Activated Sludge ブログ ~日々読学~

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●「帰りたいのに帰れぬ望郷の念」…電力会社、原子力「寄生」委員会、アベ様、「原状回復」して見せて

2016年03月26日 00時00分11秒 | Weblog


東京新聞のコラム【筆洗】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2016031102000133.html)。

 《震災があり、原発事故が起き、たくさんの人が死んだ…原発事故により、先祖代々何百年も暮らしてきた里から離れて五年。根本さんが重ねてきたのは、そういう歳月だ…▼巨大な力に振り回されての逃避行。帰りたいのに帰れぬ望郷の念》。

   『●田中正造「「私欲と奸悪」が原因の人災」
   『●「怒」、九州電力川内原発再稼働というパンドラの箱:    
          国破れて、山河も無し・・・となってもいいのか?
   『●何もなかったかのように、原発回帰を加速する自公政権:  
                       いま、引き返さなくていいのか?


 東京電力核発電人災から5年。「国破れて、山河も無し…」。九州電力関西電力などの電力会社、原子力「ムラ寄生」委員会、アベ様ら自公議員の皆さん、「帰りたいのに帰れぬ望郷の念」を抱く人々が帰郷できるように「原状回復」して見せて下さい。核燃料サイクルに希望の光を持ち、核発電所を再稼働することを望むのならば。でも、それは、「原状回復」した後だ。
 同コラムに、以前、紹介された根本昌幸さんの「柱を食う」が印象に残る。


   『●「こういうふうにした者たち」とは誰だ?……
         東京電力原発人災の自覚無き犯罪者たち
    《福島原発事故で故郷の町を奪われ、避難生活を強いられる
     根本昌幸さんの「柱を食う」である▼詩は続く。
      <この写真は自分を戒めるために/
        離さずに持っているのだ/
        とも言った。/
        これはどういうことなのだ。/
        牛よ/
        恨め恨め
        憎き者を恨め
        お前を飼っていた者ではない。/
        こういうふうにした者たちを>》

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2016031102000133.html

【コラム】
筆洗
2016年3月11日

 <いつもと変わらない/
   朝がくる。/
   けれど今日は新しい朝なのだ。/
   おめでとうございます/
   どこかで誰かの声がする。/
   けれど私は言わない>。

福島の詩人・根本昌幸さん(69)の詩集『荒野(あらの)に立ちて』に収められた一節だ。震災があり、原発事故が起き、たくさんの人が死んだ。だからおめでとうとは言わない、と詩人はうたう▼

 <新しい朝に/
   太陽に向かって/
   今年は良いことが必ず/
   ありますように と/
   祈るだけだ。/
   頭をさげて/
   手を合わせるだけだ>。

原発事故により、先祖代々何百年も暮らしてきた里から離れて五年。根本さんが重ねてきたのは、そういう歳月だ▼根本さんの妻でやはり詩人の、みうらひろこさん(73)は事故直後、幼いころの体験を突然思い出したという。先の見えぬ避難が、終戦直後の中国での逃避行で弟を失った時の記憶を呼び戻したのだ▼巨大な力に振り回されての逃避行。帰りたいのに帰れぬ望郷の念。ひろこさんは、そんな思いを住民が消えた街の郵便ポストに語らせた。「ここは避難区域のため このポストは使用禁止です」との張り紙で口を塞(ふさ)がれたポストだ▼

 <私は届けることが出来ません/
   誰にも思いを届けられません/
   私は届けたい…/
   悲しみや悔しさややりきれなさと/
   張り裂けそうな心の便りを/
   届けたい 届けたい 届けたい>

▼そんなポストが今日も立ち続けている。
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●何もなかったかのように、原発回帰を加速する自公政権: いま、引き返さなくていいのか?

2016年03月17日 00時00分16秒 | Weblog


東京新聞の社説【メルトダウン これで原発回帰とは】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2016030102000148.html)。

 《いずれにしても、ずさんとか不注意とかでは済まされない。安全と人命の軽視原発回帰を考え直させる重大事である。故意にせよ、不注意にせよ、なぜ“隠し事”が続くのか》。

   『●立ち止まるなら今・・・「原発政策を福島第一原発事故以前に
                     先祖返りさせたのが自民党安倍政権」
   『●歴史的役割踏まえた原発に頼らない国へ:
      「人の命と安全は経済性に優先する」=「人格権の尊重・倫理」

 《何もなかったかのように、原発回帰》を加速する自公政権。いま、引き返さなくていいのか? 《原子力業界は、何を恐れて情報を出し渋るのか》…核発電する能力も資格もないことが自明であるというのに…一体、「何がメルトダウンしたのか?」 《関西電力 高浜原発4号機に、福井県の西川一誠知事は「安全を最優先に情報公開を徹底し…」と注文》って、核発電に「安全」なんてないでしょうに、今さらながら、言ってることと西川知事の原発回帰最優先な行動に大きな矛盾。

   『●何がメルトダウンしたのか?
    「ここに紹介されている最後の3つの標語。我々が選択して
     しまった原子力の「安全利用」という選択肢、被爆労働者
     犠牲なくして成り立たない社会という選択肢・・・、その選択は
     はたして正しかったのでしょうか?…
       「原子力郷土の発展豊かな未来
       「原子力明るい未来のエネルギー
       「原子力正しい理解で豊かなくらし

   『●3.11東京原発人災から2年が過ぎて
    「《何もなかったかのように、原発回帰に向かう安倍政権の姿勢が
     鮮明になってきた。地震列島に五十基を超える原発を
     造ってきたのは自民党政権だ。その自覚のなさに驚くしかない
     ・・・・・・全く同感。自公に手を貸す人の「自覚のなさ」にも」

   『●「品格」と「資質」: それを許す支持者や自公投票者の問題
   『●死者を鞭打つ ~東京電力原発人災原因解明の
      キーパーソン、そして、事故を防げたかもしれない人~
   『●ウソとカネで五輪誘致:
        「福島漁業者ら批判 「あきれた」「違和感」」
   『●東京都知事選: 「脱原発」が大前提、
       「脱原発モドキ派」「原発推進派」なんて論外
   『●無責任の極み:
     「政府、東電の再建計画を認定 柏崎刈羽「7月再稼働」」
   『●原子力ムラ復権を易々と許していていいのか?
   『●安心な新「安全神話」: 「万が一事故が起きた場合は
        関係法令に基づき、政府が責任を持って対処する」
   『●誰も責任をとらない自民党議員・・・・・・
     3.11東京電力原発人災以前に逆戻りしていて大丈夫?
   『●3.11東京電力原発人災から4年:
     虚しき「地球にやさしいエネルギー原子力 人にやさしい大熊町」
   『●電源構成(エネルギーミックス)案という貧相な「未来図」:
                     泥棒やその子分に縄をなわせる愚
   『●「怒」、九州電力川内原発再稼働というパンドラの箱:    
          国破れて、山河も無し・・・となってもいいのか?
   『●東電原発人災避難者をコケにしていないか?
      ……「経済神話の否定」「環境神話の否定」を否定する愚かさ
   『●「老いた馬」ではなく「狂ったゴジラ」: 「麻薬」患者の関電が
                 プルサーマルに続いて「寿命核発電所」…
   『●3.11東電人災の5年、王様・アベ様からして
       核発電「麻薬」中毒患者という哀しい国ニッポン


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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2016030102000148.html

【社説】
メルトダウン これで原発回帰とは
2016年3月1日

 原発非常事態のマニュアルの存在に、五年もの間誰も気づかなかったとは-。いずれにしても、ずさんとか不注意とかでは済まされない。安全と人命の軽視。原発回帰を考え直させる重大事である。

 故意にせよ、不注意にせよ、なぜ“隠し事”が続くのか

 福島原発事故では当初から、核燃料が溶け落ちる、炉心溶融(メルトダウン)の恐れが指摘されていた。

 東京電力の「原子力災害対策マニュアル」では、核燃料の損傷の割合が5%を超えれば、炉心溶融と判定することになっていた。

 3・11から三日後の十四日には格納容器の中の放射線量を測定する装置が回復し、その日から翌十五日にかけて、1号機から3号機まで、それぞれ55%から30%の損傷が推定される状態だった。

 東電は「明確な定義がないとして、五月までメルトダウンを認めなかった

 ところが定義はあったのだ

 同じ東電柏崎刈羽原発を有する新潟県に求められ、探したら、見つかったという説明だ。五年は長い。「気づかなかった」で済まされる話ではないだろう。

 メルトダウンが進むと、溶け落ちた核燃料が格納容器壁を破り原子炉の外にあふれ出るメルトスルーに至り、重大な核汚染を招く。

 すぐに強い警告を発していれば、対策や避難の仕方も変わっていたにちがいない

 原発事故の過小評価は、安全の、生命の過小評価にほかならない

 東京電力だけではない。福島原発事故の前、中部電力 浜岡原発東北電力 女川原発でも、定期検査で見つかった損傷の報告を怠ったことがある。

 北陸電力 志賀原発で一九九九年に発生した臨界事故は、長い間、明るみに出なかった

 高速増殖原型炉もんじゅのナトリウム漏れ事故の際、旧動燃は、現場を撮影したビデオの一部を故意に公開しなかった

 原子力業界は、何を恐れて情報を出し渋るのか

 再稼働直前に水漏れ事故を起こした関西電力 高浜原発4号機に、福井県の西川一誠知事は「安全を最優先に情報公開を徹底し…」と注文を付けた。

 当然のことをそこで言わねばならないところに、原発問題の根っこの一つはある

 情報公開の徹底なくして、原発再稼働はありえないはずなのだ。
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●青木理さん「冤罪」「マイナンバー」「監視・管理されたがり社会」、金子勝さん「もんじゅ「廃炉」?」

2015年11月09日 00時00分28秒 | Weblog


大竹まこと ゴールデンラジオ 金曜日 ゲスト:青木理 【2015.11.06】】(https://www.youtube.com/watch?v=fvWDTqsPkNU)。

 久しぶりの青木理さんの登場。室井佑月さんとの爆笑ものの会話からスタート。室井さん「ケチケチすんなよっ」……。関連した”つぶやき”は以下の通り。冤罪事件の繰り返し、マイナンバー制度の本質について。ついでに、後半の金子勝さんの「もんじゅ「廃炉」ニュース」関連も。

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■青木理さんに向かって、子種って……爆笑しました 『大竹まこと ゴールデンラジオ 金曜日 ゲスト:青木理 【2015.11.06】』(https://www.youtube.com/watch?v=fvWDTqsPkNU)/「金曜パートナー:室井佑月」

■青木理さんの冤罪への怒りの発言…以前も「前川さんの身になってほしい!」、「福井事件」という明々白な冤罪(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/ca83f2704bc78a7bb761bce9ac5e4877) 『大竹まこと ゴールデンラジオ 金曜日 ゲスト:青木理 【2015.11.06】』(https://www.youtube.com/watch?v=fvWDTqsPkNU)/「金曜パートナー:室井佑月」
   …『●「前川さんの身になってほしい!」:
            「福井事件」という明々白な冤罪
       《被告は一貫して無罪の主張を貫くという、
        自白の無い非常にまれな冤罪ケース


