を理由に辞めさせるのは難しい。そもそもこうした議員を選ばないよう吟味するのは、有権者の責任である。
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●あのオモテナシ《ご機嫌取りの接待漬け》は「交」渉だったのか? 「害遊・害〝行〟のアベ様」がイラン訪問?

2019年06月09日 00時00分11秒 | Weblog

[※ 自公選挙公約「子育て…」小躍りするアベ様日刊ゲンダイ(2017年12月19日)↑]



日刊ゲンダイの二つのコラム【室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」/メディアはこのTwitterを安倍さんにぶつけてみたのか?】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/255038)と、
金子勝の「天下の逆襲」/安倍首相の外交無力を隠すフェイクニュースに騙されるな】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/254848)。

 《日本の7月の選挙が終われば大きな数字が出てくる…あたしがいちばん腹たつのはメディアだ。ゴルフ行っただの、相撲行っただの、どうしてこちらが優先して報じられるのか?》。
 《北朝鮮問題を巡り、“蚊帳の外”の安倍首相が焦って日朝首脳会談の「無条件実施」を表明したが、米朝会談の物別れを受けて安倍が“橋渡し役”を果たすとするNHKの岩田明子解説委員の“フェイク解説”には驚いた》。

 ゴールデンラジオの金曜日コンビの御両人のコラム…《メディア》の問題について。《あたしがいちばん腹たつのはメディアだ》、《NHKの岩田明子解説委員の“フェイク解説”には驚いた…現実をしっかり注視しないと、メディアに騙される》。

   『●アベ様の政で唯一〝上手く行っている〟メディアコントロール
              …「一人でも権力に立ち向かう」とはいうものの…
   『●室井佑月さん×金平茂紀さん対談: 
     《安倍政権の言論弾圧体質によって、どんどん悪化している報道の萎縮》①
   『●室井佑月さん×金平茂紀さん対談: 
     《安倍政権の言論弾圧体質によって、どんどん悪化している報道の萎縮》②
   『●アベ様や最低の官房長官ら独裁政権が
      《国民に知らせないことの利益より不利益を考える》はずがない

 あのオモテナシ《ご機嫌取りの接待漬けは「交」渉だったのか? 「害交」どころか、単なる「害行」だな。何十日と予算委員会も開かれず…アベ様の政で唯一〝上手く行っている〟メディアコントロール
 野党が審議拒否すれば、鬼の首をとったように騒ぐ「1/4」のみなさんは? 当時、野党が「サボっている」と大騒ぎした人は何処に…。

   『●アベ様は「「愛国者」ではなく「愛僕者」…
      彼が「国難」と言う時は「僕難」…愛僕者に付ける薬」無し
    《野党はとことん審議拒否したらいい嘘やごまかしの安倍政権とは、
     マトモな議論が成立する余地はありません空気が悪すぎて呼吸の
     できない部屋では、議論すればするほど、呼吸困難に陥ったり、
     一酸化炭素中毒になったりしてしまう。まずは部屋を浄化しなければ
     なりません。北朝鮮情勢や貿易戦争などもっと大事な問題があるなどと、
     野党を批判する向きがありますが、政治課題が山積していればこそ、
     きれいに掃除して、まっとうな環境づくりが急務です》

   『●「安倍首相のようなクソ」と取巻き…「安倍内閣の問題点を
               簡単に挙げただけでも2時間45分になった」
    《■野党ディスの数々にも反論!「野党は反対するだけはデマ」
     「審議拒否しているのは与党」

 日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/予算委開かぬ与党のおごり】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201905310000054.html)によると、《★参院選挙を控える後半国会は予算委員会を与党が開かないという暴挙が続いている。「選挙前に与党に攻め込みたい野党に対して委員会を開かずに国民に与党の弱点をさらしたくないのだろうか」(野党幹部)というほど国会は停滞している。…本来、予算委員会はその合間を縫ってでも開くべきだろう。…首相・安倍晋三が米国に対していろいろ安請け合いした可能性のある約束などについて国民は聞きたいことだらけだ。…森山は予算委員会を開かずとも「個々の委員会で議論すべき。対応できる」としている。それは答弁する与党が決めることではない。野党が聞きたいことがあれば開くべきだろう。…与党・公明党幹事長・斉藤鉄夫は30日の党中央幹事会で、自民党前五輪相・桜田義孝が「子どもを最低3人くらい産むように」などの発言について「与党としてのおごり、ゆるみだ」と批判したが、自民党と歩調を合わせている限り、公明党にも当てはまることだと付記しておきたい》。

   『●「女性が輝く社会」の「女性を愚弄した発言」…
      「タマ除けを産めよ殖やせよ勲章をやろう」(鶴彬さん)

 《ゴルフ遊びの最中》に「害遊・害〝行〟のアベ様」…イラン訪問なんて言い始めてるぞぉぉ…恐ろしいことにならなきゃいいが…。
 日刊ゲンダイのコラム【高野孟 永田町の裏を読む/日本の首相がいまイランを訪れてどうするつもりなのか】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/254929)によると、《安倍晋三首相はトランプ米大統領とのゴルフ遊びの最中に「日本はイランとよい関係を保っているので、近くイランを訪れて米国との間の橋渡しをしたい」と申し出て、トランプから「ぜひ行ってもらいたい」と賛同を取り付けたという。しかし、米イラン間の一触即発的な危機が深まる中で日本の首相が出て行って、イランに向かって一体何を言うつもりなのだろうか》。

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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/255038

室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」
メディアはこのTwitterを安倍さんにぶつけてみたのか?
2019/05/31 06:00

     (「7月の選挙まで待って」、「待ってるよ!」/(C)JMPA)

Great progress being made in our Trade Negotiations with Japan.Agriculture and beef heavily in play.Much will wait until after their July elections where I anticipate big numbers!』(トランプ米国大統領)

 ぎゃっ、って思った。しょっぱなから英語でごめんよ。でも、正確を期すためじゃ。

 これはトランプ大統領が26日、Twitterにあげた言葉。ちなみにあげたのは安倍首相とのゴルフのあとな。翻訳すると、

「日本との貿易交渉で非常に大きな進展があった。農業と牛肉でとくに大きなね。日本の7月の選挙が終われば大きな数字が出てくる、待ってるよ!(ネットメディア・リテラより)」

 なんと! 我々は覚悟をしておいたほうがいいだろう。参議院選が終われば、この国はガタガタにされると。

 てかさ、トランプさんに「7月の選挙まで待ってくれ」とお願いしちゃってる時点で、交渉などできてないってことだ。

 だってさ、「~して下さい」のあとには「そのかわり」って言葉なんじゃないのか? トランプさんはしっかり進展があったともいってるしな。

 このことについて、あたしがいちばんに怒りを覚えるのは、自分のことしか考えず国を売り払うような真似をする安倍さんじゃない。

 あたしがいちばん腹たつのはメディアだ。ゴルフ行っただの、相撲行っただの、どうしてこちらが優先して報じられるのか?

 トランプさんのTwitterのことを報道すべきだ。本人がTwitterにあげているんだから、裏取りもいらないべ。このTwitterを安倍さんにぶつけてみたのか?

 安倍さんが選挙後にとトランプさんに約束してしまったことは、これから先のこの国とこの国の国民の行方に関係する重大な話である。なのに、ほっかむりしてどうする。メディアは国民の方を向いて
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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/254848

金子勝の「天下の逆襲」
安倍首相の外交無力を隠すフェイクニュースに騙されるな
2019/05/29 06:00

     (ご機嫌取りの接待漬け(初優勝した朝乃山に「米国大統領杯」を
      渡すトランプ米大統領=右)/(C)JMPA)

 北朝鮮問題を巡り、“蚊帳の外”の安倍首相が焦って日朝首脳会談の「無条件実施」を表明したが、米朝会談の物別れを受けて安倍が“橋渡し役”を果たすとするNHKの岩田明子解説委員の“フェイク解説”には驚いた。

 そもそも、Jアラート鳴らしまくり、断交を叫んでおいて、前提条件なしで会うと言ったところで会談できるはずがない。しかも、「前提条件なし」は北方領土返還交渉を巡る対ロ外交の失敗で実証済みだ。日本のメディアは2島返還が実現するかのように煽ってきたが、全くのウソだった。

 米中貿易バトルと日米通商協議を巡る報道もフェイクだらけ。ファーウェイを干上がらせれば米国の完全勝利で、日本は米国の尻馬に乗っていれば万事うまくいくかのように報じられている。コンピューターの先端分野のクラウド事業ではアマゾン、グーグル、マイクロソフトなどの米事業者が強いが、中国ではアリババが強い。

 次世代通信規格の5Gで最も特許を取得しているのはファーウェイなど中国企業で、スウェーデンのエリクソンとフィンランドのノキアを合わせると全体の半数超え。アジアやアフリカでは次々に通信網が敷かれ、中国の政治的、経済的影響力は圧倒的だ。

 こうした状況に慌てたトランプ政権は大統領令まで発してファーウェイ排除に動いているが、国家レベルで同調しているのは日本と豪州くらい。このままでは、世界が米国圏と中国圏に分断されかねない。一方のファーウェイは、傘下のハイシリコンから半導体供給を増やし、自前調達で対抗する戦略だ。

 このような状況では、米国追従で漁夫の利が得られることはない。日本経済は半導体や電子部品などの対中輸出で支えられてきたが、米中バトルの影響で大きく減少に転じ、先端技術の開発もできずに青息吐息。他方で、北米への自動車輸出でしのぐが、トランプの格好の標的とされている。

 トランプを「令和初の国賓」として招いたが、参院選前までに日米FTA交渉ひどい内容がばれるのは避けたい。そこでゴルフだ、相撲観戦だと、ご機嫌取りの接待漬けにする。しかし、こんな「おもてなし」が通用するわけもなく、間もなく馬脚を現すだろう。

 安倍の外交無力によって、日本は輸出先まで失いつつある。現実をしっかり注視しないと、メディアに騙される
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●《戦争が廊下の奥に立つてゐた》…《そんな時代にしてはならない》はずが、癒党お維や与党議員ときたら

2019年05月20日 00時00分26秒 | Weblog

[※ 『沖縄スパイ戦史』(三上智恵大矢英代共同監督) (LOFT)↑]



琉球新報の新垣若菜記者による記事【戦争語り部、最後の講話 活動40年、次世代にバトン 安里要江さん(98)】(https://ryukyushimpo.jp/news/entry-919647.html)。

 《県内最高齢の沖縄戦の語り部で、映画「GAMA 月桃の花」のモデルにもなった安里要江(としえ)さん(98)が体調不良を理由に語り部の活動を終えることを決めた…安里さんは修学旅行で沖縄を訪れた生徒らに「命ある限り語るのが私の使命だった。二度と悲惨な戦争が起きないよう、みなさんも後世に伝えていってほしい」と話し、若い世代にバトンを託した》。

   『●壊憲「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」、
                   そして、緊急事態条項を絶対に許してはダメ
   『●『憲法くん』の誇りとは? 《私は六六年間、
      戦争という名前で他国の人々を殺したことがない。それが誇り》
   『●《歴史に名前》? 憲法99条無視な違憲な壊憲…
      《この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ》はずのアベ様が…