■青木理さん、「冤罪被害者が声をそろえて「全面可視化を」と訴える」、その実態…3%(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/099de6cd07cab11e25a573a9911d6a1d) 『大竹まこと ゴールデンラジオ 金曜日 ゲスト:青木理 【2015.11.06】』(https://www.youtube.com/watch?v=fvWDTqsPkNU)/「金曜パートナー:室井佑月」
   …『●「戦後70年 統一地方選/その無関心が戦争を招く」 
              『週刊金曜日』(2015年4月3日、1034号)
       「山口正紀さん【「可視化」口実の盗聴法大改悪 
        「刑事司法改革」法案】、「志布志事件の川畑幸夫さん
        ・・・足利事件菅家利和さん・・・布川事件桜井昌司さん
        ・・・冤罪被害者が声をそろえて「全面可視化を」と訴えた。
        ・・・日弁連執行部の賛成で批判記事を書きにくいのかも
        しれないが、メディアは「冤罪をなくし、人権を守る」視点から、
        法案の危険性を是非伝えてほしい」。青木理さん「刑事司法改革
        ・・・端緒は郵便不正事件・・・法務省に都合よく集約・・・
        日本の司法は中世なみ
        (http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/b10639d941800e71bd52f8fb2bf4ce9a)」

■青木理さん、マイナンバーの実態は国民総背番号。市民の側には何のメリットも無し(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/a538a4aa7808472b5c0d53b0c0fec356) 『大竹まこと ゴールデンラジオ 金曜日 ゲスト:青木理 【2015.11.06】』(https://www.youtube.com/watch?v=fvWDTqsPkNU)/「金曜パートナー:室井佑月」
   …『●所詮、国民総背番号制の焼き直し:
        腐臭を放つ「バラ」には強烈な猛毒付きの「刺」がある
       「所詮、国民総背番号制の焼き直しである点に気付くべき。
        芳醇な香りどころか、腐臭を放つ「バラ」には強烈な「刺」が
        あり、しかも、猛毒付き」

Nシステム顔認証監視カメラと紐付、嫌な社会だ…(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/c362ff6427514a2dc228312e0d5b8809) 『大竹まこと ゴールデンラジオ 金曜日 ゲスト:青木理 【2015.11.06】』(https://www.youtube.com/watch?v=fvWDTqsPkNU)/「金曜パートナー:室井佑月」
   …『●「超・監視管理社会」: 自公支持者の皆さんの大好きな、
                  アベ様の思うがままに恣意的に操れる社会
       《管理する側が国民のあらゆる情報を握れば、
        罰すべき対象さえ恣意的に選べるから恐ろしい
        常に99%が1%の機嫌をうかがい、お目こぼしを請う。
        必然的に権力に都合の良い社会となるのです
        ……斎藤貴男氏》

体感治安…治安をよくするためには家庭内に監視カメラ…不気味さに気付くはず(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/5e6abd0d5b21ef7d6d1f894069c32f8b)  『大竹まこと ゴールデンラジオ 金曜日 ゲスト:青木理 【2015.11.06】』(https://www.youtube.com/watch?v=fvWDTqsPkNU)/「金曜パートナー:室井佑月」
   …『●防犯カメラと云う監視カメラ: 「監視カメラを覗くのは誰か」?
       《テロが減る? ホント? なんか怖い「世界」なんですが??
        「防犯カメラと云う監視カメラ」》


管理されたがるニッポン人…『プライベートクライシス』(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/c362ff6427514a2dc228312e0d5b8809) 『大竹まこと ゴールデンラジオ 金曜日 ゲスト:青木理 【2015.11.06】』(https://www.youtube.com/watch?v=fvWDTqsPkNU)/「金曜パートナー:室井佑月」
   …『●「超・監視管理社会」: 自公支持者の皆さんの大好きな、
                  アベ様の思うがままに恣意的に操れる社会
       「『プライベートクライシス』。待っているのは
        「超・監視管理社会」……自公支持者の皆さんの大好きな、
        王様・神様=アベ様の思うがままに恣意的に操れる社会。
        自公支持者の皆さんは、本当にそれでいいの? 
        ブログ主は、そんな社会は真っ平御免だ」

森達也さん「放送禁止歌」…ヨイトマケの歌…放送局の自主規制http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/37eaebb60c63ed7fd1e175004de9b514) 『大竹まこと ゴールデンラジオ 金曜日 ゲスト:青木理 【2015.11.06】』(https://www.youtube.com/watch?v=fvWDTqsPkNU)/「金曜パートナー:室井佑月」
   …『●「政権批判」だったら歌うなとでも? 
        「アベ様のNHK」は「放送禁止歌」にでもしますか?
       「そして、「アベ様のNHK」は「放送禁止歌」にでもする心算かな?」

■「忖度」する社会が民主主義を破壊する…《メディアに蔓延する「忖度」の積み重ね》(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/9bfde1fb302ddc024f10ffc756ebf7f5) 『大竹まこと ゴールデンラジオ 金曜日 ゲスト:青木理 【2015.11.06】』(https://www.youtube.com/watch?v=fvWDTqsPkNU)/「金曜パートナー:室井佑月」
   …『●「特集「3・20」 地下鉄サリン事件から20年」
         『週刊金曜日』(2015年3月20日、1032号)
       「中村文則氏×森達也さん【対談 世界の反面教師に
        なれる日本】、「日本には「絶望」が決定的に足りない・・・
        「絆」という言葉に潜む同調圧力と排除の意識・・・
        メディアに蔓延する「忖度」の積み重ね」。
        「もっと絶望した方がいい
        (http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/8577741e2a47d510acf5109607e69e21)」

■金子勝さん、もんじゅ廃炉のニュース?、冗談じゃない!!…運営主体の切り替え。即時廃炉と言えばニュース。寄生委インチキブリhttp://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/874c96b53f94226695837f0279a37f8f) 『大竹まこと ゴールデンラジオ 金曜日 ゲスト:青木理 【2015.11.06】』(https://www.youtube.com/watch?v=fvWDTqsPkNU)/「金曜パートナー:室井佑月」
   …『●「もんじゅ」の知恵ではなく、
        「絵に描いた餅」に「一日当たり五千五百万円」!
       「「絵に描いた餅」に「一日当たり五千五百万円」!、
        果たしてこれは「「もんじゅの知恵」といえるのか? 
        こういうのは「ドブガネ」というのではないだろうか!」

■金子勝さん、六ヶ所村を含めて巨大なブラックホール(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/4c74ca3c48abb13b5d741801771f82af) 『大竹まこと ゴールデンラジオ 金曜日 ゲスト:青木理 【2015.11.06】』(https://www.youtube.com/watch?v=fvWDTqsPkNU)/「金曜パートナー:室井佑月」
   …『●原発再稼働と「軍産複合体国家・米国の商売」と
        「原発は『プルトニウムをつくる装置』」と「閉じない環」
       《金子勝さんから、「最低でも4年間停止した原発の
        運転が再開されたのは、世界で14基。
        そのすべてが運転再開後にトラブルに遭っている
」》
       「この数字に慄いた!! 大竹まこと ゴールデンラジオ
        大竹さんと室井佑月さんと金子勝さんとの会話で、この話を
        聞いていた」

■金子勝さん、もんじゅ担当課長が二度も自殺なんて目も当てられない…東電原発人災でも止められない。群がる原子力ムラ住人(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/874c96b53f94226695837f0279a37f8f) 『大竹まこと ゴールデンラジオ 金曜日 ゲスト:青木理 【2015.11.06】』(https://www.youtube.com/watch?v=fvWDTqsPkNU)/「金曜パートナー:室井佑月」
   …『●「もんじゅ」の知恵ではなく、
        「絵に描いた餅」に「一日当たり五千五百万円」!

■金子勝さん、30年後に廃炉なんて責任の放棄…一方で、補償は3年後に打ち切り…フザケ過ぎている(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/c463c1ddabdbadd6c0ec9343afdd5158) 『大竹まこと ゴールデンラジオ 金曜日 ゲスト:青木理 【2015.11.06】』(https://www.youtube.com/watch?v=fvWDTqsPkNU)/「金曜パートナー:室井佑月」
   …『●「怒」、九州電力川内原発再稼働というパンドラの箱:  
        国破れて、山河も無し・・・となってもいいのか?
       《九州電力の川内原発1号機がきょう午前、再稼働する。
        日本は再び、危険な原発稼働という「鉄火場」に足を
        踏み入れ、天に運を任せる▼政府の口を借りれば、
        電力の安定確保であり、経済成長に資する再稼働である。
        だが、あくまでも安全が守られた場合であり、
        この博打は事故が一度起これば、取り返しのつか負け
        となる》
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●「電力会社と共同での原発PRに、中立性を疑う指摘も」…「ツーツー」で「ズブズブ」

2015年11月02日 00時00分21秒 | Weblog


東京新聞の記事【原発広報施設に四国電マネー 愛媛県、伊方町が設置 揺らぐ中立】(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015102790070434.html)。


   『●『松下竜一未刊行著作集5/平和・反原発の方向』読了(前半)
   『●政策決定の場から追放
   『●四国電力伊方原発: 「ユルユル耐震」とまで言われて
   『●電力会社・原発との癒着と呼ばずして
   『●節穴どころか癒着とは・・・
   『●メルトダウンする原発推進党
   『●旧原子力安全・保安院の「やらせ」や「圧力」
        ・・・・・・どこが一体「安全」や「保安」なのか?
   『●鹿児島地裁に川内原発再稼働差し止めを却下されてしまった・・・
                        判決に東京新聞も毎日新聞もダメ出し
   『●原状回復が損害賠償の基本: 東京電力原発人災で
            「ふるさとをなくした痛み」は全く癒えていない
   『●東京電力原発「人災」は未解決なのに、
           川内原発を再稼働しようという愚行
   『●「怒」、九州電力川内原発再稼働というパンドラの箱:  
          国破れて、山河も無し・・・となってもいいのか?