 《これまで約40年間にわたって戦争の悲惨さを訴えてきた》方にあまりに失礼な話が続いている。修学旅行で訪れた大阪府の中学生には伝わっても、いい大人が戦争ごっことはね。こんな国会議員がいるとはねぇ、呆れかえります。まぁ。(アノお維から除名された、議員辞職勧告された元)お維議員ですものね。ましてや、行政府の長や副総理・財務相、最低の官房長官らがアンナ人達ばかりですものね。
 東京新聞の記事【「戦争で奪還」 平和主義を踏みにじる】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2019051502000186.html)によると、《国会議員として許されない発言だ。丸山穂高衆院議員が戦争による北方領土奪還の是非を元島民に問うた。戦争放棄の憲法を無視する発言で国民の代表たる資格はない議員を辞職すべきは当然だ。「国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」 日本国憲法九条第一項である。九九条で「憲法を尊重し擁護する義務を負う」と定められた国会議員の一員なら、知らないでは済まされない条文だ》。

   『●「ムジナ夫婦、狢マスコミ」、むろん、当然、お維もムジナ…
                「松井知事は開き直り、橋下は話のスリカエ」
    《窮地の安倍政権 森友学園疑惑は理事長“口封じ”で幕引きか
     …12年4月に大阪府の松井知事が突然、設置基準を緩和
     同時に、暴言王の足立康史議員や丸山穂高議員が国会の予算委で
     この問題を取り上げ始めた》

   『●「官憲が内心に踏み込んで処罰して、
     人権を著しく侵害した戦前、戦中の治安維持法」が亡霊のように…
    「採決の動議を出した、「癒」党お維・丸山穂高センセの尻尾フリフリブリ、
     あまりに醜い。与党・自民党の中から声が上がるでもなく、
     (戦前に起こったことを忘れ)与党・公明も沈黙し、「癒」党・お維に
     至っては嬉々とアベ様に尻尾を振る始末」

   『●主犯A…『A Few Good Men』のように
      ネイサン・R・ジェセップ大佐を証人台に座らせろ!
    《閉会中審査でネトウヨ自民党議員たちが前川前次官に卑劣な質問浴びせるも
     次々返り討ちに! 逆に詭弁と嘘を暴かれる醜態…しかし、下卑た質問を
     しながら返り討ちにあったのは、青山議員だけではない。共謀罪審議では
     「委員長、もういいでしょう!」などと叫んで動議を促し、採決に導いた
     “自民党の別働隊員”たる丸山穂高・日本維新の会議員は、前川氏に
     出会い系バー通いについて質問》

 もう数日たっているが、まだ《議員》なの?
 沖縄タイムスの【社説[丸山議員「戦争」発言]退廃的で危険な発想だ】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/420292)によると、《失言や暴言という生やさしい話ではない。「無知」に「無恥」を上塗りしたような前代未聞の発言だ。影響の大きさは計り知れない》。
 また、琉球新報の【<社説>領土返還「戦争で」 暴言の責任取って辞職を】(https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-918928.html)でも、《言うまでもなく、戦争の放棄を定めた憲法9条は、筆舌に尽くし難い惨禍をもたらした、去る大戦の反省から生まれたものだ。さらに、憲法99条国会議員などが憲法を尊重し擁護する義務を負うと定めている。戦争のない平和な社会を築くことは国会議員の最大の使命であるはずだ。丸山氏には、選良としての自覚と見識が欠けている。このまま議員にとどまれば、ロシアに対しても誤ったメッセージを与えかねない。暴言の責任を取って、直ちに辞職すべきである》。

   『●「事実無根のデマ」…「もしこれが立件されれば、
      長谷川氏逮捕や花角新知事辞任の事態もありうるだろう」
    《【<木下昌明の映画の部屋・第242回>権力とたたかう放送記者たち
     崔承浩(チェ・スンホ)監督『共犯者たち』】》
    「「権力とたたかうメディア」がどれ程ニッポンには…? 」

   『●《政権に批判的な経営陣は排除され
     政権に近い政治部系の幹部らが経営権を持つ》…ニッポンも似た様なもの

 「権力の監視」を出来ない、権力を批判できない報道にも大きな問題。飼いならされる報道。あぁ、アベ様のNHKをはじめとした飼いならされた報道。「時報の音とともにニュースが始まると、アナウンサーはアベ様は…」と原稿を読み始めた」。
 琉球新報のコラム【<金口木舌>テンチョンニュース】(https://ryukyushimpo.jp/column/entry-919637.html)によると、《韓国に「テンチョンニュース」という言葉がある。1980年代の軍事独裁政権下、テレビで「テーン」という時報の音とともにニュースが始まると、アナウンサーは全斗煥(チョン・ドゥファン)大統領は…と原稿を読み始めた ▼独裁者の成果を強調する偏向報道がまかり通っていた。軍部による報道機関の監視が強まったことが背景にあった。「テンチョン」という言葉は国民に事実を伝えない偏向報道を戒める文脈で使われる…▼日本では安倍政権が武器輸出を「防衛装備移転」と言い換え、政府は米軍機の墜落を「不時着」「着水」と発表した。報道機関の権力に向き合う姿勢も問われ続けている歴史の過ち認め、将来を展望する国から学ぶべき点は多い》。

 「戦争しましょうよ」と唱える、未だ議員の地位にある方。憲法99条を無視して、堂々と壊憲を唱える権力者・独裁者。民主主義国家、法治国家を嘯く。
 大矢英代さんは、《私たちは、過去の歴史からしか学べません…私たちが何を学ぶのかが今、問われている》と言います。《軍の命令で「強制疎開」…結果、風土病のマラリアで3600人もの人が亡くなった…そもそもなぜ米軍が上陸しなかった島々で「強制疎開」なのか》…『沖縄スパイ戦史』。

   『●大矢英代さん「私たちは、過去の歴史からしか学べません…
               私たちが何を学ぶのかが今、問われている」①
   『●大矢英代さん「私たちは、過去の歴史からしか学べません…
               私たちが何を学ぶのかが今、問われている」②

 (渡辺白泉さん)《戦争が廊下の奥に立つてゐた》…正に、いまのアベ様の世を示している。
 レイバーネットの記事【反戦川柳作家・鶴彬の精神を受け継ごう!〜5.19シンポジウム開催】(http://www.labornetjp.org/news/2019/0519kokuti)によると、《日中戦争が勃発した1937年、川柳作家・鶴彬(つるあきら)は「手と足をもいだ丸太にしてかへし」の句を発表した。だがその当時、多くの川柳人は国家権力の応援団になり、鶴彬たちを「非愛国的」と糾弾する者さえ現れた。まもなく鶴彬は治安維持法で逮捕され、翌年、獄中死している。そんな時代にしてはならない

   『●「女性が輝く社会」の「女性を愚弄した発言」…
      「タマ除けを産めよ殖やせよ勲章をやろう」(鶴彬さん)
   『●鶴彬さんの「生きた世」…自公を支持する皆さんは 
           人の親として「そんな世」を目指しているの?
    「「あの時代」に、死を賭しているとしか思えない激しい反戦川柳を
     詠んでおられる鶴彬さん。お名前だけは存じ上げていますが、
     ブログ主は不勉強で、その生涯をよくは知りません。でも、治安維持法など、
     鶴彬さんの「生きた世」は相当に過酷だったことは想像できます。
       いま、自公を支持する皆さんは人の親として「そんな世」を目指している
     のでしょうか? これ以上アベ様の政が続き、閉塞の時代となることに、
     ブログ主は耐えられません」

   『●「戦争や軍国主義を批判、風刺、反体制的な句を作った
         俳人四十四人が治安維持法違反容疑で検挙され…」

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https://ryukyushimpo.jp/news/entry-919647.html

戦争語り部、最後の講話 活動40年、次世代にバトン 安里要江さん(98)
2019年5月17日 05:30
沖縄戦の語り部 映画「GAMA 月桃の花」 安里要江(としえ)さん(98)

     (語り部として最後の講話を終え、生徒らと談笑する安里要江さん
      =16日、北中城村の喜舎場公民館)

 【北中城】県内最高齢の沖縄戦の語り部で、映画「GAMA 月桃の花」のモデルにもなった安里要江(としえ)さん(98)が体調不良を理由に語り部の活動を終えることを決めた。16日、北中城村の喜舎場公民館で最後の講話が開かれた。安里さんは修学旅行で沖縄を訪れた生徒らに「命ある限り語るのが私の使命だった。二度と悲惨な戦争が起きないよう、みなさんも後世に伝えていってほしい」と話し、若い世代にバトンを託した。

 安里さんは、1981年に「全国働く婦人の集い」の講演会に参加したことをきっかけに語り部の活動を始めた。

 沖縄戦で夫と2人の子ども、親族11人を失った自身の体験を語り、これまで約40年間にわたって戦争の悲惨さを訴えてきた

 全国から依頼が舞い込み県外に招かれることも多く、北海道から九州まで足を運んだ。1日3件の講演をこなしたこともあった。近年は体調を考慮し、支援者らが活動に区切りをつけることを検討。回数も減らしていたが安里さんが継続を強く希望してきた。

 16日は、20年以上前から修学旅行時に安里さんの講話を旅程に入れている大阪府の意岐部中の生徒らが、講話を聞いた。

 安里さんの支援を長年続ける松永光雄さん(65)が安里さんの体験を生徒らに説明。安里さんは、時折マイクを握り「絶対に戦争が二度と起こらないようにしたい」と力強く繰り返した。

 生徒らがお礼の言葉を述べると「呼ばれたら、またいつでも飛んでいくよ」と笑った。

 話を聞いた鈴村空さん(14)は「今まで勉強してきたことや今日聞いた話を後輩にも伝えていきたい」と語った。岸本裕衣さん(14)は「私たち一人一人が平和のためにできることを考えて、努力していこうと思った」と話した。 (新垣若菜)
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●「戦争や軍国主義を批判、風刺、反体制的な句を作った俳人四十四人が治安維持法違反容疑で検挙され…」

2019年01月03日 00時00分59秒 | Weblog

[※ 自公選挙公約「子育て…」小躍りするアベ様日刊ゲンダイ(2017年12月19日)↑]



東京新聞の桐山桂一さんによるコラム【【私説・論説室から】俳句弾圧事件を思う】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2018022602000142.html)。

 《戦争や軍国主義を批判、風刺、反体制的な句を作った俳人四十四人が治安維持法違反容疑で検挙され、十三人が懲役刑となった…故金子兜太さん…今の世相を…「戦前と似ている」と嘆いていたという》。

   『●平和憲法を壊憲し軍隊を持ち「戦争できる国」の時代に:
               「ネジレ」を取り戻し、「厭戦」の世に戻したい
    「東京新聞の社説【安保関連法施行 「無言館」からの警鐘】…」
    《長野県上田市の南西部に広がる塩田平(しおだだいら)
     その山裾に「無言館(むごんかん)」は立つ。昭和の時代、画家を
     目指しながら志半ばで戦火に散った画学生の作品を集め、
     展示する慰霊のための美術館だ》
    《戦争さえなければ、彼らの中から日本を代表する芸術家が、
     何人も生まれたかもしれない。その好機を奪った戦争は嫌だ、
     平和は尊いそれが無言館のメッセージであることは確かだ。
     平和憲法耕し、花咲く
       窪島さんには無言館が反戦・平和の象徴とされることへのためらい
     あるという。「絵を描くという純粋な行為を、政治利用することはできない」
     と考えるからだ。その考えは今も変わらない。
       しかし、安倍晋三首相の政権が成立を強行した特定秘密保護法
     安保関連法をきっかけに、時代への危機感募り始めたという。
       防衛・外交などの「特定秘密」を漏らした公務員らを厳罰に処す
     特定秘密保護法は、国民の「知る権利」を脅かしかねない真実を
     隠蔽(いんぺい)し、画学生たちをも戦地へと駆り立てた戦中の記憶と重なる》