 《県や町が独自に設置した原子力広報センターの設立費用や運営費に、四電からの多額の出資や寄付金が充てられていたことが分かった。新潟県の同種施設では全額自治体が出資。立地自治体には、原発安全性を監視する役割も期待されるが、電力会社と共同での原発PRに、中立性を疑う指摘も》。

 「ツーツー」で「ズブズブ」な関係。電力会社と「地元」や「地元」行政の汚い関係。…九州電力玄海原発川内原発も同じような構図です。みんな「麻薬」中毒

   『●「豊かな玄海町」へ:
     「原子力郷土の発展豊かな未来」「原子力正しい理解で豊かな暮らし」
    「「県議会原子力安全対策等特別委員会の石丸博委員長が
     現職の岸本英雄氏の出陣式に出席。再稼働を強く求めている
     岸本氏に同調する姿勢……「岸本さんとはツーツーですので、
     まあ大体そういうことで進んでいくんじゃないかと思っております」
     と発言」していたそうです。原発という「麻薬」にドップリ、
     原子力ムラとズブズブの関係が見て取れます。一体、選挙を
     やる意味はあったのでしょうか?、アホらしくなってきますね。
     そう云うのは「ツーツー」ではなく、「ズブズブ」でしょ?」

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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015102790070434.html

原発広報施設に四国電マネー 愛媛県、伊方町が設置 揺らぐ中立
2015年10月27日 07時04分

 知事が四国電力伊方(いかた)原発(愛媛県伊方町)の再稼働への同意を表明した愛媛県で、県や町が独自に設置した原子力広報センターの設立費用や運営費に、四電からの多額の出資や寄付金が充てられていたことが分かった。新潟県の同種施設では全額自治体が出資。立地自治体には、原発安全性を監視する役割も期待されるが、電力会社と共同での原発PRに、中立性を疑う指摘もある。 (荒井六貴


 問題の施設は、伊方町役場とは道路を挟んだ場所にある伊方原子力広報センター。四電のPR施設とは別に、県などが独自に、市民に原発のことを知ってもらう施設として設けた。

 運営は同名の公益財団法人が担うが、愛媛県や伊方町、四電の三者がそれぞれ二百万円を出資し、一九八三年四月に設立された。法人登記簿の目的欄には「原子力の平和利用の円滑な推進に寄与する」と書かれている。

 常勤理事には、伊方町を管轄する県南予地方局の総務県民課長OBが再就職し、役員には山下和彦町長や県幹部、伊方原発所長ら四電幹部三人も名を連ねている。

 現場でセンターの展示を見ると、東京電力福島第一原発事故には全く触れていない一方で、原発全般の安全性や必要性を強調する内容になっていた。

 毎年の運営費は、約四千八百万円の事業費のうち約二千八百万円は県と伊方町からの委託事業となっているが、残る二千万円は寄付金で約四割に当たる。センターに取材した結果、全て四電からで、ここ数年は同額ずつが寄付されてきたと分かった。

 県原子力安全対策課の二宮久課長は、本紙の取材に対し「独自に専門家による委員会をつくり、伊方原発の安全対策を検証してきた」と中立性が担保されていると強調する。

 その上で「原子力規制委員会の議論もチェックしている。センターに委託する事業費は県で負担しており、電力会社と一体化しているということはない」と説明している。

 東電柏崎刈羽原発(新潟県)の近くには、同県の柏崎原子力広報センターがあるが、出資金も運営費も自治体だけで賄っている。


◇一線を画さなくては

 五十嵐敬喜(たかよし)法政大名誉教授(公共事業論)の話 福島の事故の教訓の一つは、監視役である行政は、推進側の電力会社と一線を画さなければならないという点だ。今回のセンターの問題は、教訓に全く学んでいないことを示している。原発は安全だとPRしたい電力会社の意向に、県と町が乗ってしまっている構図だ。中立性が疑われる。

(東京新聞)
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●アベ様に反旗を翻すものは皆無: 全自公議員が一致結束して、心置きなく「壊憲クーデター第3幕」に前進

2015年09月10日 00時00分21秒 | Weblog


東京新聞の社説【安倍首相が再選 論戦なき総裁選の憂い】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015090902000141.html)。

 「自民党総裁の無投票再選が決まり、立ち止まって考える機会は失われた。安倍政権が国民の心からこれ以上離れることはないのか、憂いは深い」。
 「国民の心」と言っても、2014年12月衆院選時のように、「眠り猫」の皆さんのおかげであり、高々25%程度の「国民」の支持で成り立っている政権です。ブログ主のささやかな希望としては、全ての「眠り猫」の方々が目覚め、自公を支持している「高々25%程度の「国民」」の皆さんがよ~く考えた投票行動をとって下さることです。

   『●「政権にとって「白紙委任状」ほど好都合なものはありません」: 
                       2014年12月衆院選に是非行こう!
   『●小選挙区制は欠陥品だし、
      自公政権という「驕るもの」に「謙虚」さを求めても仕方ない

    「そして、滅茶苦茶な小選挙区制。欠陥品。・・・・・・
     「自民小選挙区支持者24.3で222人当選(議席率75.3) 
     自民比例区支持者16.3で68人当選(議席率37.7)・・・
     自民総議員比 61.1%(290人/475人) 小選挙区制の弊害が
     露呈自民党支持者は有権者の25%に満たない
)」。
     議員定数を減らす云々よりも、「一票の格差」やこの欠陥選挙
     制度を改めることの方が先だ。  『●石川真澄さんを思い出す:
     小選挙区制、そして、低投票率』」

   『●今さら言ってもしょうがないが・・・自公投票者や
         投票棄権者の「民度」を口にもしたくなります

    「・・・日刊ゲンダイならずとも、平気で自公議員に投票できる人たち、
     そして、投票にさえ行かない人たちの「民度」を口にもしたくなります

     「眠り猫効果は深刻なり」

   『●誰も責任をとらない自民党議員・・・・・・
      3.11東京電力原発人災以前に逆戻りしていて大丈夫?

    「3.11東京電力原発人災以前に逆戻り、で本当にいいのでしょうか? 
     地域に何のメリットももたらさない原発再稼働・原発推進・
     原発輸出に加えて、壊憲・「平成の治安維持法」・消費税増税
     辺野古破壊ドアホノミクス・・・・・・アベ様が「国民に丁寧に説明」を
     したタメシもないというのに、2014年12月衆院選では「信任」を
     得たと嘯きます
。アベ様は聞く耳など持ちません。でも、
     「与党が実際に投票した人ではなく、全有権者のうちどの程度の支持を
     得たかという「絶対得票率」を見ると、小選挙区で25%比例代表で
     24%
にとどまります」・・・・・・そんな哀しいニッポン。誰も責任を
     とらない自民党議員が、閉じることの出来ない「パンドラの箱」を
     もう一度開けたいそうです、再び地域に破滅をもたらしたとしても」

   『●いい加減に学ぼう: 「白紙委任状をもらった」
       とアベ様に勘違いさせるようなことをやってはいけない


 さて、アベ様が総裁選で再選されました。無投票でした。つまり、全自民党議員の後押しが得られたわけです。アベ様の政(まつりごと)を、全ての自民党議員が支持したに等しい。全会一致、「一致結束」。

   『●自民党総裁選はアベ様が無投票再選の見通し=
      全自民党議員がアベ様の一連の違憲な壊憲に同調・大賛成?


 「分かりやすいですよね。野田聖子氏が総裁選立候補を断念させられ、最低最悪総理の呼び声高いアベ様が無投票で自民党総裁に再選されたのですから。全自民党議員がアベ様の一連の違憲な壊憲に同調・大賛成ということになります。野田聖子氏も、別に離党する訳でもなく、戦争法案・壊憲法案や辺野古破壊・高江破壊、原発再稼働等々、トンデモなアベ様の政に反対しないのでしょうから。総裁選も無投票再選で完了し、今後、心置きなくクーデター第3幕に進めるわけです。アベ様やスガ殿の眼中には、「沖縄」はもはや映っていないのでは?」

   『●菅義偉官房長官は辺野古破壊の
      「工事を再開させていただく」と表明: 「時間稼ぎ…あまりにも不誠実」


 憂いなく辺野古破壊も再開です。それに対して誰か自民党議員が反対の意思表示をしたということを聞いたことがありません。クーデター第一幕にも、クーデター第二幕にも、反対の意思を表明して、自民党議員の誰かが離党したという話は聞きません。そして、来週の15日にも、狂気のクーデター第3幕へ進むことを、「衆院選の公約を進めている」と嘯きつつ、アベ様は「予定」しているそうです。
 

   『●他人を「非戦闘地域」や戦場に行かせるのならば・・・、
               平和憲法を放棄し、壊憲するのならば・・・

   『●彼・彼女らに投票した人達は何も感じないのだろうか?
   『●戦争屋による憲法違反の「集団的自衛権」閣議決定
           ・・・「やめろと言わないのは“許した”のと同意」

   『●壊憲:「国民を置き去りにした状態で法秩序の連続性を
          破壊する行為を、法学的には「クーデター」と呼ぶ」

   『●2014年7月1日「7・1クーデター」の第二幕・・・
        違憲な手法で壊憲するアベ様ら自公政権の暴走

   『●山岡俊介さん「軍産複合体国家の米国の
       商売としての戦争にわが国が引きずり込まれる・・・」


 「楽しみ」に「これ(2014年12月衆院選)から4年間」も待たずして、狂気のアベ様によってニッポンは大きく「変わ」ります。4年どころか、わずか9か月。「クーデター第一幕」(2014年7月1日「7・1クーデター」)から1年と2か月。

   『●森達也さん、「僕はもうあきらめた」「これから4年間で
            この国がどう変わるのか、とてもとても楽しみだ」


 本社説は「安倍政権を見る国民の目は、発足当初よりも厳しくなっている。これまでの「聞く耳もたず」の政治姿勢を改め、国民と真摯(しんし)に向き合うことを、この機に求めたい」といいますが、アベ様には無理です。「二重基準と言わずして何と言う」どころか、ニッポン国王様・アベ様の意のままですから、二重どころか、三重、四重……。「高々25%程度の「国民」」の皆様が、アベ様に「白紙委任状」を勘違いさせてしまいましたから。

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015090902000141.html

【社説】
安倍首相が再選 論戦なき総裁選の憂い
2015年9月9日

 安倍晋三自民党総裁の無投票再選が決まり、立ち止まって考える機会は失われた。安倍政権が国民の心からこれ以上離れることはないのか、憂いは深い。

 推薦人集めに最後まで奔走していた野田聖子前総務会長が立候補を断念し、安倍首相(党総裁)をはじめとする陣営の面々は安堵(あんど)していることだろう

 自身の総裁任期いっぱいを務めての無投票再選は、任期が三年に延長されて以降、初めてだ。

 首相は再選を受けて「衆院選の公約を進めている中、一致結束していこうという多くの議員の考え方の結果だ」と語った。


◆党員らは投票できず

 自民党総裁選は一政党の党首選だが、政権与党にある現在、首相選びや政権の中間評価となる重要な選挙だ。共同記者会見や各地での街頭演説、テレビ出演などもあり、国民の関心を広く集める。

 国会議員に加えて、八十九万人余りの党員・党友も投票でき、党員らを介して、その時々の民意をある程度反映した選挙となる。

 振り返れば、安倍氏は総裁に返り咲いた二〇一二年総裁選の第一回投票で、党員らの投票に基づく地方票の過半数を制した石破茂地方創生担当相に後塵(こうじん)を拝し、国会議員のみによる決選投票で逆転当選した経緯がある。党員らは石破氏を選んだが、安倍氏は国会議員らの「永田町の論理」で総裁に就いたとも言える