 <戦争が廊下の奥に立つてゐた>…正に、いまのアベ様の世を示している。
 このコラムで思いでしたのは、俳句ではないけれども、鶴彬さん。《手と足をもいだ丸太にしてかへし》《万歳とあげて行った手を大陸へおいてきた》《タマ除けを産めよ殖やせよ勲章をやろう》。

   『●「敗戦70年 日本人は、戦争で何をしたのか」
          『週刊金曜日』(2015年1月9日、1022号)
    「倉本さおり氏【Interview 4 [俳人]金子兜太/「いま、平和を詠む」という
     ことの本当の意味】、「政治性を付与するのは詠み手でなく読み手……
     作品の意図をでっちあげるようになると、その国は危ない……
     「芸術性がなくなる」ということの怖さ……鶴彬……」」

   『●『石原莞爾/その虚飾』読了 (2/2)
     「「手と足をもいだ丸太にしてかへし
      万歳とあげて行った手を大陸へおいてきた
       /…鶴彬は、こうした刺し貫くような反戦川柳をつくって逮捕され、
         赤痢にかかって、手錠をかけられたまま、二十九歳で病死した」」

   『●閉塞の時代に: 安倍晋三首相の危険な「思い入れの強さ」
   『●「『平成の治安維持法』をつくった総理」の
       非常に危険な思い入れ、それに手を貸す責任
   『●戦争できる国へ: アベ様をはじめ
     自公議員・翼賛野党議員の皆様がまずは「丸太」に
   『●「敗戦70年 日本人は、戦争で何をしたのか」
        『週刊金曜日』(2015年1月9日、1022号)
   『●「女性が輝く社会」の「女性を愚弄した発言」…
      「タマ除けを産めよ殖やせよ勲章をやろう」(鶴彬さん)
   『●鶴彬さんの「生きた世」…自公を支持する皆さんは
           人の親として「そんな世」を目指しているの?
    「「あの時代」に、死を賭しているとしか思えない激しい反戦川柳を
     詠んでおられる鶴彬さん。お名前だけは存じ上げていますが、
     ブログ主は不勉強で、その生涯をよくは知りません。でも、治安維持法など、
     鶴彬さんの「生きた世」は相当に過酷だったことは想像できます。
       いま、自公を支持する皆さんは人の親として「そんな世」を目指している
     のでしょうか? これ以上アベ様の政が続き、閉塞の時代となることに、
     ブログ主は耐えられません」

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2018022602000142.html

【私説・論説室から】
俳句弾圧事件を思う
2018年2月26日

 戦前に文学が弾圧された事件といえば、「蟹(かに)工船」の作家小林多喜二を思い出す。拷問死は一九三三年二月二十日だった。

 なんと俳句も取り締まられた。戦争中には、反戦の句を詠んだ俳人らが検挙・投獄された「新興俳句弾圧事件」があった。二〇一四年二月二十日の本紙「筆洗」は、こんな句を紹介している。

   <糸きりきりとハムの腕

 詠んだのは秋元不死男(ふじお)。「きりきり」という擬音語が醸す恐怖がいけなかったのだろうか。秋元の前の俳号は、東(ひがし)京三。語順を並べ替えると共産党になる。

   <冬空をふりかぶり鉄を打つ男

 鉄は資本主義を表し、それを打つので革命になる。筆洗子は「特高(警察)の言い掛かりも狂気である」とつづる。こんな俳句も摘発された。詠んだのは、渡辺白泉。

   <戦争が廊下の奥に立つてゐ(い)

 戦争や軍国主義を批判、風刺、反体制的な句を作った俳人四十四人が治安維持法違反容疑で検挙され、十三人が懲役刑となった。

 この事件を語り継ぐ「俳句弾圧不忘の碑」が長野県上田市に完成した。筆頭の呼び掛け人は故金子兜太さんだった。戦争体験者であり、反戦を貫いた人だった。今の世相を金子さんは「戦前と似ている」と嘆いていたという。九十八歳で亡くなった日は二月二十日。くしくも多喜二忌である。 (桐山桂一
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●花角英世新潟県新知事…「柳瀬氏同様、安倍政権下で出世してきた元官僚」…女性差別発言隠蔽は体質の体現

2018年06月12日 00時00分51秒 | Weblog


リテラの記事【横田一「ニッポン抑圧と腐敗の現場」38/新潟県知事選“女性差別発言”問題で花角候補を直撃! 隣にいたのに「よく覚えていない」と“柳瀬元首相秘書官”状態】(http://lite-ra.com/2018/06/post-4058.html)。

 《世界最大級の原発・東京電力「柏崎刈羽原発」再稼動が大きな争点…》。

   『●発言に人格が現れ、呼ばれ方に
          人間性が表れる: 「石原元「ト」知事」と「栄佐久さん」
   『●安孫子亘監督映画「『知事抹殺』の真実」の 
      佐藤栄佐久元知事冤罪…泉田裕彦新潟県知事「事件」の背景に?
   『●よりによって自民党から出馬…「反東電ですが、
       反原発ではありません」な泉田裕彦前新潟県知事…
   『●米山隆一新潟県知事は「県に運転停止の権限」、
           「私は、根拠のない“ケンカ”はしません」と…
   『●「新潟の野党勢力は今こそ、踏ん張り時」! 
       東京電力に柏崎刈羽核発電所を再稼働させるなんて狂気な凶器
   『●新潟県知事選: 「中央の紐付き忖度官僚候補
       VS再稼働反対の民意に寄り添う県議候補」という与野党激突

 東京新聞の記事【新潟知事に与党系花角氏 野党共闘候補を破る】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201806/CK2018061102000062.html)によると、《投票率は58・25%で、前回知事選を5・20ポイント上回った。東京電力 柏崎刈羽原発の再稼働を巡る対応も争点だったが、花角、池田両氏とも前知事が進めた安全性の検証を継続するとして再稼働に慎重な姿勢を示し、立場の違いは明確にならなかった》。
 この記事によると…:

 *** *** *** *** *** ***
  ◇新潟知事選確定得票
    当  546,670 花角英世 無新 =自公
       509,568 池田千賀子 無新 =立国共由社
        45,628 安中聡 無新
            ◇
    花角英世(はなずみひでよ) 60 <1>
          (元)海上保安庁次長・副知事・国土交通省課長▽東大 
 *** *** *** *** *** ***

 池田千賀子さんや支持者の皆さんの大変な頑張りは報われませんでした。本当に、折角の良い候補者であり、野党の統一候補者でしたのに…。
 大変に残念な結果となってしまいました。あの東京電力の核発電所再稼働が大きな争点だったはずなのに、再稼働反対派の少なからずの方が自公候補者に投票されたようです。構図としては、辺野古破壊の際の名護市長選に近く、与党自公の争点隠しが功を奏してしまいました。投票率ももう少し高いものを期待していました。眠り猫のままでは、政治は悪くなる一方。
 アノ東京電力に核発電所を再稼働させてしまうリスクは確実に上昇したと言わざるを得ません。再稼働反対派新潟県知事だった際にも、与党・自公は核発電「寄生」委員会を使い、着々と柏崎刈羽核発電所の再稼働に向けて歩を進めていたのに、【検証2~3年と新知事、新潟 菅氏は県民理解を重視】(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2018061101001563.html)なんていうことが、今後、守られる訳がない。再稼働に反対であるにもかかわらず、自公・花角氏に投票した方は、名護市で何が起きているかを見た方が良い

 名護市長選の際の《最も関心のある争点は「辺野古移設」だった》。この残念な新潟県知事選の結果はアノ東電の核発電所の再稼働リスクを高めるだけです。
 沖縄タイムスの【社説[辺野古8月土砂投入]撤回の決断をする時だ】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/264757)によると、《埋め立てが始まれば自然環境を元の状態に戻すのは困難になる》。
 《辺野古破壊》反対を訴えなかった現名護市長は、《辺野古破壊反対派の票をまんまとせしめました。その経緯は、以下の通りです。《「争点には触れない方が選挙に勝てるという方程式》、かつ、デマを流してでも勝てばいいという犯罪まがいの自公のデタラメな選挙戦術。

   『●名護市長選後の「アメとムチ」…勝たせてはいけなかった
             新市長と負けさせてはいけなかった稲嶺進さん
    「本当に、負けさせてはいけなかった稲嶺進さん。つくづく、そう思います。
       辺野古破壊を争点にもせず、討論もせず、当選したとたんに
     「辺野古推進と歓迎」…バカにし過ぎでしょ?
       選挙さへ終われば、アベ様は《市民の理解をいただきながら、
     最高裁判決に従って進めていきたい》ですってょ。こんな嘯きを吐かせて…。
     《安倍政権のままでは沖縄県民は永遠に報われない》」
    《【映画作家・想田和弘の観察する日々/第61回:「争点に関する自党の立場が
     不人気な場合には、争点には触れない方が選挙に勝てるという方程式】…
     選挙戦の様子を遠くから眺めていて、渡具知氏側の選挙戦略に
     ホトホト呆れてしまった。…名護市の主権者の間で最も関心のある
     争点は「辺野古移設」(53.2%)であった。2位の「雇用・経済振興」が
     16.6%、3位の「医療・福祉の充実」が11.6%だから、「辺野古」は
     抜きん出て関心が高かったといえるだろう。にもかかわらず、
     渡具知陣営は選挙戦で、「子育て支援」だの「ゴミの分別」だのといった
     政策ばかりを強調することを選んだ。そして最大の争点である
     辺野古についてはほとんど触れず、立場も曖昧にしておくという戦略
     採った。そのため、応援に駆けつけた政治家の演説も実に奇妙なもの
     なった。たとえば自民党の小泉進次郎氏がわざわざ名護市入りし、
     ゴミの分別について演説をしている動画をネットで観たが、
     彼は名護市のゴミの分別法を変えるために沖縄に行ったのだろうか?
     あれほどシュールな映像はなかなかないと思う》。


 日刊ゲンダイの記事【新潟知事選で自公が自滅 「女性知事いらない」と応援演説】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/230467)によると、《自民に大逆風か。10日投開票の新潟県知事選で、自公が推す花角英世候補の応援演説に批判が殺到…横田一氏が言う。「…花角候補を直撃したら、隣で聞いていたはずなのに知らないと言われました。花角陣営は『女性、男性は関係なく、能力がある人が知事になるべきだという意味だ』と釈明して、火消しに躍起ですが、これで女性票が逃げるのは間違いない。実際、31日の応援演説を聞いていた花角候補の娘さんも問題があるんじゃないかと思ったと話していました」》。
 これが与党・自公の言う《女性活躍》です。再稼働反対の民意に寄り添う新潟県議候補に県知事になって頂かないといけなかったはずなのに。

 与党・自公の本音の吐露でも、花角氏に投票してしまう心理が分からない。
 加えて、《アベ化の腐臭》=勝つためには汚い手も、犯罪も厭わない薄汚さ。下記のような、こんなデマに騙される人が居たかと思うと、残念で仕方ない。
 【新潟知事選 与党陣営「ニセ文春報道」で選挙妨害疑惑浮上】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/230939)によると、《選挙期間中に花角陣営が池田氏のニセ醜聞を拡散した選挙妨害の疑いがあるとして、公職選挙法に抵触する恐れが指摘…しかし、この話はデタラメ。しかも、池田サイドは文春から取材も受けていなかったという。要するにヨタ話だったワケだこんな話を選挙期間中にわざわざ記事にするメディアもどうかしているが、問題は、地元政界関係者やメディアが同席する公の場で、花角陣営が対立候補の醜聞が週刊誌報道される、などと踏み込んだことろう…選挙に勝つためなら、ウソをついても平気の平左アベ化の腐臭が地方にも拡大しているようだ…(取材協力=ジャーナリスト・横田一氏)》。

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http://lite-ra.com/2018/06/post-4058.html

横田一「ニッポン抑圧と腐敗の現場」38
新潟県知事選“女性差別発言”問題で花角候補を直撃! 隣にいたのに「よく覚えていない」と柳瀬元首相秘書官状態
2018.06.09

     (6月2日、街頭演説をする花角氏(撮影・横田一))

 世界最大級の原発・東京電力「柏崎刈羽原発」再稼動が大きな争点になっている新潟県知事選で、女性差別問題がクローズアップされている。5月31日、魚沼市で開かれた自公が推す花角英世候補(前海上保安庁次長)の街頭演説。地元の商工会長が花角氏の隣でこう訴えたのだ。

 「花角さん、経験もの凄く豊かです。副知事時代から商工会をすごく応援をしてくれています。新潟県には女性の知事は必要がない。経験豊かな花角さん、一つ、よろしくお願いしまして応援にさせていただきます」

 しかし6月2日、新潟市内での街宣を終えた花角氏を直撃し問題発言について聞くとよく覚えていないという驚くべき回答が返ってきた。隣で聞いていたはずなのに、加計問題の官邸訪問の記憶をなくした柳瀬唯夫・元首相秘書官と同様の記憶喪失状態と言っていい。

 そこで「父親の出馬を知ってベトナムから駆けつけた」という花角氏の娘にも同日の新潟市内の街宣で声をかけると、簡潔明瞭な答えが返ってきた。

——「女性知事は新潟にいらない」という発言が出ましたが。

娘さん そうですね。発言は知っています。本人からではなく、商工会の方からですが、よくなかったと思います。

——謝罪、訂正した方がいいのではないか。

 

娘さん そうですね。ちょっと方法は考えさせていただきます。ありがとうございます。

 その場にいた味方であるはずの娘ですらこの差別発言を聞いたと認めているのだ。にもかかわらず元高級官僚の父親はその事実さえ認めなかった


「能力がある人こそ大切だと仰った」と応援演説の内容を改ざんした花角候補

 この女性差別発言は6月3日に朝日新聞新潟版が「魚沼の商工会長『女性知事は必要ない』 花角氏の応援演説で発言」で取り上げたこともあり、その朝日報道の当日「さすがに記憶が蘇ったのではないか」と思って、長岡市内での演説会を終えた花角氏を再度直撃した。

——「女性知事いらない」発言はどう思いますか。

花角氏
 誰の発言ですか。私、知らないのですよ。

——魚沼市の商工会長が31日に隣で話していましたよね。朝日新聞が報道しています。

花角氏 報道を見せて下さい。

——隣で聞かれて何も思わなかったのですか。「問題だ」と思わなかったのですか。

花角氏
 「女性とか男性とか関係がない。能力がある人こそ大切だ」とおっしゃったのではないですか。

 ここで新潟県連常任顧問の星野伊佐夫県議が間に入って質疑応答は終了したが、驚くべき対応だ。2日と3日連続で直撃をしても花角氏の記憶は戻ることはないどころか、応援演説内容の改ざんまで始めたのだ。しかし、女性差別発言をいち早くツイッターで紹介したフリーライターの畠山理仁氏がブログで公開した動画を確認しても、商工会長の発言は決して「男女の性別ではなく能力で知事を選ぶべき」などというものではなく女性蔑視が明らかなものだ。

 さらに5日、燕市で三回目の直撃をすると、今度は取材拒否に転じた。個人演説会を終えて車の助手席に乗り込んだ花角氏に「朝日新聞の記事は読んだのか」と聞くと、「読みました」と回答はしたが、女性差別発言についてコメントを求めた途端、車の窓を閉めて質疑応答を一方的に打ち切ったのだ。

 そして翌6日は問題発言が飛び出した魚沼市で個人演説会が開かれたので、何らかの釈明があるかも知れないと思ったが、ここでも一言も触れることはなく、応援演説をした商工会長が謝罪する場面もなかった。終了後、4回目の直撃で朝日新聞の記事を読んだ感想などを聞いたが、無言のまま車に乗り込み、すぐに窓を閉め切った。翌7日も新潟市内での個人演説会終了後、囲み取材で五度目の質問をしたが、女性差別発言の改竄を改めようともせず、女性蔑視には当たらないと考えを明らかにした

——朝日新聞の記事を読んで女性知事いらない発言を思い出されましたか。

花角氏
 私が記憶しているのは、男性とか女性とかではなくて、まさになって欲しい知事というご主旨だったと思います。

——そんなことは全然言っていないですよ。

花角氏 大勢、いろいろな場面でその種の話を伺っているので、混同しているかも知れませんけれども。

——(女性の前魚沼市長の政策への不満や嫌悪感があったという商工会長のコメント内容が紹介された)朝日の記事を読まれたのですよね。

花角氏
 女性蔑視とかそういうことではなかったと思います。そんな丁寧に(朝日の記事は)読んでいないので、申し訳ありません。


対応は加計問題の官邸訪問の記憶をなくした柳瀬元首相秘書官と瓜二つ

 朝日新聞の記事を精読して問題発言の主旨さえきちんと理解しないようでは、「女性差別発言を問題視していないと言われても仕方がないだろう。

 直撃を繰り返している間、花角氏の選挙プランナーをしていた三浦博史氏にも女性差別発言について訊いてみたが、「有権者とのコミュニュケーションを妨害しないで下さい」と抗議されただけで、「本人が謝罪声明を出す」といった具体的対応を聞くことはなかった。地元で選挙を仕切る役の自民党新潟県連の柄沢正三幹事長も3日、「朝日の記事は読んでいない」と答え、2回目の直撃取材を打ち切った星野県議も同じような回答だった。

 女性差別発言がまるで問題がなかったかのような対応をする花角陣営に対して、池田千賀子候補の陣営は敏感に反応した。選対本部長の菊田まきこ衆院議員は朝日新聞が報じた3日午前の街宣で、すぐさまこう訴えた。

 「どこが(安倍首相がよく言う)『女性が輝く社会』なのですか。結局、経済界のリーダーはこんな感覚。『女なんか、いらないという発想

 同日に新潟市内で街宣をした立憲民主党の蓮舫元民進党代表も、安倍政権と二重写しにしながらこう呼びかけた。

 「セクハラ被害者の訴えより加害者と疑われた部下を守る麻生財務大臣。『女性知事は必要ない』と与党候補を支援する演説で公言した商工会長。男性の育児は子どもに迷惑』と明言したり、3人産んだほうがいい』と公言する自民党議員たち。もう、たくさんだ。変えましょう、社会を」

 女性差別発言に対して内容改ざんや取材拒否で取り繕うとする花角氏は、まるで加計問題の官邸訪問の記憶をなくした柳瀬唯夫・元首相秘書官と瓜二つではないか柳瀬氏同様、安倍政権下で出世してきた元官僚・花角氏だが、今回の女性差別発言とそれをあくまで隠蔽、しらを切り通そうとする体質は、新潟県知事選の結果を左右する一つのポイントになりそうだ。

横田一
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●青木理さん「特定のメディア組織に属してはいても、記者が本来奉仕すべきは、広い意味での読者や視聴者」

2018年05月12日 00時00分51秒 | Weblog

[※ 青木理さん(『サンデーモーニング』2017年11月19日)↑]

 

久田将義責任編集TABLO』(http://tablo.jp/)の記事【青木理「逆張りの思想」/週刊新潮へ記事提供 記者は他社媒体に記事を書くことを「許されない」のか】(http://tablo.jp/serialization/aoki/news003221.html)。

 《すべての記者が「他メディア」に情報提供しなくなれば、私たちが多様な情報に触れる機会は激減し、この社会は相当に風通しが悪くなる…多くのメディアも現場記者間の情報提供や情報交換によって成り立ってきた側面がある…知り得た情報を、なんとか世に伝えたい。残念ながら所属メディアで伝えるのは難しくとも、他のメディアなら可能かもしれない。…たまたま特定のメディア組織に属してはいても、記者が本来奉仕すべきは、広い意味での読者や視聴者》。

   『●「膿」で出来上がった政権、政党…ウルトラ差別主義者=
                麻生太郎財務相の「責任」は有耶無耶に?
    《日刊スポーツの記事【玉川徹氏、テレ朝女性記者の行動「正しかった」】
     …によると、《玉川氏は、取材で知り得た情報を第三者である週刊新潮に
     わたした女性記者の行為について「公益通報だったんだろうと思う。
     会社に上げても上に上がらない、と。本当は我々は伝えるべきメディアだから、
     これはテレビ朝日で伝えなければいけなかったんだと思います。だけど
     彼女はそれを伝えることができないと考えて、きっと正義感と良心から
     週刊新潮に持ち込まざるを得なかったんだと思う」と私見を述べ、
     「彼女がやったことは正しかった」と言い切った》》

 玉川徹さん曰く《きっと正義感と良心から…》…きっとそうだと思う。青木理さんの言うように、《いずれにせよ、記者が他のメディアに情報を提供するのは必ずしも「不適切」ではない》。

   『●「膿」で出来上がった政権、政党…ウルトラ差別主義者=
                 麻生太郎財務相の「責任」は有耶無耶に?
   『●「謝罪会見の場に、被害女性を散々おとしめた
      麻生氏の姿はなかった」…ウルトラ差別者の責任は有耶無耶?