 党員らは今、安倍氏を総裁にふさわしいと思っているのか憲法違反と指摘される安全保障法制関連法案や外交、アベノミクス(首相主導の経済政策)、原発・エネルギー政策、環太平洋連携協定(TPP)をこのまま進めていいと考えているのか

 今回、無投票となったことで、候補者同士の論戦の機会も、党員らが意思表示する機会も失われたことは残念でならない。


◆異論認めぬ単色政治

 今年十一月、結党六十年を迎える自民党は、党内で実力者が競い合うことで活力を維持してきた。それが長く政権を託されてきた理由の一つだろう。

 その節目の年の総裁選で現職総裁以外、候補者がいなかった背景には、衆院への小選挙区制導入以降、自民党政治の弊害とされた派閥が弱体化し、総裁たる首相への権力集中が進んだことがある。

 今回の総裁選で、党内各派閥・グループは次々と首相の再選支持を表明した。谷垣禎一幹事長は「必ずしも無理に争いをつくる必要はないのではないか」と語った。まるで党全体が対立候補を抑え込むような動きだ。

 自ら立候補したり、安倍氏の対立候補を推して敗れたりすれば、安倍政権の間、冷遇される恐れがある。ならば首相支持を鮮明にして総裁選後に予定される内閣改造・党役員人事でポストを得た方が得策との判断が働いたのだろう。

 政治腐敗の元凶とされた派閥の弱体化は歓迎すべきだが、総裁や首相官邸への過度の権力集中は、異論を認めない「単色の政治」を招く。多様さを失いつつある党内の現状に、あまりにも無自覚ではないのか。

 もっとも野田氏も準備不足だった面は否めない。首相選びに直結する総裁候補たるには、地道に党内の基盤を固め、党員らに政策を訴え、支持を得ることが先決だ。

 安倍氏の総裁任期は一八年九月までの三年間。来年夏の参院選を乗り切れば、一八年十二月の衆院議員としての任期近くまで、首相を務めることができる

 首相は一連の国政選挙と総裁選で国民や党員らの信任を得たとして、自らが掲げる政策の実現を目指すのだろう。気になるのは、国民の声に耳を傾けようとしない強引な政治手法だ。

 安保法案には報道各社の世論調査で国民の多数が反対しているにもかかわらず、聞き入れようとせず、今国会中の法案成立を強行しようとしている。

 公約に掲げた昨年の衆院選に勝利したので、推進するのは当然という論法だが、米軍普天間飛行場返還問題では、沖縄の選挙で繰り返し示された県民の民意を無視して名護市辺野古への「県内移設」を強引に進めようとしている。二重基準と言わずして何と言う


◆政策論争の機会失う

 中国経済の減速で世界経済は不安定化し、日本の景気回復も足踏みしている。国内ではアベノミクスの副作用で格差拡大も指摘される。従来の経済政策の延長線上でいいわけがない。

 首相は無投票再選に安堵せず、日本の針路を論じ、政策を修正しうる機会が失われたことを、むしろ悔やむべきではないか。

 安倍政権を見る国民の目は、発足当初よりも厳しくなっている。これまでの「聞く耳もたず」の政治姿勢を改め、国民と真摯(しんし)に向き合うことを、この機に求めたい。
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●川内原発再稼働問題: 「どれひとつとっても、それだけで再稼動を認めることの出来ない問題ばかりだ」

2015年08月13日 00時00分47秒 | Weblog


LITERA 本と雑誌の知を再発見』(http://lite-ra.com/)の記事【川内原発の再稼動審査で行われたおそるべき「非合法」! 手続きすっとばし、学者の警告無視、老朽化耐震審査の先送り…】(http://lite-ra.com/2015/08/post-1376.html)。

   『●市民の命を危険にさらしてでも核発電を再開したい愚者
                 ~耳をふさぐ原子力「ムラ寄生」委員会~

   『●立ち止まるなら今・・・「原発政策を
      福島第一原発事故以前に先祖返りさせたのが自民党安倍政権」

   『●「九州電力が「巨大噴火は予知できる」
       などと言っていますが、あれは大嘘なんです」

   『●東京五輪招致:
      当時、「被災地などから批判を浴びた」報道はほとんど為されず

   『●東京電力柏崎刈羽原発を優先審査: 
       原子力「ムラ寄生」委員会は「規制」のお仕事をしてくれ!
   『●東京電力原発「人災」は未解決なのに、
           川内原発を再稼働しようという愚行

   『●「怒」、九州電力川内原発再稼働というパンドラの箱: 
          国破れて、山河も無し・・・となってもいいのか?

 「いくつも大きな問題が指摘されてきた。どれひとつとっても、それだけで再稼動を認めることの出来ない問題ばかりだ。にもかかわらず、再稼働が認められた背景には、九州電力、原子力規制委員会、そして安倍政権の無責任でデタラメな姿勢がはっきりと現れている。彼らはまず、再稼働ありきで、そのために平気で「非科学的」なデータをもちだし、ありえないような「非論理的」な解釈をごり押ししてきた。これは、安倍政権が安保法制で明確な「憲法違反」をごり押ししている構図と全く同じだ」。
 再稼働に何の理由もない。アベ様らによる無駄な暴挙・愚行であり、再稼働ありきの無茶苦茶。
 「科学的」を名乗るのならば田中俊一原子力「ムラ寄生」委員会委員長やアベ様ら、電力会社は、以下のリテラ記事に指摘されている数々の問題点に「科学的」に反論してみたらいい。『石橋(克彦)信者』??、「原子力ムラ村長」田中俊一氏にしっかり言い返したい、アナタは『安全教の教祖か』と。

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http://lite-ra.com/2015/08/post-1376.html

川内原発の再稼動審査で行われたおそるべき「非合法」! 手続きすっとばし、学者の警告無視、老朽化耐震審査の先送り
【この記事のキーワード】事故, 原発, 松崎 純 2015.08.11

       (九州電力公式オフィシャルサイトより)

 今日8月11日、川内原発が再稼動される見込みだ。これまで川内原発についてはいくつも大きな問題が指摘されてきた。どれひとつとっても、それだけで再稼動を認めることの出来ない問題ばかりだ。

 にもかかわらず、再稼働が認められた背景には、九州電力、原子力規制委員会、そして安倍政権の無責任でデタラメな姿勢がはっきりと現れている。彼らはまず、再稼働ありきで、そのために平気で「非科学的」なデータをもちだし、ありえないような「非論理的」な解釈をごり押ししてきた。これは、安倍政権が安保法制で明確な「憲法違反」をごり押ししている構図と全く同じだ。

 再稼動の審査で、いったい連中がどんなインチキを行ってきたのか。あらためて、指摘しておこう。


■内閣府の想定震度を無視した「審査手抜き」

 まず、最初に指摘しておかなければならないのは、川内原発が基準地震動」を過小に設定正しい検討手続きを踏んでいないという点だ。

 「基準地震動」とは、簡単に言えば、その原発に発生しうる地震の強さの基準だ。電力会社はその基準に対して安全対策をとらねばならない。新規制のガイドラインでは、「内陸地殻内地震」「プレート間地震」「海洋プレート内地震」について検討し「基準地震動」を科学的に作らねばならないとしている。しかし九電は内陸地殻内地震しか検討せず、プレート間地震と海洋プレート内地震を無視したのだ。

 この問題については、地震学者の石橋克彦神戸大学名誉教授が規制委への意見書や月刊誌「科学」(岩波書店)で、「審査の手抜き」「過誤」であると指摘、審査をやり直すべきだと批判したのだが、九電も規制委も聞く耳を持たず、「プレート間地震と海洋プレート内地震については、揺れは震度5弱に達せず、原発に大きな影響を与えない」と、はねつけた。

 しかし、プレート間地震である南海トラフの巨大地震では、内閣府・中央防災会議が川内原発近くの最大震度は震度5弱に「達する」と予測しているのだ。

 また、海洋プレート内地震についても、1909年にM7.6の宮崎県西部地震が起きているが、石橋教授によれば、フィリピン海スラブは宮崎県西部だけではなく、鹿児島県から南西諸島まで続いており、鹿児島でも同じ規模のものが起きる可能性は十分あるという。そして、その場合、川内原発の震度は5強に達すると指摘している。

 ところが、九州電力はこういったケースを一切検討しないまま、震度5弱に「達せず」と強弁し、規制委もそれをそのまま追認しているのだ。

 規制委の田中俊一委員長はこの件で記者に質問された際、質問した記者を小ばかにするような態度でこう言い放った。

 「石橋さんが言っているだけであって、あなたが『石橋信者』だから、そんなことを言っている」

 科学的で客観的な石橋教授の指摘を質問しただけで「信者」呼ばわりして排除するこれが科学者の態度か、といいたくなるが、規制委の手続きを無視するやり方に対して、石橋教授は「規制委員会は事業者の使い走りか」と厳しく批判している。


■火山学者がこぞって批判する火山リスク想定の非科学性

 もうひとつ、重要なのは、火山リスクの過小評価だ。川内原発は、火砕流の到達距離とする150km圏内に14の火山、5つのカルデラがある。とくに、姶良カルデラという巨大火山にはきわめて近く、噴火した場合、川内原発に火砕流が及ぶことは九電も認めている

 これについては昨年、『報道ステーション』(テレビ朝日系)が特集で追及していたが、新規制基準では、原発の敷地内に火山噴火による火砕流などが及ぶ場合は立地不適となり、本来は川内原発もこれに抵触するため再稼働は認められないだろうと考えられていた。

 ところが、九電も規制委も、川内原発が稼動している数十年の間に噴火は来ないとして立地不適にしなかったのである。

 しかし、審査では火山の専門家は一人も意見を聴取されておらず、火山学者の多くは、数十年の間に噴火しないとは科学的に言えない、と疑義を呈している。九電側はカルデラ噴火が6万年間隔だとしているが、これはただ平均を出しただけで、火山学的はまったく根拠のないものだ、とも指摘されている。

 さらに問題なのは、そもそも火山の影響評価では審査基準を達成することが不可能なことだ。新規制基準火山影響評価ガイドでは、火山活動のモニタリングと火山活動の兆候は把握時の対処を適切に定めることが条件とされている。つまり、モニタリングで噴火の兆候を把握できることが前提条件とされており、その条件で、川内原発の火山審査は合格した。

 しかし、火山学者は火山の兆候把握は不可能だと言っているのだ。それも一人、二人の火山学者だけが言っているわけではない。「我々は巨大噴火を観測したことがない。どのくらいの前兆現象が起きるか誰もしらない」と語った火山予知連絡会の藤井敏嗣会長はじめ、ほとんどの火山学者が否定しているのだ。これは安保法制での憲法学者と同じ状況である。