 それにしても、またしても、ウルトラ差別主義者・麻生太郎財務相の「責任」を有耶無耶にするつもりか?
 東京新聞のコラム【【私説・論説室から】#MeToo余話】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2018043002000138.html)によると、《そんな中で性暴力問題に取り組むグループから、メディアで働く女性たちの被害を調べるための匿名アンケートに協力してほしいと求められた。日ごろは取材する側にいる自分が今は尋ねられる側にいる。記者になって二十五年を思い出しながら答える…。こうして社会から関心を持ってもらえる私たちはまだ恵まれているのだと思う。「はめられた」という麻生太郎財務相らの発言は、政府の掲げる女性が輝く社会いかに陳腐で空虚なものかを白日の下にさらした》。

 テレ朝を攻撃し、テレ朝に責任を押し付けようとしている。またしても、ウルトラ差別主義者・麻生太郎財務相の「責任」は有耶無耶になるのかと思うと、腹立たしくて仕方ない。何度有耶無耶にすれば気が済むのだろう。
 月刊誌『創』篠田博之さんによる【月刊「創」ブログ/福田次官セクハラ事件めぐるテレ朝現場への報復攻撃という気になる展開】(http://www.tsukuru.co.jp/tsukuru_blog/2018/04/post-247.html)からの長い引用:

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

 …この上司が、現場記者のセクハラ告発を握りつぶしたかのような印象を持たれていたのだが、実態はそうでない。そもそもMさんは、セクハラの訴えを握りつぶすようなタイプとは正反対のジャーナリストだ。
 このことは会見の後、業界の一部で話題になり、例えば東京新聞の望月記者はツイッターにこう投稿していた。
 《福田次官のセクハラ被害を訴えたテレ朝記者の上司は、私が最も尊敬する女性だ。訴えた記者も信頼を寄せている。その上司がなぜ「記事は出せない」と言ったのか。もみ消すためではない。これまでの会社の行動からすれば、逆に潰される可能性が高いと判断したという。日本のマスメディアに共通の課題だ》
 《セクハラ被害を訴えたテレ朝記者の上司は、被害を記者から聞いた際、夜のサシ飲みには「もう行かない方がいい」と助言。記者はしばらく行くのを止めていたが、森友の公文書改ざん、財務省の虚偽説明が次々と明らかになる中、取材を進めるため電話に応じ、夜の会合へ。その先で一連のセクハラ被害に遭った》
 …テレ朝の社員である玉川徹さんが女性記者について「会社に言いたいんだけど、彼女が記者を続けたいと思っている限りは、記者を続けさせるように何とかしてくれと、ボクは言いたいんですよね」などと発言していた。社員が生放送の番組でこんなふうに会社上層部に意見を述べるというのは、考えて見ればすごいことだ
 …今まさにAさんやMさんに対して、テレ朝内「反安倍」一派の陰謀だなどとして個人攻撃が行われている現状で、そういう攻撃をしかけている人たちを喜ばすようなことはないように、テレ朝上層部にはお願いしたい。
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 ウルトラ差別主義者・麻生太郎財務相や下村博文元文科相、財務省の矢野康治官房長ら…《セクハラを認めず、またはセクハラのどこが悪いと開き直ること自体が、セカンドセクハラ》。アベ様の政権や与党自公、《忖度》官僚ら、根幹から腐敗しきっている。
 日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/開き直ることがセカンドセクハラ】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201804280000228.html)によると、《麻生の「はめられた」発言に、テレビ朝日アナウンサーの小川彩佳そういった声が予想されるから声を上げられない。他のじような被害に苦しんでいる人の傷口も広げた」と指摘…。つまり福田のセクハラ行為よりも麻生や下村矢野らのセクハラを認めず、またはセクハラのどこが悪いと開き直ること自体が、セカンドセクハラだということだ。それを正論として言い続ける限り、事態は収拾などしない》。

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http://tablo.jp/serialization/aoki/news003221.html

青木理「逆張りの思想」
週刊新潮へ記事提供 記者は他社媒体に記事を書くことを「許されない」のか青木理
2018年05月01日 セクハラ テレビ朝日 朝日新聞 読売新聞 財務事務次官 青木理

 財務事務次官の醜悪なセクハラ問題は、さまざまな観点から論議が交わされている。そのうちここで記したいのは、被害者の女性記者が情報を「第三者」ーーすなわち『週刊新潮』に提供したのは「不適切」だったのか、という点。

 これをことさら問題視する声は多く、大手メディアでは『読売新聞』が4月20日付朝刊の社説でこう書いている。

   〈取材で得た情報は、自社の報道に使うのが大原則だ。
    データを外部に提供した記者の行為は報道倫理上、許されない

 女性記者が所属するテレビ朝日も、当初はこの点を「不適切であり遺憾」と報道局長が会見で述べていた。ただ、その後に社長がやはり会見で「公益目的からセクハラ被害を訴えたもので、会社としても記者の考え、心情は理解できると語り、軌道修正している

 とはいえ、これはあくまでも「セクハラの被害者」として『週刊新潮』に告発したことを「理解」したものであり、記者としての情報提供まで容認したとは受け取れない

 では、記者が取材で得た情報を「第三者」に提供することは「不適切」なのか。もちろんここでは「第三者」を『週刊新潮』のような「他メディア」に限定して議論を進める。

 一般論としては、決して適切とはいえないと私も思う。取材された者は通常、記者が所属するメディアで報道されることを前提としているからである。

 しかし、これもまた建前的な原則論であり、すべての記者が「他メディア」に情報提供しなくなれば私たちが多様な情報に触れる機会は激減し、この社会は相当に風通しが悪くなる

 具体的に考えてみよう。たとえば、月刊誌『文藝春秋』には「赤坂太郎」という筆者による連載がある。政界の生々しい動静や裏話を赤裸々につづり、長年にわたって続いてきた同誌の名物連載でもある。いうまでもなく「赤坂太郎」はペンネーム。大手メディアの政治部記者たちが代々、寄稿したり情報提供したりすることで成り立ってきた。

 あるいは、会員制という形態を取る『選択』や『FACTA』といった雑誌もある。記事の大半は無署名だが、大手メディアではなかなか報じられないディープな情報がしばしば掲載され、私も愛読している。このうち『選択』は、次のような宣伝文句を古くから掲げてきた。

   〈『選択』の編集には、国内外の400人を超える第一線のジャーナリスト、
    学者、作家、さらには政・財・官界人らが多数参加しています。
    『選択』はマスコミ界を横断する組織によって作られています〉

 ここにある〈国内外の400人を超えるジャーナリスト〉には、大手メディアの記者が多数含まれている。いや、それがほとんどといってもいいのではないか。本サイトの編集長である久田将義くんも『選択』の編集者だった経験があるから、私よりもよく分かっていると思う(笑)。

 かつて一世を風靡した月刊誌『噂の真相』などもそうだったし、ほかの多くのメディアも現場記者間の情報提供や情報交換によって成り立ってきた側面がある。かくいう私も、組織メディアに属していた時代、さまざまなメディアに情報を提供したり、記事を執筆したりしてきた。逆に、他メディアの記者や編集者から情報を提供され、特ダネ記事を書いたことだって幾度もあった

 では、なぜこういうことが行われるのか。

 残念な話ではあるが、それぞれのメディアには、それぞれのメディアの存立基盤や特性上、それぞれにタブー的な分野やテーマが存在する。取材先である当局や企業、大手芸能事務所、またはスポンサーや広告代理店との力関係のほか、記者クラブ制度などに由来する悪弊や所属メディアの社内事情などもある。そのようなものはすべてなくなるのがまさに理想ではあるし、タブーは打ち破るべく最大限の努力を尽くすのが重要なのは当然だが現実にはなかなかに難しい

 そんな時、記者たちは他メディアに情報を提供する。もちろん、提供する際は取材源に不当な不利益や迷惑をかけぬよう配慮するべきだし、提供された側もそれを垂れ流しにするわけではなく、裏づけ取材を尽くす。なかには原稿料目当ての不届き者がいることを否定はしないが、他メディアに情報提供する多くの記者たちの心境はおそらく違う。

 知り得た情報を、なんとか世に伝えたい。残念ながら所属メディアで伝えるのは難しくとも、他のメディアなら可能かもしれない。繰り返しになるが、それぞれのメディアにはそれぞれのしがらみがあり、こうしたことはしばしば起きる。それを一刀両断に「不適切」と封じてしまえば情報自体が世に伝わらない

 それは今回のセクハラ問題をみても明白だろう。女性記者が『週刊新潮』に情報を提供しなければ、財務省トップのセクハラ問題そのものが表沙汰になることはなかった

 そういえば、〈データを外部に提供した記者の行為は報道倫理上、許されないと社説で書いた『読売』の記者から私は何度か情報提供を受けて原稿を書いたことがある貴重な情報を提供してくれた記者のうちの一人は、こんなふうに理由を明かして自嘲した。

   「ウチは、トップが決めた社論に反するネタは書けないから

 もうひとつ、この論点をめぐっては、記者=ジャーナリストの独立性という問題もはらんでいる。たまたま特定のメディア組織に属してはいても、記者が本来奉仕すべきは、広い意味での読者や視聴者。記者たちがタブーなき核心情報を広く社会に伝えるためなら、組織の垣根を越え、もっと広く深くつながってもいい。個々の記者がもっとゲリラ的に動き回ってもいい。これを論じると長くなるので、また別の機会に書こう。

 いずれにせよ、記者が他のメディアに情報を提供するのは必ずしも「不適切」ではない。(文◎青木理 連載『逆張りの思想』第六回)
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●「膿」で出来上がった政権、政党に絆創膏を貼っても「使い捨て…汚くなったらゴミ箱」(室井佑月さん)

2018年05月03日 00時00分06秒 | Weblog

[※ 自公選挙公約「子育て…」小躍りするアベ様日刊ゲンダイ(2017年12月19日)↑]



週刊朝日のコラム【室井佑月「膿とばんそうこう」】(https://dot.asahi.com/wa/2018042500006.html)。
日刊ゲンダイのコラム【室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」/盛り上がる「#Me Too」運動 昭恵さまだって参加したいかも】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/227992)。

 《ま、普通は権力者となったものは、自分のために、その力を使おうとすることにためらいがあるんだけどね。最高権力者なら特にだ。あの方に、そんな複雑な感情を求めてもダメか。…あの方を庇(かば)って、ばんそうこうになっている人たち、ばんそうこうは使い捨てです汚くなったらゴミ箱ゆきだし、いつまでもそこに張り付いていられるわけじゃありません》。
 《「こちらの方々は、少なくとも私にとって、セクハラとは縁遠い方々です。私は皆さんに、絶対セクハラは致しませんことを、宣言致します!」(長尾敬衆議院議員・自民党)…すげぇよな。あんたらにはセクハラしないぞ、そういっちゃったんだから、このオヤジ》。

 室井佑月さんの二つのコラム。
 「」のみで出来上がった政権、政党。そんな掃溜め、「膿」に絆創膏を貼っても…《あの方を庇(かば)って、ばんそうこうになっている人たち、ばんそうこうは使い捨てです汚くなったらゴミ箱ゆきし…》。

   『●「膿」で出来上がった政権、政党…
      ウルトラ差別主義者=麻生太郎財務相の「責任」は有耶無耶に?
    《▼財務省の事務方トップの公僕がこれでは、政府が掲げる
     「女性が輝く社会の実現」も説得力はない。中立な視点で
     「(うみ)を出す」作業を急ぐべきだ》
    「アベ様らの言う《女性が輝く社会》の実情なんてこんなものだ。
     「膿」で出来上がった政権、政党。《「(うみ)出す」作業》をすれば、
     何も残らない、空・無・空虚・虚無。」

 炙りだされた《アホ》、「膿」の一滴・長尾敬衆議院議員…選挙で投票した皆さん、正気? 自民党の女性議員の皆さん、OKなの? 《…すげぇよな。あんたらにはセクハラしないぞ、そういっちゃったんだから、このオヤジ》。

   ●自民若手批判できないアベ様・・・
      「「報道がそれで抑圧される、そんな例があったら私は辞める」と明言」
   『●呼ぶべき講師は野中広務氏だった・・・
      「憲法学者達<<百田尚樹氏」な自民党には無理というもの

    「(江戸川区選出)大西英男衆院議員(比例近畿)長尾敬衆院議員らは
     勉強会に招くべき講師を誤っていた、という指摘。百田尚樹氏ではなく
     野中広務氏であるべきだったようだ。今からでも遅くないでしょうが、
     ま~、実現することはないでしょう。「憲法学者達<<百田尚樹氏」な
     自民党には、無理な話です。脳内の回路が完全に壊れている方々だから」

   『●むき出しの「言論弾圧政党」: 東京新聞社説
      「沖縄の二紙のみならず、報道機関全体で抗議すべきこと」
    《佐藤勉国対委員長は会を主宰した党青年局長の木原稔衆院議員
     (熊本1区、当選3回)を呼び、「大変なことをしてくれたな」
     と怒鳴りつけた。自民党は木原青年局長の更迭し、
     1年間の職務停止の処分に。問題の発言を行ったのは大西英男
     (東京16区)、井上貴博(福岡1区)、長尾敬(比例近畿ブロック)の
     各衆院議員(いずれも当選2回)だとして、3人を厳重注意とするなど
     火消し躍起》

   『●選挙制度の不備に加えて、大企業を巻き込みながら
          《極右のタニマチ》が《組織的な選挙運動》を展開…
   『●日本のマスコミは準強姦事件についてなぜ騒がないのか?…
                「日本の国会やメディアは…関心がないようだ」
    「リテラの「反吐の出る」記事【はすみとしこが詩織さんを「枕営業」と
     イラスト攻撃! 元ネタは山口敬之のトンデモ弁明、杉田水脈
     安倍チル議員も同調】…によると、《このイラストには、たんに
     はすみによる誹謗中傷の表現というだけでない重要な事実がある
     ということだ。それは、このデマはすべて山口氏が「Hanada」(飛鳥新社)
     1712月号で展開したシナリオを下敷きにしているということだ。
     …はすみとしこの差別イラストを百田尚樹杉田水脈長尾敬が支持》」

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https://dot.asahi.com/wa/2018042500006.html

室井佑月膿とばんそうこう
連載「しがみつく女」
2018.4.26 11:30 週刊朝日 #安倍政権 #室井佑月

   室井佑月(むろい・ゆづき)/作家。1970年、青森県生まれ。「小説新潮」誌の
   「読者による性の小説」に入選し作家デビュー。テレビ・コメンテーターとしても活躍。
   自らの子育てを綴ったエッセー「息子ってヤツは」(毎日新聞出版)が発売中

 作家の室井佑月氏は安倍政権が国としての考えを持っているのかと疑問を呈する。

【この記事のイラストはこちら】
https://dot.asahi.com/print_image/index.html?photo=2018042500006_2
(c)小田原ドラゴン

*  *  *

 米軍が英仏と一緒に、シリアを攻撃した。シリア軍が化学兵器を使ったからだという。今後の使用を抑止するためだって。

 

 でもって、この国の御大将の安倍首相は、今回の武力行使にすぐに理解を示した。米国がやることには右倣えってか

 でもさ、後になってみれば、イラクの大量破壊兵器もなかったわけじゃん。理解を示すにしても、国連安保理などの見解を待ってからにしたほうが良かったんじゃ……。

 つーかさ、ちゃんとした国としての考えを持っている? そっからして怪しいんだよ。

 森友学園問題の財務省の公文書改ざん。財務省から学園に、ゴミの撤去について口裏合わせの依頼までしたというから呆れる。

 そして、防衛省の日報隠蔽。

 それからそれから、加計学園問題、首相秘書官による「首相案件」発言の発覚(愛媛県側から出たのは備忘録という記録で、柳瀬元首相秘書官が頼っているのは記憶。もう発覚っていっていいでしょ)。

 この国を動かしている人たちに、ちゃんとした国としての考えを持とうという意識が少しでもあったのなら、こんな問題、起こってない

 権力を握った人たちが、その力を自分のために使おうとしたがため、起こった話じゃないのか? たとえばさ、忖度なんてもんも、自分の今の地位を守るため、さらなる上に行こうとするがため、良いか悪いかの判断もせずに、ただ上に従おうとするから不味(まず)いんだもん。

 ま、普通は権力者となったものは、自分のために、その力を使おうとすることにためらいがあるんだけどね最高権力者なら特にだ。

 あの方に、そんな複雑な感情を求めてもダメか

   「全容を解明し、膿(うみ)を出し切り、全ての国民の皆さんの前に明らかにし、
    そしてその上で、根本から組織を立て直していく。この責任を必ず果たします」

 とかなんとかいっていたっけ。

 もっと一般的な責任の取り方はあるのに、よくぞここまですっとぼけられるもんだ

 だって、あの方の指示があったのか、組織が勝手にあの方に忖度したのか、それで起こった問題なのだし。

 そうそう、この件に関して、希望の党の階猛衆議院議員が、4月14日付のブログで上手いこといってた。

   <膿が出た傷口は、ばんそうこうを貼っても治りません。
     早く陽の当たるところにさらさなければ、
     化膿が進み手遅れになるでしょう>

 あの方は、

 <むしろ膿が出ている傷口にばんそうこうを貼り、人目に付かなくすることに一生懸命のように見えます>だってさ。

 あたしがそれに一言付け加えるなら、あの方を庇(かば)って、ばんそうこうになっている人たち、ばんそうこうは使い捨てです。汚くなったらゴミ箱ゆきだし、いつまでもそこに張り付いていられるわけじゃありません。

※週刊朝日 2018年5月4-11日合併
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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/227992

室井佑月 作家
1970年、青森県生まれ。銀座ホステス、モデル、レースクイーンなどを経て97年に作家デビュー。TBS系「ひるおび!」木曜レギュラーほか各局の情報番組に出演中。著書に「ママの神様」(講談社)、「ラブ ファイアー」(集英社文庫)など。


室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」
盛り上がる「#Me Too」運動 昭恵さまだって参加したいかも
2018年4月27日

     (興味津々だったりして(C)日刊ゲンダイ)

 「こちらの方々は、少なくとも私にとって、セクハラとは縁遠い方々です。私は皆さんに、絶対セクハラは致しませんことを、宣言致します!」(長尾敬衆議院議員・自民党)

 これは20日、「#Me Too」と書かれたプラカードを掲げて抗議する野党の女性議員らについて、長尾議員が自分のTwitterにあげた言葉。

 その後、方々から叱られ謝ったみたいだけど、すげぇよな。あんたらにはセクハラしないぞ、そういっちゃったんだから、このオヤジ

 ま、そういう嫌な批判や嘲笑があることも、「#Me Too」運動をした野党の女性議員は分かってたはず。

 肉を切らせて骨を断つ、「#Me Too」運動は無駄じゃなかった。長尾議員のようなアホをあぶり出せたわけで

 そこで、あたしの提案なのですが、世にいる女性蔑視な男を一気にあぶり出すため、「#Me Too」運動の輪をさらに大きくするため、あの方に声をかけてみてはいかがでしょう

 あの方というのは、今、この国でもっとも注目されている女性の昭恵さま

 なぁに、「桜を見る会」などにもホイホイ出てくるんだから、より意味のあるこっちに出て来られないってことはないでしょう? あの方、スタイルが良いから、桜がプリントされたゴテゴテしたスーツより、シンプルな黒いスーツのほうが似合います。

 「#Me Too」運動、あの方だってぜひとも参加したいかもしれない。

 一部、報道によれば、森友問題について、あの方だって真相を知りたいといっている。なのに、森友の件で、出たがりのあの方を、絶対に前に出さないようにしているのは、なぜよ?

 夫であるあの方が、妻のあの方を信用してないからじゃん。閣議決定で勝手に私人にしちゃうし。

 そこに、「あいつはバカな女だから」って腹はないか? だとしたら、女性蔑視よ。
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●「膿」で出来上がった政権、政党…ウルトラ差別主義者=麻生太郎財務相の「責任」は有耶無耶に?

2018年04月26日 00時00分25秒 | Weblog


沖縄タイムスの赤嶺由紀子記者によるコラム【[大弦小弦]どうみても脅しや威圧としか思えない…】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/239198)。
リテラの記事【セクハラ次官の「人権」持ち出しかばった麻生太郎財相が「女性に参政権を与えたのが失敗」…他にも女性蔑視発言連発!】(http://lite-ra.com/2018/04/post-3957.html)。

 《▼財務省の事務方トップの公僕がこれでは、政府が掲げる「女性が輝く社会の実現」も説得力はない。中立な視点で「(うみ)を出す」作業を急ぐべきだ》。
 《財務省が、福田淳一事務次官のセクハラ問題について、被害者である女性に名乗り出ろと恫喝するようなあり得ないコメントを発表…麻生太郎財務相もまったく反省の様子はなく…逆ギレしてこう述べたのだ。「こちら側も言われている人の立場も考えないと。福田の人権はなしってわけですか」》。

 アベ様らの言う《女性が輝く社会》の実情なんてこんなものだ。「膿」で出来上がった政権、政党。《「(うみ)を出す」作業》をすれば、何も残らない、空・無・空虚・虚無。

   『●「女性が輝く社会」の「女性を愚弄した発言」…
       「タマ除けを産めよ殖やせよ勲章をやろう」(鶴彬さん)
   ●ニッポンの司法は完全に破壊…事件の密室性だけでなく、
                 捜査も検察審査会も「Black Box」
     「日本のマスコミは、なぜ詩織さん事件について騒がないのか?」」
   『●TBS「ドラマ部門が勇気ある行動を起こした
       ということなのかもしれない」…その「放送された意義」
   『●ニッポンのマスコミも完全に破壊…鬼畜なアベ様広報官犯罪、
                       司法の「Black Box」に踏み込めず
   『●日本のマスコミは準強姦事件についてなぜ騒がないのか?
             …「日本の国会やメディアは…関心がないようだ」

 それにしても、囲み取材でのウルトラ差別主義者の相変わらずのキレた物言い、恫喝。大変に不快、見るに堪えない。ウルトラ差別主義者=麻生太郎財務相の「責任」は、何時もの如く有耶無耶になるのでしょうね、きっと?

   『●麻生太郎氏「だれも気づかないでかわった。
                あの手口に学んだらどうかね」
   『●麻生太郎氏「ナチス発言」、やはり有耶無耶に
   『●炭坑王一族の末裔による凄まじいまでの暴言・差別意識
   『●情報は統制される: 知らなかったでは済まされない、騙されたでは済まされない
   『●「言い過ぎを批判された政治家が自己弁護する、あまり効き目のない常套手段」
   『●3人がそろいもそろって「外交音痴も甚だしい」、
       「3人の発言で日本外交の程度の低さが際立った」
    「「武装難民」って一体何だ? 遥か海を渡ってくる「難民」が「武装」? 
     「ワンピース」のようにビスケットか何かで武装しているのか? 
     《ヘイトクライム》を呼び起こしかねない《ヘイトデマ》を平気で
     垂れ流す「ト」なヒトだ。ナチス発言同様、有耶無耶なんでしょうね、どうせ。
     《確信犯なナチス擁護…ウルトラ差別主義者・麻生太郎殿のその体質は
     野中広務氏による大叱責でも変わらず》。アベ様広報紙サンケイや、
     それを許す自公お維トファ支持者・地元民にも大きな問題」

   『●確信犯なナチス擁護…ウルトラ差別主義者・麻生太郎殿の
            その体質は野中広務氏による大叱責でも変わらず
   『●「首相は…「任命責任は私にある」と大見えを切るものの
             何ら責任とやらを取ったことがない…「無責任」」
   『●「2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日」からの 
         この1年間の無駄…泥縄で有耶無耶にするつもり?