 それならば審査合格を見直して、まずガイドラインを修正せねばならない。それが「科学」というものだ。火山学会も、このガイドラインの修正を要求した。

 しかし規制委はこれも無視した。いや、無視しただけではなく田中委員長は、「そんな巨大噴火が起きれば、九州が全滅する。原発の問題ではない」と言い放った。これは子供でもインチキだと分かる詭弁だろう。巨大噴火でも重大な災害であるのに、それに複合して原子力災害まで同時に起きてもいいというのか。更に言えば、規制委は原発の安全規制のために存在している。それならば、粛々と巨大噴火に対する原発の立地条件を審査するのが職務である。

 もし田中委員長の主張通りに巨大噴火を想定するのが無意味なら、それこそガイドラインを修正し、「巨大噴火は検討しない」と書かねばならない。田中委員長のゴマカシ強弁はとても科学者の姿勢とは思えない


■老朽化による1号機耐震審査をしないまま認可

 川内原発の審査については他にも多くの問題があるが、最近も唖然とするような事態が起きている。

 運転から30年経過した原発は、新規制基準の適合性審査とは別に、規制委の認可を得なくてはならないと原子炉等規制法で規定されている。川内原発1号機も昨年7月に30年を迎えていたが、九州電力の申請が遅れ、この7月時点でも審査は終わっていなかった。

 ところが、規制庁、規制委は川内原発については、この老朽化についての審査・認可なしに再稼動を認めようとしていたのだ。それが可能なら、30年経過してもいつまでも原発を稼働できることになる。

 そこで、菅直人元首相が老朽化審査の認可前の再稼動は違法ではないかという質問主意書を提出。すると、突如、規制委は審査を早め、川内原発の老朽化申請を認可したのだ。しかも8月5日。再稼動の前の週だ。

 さらに驚くのは、老朽化した設備等が想定される地震動に耐えられるかの評価が一部間に合わなかったために、九電がその評価を1年間先送りするとし、規制委もそれを認可してしまったことだ。つまり、川内原発は、老朽化によって地震に耐えられるかもわからないまま、今日、再稼働されるということだ。


原子力規制委・田中委員長は“原子力ムラ”の代弁者

 ここまでくると「非科学的」「非論理的」どころか、「手続無視」「非合法」の超法規的再稼働の強行だが、いったいなぜ、こんな無茶が通ってしまったのか。

 九州電力が再稼働を急ぐのはわかるが、これでは、石橋教授の言う通り、独立した審査機関であるはずの規制委が九州電力の「使い走り」となっているといわれてもしようがないだろう。

 しかし、考えてみれば、これは当然の結末といえるかもしれない。この原子力規制委員会のトップに座る田中俊一委員長は、東北大学卒業後、日本原子力研究所(現・日本原子力研究開発機構)に入所。2004年には同機構の副理事長に就任し、その後も内閣府原子力委員長代理(07~09年)、日本原子力学会会長(09年)を歴任した、完全なる原子力ムラの住人、いや村長といってもいいような存在なのだ。

 それが委員長に抜擢された背景には、震災翌月に研究者15人と国民に謝罪を表明し、福島で除染活動に取り組んできたことがあったとされるが、これも除染利権がらみだったのではないかと言われている。

 田中委員長の除染活動には、田中氏の関係する原子力関連企業のスタッフが参加しており、そのうちの1社はその後、除染事業を次々と受注したことが「週刊朝日」(朝日新聞出版)の報道で、明らかになっている。

 そして、原子力損害賠償紛争審査会の委員に就任すると、その“原子力ムラ”の本質を徐々に露わにし始める。自主避難者への賠償に異を唱え、100ミリシーベルトの被爆を「影響は大きくない」と、早期帰還を主張電力会社の賠償を減らすことが目的のような動きを始めた。

 規制委の委員長に就任後も、その態度は露骨だった。就任直後の国会では、「出来るだけ早く審査する」と何度も発言した。早く審査しろとは国民は言っておらず、むしろ、3.11の反省に立ち、安全性を厳格に規制するために規制委を作ったはずだ。それが、まるで電力会社をはじめとする原子力ムラの要望に応えるのが使命であるかのような発言を連発した。

 こうした原子力ムラを代弁する言動は、再稼働推進を掲げる安倍政権が発足すると、さらにエスカレート。そして、強行されたのが、川内原発の再稼働だったのである。

 しかも、田中委員長が下劣なのは、これだけ政治的な判断をしながら「規制委は再稼働するかどうかは判断しない」「川内原発は新規制基準に適合したと判断しただけで、安全と認めたわけではない」と自らの責任をあらかじめ回避していることだ。

 川内原発と、無責任のきわみである田中委員長をこのまま放置しておいたら、第二の福島第一原発事故が発生するのは必至だろう。

(松崎 純)
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●「怒」、九州電力川内原発再稼働というパンドラの箱: 国破れて、山河も無し・・・となってもいいのか?

2015年08月12日 00時00分10秒 | Weblog


東京電力の社説【原発ゼロが終わる日に 誰が責任を負うのか】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015081102000143.html)と、
コラム【筆洗】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2015081102000142.html)。
・・・原子力寄生委、田中俊一委員長、アベ様ら自公議員、電力会社、再稼働を支持する「地元」民の皆さん、この二つの記事をよく読みなさい!!
 

 


 「誰も安全とは言わず、責任を負える人もない。なのに、九州電力 川内原発1号機(鹿児島県)がきょう、再稼働する。3・11の災禍が消えぬこの国で」・・・・・・。
 「」・・・・・・2015年8月11日九州電力川内原発再稼働、怒りしか湧いてこない。この国ニッポンは、どうかしている。「東京電力原発「人災」は未解決なのに、川内原発を再稼働しようという愚行」。

 「九州電力の川内原発1号機がきょう午前、再稼働する。日本は再び、危険な原発稼働という「鉄火場」に足を踏み入れ、天に運を任せる▼政府の口を借りれば、電力の安定確保であり、経済成長に資する再稼働である。だが、あくまでも安全が守られた場合であり、この博打は事故が一度起これば、取り返しのつかぬ負け」となる」・・・・・・。
 言いたいことはたくさんあるが、例えば「九州電力が「巨大噴火は予知できる」などと言っていますが、あれは大嘘なんです」・・・・・・命を賭した危険な博打を、東京電力原発人災で世界中の人々に迷惑をかけ続けているニッポンがやるなんて、「」。
 九州電力川内原発再稼働というパンドラの箱が再び開けられた。国破れて、山河も無し・・・・・・となってもいいのか?

   『●田中正造「「私欲と奸悪」が原因の人災」
     「公害の原点。酸性雨の走り。100年以上が経過し、
      ようやく緑が復元しつつある。
       小出裕章さんは戦争を振り返り、「国破れて山河あり」を
      引用しつつ、それでも山河は残り、そこに新たな暮らしを
      作り得た、でも、原発事故はそうはいかない、と。
       安倍政権は、自民党が推進してきた原発が大事故を
      起こしたにもかかわらず、何の反省もなく、またしても、
      原発推進に舵をきろうとしている。「天災と人災が複合した
      「合成加害」と喝破した正造は、洪水被害の三分の二は
      「私欲と奸悪(かんあく)」が原因の人災と言い切」り、
      「常に民衆に軸足を置く政治家だった」田中正造と比較して、
      自公その他の原発推進議員の何たる醜さ」


 以下は、怒りに任せて流した「つぶやき」。各ブログの時系列はバラバラです。

-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
■『●原子力「寄生」委員会の審査に通ったからといって何だというのでしょう?/「まさか、「絶対安全」「100.000%安全」な原子力技術が出来上がり、それを国内にとどまらず、海外に売って「カネ儲け」しましょう、なんてアサマシイ考えではないでしょうね、自公議員投票者の皆さんは?」

■『●だから言わんこっちゃない~自民党復権と原子力ムラの復活~/「自民党の一体誰が東京電力原発人災の責任をとったのでしょうか? 元首相らのお笑いな反省の弁があっただけだ(『●Mr.風見鶏: 反原発をお前が言うか!?』、『●どんだけ面の皮が厚いんだか!!』)。自民党を復権させ、原発推進に突っ走らせているこの日本」

■『●東京電力原発人災での「想定不適当事故」を想定しなかった教訓が全く活かされていない/「原子力「ムラ寄生」委員会の審査にさえ通ればよく、住民のことなんか知ったことではない、としか思えない。要は「想定不適当事故」での切り捨て・「割り切り」と同じである。3.11東京電力原発人災の教訓が一切活かされていない」

■『●原子力「ムラ寄生」員会ではなく、「風船爆弾」が語ることにこそ真実はある ~川内原発再稼働問題~/「内橋克人さんは「集団的自衛権の先に待っているのは、核兵器を持って抑止力にしようという政策。原発は『プルトニウムをつくる装置』でもあり、原発を止めることは日本の核武装に待ったをかけることだ」と訴えた・・原子力「ムラ寄生」委員会の「お墨付き」に何の意味があるのか? それよりも、以下の「風船爆弾」が語っていることにこそ真実がある。九州人は川内原発再稼働を決して受け入れてはいけない」

■『●火山の巨大噴火時の緊急核燃料輸送に何時間、何日間? 答えは「2年以上」!/「九電は予兆を察知した場合には核燃料を安全な場所に緊急移送すると明言しながら、実際には原子炉を止めて運び出すまでに二年以上かかる上、搬出方法や受け入れ先の確保なども具体的に検討していないことが分かった」

■『●九州電力川内原発を再稼働させてはイケナイ: 何のための専門家会合? 市民の意見提出??/「「噴火を事前予知することは極めて困難という指摘が相次いだ」…え~っ、10年前に噴火が予測でき、2年以上かけて核燃料をゆ~っくりと避難させるのではなかったの?」

■『●「今後の運転期間はせいぜい三十年間。その間の噴火はないだろう」との推測下、川内原発規準OK/「まさに原子力「ムラ寄生」委員会、原子力「推進」委員会である。そして、これに関わる全ての人々のなんといい加減なことか!! 川内原発について、「三十年間。その間の噴火はないだろう」、という言い草に心底呆れる。3.11東京電力原発人災とは、一体何だったのか? 「想定外」や「想定不適当事故」とは何だったのか? アベ様、そして、原子力「ムラ寄生」委員会委員殿、一体何のための市民の意見提出(パブリックコメント)だったのですか? 火山噴火についての、何のための専門家からの「専門的意見」だったのですか?」

■『●「超巨大噴火が、100年以内に起こり得るというのは大変なこと」: 九州電力川内原発再稼働という無謀/「「大変なこと」が起こるかもしれないというのに、古かろうが新しかろうがすぐに原発を再稼働したい、新規建設の原発は数十年間稼働させたい、一方、高速増殖炉もんじゅにドブ金をジャブジャブ捨てつつ出来もしない核燃料サイクルをやりたい、使用済み核燃料プールはすぐに満杯、廃炉には数十年の期間が必要、さらには、10,0000~100,0000年の間「死の灰」を管理しないといけない・・・・・・正気でしょうかね? 電力会社、「地元」首長、アベ様、東電株主・宮沢洋一経産相、自公議員、そして、原子力「ムラ寄生」委員会・・・・・・一体誰が、どのように、「責任」を取るのでしょうか? 3.11東京電力原発人災で一体誰が責任を取り、そこからどんな教訓を得たのだろう。九州電力川内原発再稼働、とんでもない無謀なことをやろうとしている」