 日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/「国民の望むこと」誰もやってない】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201804180000148.html)によると、《小池晃が言うように「財務省は女性記者に名乗り出るように求めている。結局、(女性記者が)出て来られないだろうと思ってやっているとしか思えない。セクハラ対応の大原則は被害者保護だ。政府がやったこと自体がセカンドレイプになると思うし、はっきり言って恫喝(どうかつ)だ」の説明に国民はうなずくだろう》。

 世界に「恥」を発信。恥ずかし過ぎる。
 リテラの記事【海外メディアも財務省・福田次官セクハラを報道!“女性活躍”を謳いながら、次官をかばう麻生財相、安倍首相を批判】(http://lite-ra.com/2018/04/post-3958.html)によると、《セクハラの加害者を徹底して守り、被害者は出てこいと恫喝する大臣の姿は、もはや正気の沙汰とは思えない。政権へのダメージ分散を目的とした時間稼ぎはミエミエだが、連中がどう言い繕おうとも、すでにこの問題は海外でも一斉に報じられている》。

   『●泥棒に縄をなわせる…その縄で財務相やアベ様を縛る訳がない! 
                        《与党の関与なき公正な委員会》が必要
   『●「「トカゲのシッポ切り」ではなく、「頭の切り離し」」(森裕子さん)。
                          佐川事件でなくアベ様御夫妻案件
   『●「新聞をお読みにはならない」財務相: 切り離し不可の「頭」…
                     「責任」なんて言葉はそのオツムには無し

 泥縄=【頭】は、自分の首に縄を掛けない。掛ける訳がない。「シッポ」の批難と同時に、「頭」にも責任をとらせないと。第一、辞職でなく、「シッポ」はクビでしょうに。国税庁長官も辞め、事務次官も辞め…【頭】のオツムには「責任」なんて云う言葉は思い浮かばないのかね?
 東京新聞の記事【福田財務次官を更迭 セクハラ疑惑で引責】(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2018041801002159.html)によると、《麻生太郎財務相は18日、財務省の福田淳一事務次官(58)の辞任を発表した。森友学園に関する文書改ざん問題に加え、週刊誌でセクハラ疑惑が報じられた責任を問われており、事実上の更迭とみられる。財務省では文書改ざんで佐川宣寿前国税庁長官(60)が3月に辞めたばかり。事務方トップの辞任で「最強官庁」の信用失墜と安倍政権への打撃は必至だ》。
 琉球新報の真っ当な【<社説>財務次官セクハラ更迭 麻生氏も責任とり辞任を】(https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-703459.html)。《被害者への配慮に欠ける傲慢(ごうまん)な対応をとり続けた揚げ句の醜態だ。週刊誌が報じた財務省の福田淳一事務次官による女性記者へのセクハラ疑惑を巡り、麻生太郎財務相は福田氏を事実上更迭した。当然であり、むしろ遅過ぎた。麻生氏も任命責任をとって退くべきだ》。
 東京新聞の記事【麻生氏に再び責任論 かばい続け…トップ2人辞任】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201804/CK2018041902000142.html)によると、《福田淳一次官の辞任によって、森友学園の文書改ざんを受けて辞めた佐川宣寿(のぶひさ)前国税庁長官に続き、わずか一カ月あまりで、財務省の官僚トップが相次ぎ職を追われた二人をかばい続けて事態を悪化させた麻生太郎財務相の責任が問われるのは確実だ》。

 東京新聞の記事【「セクハラ1年半前から」 社員への被害 複数回 テレ朝会見】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201804/CK2018041902000168.html)によると、《「女性社員はセクハラ行為について事実をあいまいにしてはならないという思いを持っている」。…一年半前から福田氏にたびたびセクハラを受けていたと明らかにした。一方で女性社員は上司にセクハラを報道するよう相談したが、取り上げられなかったことから週刊誌に持ち込んだといい、同社は「深く反省している」とも述べた》。
 日刊スポーツの記事【玉川徹氏、テレ朝女性記者の行動「正しかった」】(https://www.nikkansports.com/entertainment/news/201804190000261.html)によると、《玉川氏は、取材で知り得た情報を第三者である週刊新潮にわたした女性記者の行為について「公益通報だったんだろうと思う。会社に上げても上に上がらない、と。本当は我々は伝えるべきメディアだから、これはテレビ朝日で伝えなければいけなかったんだと思います。だけど彼女はそれを伝えることができないと考えて、きっと正義感と良心から週刊新潮に持ち込まざるを得なかったんだと思う」と私見を述べ、「彼女がやったことは正しかった」と言い切った》。
 テレ朝も反省を述べた。さて次は、囲み記者達をも恫喝したウルトラ差別主義者殿の責任だ。

 最後に、東京新聞の記事【セクハラ疑惑 辞任で終わらせるな】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2018041902000175.html)によると、《「官庁の中の官庁」といわれる財務省の人権意識がこの程度であれば政権全体のそれも推して知るべしだ》。
 《財務省の人権意識》…行政府の長は歴史修正主義者、財務相からしてウルトラ差別主義者なんですもの…。

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http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/239198

[大弦小弦]どうみても脅しや威圧としか思えない…
2018年4月18日 07:49 セクハラ 財務省 赤嶺由紀子

 どうみても脅しや威圧としか思えない。福田淳一財務事務次官が複数の女性記者に露骨な性的表現を度々使ったとされるセクハラ疑惑を巡って、調査に乗り出した財務省の手法のことだ

▼疑惑を解明する調査として、同省記者クラブ加盟社の女性記者に「協力」を求めた。セクハラを受けた人に、名乗り出て話してという乱暴な「お願い」は時代錯誤も甚だしい。しかも、調査の委託先は財務省の顧問弁護士ら

▼取材源の秘匿に関わり、被害者側の仕事をさらけ出すことにもつながりかねない。財務省側は、名乗り出ないだろうと高をくくってはいないか。出てこないと見越してうやむやにできるとみているのではないか

▼福田氏はセクハラを否定する一方、「女性が接客する店」では、言葉遊びを楽しむこともあると言う。店ならいいという認識は、そもそもセクハラへの意識の低さ、差別意識の表れともいえる

▼財務省の事務方トップの公僕がこれでは、政府が掲げる「女性が輝く社会の実現」も説得力はない。中立な視点で「(うみ)を出す」作業を急ぐべきだ

▼ことしのピュリツァー賞に選ばれたのは、ハリウッド映画界の大物プロデューサーによるセクハラ疑惑を追及した報道。表面化しづらい被害体験を証言する動きにもつながっている。人権侵害を許さない国の姿勢が問われている。(赤嶺由紀子
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http://lite-ra.com/2018/04/post-3957.html

セクハラ次官の「人権」持ち出しかばった麻生太郎財相が「女性に参政権を与えたのが失敗」…他にも女性蔑視発言連発!
2018.04.17

      (自由民主党HPより)

 財務省が、福田淳一事務次官のセクハラ問題について、被害者である女性に名乗り出ろと恫喝するようなあり得ないコメントを発表し、大きな批判を浴びている。おおよそ近代民主主義国家の官公庁とは思えない人権意識のなさには、唖然とさせられたが、その親分である麻生太郎財務相もまったく反省の様子はなく、きょうも記者団の取材に対し「女性が名乗り出なければ事実の解明は難しい」などと強弁。あげく「財務省の顧問弁護士による調査は公平性に欠けるのでは」「セクハラと名乗り出にくいのでは」などと問われると、逆ギレしてこう述べたのだ。

   「こちら側も言われている人の立場も考えないと。
    福田の人権はなしってわけですか」

 被害者女性の人権など一顧だにせずに、セクハラ・パワハラ加害者である日本の官僚トップの人権を考えろなどと言うのだから、その“人権感覚”には呆れ果てるしかない

 しかし、それもある意味、当然かもしれない。というのも、麻生財務相は男社会・永田町のなかでも、群を抜いた女性差別主義者だからだ。いまネット上では「FRaU」(講談社)2008年5月号に掲載された麻生氏の「仕事ができるということをアピールしすぎ」といった発言が女性蔑視的だと話題になっているのだが、この政治家の「女性の人権否定」はそんなレベルではない

 たとえば2006年の講演会で、女性の性被害についてこんな発言をしている。

   「夜、日比谷公園で女が一人で歩いている。考えられない。
    しかもそこそこの顔をしているやつでも襲われない。
    この国はやたら治安が良いんだ」

 いったいどこからツッコめばいいのかと言いたくなるが、ようは、女性が夜に一人で歩いていたら襲われても当然、顔がいい女性ほど襲われる、と言っているようなもの。これでは、福田次官のセクハラなどセクハラのうちじゃないくらいに思っていても不思議ではない。あれだけ決定的な証拠を突きつけられても更迭しないのも、結局は性暴力やセクハラに対する問題意識が根本的に欠如ているからなのだろう。


「子ども2人は最低限の義務」「婦人に参政権を与えたのが最大の失敗」

 また2009年には国会で「私は43で結婚してちゃんと子どもが2人いましたから、一応最低限の義務は果たしたことになるのかもしれない」と、“子どもは2人産むのが義務”と発言。その後撤回したが、「女性は子どもを産む機械」(柳澤伯夫)同様、女は子を産んで当然だと考えていることがありありとわかる。

 そして極めつけはこの発言だろう。

   「東京で美濃部革新都政が誕生したのは婦人が美濃部スマイルに
    投票したのであって、婦人に参政権を与えたのが最大の失敗だった」

 1983年の高知県議選の応援演説で言い放ったひと言だが、「女性に参政権を与えたのが失敗」って、麻生氏の本音がいかなるものか実によくわかる。「与えた」という上から目線もいかにも麻生氏らしく「お前に与えてもらったわけではない」というのは声を大にして言っておきたいが、ようするに「女性に人権などいらない」と言っているのだ。

 このような人権感覚でよく「福田の人権はなしってわけですか」などと言えるものだと思うが、これも安倍政権お得意の詐術だ。自分たち権力が追及を受けたときだけ人権をもち出す、例のアレである。

 先日本サイトでは、安倍首相が「左翼は人権侵害が平気」と述べた発言を紹介したが、連中はこういうときだけ自分たちの人権をがなりたてながら弱者の人権を踏みにじるような政策や発言をくり返してきたのだ。

 とくに麻生は、女性だけでなく、高齢者、難民、病人などあらゆる弱者の人権を踏みにじる発言をくり返している。こんな連中にこれ以上政権を任せていたら、人権も利権もオトモダチだけのもので、「下々の者に人権を与えたのが最大の失敗だったと言い出すのも時間の問題だろう。

(編集部)
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●鶴彬さんの「生きた世」…自公を支持する皆さんは人の親として「そんな世」を目指しているの?