■『●怒号渦巻く川内市住民説明会: 誰が川内原発再稼働を望んでいるのか?/「「川内原発が国の新規制基準に適合した理由を説明する原子力規制庁の職員に対し、再稼働に反対する住民たちは「子供と孫に責任を持てるのか」と迫った。会場では再稼働への賛否も問われず、今回の説明会が再稼働に関する地元判断にどう反映されるのかも不透明なままだ」。単なるガス抜きにさせてはいけない。市民の声に耳を真摯に傾けました、という既成事実化狙いとしか思えない。結論ありきの住民説明会であり、住民をバカにしている」

■『●御岳山噴火は水蒸気爆発なので予測不可・・・川内原発再稼働「影響せず」、でOKですか?/「「九電は、影響は少なく、衛星利用測位システム(GPS)で火山周辺の地殻変動を監視すれば巨大噴火は予知できると主張。危険と分かれば原発の運転を止め、核燃料を緊急搬出すると説明」してもいます…「菅義偉官房長官は…今回の噴火が、川内原発の再稼働方針に影響するかとの記者団の質問に「ないと思う」と明言」したそうです。アホです」

■『●安心な新「安全神話」:「万が一事故が起きた場合は関係法令に基づき、政府が責任を持って対処する」/「東京電力原発人災の反省など一切ありません。日本には原発を建設・稼働して良い場所などどこにも無いというのに・・・・・・。道義的にも、輸出などしてはいけないというのに。福島を無責任に放置しているにもかかわらず、アベ様のどの口が「政府が責任を持って対処する」なんて言えるのだろう? 「安倍晋三首相は先日の所信表明で「(規制委の)科学的・技術的な判断を尊重し再稼働を進めます」と、原発回帰を宣言」しましたが、原子力「ムラ寄生」委員会の「科学的・技術的な判断」って、冗談としか思えません」

■『●立ち止まるなら今・・・「原発政策を福島第一原発事故以前に先祖返りさせたのが自民党安倍政権」/「選択すべきは、少なくとも「進むも地獄」ではなかったはず。今またしても、電力会社や自公議員たちは、「進むも地獄」を選択し、市民を「破滅」に向かわせよとしている。座して、このままアベ様らの思い通りにさせていて、いいのか?」

■『●市民の命を危険にさらしてでも核発電を再開したい愚者 ~耳をふさぐ原子力「ムラ寄生」委員会~/「市民の命を危険にさらしてでも核発電を再開したいとい。愚者としか言えない。田中俊一委員長をはじめとした、耳をふさぐ原子力「ムラ寄生」委員会の委員、そして、九電をはじめとした電力会社やアベ様をはじめとした自公議員。そんな皆さんに聞いてみたいのだけれども、川内原発近辺で、「火山の巨大噴火時の緊急核燃料輸送に何時間、何日間」?」

■『●あの原子力「寄生」委員会にさえ「計画が現実的ではない」「見通しが甘い」と“ダメ出し”再稼働計画?/「で、一方、「地裁決定に対し「妥当だ」なんて余裕シャクシャクだった九州電力は23日、「川内原発1号機」を再稼働させる計画書を原子力規制委員会に提出。ところが、規制委から「計画が現実的ではない」「見通しが甘い」と“ダメ出し”を食らったのである」。原子力「ムラ寄生」委員会からさえ、ダメ出しって、一体どんな計画書? それとも、いつものデキレース、猿芝居?」

■『●鹿児島地裁に川内原発再稼働差し止めを却下されてしまった・・・判決に東京新聞も毎日新聞もダメ出し/「原発再稼働「過去の地震の平均値に基づいて」「平均より少し強い」問題。「05〜11年に5回、各地の原発で基準地震動を超える揺れが観測された事実」・・・・・・政府や裁判所、電力会社が絶対に100%安全と言える、その自信はどこから? 「原子力ムラの住人」が再稼働したいという気が知れない」

■『●高浜原発「差し止め」、国民を守る司法判断: 寄生委の新規制基準は「緩やかにすぎ、合理性がない」/「原子力「ムラ寄生」委員会の「世界一厳しい」らしい基準に合格したからと言って、「安全」…なわけがない。それはアベ様らが自称しているにすぎず、世界が「世界一」を認めている訳ではない」

■『●「九州電力が「巨大噴火は予知できる」などと言っていますが、あれは大嘘なんです」/「地球物理学者の声も憲法学者の声も一切無視するアベ様ら。…九電、アベ様、原子力「ムラ寄生」委員会、「川内原発 なぜ説明できないの?」、誰にも「説明する気」なんてなんにもなし」
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015081102000143.html

【社説】
原発ゼロが終わる日に 誰が責任を負うのか
2015年8月11日

 誰も安全とは言わず、責任を負える人もない。なのに、九州電力川内原発1号機(鹿児島県)がきょう、再稼働する。3・11の災禍が消えぬこの国で

 この朝、中央制御室からの操作で核分裂を抑えていた三十二本の制御棒が引き抜かれ、原子炉が起動する。

 関西電力大飯原発4号機(福井県)が定期点検のため停止して以来、一年十一カ月ぶりに、日本の原発ゼロ状態が終わる

 このようなかたちの原発回帰に異論を唱えたい。

 今なぜ、再稼働できるのか。なぜ再稼働させねばならないのか、という多くの国民の素朴な問いに、政府も電力会社も、答えていないからである


◆「あなた任せ」の連鎖

 原子力規制委員会が、3・11後の新規制基準に「適合」と判断した-。「安全」だという根拠は、ほぼこれだけだと言っていい。

 ところが規制委の田中俊一委員長は「(新規制基準は)原子力施設の設置や運転等可否を判断するためのもので、絶対的な安全性を確保するものではない」という趣旨の発言を繰り返す。

 田中委員長は「安全目標というのは、決してわれわれと国民が合意してつくったものではない」とも、言っている。

 規制委自身が、安全を保証する機関でも、再稼働の是非を論じる場所でもないと、表明し続けているのである

 政府はどうか

 安倍首相は「規制委の再稼働に適合すると認められた原発は、再稼働を進めたい」と、こちらも繰り返す。つまり「あなた任せ」なのである

 「あなた任せ」と言えば、規制委も、例外ではないだろう。

 3・11を教訓に、原発から半径三十キロ圏の自治体に避難計画の策定が義務付けられた。

 川内原発の場合、圏内九市町に約二十一万人が暮らしている。

 都市から離れた場所に立地される原発の周辺は、ただでさえ交通事情に難がある場合が多い。

 原発事故の非常事態に、机上の避難計画に果たして効果があるのかどうか。規制委は審査の対象とせず、自治体にお任せだ

 では、自治体は

 鹿児島県の伊藤祐一郎知事は、原発の必要性を明示した文書を出すよう政府に要求し、経済産業大臣名のそれを受け取ったあと、住民説明会などを経て、再稼働に同意した。

 政府の要請に従ったという形式を整えたように見えないか。


火山学者は警告する

 事故が起こった場合の責任は、役所の中では堂々巡り。結局、電力会社の自己責任ということになるのだろう。法律でもそうなっている。

 だが私たちは、もう知っている。原発事故の責任は、一企業に負いきれるものではないのだと

 あの日からやがて四年半。現に十一万もの人々が、いまだ故郷を追われたままで、十分な補償も受けられず、あるいは中途半端に打ち切られ、放射能による将来の健康不安を押し殺して暮らしているではないか

 原発には、それぞれ個別の不安もある。

 川内原発は、姶良(あいら)カルデラ(火山性のくぼ地)の西、四十五キロという位置にある。鹿児島湾の奥にある巨大噴火の痕跡だ。桜島も、その上にのっている。

 鹿児島湾を中心に、小林、阿多、加久藤(かくとう)といったカルデラが南北一直線に並んでおり、過去の巨大噴火の際には、原発がある川内川の河口にも火砕流が届いていたことは、九電も規制委も認めている。

 規制委は、九電の主張そのままに、巨大噴火の予知は可能で、万一の際にも核燃料を安全に運び出す余裕はあると言う

 しかし、ほとんどの火山学者がそれを否定する。規制委の判断は、科学的にも、あいまいなままなのだ。

 このような状態で再稼働を推し進めるということは、3・11の犠牲に対する侮辱であり、安全神話への回帰にほかならない。


◆安全な未来は描ける

 3・11は世界の流れを変えた。特に欧米は、安全対策に膨大な費用がかかる原発への依存を徐々に脱して、再生可能エネルギーの比重を高め、地域振興を進めつつ、経済的にも利益を得ようと、それを機に未来図を描きはじめた

 福島のある日本はなぜ、描こうとしないのか

 川内のあとには、規制委からすでに適合と判断された関西電力高浜原発(福井県)、四国電力伊方原発(愛媛県)が続いている。

 再稼働に踏み込むということは、回避も全うも不可能な、重過ぎる責任を背負うということだ

 国民の多くは納得していない。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2015081102000142.html

【コラム】
筆洗
2015年8月11日

 「おまえねえ、博打(ばくち)はいけねえよ。なにしろ、場で朽ちるというぐらいだから」-。廓噺(くるわばなし)の「三枚起請(さんまいきしょう)」。博打をたしなめる、このクスグリは古今亭志ん生だったか▼「遊びは芸の肥やし」とはよく聞くが、志ん生さんはせがれの志ん朝さんには博打だけはやめておけと教えたそうである。負け続ければ、身なりに気を使わなくなる。第一、取った取られたが続けば、人相が悪くなる。愛嬌(あいきょう)が売り物の噺家にはこれが致命傷になる▼博打を持ち出し、生命の行方について書くのはいささか不謹慎か。されどこの話はやはり生命を賭した分の悪い博打である。九州電力の川内(せんだい)原発1号機がきょう午前、再稼働する。日本は再び、危険な原発稼働という「鉄火場」に足を踏み入れ、天に運を任せる▼政府の口を借りれば、電力の安定確保であり、経済成長に資する再稼働である。だが、あくまでも安全が守られた場合であり、この博打は事故が一度起これば、取り返しのつかぬ負け」となる▼しかも目を張る相手の中には自然災害という強敵もいる。川内といえば、桜島、阿蘇、霧島など怒りっぽい火の山も近い。東日本大震災での「痛い目」は忘れて、悪所に向かう▼祈るしかないのか。本当に安全か、いつかまた負けぬのか。そう国民を心配させ、その顔を不安の悪相にしただけで再稼働の賭け事は本当は既に大負けしている。
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●電源構成(エネルギーミックス)案という貧相な「未来図」: 泥棒やその子分に縄をなわせる愚

2015年06月12日 00時00分19秒 | Weblog


asahi.comの社説【電源構成―近未来を考えよう】(http://www.asahi.com/paper/editorial2.html)。

 「2030年度の電気をどう賄うかを示す政府の電源構成(エネルギーミックス)案を経済産業省が示した。原発の割合を20~22%、再生可能エネルギー(再エネ)を22~24%にする、というのが骨子だ」。
 泥棒やその子分に縄をなわせれば、そうなるに決まっています・・・・・・誰も罰せられない「パンドラの箱」を開けた張本人たち。縄をなう資格のない者に、なぜやらせるのでしょうか? つくづくこの国は「腐って」います。自公議員、翼賛野党の議員に投票した人達には全く罪の意識が無いのですから、救いようのない国・ニッポン。 

   『●パンドラの箱を開けたのは誰だ?
   『●東京電力原発人災以降も続く無責任の連鎖
   『●3.11東京原発人災から2年が過ぎて
   『●誰も責任をとらない自民党議員・・・・・・
       3.11東京電力原発人災以前に逆戻りしていて大丈夫?