2016年06月25日 00時00分54秒 | Weblog


asahi.comの中村尚徳記者による記事【(反骨の記録:8)17文字に込めた危機感】(http://www.asahi.com/articles/ASJ5H5JD3J5HPIHB01Y.html?iref=comtop_list_pol_f02)。

 《川柳作家・鶴彬…すぐに軍律違反で重営倉入りの懲罰を受け、31年には共産党系機関紙を配ったとして懲役2年の刑に。…真冬に水風呂に入れられるなどの拷問を受けた》。

   『●『石原莞爾/その虚飾』読了 (2/2)
     「「手と足をもいだ丸太にしてかへし
      万歳とあげて行った手を大陸へおいてきた
       /・・・鶴彬は、こうした刺し貫くような反戦川柳をつくって逮捕され、
         赤痢にかかって、手錠をかけられたまま、二十九歳で病死した」」

   『●閉塞の時代に: 安倍晋三首相の危険な「思い入れの強さ」
   『●「『平成の治安維持法』をつくった総理」の
       非常に危険な思い入れ、それに手を貸す責任
   『●戦争できる国へ: アベ様をはじめ
     自公議員・翼賛野党議員の皆様がまずは「丸太」に
   『●「敗戦70年 日本人は、戦争で何をしたのか」
        『週刊金曜日』(2015年1月9日、1022号)
   『●「女性が輝く社会」の「女性を愚弄した発言」…
      「タマ除けを産めよ殖やせよ勲章をやろう」(鶴彬さん)

 「あの時代」に、死を賭しているとしか思えない激しい反戦川柳を読んでおられる鶴彬さん。お名前だけは存じ上げていますが、ブログ主は不勉強で、その生涯をよくは知りません。でも、治安維持法など、鶴彬さんの「生きた世」は相当に過酷だったことは想像できます。
 いま、自公を支持する皆さんは人の親として「そんな世」を目指しているのでしょうか? これ以上アベ様の政が続き、閉塞の時代となることに、ブログ主は耐えられません。

   『●アベ様の「戦後70年談話」:
     「ああ、安倍談話さえなかったら!」が現実に一歩近づく・・・
   『●アベ王国の「一億総弓矢化社会」、 
     その矢で一体何人の子どもたちを刺し貫くつもりか?
   『●「ピーターパン症候群」のアベ様が語る途方もない「夢物語」
                      ~「息吐く様に嘘つく」「ボンクラ」~
   『●未来に投資しない国: 「そういうせりふは、
     ハコモノではなく、子どもたちのために言ってほしいものだ」
   『●カラスはやっぱり「黒い」: 「アベ様のNHK」的
      「政府が白というものを黒とは言えない」で良いのか?

   『●アベ様の政権の「暴走」許す、批判精神無き、「牙」無きメディア
   『●「薄っぺらで反知性的なタカ派が増殖している」
                    ・・・・・・アベ様達からして?

   『●失われる「メディアの作法、矜持」…
     「権力を監視する機能が失われ」、しかも、アベ様の「思う壺」
   『●スガ殿曰く「報道が萎縮するような実態は全く生じていない」
                …「日本は今や世界の笑い者」、恥ずかしい…
   『●アホらしき税収不足! 日本の「報道の自由度」72位で、
              「パナマ文書を調査しない国は…と日本くらい」
   『●斎藤貴男さん、大新聞社は「自分たちだけは例外。
        権力にオネダリして、そうしていただいたのである」
   『●2016年報道の自由度ランキング72位: 
     「メディアは二流ならば社会も二流」、アベ政治も…粗悪
   『●アベ様参院選公約「子育て…」: 「3歳児、おなかすいて盗んだ」
                     …アベ様のニッポン、病んでいないか?
   『●沖縄市民の民意: 民意を何度明確にすれば、
       アベ様や最低の官房長官らは理解しようとするのか?
   『●「最高責任者は私」だと嘯き、違法に壊憲する
       「ボンクラ」「嘘つき」は政権から引きずり下ろすしかない

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http://www.asahi.com/articles/ASJ5H5JD3J5HPIHB01Y.html?iref=comtop_list_pol_f02

(反骨の記録:8)17文字に込めた危機感
中村尚徳 2016年6月18日11時21分

     (大阪城公園にひっそりと立つ鶴彬の句碑=大阪市中央区)
     (林霊法が法主を務めたこともある百万遍知恩寺=京都市左京区)

     (「現代新聞批判」。門奈直樹さんが太田梶太の遺族から譲り受けた
      =門奈さん提供)
     (奈良女子大正門と記念館は長谷川テルが学んだ前身の
      奈良女子高等師範学校当時からある=奈良市)
     (「反軍演説」の後、斎藤隆夫が書いた書=兵庫県豊岡市)

 人知れず句碑は立つ。大阪城公園の緑地の片隅。川柳作家・鶴彬(つるあきら)は、ここにあった陸軍大阪衛戍(えいじゅ)監獄にとらわれていた。自由な世へ願いを込めたのか

 郷里の石川県かほく市にある鶴彬資料室によると、29年間の生涯で1千句余りの川柳を残した。15歳で地元紙に投稿し始めたころは叙情的な作品が多い。幼くして母親と別れ、父親も失った自らの境遇が影響したらしい。人生のはかなさを表現したような句もある。

    燐寸(まっち)の棒の燃焼にも似た生命

 養子に入ったおじの織物工場が昭和初期の恐慌にのみ込まれ倒産。仕事を求めて出た大阪で社会の底辺を見る。その後、上京しプロレタリア川柳を宣言した。かほく市の顕彰する会世話人、遠田勝良さん(73)は言う。「芸術至上主義でなく、現実に向き合う川柳でないとダメだとして、貧しい労働者や農民に寄り添いました

    食堂があっても食へぬ失業者

 1930(昭和5)年、金沢市の陸軍歩兵第7連隊に入隊。すぐに軍律違反で重営倉入りの懲罰を受け、31年には共産党系機関紙を配ったとして懲役2年の刑に。その時、送られたのが大阪衛戍監獄だった。

 真冬に水風呂に入れられるなどの拷問を受けた。33年、刑期を終え除隊となった。川柳を再開したが、朝鮮人など弱者へのまなざしは変わらなかった

    母国掠(かす)め盗(と)った国の歴史を復習する大声

    みな肺で死ぬる女工の募集札

 鶴の服役中、日本は中国侵略の足場づくりを進めた。出獄2年後、再び上京。作品にも「戦争」が映し出され始める。時代への抵抗や疑問が17文字に込められるようになっていく。

    ざん壕(ごう)で読む妹を売る手紙

    稼ぎ手を殺してならぬ千人針

 遠田さんは思う。「いとしい人も、貧しい人も、戦争に引きずり込まれてしまうという危機感があったのでしょう。非人間的なものへの憤りを感じます」

 中国との全面戦争が始まった37年の暮れ、治安維持法違反で再び逮捕される。そのころ柳壇には戦争を美化する句があふれていた鶴が発表した最後の6句が反国家的だ、と川柳人が特高に密告したとの説もある。

    手と足をもいだ丸太にしてかへし

    万歳とあげて行った手を大陸において来た

    胎内の動き知るころ骨がつき

 東京都内の留置場から病院に送られ、翌年9月、ベッドに縄で縛られ赤痢で死亡した。闇にゐる蕾が開く世を見ることはなかった

………。
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●中学生を「青田買い」する自衛隊: 「体験入隊や防衛・防災講話」という「総合的な学習の時間」も

2015年11月26日 00時00分15秒 | Weblog


東京新聞の半田滋さんによるコラム【【私説・論説室から】自衛隊が進める「青田買い」】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2015112302000164.html)。

 《陸上自衛隊高等工科学校…オープンキャンパスが与那国中学で開催されるとのポスターがあった。対象者は「中学三年生および父母」とある。DMはダメでも説明会ならよいのだろうか》。

 中学生を「青田買い」する自衛隊。「体験入隊」や「防衛・防災講話」という「総合的な学習の時間」もあるそうだ。しかも、小学生も対象とのこと。住基ネットに代わり、マイナンバーも活用するつもりでしょうかね?

   『●「女性が輝く社会」の「女性を愚弄した発言」…
      「タマ除けを産めよ殖やせよ勲章をやろう」(鶴彬さん)
   『●アベ王国の「一億総弓矢化社会」、
     その矢で一体何人の子どもたちを刺し貫くつもりか?
   『●「ピーターパン症候群」のアベ様が語る途方もない「夢物語」
                      ~「息吐く様に嘘つく」「ボンクラ」~

 アベ様の放つ「矢」に刺し貫かれる子どもたち。金子勝さんに言わせると「新三本の矢」は「」ではない、「」だそうです (【大竹まことゴールデンラジオ 2015年11月20日 室井佑月伊東英朗金子勝】(https://www.youtube.com/watch?v=xk7ktSMuVOA&spfreload=10))。「GDP600兆円以上」が「」か?、それは「」。「出生率の上昇」が「」か?、それは「」。自衛官募集のための「DM」や「オープンキャンパス」が「矢」であり、「」は中学生や小学生。

 その先に待っているのは、経済的徴兵制悪徳企業型徴兵制でしょう。自公議員に投票できる親御さんや祖父母ら、まったくオメデタイ人達です。

   『●いろんな意味で疲れます・・・住民基本台帳活用と
          アイドルによる「番宣」で「果てしない夢」へGO!

   『●東京新聞・半田滋さん「「銃後の国民」も
     無関係ではいられない。たいへんな思いをするのは・・・」

   『●血税と赤紙と・・・「主権者である天皇に
     徴兵制に基づき血を納めた」。そして、いま、アベ国王へ血税が
   『●子供たちと赤紙: 「学校保護宣言」に調印しない戦争好き、 
                      侵略戦争マニアな国々はどこ??
   『●「18歳選挙権」にさえ無関心?:  
      血税と赤紙と、そして、(経済的)徴兵制への第一歩か?
   『●アベ様の「誇りある国へ」= 
     戦争で「殺す側になる」「人殺しに加担する」、でいいのか?
   『●山岡俊介さん「軍産複合体国家の
     米国の商売としての戦争にわが国が引きずり込まれる・・・」
   『●高校生による壊憲法案反対デモ: 
     赤紙を受け取る側の論理、人殺しに加担させられる側の論理
   『●自民党の武藤貴也衆院議員: 
     赤紙を送る側の(非)論理、人殺しに加担させる側の(非)論理
   『●戦争法案・壊憲法案では核兵器も「弾薬」と解釈、
               つまり、何でもできる「積極的平和主義」
   『●経済的徴兵制、悪徳企業型徴兵制
       ……経団連が望む「1億総活躍社会」
   『●沖縄では自衛隊入隊の説明会依頼は無し、
      なので、住民基本台帳を閲覧して個人情報を入手
   『●「フザケたネーミング……「1億総活躍社会」」:
     市民が「活躍」させられるのは「戦場」「人殺し」

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2015112302000164.html

【私説・論説室から】
自衛隊が進める「青田買い」
2015年11月23日

 防衛省は自衛官募集の窓口である全国五十カ所の地方協力本部に対し、中学生本人に陸上自衛隊高等工科学校(神奈川県横須賀市)への入学を勧めるダイレクトメール(DM)を送付することを禁止している。工科学校は将来の陸曹を養成する陸自への近道。募集は中学生本人ではなく、保護者か教師に行うよう次官通達で定めているが、昨年、滋賀地方協力本部が中学二年生にDMを送っていたことが分かり、問題になった。

 先月、日本の最西端にある与那国島を訪れたときのことだ。町役場の入り口に工科学校のオープンキャンパスが与那国中学で開催されるとのポスターがあった。対象者は「中学三年生および父母」とある。DMはダメでも説明会ならよいのだろうか

 防衛省は与那国島を含む先島諸島への陸上自衛隊配備を進め、地元出身者の採用を計画している。工科学校への勧誘は「青田買い」といえるだろう。

 また、文部科学省に協力して「総合的な学習の時間」と称し、体験入隊や防衛・防災講話を全国で行っている。二〇一三年度、中学生を対象に二千六百一回開かれ、二万六千三百十七人が参加小学生も対象となり、百五十回で五千五百八十四人の児童が参加した。

 「教育」の看板こそ掲げてはいるが、将来の入隊者獲得につなげることが狙い。全国規模で「青田買い」が進んでいる。(半田滋
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