   『●政治献金という名の「賄賂」:
          アベ様達は原発産業と「ズブズブ」の関係

   『●「仏様のおかげ」はもう期待しない方がいい:
        高浜原発、「このゴジラが最後の一匹だとは思えない」

   『●東電原発人災: あ~アベ様の言う
      「完全にブロックされている」「状況はコントロール」の悲惨な現実

   『●3.11東京電力原発人災から4年:
        虚しき「地球にやさしいエネルギー原子力 人にやさしい大熊町」

   『●「パンドラの箱」を開けた張本人たちがこだわる
           「ベースロード電源」、そして原子力発電

    「政府・自民党や公明党、翼賛野党の考え・・・・・・
     全く理解不能、2011年の3.11東電原発人災とは
     一体何だったのでしょうか?
     パンドラの箱を開けたのは誰だ?」

 ニッポンにとって、デンマークはとても参考になると思うのですが? 内橋克人さんのFEC自給圏の確立を。
 「宮沢経済産業相は、原発比率を2割超としたのは、エネルギーの自給率を震災前並みに戻す地球温暖化対策で世界に貢献する電気料金を今以上あげない、という3点を考慮したためだという」・・・・・・などという寝言は、寝てから言ってくれ。

   『●「えらそうに反対するなら、この田舎町で生活できる基盤を下さい」
                           ・・・原発再稼働以外の道はある

   『●「死の灰」を回避し得ない上に、
      「発電機能付き湯沸し装置」では温暖化は止まらない

   『●「原発安価神話」崩壊

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http://www.asahi.com/paper/editorial2.html

電源構成―近未来を考えよう
2015年6月3日(水)付

 2030年度の電気をどう賄うかを示す政府の電源構成(エネルギーミックス)案を経済産業省が示した。原発の割合を20~22%、再生可能エネルギー(再エネ)を22~24%にする、というのが骨子だ。


 原発の現状はゼロである。福島第一原発事故への反省をもとに改定した原子炉等規制法で、原発の寿命は40年に制限されている。これに従えば30年度の原発比率は15%以下にしかならず、原発を2割以上にするには法律の例外規定を援用するしかない。構成案は、無理をして原発の比率を増やしていくことを意味する原発回帰である。

 安倍政権が言ってきた「原発への依存度を可能な限り低減する」ことこそ、15年後の未来図に盛り込むべきだ。7月にも政府案として決める予定だが、その前にパブリックコメントにかける。この未来図でいいのか。改めて考える機会である。

 電源構成は、不測の事態で電気が供給できない事態にならないよう、あらかじめ電気の賄い方を考えておく目標値のようなものだ。政府はこれに基づき、実現に向けた施策を整える。再エネの課題克服に向けた施策が次々に打ち出せるような目標値が今、必要なのではないか。

 宮沢経済産業相は、原発比率を2割超としたのは、エネルギーの自給率を震災前並みに戻す地球温暖化対策で世界に貢献する電気料金を今以上あげない、という3点を考慮したためだという。

 確かに三つの要素はエネルギー社会を考えるうえでどれも大切だ。だが、①と②は、再エネを増やすことでも対応できる。目標は今から15年後である。③についても、再エネの一層の普及を通じて価格を下げていく余地があるはずだ。

 30年度より手前で電力の自由化が実現し、電源間でも競争が生まれる。リスクの高い原発は今後、商業的に成り立たなくなる可能性がある。

 自由化を機に、再エネを軸にしたエネルギー産業への参入を考える企業や地域経済の核にしようという自治体も増えている。原発回帰が新しい成長の芽を摘みかねないことに、政府は留意すべきだ。

 宮沢経産相は「原発比率を高くすれば、すべて(①~③の課題)が解決する」「(それでも)可能な限り低減させていった結果が20~22%」と語る。しかし、議論の出発点は「原発だけが課題を解決する方法ではない」ということにある。近未来にふさわしい電源構成を目標に据えるべきである。
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●原状回復が損害賠償の基本: 東京電力原発人災で「ふるさとをなくした痛み」は全く癒えていない

2015年06月10日 00時00分11秒 | Weblog


東京新聞の記事【「命守れ」闘う市民 「川内」NO 福岡でデモ】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015060802000125.html)と、
社説【「ひだんれん」 人ごととは思えない】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015060902000161.html)。

 「東京電力福島第一原発事故で国と東電の刑事責任を追及している福島原発告訴団の武藤類子団長は「原発事故が解決していない中での再稼働は信じ難い」と強調。川内原発建設反対連絡協議会の鳥原良子会長は「民意を反映しない鹿児島県や薩摩川内市の再稼働同意に住民は大きな怒りを感じている」と述べた」。
 また、・・・「原発事故被害者団体連絡会が設立された。被災者の悲しみ、怒りは、激しく、深く。共に訴え、助け合うため団結した。それは私たちとも無関係ではあり得ない。福島が求めているのは、当然そうあるべきことだけだ。謝罪と被害の完全賠償、暮らしと生業の回復、詳細な健康診断と医療保障、および被曝(ひばく)低減策、そして、事故の責任解明-」。

 東京電力原発人災で被害を被った人々に顔向けできない。「パンドラの箱」を開けた張本人たちはいまだに核発電に固執・・・・・・「政府・自民党や公明党、翼賛野党の考え・・・・・・全く理解不能、2011年の3.11東電原発人災とは一体何だったのでしょうか? パンドラの箱を開けたのは誰だ?」  
 「原状回復が損害賠償の基本」。でも、「終始一貫、“加害者”とは思えない立ち位置」の東京電力。東電原発人災で「ふるさとをなくした痛み」を癒し、ふるさとの「原状回復」をしてから、東電やアベ様らは原発再稼働等の「(悪)夢」を語るべきだ。現状、彼らには「(悪)夢」を語る資格はない。

   『●脱アクションウィーク、5万人集会
    「最後の福島の被災市民として武藤類子さんが
     訴えておられる映像がとても印象に残りました。
     その文章おこしされたものはCML
     (http://list.jca.apc.org/public/cml/2011-September/011909.html
     にありますので、一読して頂きたいです」

   『●「パンドラの箱」を開けた張本人たちが
       こだわる「ベースロード電源」、そして原子力発電

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015060802000125.html

「命守れ」闘う市民 「川内」NO 福岡でデモ
2015年6月8日 朝刊

     (川内原発の再稼働反対を訴える
      集会の参加者=7日午後、福岡市で)

 脱原発を掲げる市民団体らが七日、福岡市の舞鶴公園で、九州電力川内(せんだい)原発(鹿児島県薩摩川内市)の再稼働反対を訴える集会を開いた。

 参加者は「原発いらない」などと声を上げ、市内をデモ行進した。

 集会の冒頭、東京電力福島第一原発事故で国と東電の刑事責任を追及している福島原発告訴団の武藤類子団長は「原発事故が解決していない中での再稼働は信じ難い」と強調。川内原発建設反対連絡協議会の鳥原良子会長は「民意を反映しない鹿児島県や薩摩川内市の再稼働同意に住民は大きな怒りを感じている」と述べた。

 主催者によると、一万五千人が参加。集会後、参加者の一部はシュプレヒコールを上げながら九電本店に向けてデモ行進した。

 川内原発は再稼働に向けて原子力規制委員会の使用前検査を受けており、早ければ八月中旬に再稼働するとみられる


◆「伊方」に怒り 松山でも集会

 愛媛県の市民団体「伊方(いかた)原発をとめる会」は七日、国の審査に事実上合格した四国電力伊方原発3号機(同県伊方町)の再稼働に反対する全国集会を松山市で開いた。同会の発表で約二千五百人が集まり「知事は再稼働を認めるな」と訴えた。

 同会事務局長の草薙順一弁護士(75)は「事故が起きたら瀬戸内海は死の海になる。原発に事故はつきものだということは、福島の現実が証明している」と主張した。福島県川内(かわうち)村から愛媛県西条市に避難してきた農業新妻秀一さん(61)も登壇し「福島の事故から四年間ずっと苦しい思いをしてきた。決して犠牲者を増やしてはならない」と声を張り上げた。

 参加者らは愛媛県の中村時広知事宛ての再稼働に反対する署名を集めることを確認し合い、最後は全員で松山市中心部をデモ行進。「自然エネルギーを推進せよ」などと拳を振り上げた。

 中村知事は再稼働に関し「国の方針が示されていないので白紙」との立場。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015060902000161.html

【社説】
「ひだんれん」 人ごととは思えない
2015年6月9日

 略称は平仮名で「ひだんれん」。原発事故被害者団体連絡会が設立された。被災者の悲しみ、怒りは、激しく、深く。共に訴え、助け合うため団結した。それは私たちとも無関係ではあり得ない

 福島が求めているのは、当然そうあるべきことだけ

 謝罪と被害の完全賠償、暮らしと生業の回復、詳細な健康診断と医療保障、および被曝(ひばく)低減策、そして、事故の責任解明-。

 先月二十四日、福島県二本松市で開かれた設立総会で、会が掲げた目標だ。

 集団訴訟の原告や裁判外の紛争解決手続きを申し立てた住民ら、十三団体約二万三千人が連携する初の全国組織である。

 原発事故でふるさとを追われ、帰還できずにいる人たちは、発生から四年を経てなお、十一万人にも上る。国や東京電力の責任を問う裁判は、全国二十地裁で二十五件、原告は一万人を超えた。

 共通して訴えるのは、ふるさとをなくした痛みである。

 家や家族、家業など生活の基盤を失っただけではない

 学校、職場、近所の人間関係、祭りや年中行事、慣れ親しんだ自然、文化や歴史、思い出までも奪われた人の悲しみは、察するにあまりある

 「ふるさと喪失」の精神的損害に対する責任を、東電は認めていない。被災者と東電の間で賠償の仲立ちをする原子力損害賠償紛争解決センターの指針の中にないからだ

 「指針を超える賠償を認めれば、不公平になる」と、東電側は主張する。終始一貫、“加害者”とは思えない立ち位置だ

 原子力損害賠償法は、国の責任を明確にしていない。電力会社を資金面で支援するだけだ。だから、国は帰還を勧め、補償の額を抑えようとするのだろう

 与党は、避難指示解除準備区域などへの慰謝料を、二〇一八年三月で一律に打ち切る方針を打ち出している

 原状回復が損害賠償の基本である。元へ戻せ、ということだ。しかし、ふるさとを元に戻すすべはない。

 原発の安全を保証してくれるものはない。福島の事故で明らかになったのは、原発事故の責任を負いきれるものもいないということだ。責任があいまいなら、事故の教訓もあいまいになるだろう

 なのに国も電力会社も、再稼働へとひた走る。「ひだんれん」の訴えは、人ごととは思えない。
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●「パンドラの箱」を開けた張本人たちがこだわる「ベースロード電源」、そして原子力発電

2015年04月06日 00時00分24秒 | Weblog


東京新聞の記事【政府重視「ベースロード電源」 欧米では減少傾向】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2015040402000149.html)。

 「政府と自民党は、二〇三〇年に総発電量に占める原発や水力発電など「ベースロード電源」の比率を東日本大震災前の六割(一三年度は四割)に戻す方向で検討に入った。背景には現在、稼働していない原発で発電量を二割程度、上積みしたいという意図」。

 政府・自民党や公明党、翼賛野党の考え・・・・・・全く理解不能、2011年の3.11東電原発人災とは一体何だったのでしょうか? パンドラの箱を開けたのは誰だ

   ●パンドラの箱を開けたのは誰だ?
   『●東京電力原発人災以降も続く無責任の連鎖
   『●3.11東京原発人災から2年が過ぎて
   『●誰も責任をとらない自民党議員・・・・・・
       3.11東京電力原発人災以前に逆戻りしていて大丈夫?

   『●政治献金という名の「賄賂」:
          アベ様達は原発産業と「ズブズブ」の関係

   『●「仏様のおかげ」はもう期待しない方がいい:
        高浜原発、「このゴジラが最後の一匹だとは思えない」

   『●東電原発人災: あ~アベ様の言う
      「完全にブロックされている」「状況はコントロール」の悲惨な現実

   『●3.11東京電力原発人災から4年:
        虚しき「地球にやさしいエネルギー原子力 人にやさしい大熊町」


 「パンドラの箱」を開けた張本人たちがこだわる「ベースロード電源」という発想。でも、記事によると、「欧州諸国を中心にベースロード電源という考え方が消えつつある」そうだ。「ベースロード電源」という発想にこだわり、「死の灰」を生み出し続ける原子力発電」=「潜在的にプルトニウムを欲する心を満たす「核発電」を市民に押し付け、市民の安全な暮らしを脅かし、被曝を強い、そして破壊する・・・・・・政府・自民党や公明党、翼賛野党は一体何を考えているのか? 「ツーツー」で「ズブズブ」。

   ●烏賀陽弘道さん『ヒロシマからフクシマへ原発をめぐる不思議な旅』読了
   『●「死の灰」を回避し得ない上に、
         「発電機能付き湯沸し装置」では温暖化は止まらない

   『●消えゆく「事故を思い出して原発を議論する
        きっかけになるもの」 ~「原子力 破滅 未来のエネルギー」~

   『●「原発に依存しない地域の未来図を」描くことは可能だ
   『●井戸謙一さん「高浜3、4号機再稼働差止仮処分」・・・
          「仮処分決定は、直ちに効果が発生」、再稼働不能


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http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2015040402000149.html

政府重視「ベースロード電源」 欧米では減少傾向
2015年4月4日 朝刊


(↑ブログ主注: すいません、勝手ながらコピペさせて頂いております
 【http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/images/PK2015040402100046_size0.jpg】)

 政府と自民党は、二〇三〇年に総発電量に占める原発や水力発電など「ベースロード電源」の比率を東日本大震災前の六割(一三年度は四割)に戻す方向で検討に入った。背景には現在、稼働していない原発で発電量を二割程度、上積みしたいという意図もあるようだ。ベースロード電源とは何か、海外事情も併せて探った。 (吉田通夫


 Q ベースロード電源って?

 A 原子力や水力などいろいろある発電方法のうち、中核となる電源のことだ。燃料費が安く、毎日一定の電力をつくり続ける発電所がベースロード電源になる。政府は原子力、水力、石炭火力、地熱の四種類としている。燃料費が高いが出力を微調整しやすい石油火力は、電力の消費量が最も多い時間帯だけ稼働するピーク電源。燃料費も出力の調整力もそこそこの液化天然ガス(LNG)火力はミドル電源としている。
 原発は事故対策を含めた費用が高いし稼働も不安定という批判はあるが、政府は方針を変えていない。


 Q ベースロード電源を六割にすると、なぜ原発が二割になるの

 A 一〇年度にベースロード電源の発電比率は62%だった。震災後は原発が止まり、一三年度は計四割に下がった。最近になり経済産業省と自民党は諸外国のベースロード電源は六割以上あり、日本も六割程度に戻したいと言い出した。どのように戻すのかは明言していない。
 しかし、石炭火力を増やすのは二酸化炭素の排出抑制の観点から難しい。水力や地熱は大規模な開発に時間がかかる。必然的に原発を再稼働して二割程度を積み増す構図が浮かぶんだ。


 Q ベースロード電源は他国も重視しているのか?

 A いや、普及してきた太陽光や風力など再生エネを最優先で利用するため欧州諸国を中心にベースロード電源という考え方が消えつつある」(関西大の安田陽(よう)准教授)。国際エネルギー機関(IEA)の統計では、日本政府が言うベースロード電源は一二年に欧州で66%、米国は64%だったが、三〇年には双方とも50%前後に減ると予想されている。日本が経産省令で原発を最優先に使うと決め、太陽光や風力を抑えようとしているのとは対照的だ。
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●誰も責任をとらない自民党議員・・・・・・3.11東京電力原発人災以前に逆戻りしていて大丈夫?

2015年01月10日 00時00分15秒 | Weblog


西日本新聞の記事【エネルギー政策 民意とずれては進まない】(http://www.nishinippon.co.jp/nnp/syasetu/article/134977)。

 「政治や行政の役割とは何だろうか。民意に基づき、国民の意思を実現するための制度や政策を進めることが基本ではないか。だが、エネルギー政策は違うようだ・・・・・・立地自治体と周辺地域との対立を生みやすい原発に比べると・・・・・・」。
 3.11東京電力原発人災以前に逆戻り、で本当にいいのでしょうか? 地域に何のメリットももたらさない原発再稼働・原発推進・原発輸出に加えて、壊憲・「平成の治安維持法」・消費税増税・辺野古破壊・ドアホノミクス・・・・・・アベ様が「国民に丁寧に説明」をしたタメシもないというのに、2014年12月衆院選では「信任」を得たと嘯きます。アベ様は聞く耳など持ちません。でも、「与党が実際に投票した人ではなく、全有権者のうちどの程度の支持を得たかという「絶対得票率」を見ると、小選挙区で25%、比例代表で24%にとどまります」・・・・・・そんな哀しいニッポン。誰も責任をとらない自民党議員が、閉じることの出来ない「パンドラの箱」をもう一度開けたいそうです、再び地域に破滅をもたらしたとしても。

   ●「原発事故調書 原因不明、責任不在」: 
         川内原発再稼働なんてやってる場合か!
   『●インフラ輸出・原発輸出のためには
        国内での原発稼働・リニア建設が必要という「愚」な論理

   『●「戦争も、原発も、本当の怖さを知る人の言葉をかみしめたい」:
                             あ~、アベ様らは聞く耳持たず
   『●アベ様の決まり文句「国民には丁寧に説明をしていく」、
                           でも、そうしたタメシはなし
   『●やはり選挙で「No」を突きつけるしかなかったはず・・・
                「議席数 「改憲」減 「脱原発」増」とは言え


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http://www.nishinippon.co.jp/nnp/syasetu/article/134977

エネルギー政策 民意とずれては進まない
2014年12月21日(最終更新 2014年12月21日 10時35分)

 政治や行政の役割とは何だろうか。民意に基づき、国民の意思を実現するための制度や政策を進めることが基本ではないか。だが、エネルギー政策は違うようだ。

 2011年3月の東京電力福島第1原発事故で国民の意識は変わった。脱原発の流れが広がった。今も原発の再稼働に反対する声が強い。その中で経済産業省の原発回帰の姿勢が際立ってきている。

 既成事実を積み上げ、国民に仕方ないと思わせ、従わせようという戦術か。だが、原発をめぐる国民の合意ができないままでは、かえって行政の停滞を招かないか。


 ▼国民を惑わせる報告書

 「原発が抱える問題は安全性の他にもあるため、安全性を確認した原発の再稼働を進めるという考えは間違い」「原発は他の技術と比較して異次元の危険性を内包した施設であり、過去、安全神話に陥っていたことは問題

 こんな文章があると思えば、正反対の考えを示す文章もある。

 「原子力は数年にわたって国内保有燃料だけで生産が維持できることから、重要な選択肢となる」「古い原発の安全炉への転換をはじめ新増設・リプレース(建て替え)方針を明らかにすべきだ」

 前の二つは脱原発派だろう。後者は維持・推進派の見解である。

 経産省の総合資源エネルギー調査会原子力小委員会で先月27日に示された中間整理案にあった。

 有識者による原子力小委は今年6月に動きだした。その2カ月前に閣議決定されたエネルギー基本計画を受け、原子力分野の方針を具体化するための議論を始めた。

 専門委員を含めた26人の委員の大半は原発維持・推進派である。だが、推進だけでは均衡を欠くので脱原発派も少し加えている

 経産省の本音は原発推進でも、少数派の意見は無視できないから報告書などでは両論併記となりがちだ。それを読む国民は具体的な方針どころか、対立し、分裂した内容に戸惑いを覚えてしまう。

 推進派にはこれでいいのかもしれない。議論を続ける一方で既成事実を積み上げていく。それは原発再稼働であり、原発を持つ電力事業者への支援策の強化である。

 深刻な事故が起きれば電力会社だけでは手に負えない。福島事故を見て、巨額の投資を長時間かけて回収する原発のリスクを電力会社はあらためて意識した。そこで、支援強化を国に求めている。

 時間がたてば国民の意識も変わると安倍晋三政権は考えているのだろうか。曖昧な表現にとどめ、具体的な数字を示さない中途半端なエネルギー政策のまま安倍政権は発足から間もなく2年になる。

 一つの政策が決まらないことは他にも影響を及ぼす。国際社会での日本の存在感も薄れる。今月、ペルーで開かれた気候変動枠組み条約第20回締約国会議(COP20)も、そんな雰囲気があった。

 温室効果ガスの主要排出国でありながら、削減目標の提出時期の見通しすら立たない日本に対し、国連の事務総長をはじめに早期提出を促す声が相次いだという。

 デンマーク2050年までに石油や石炭など化石燃料を使わない社会の実現を目指す長期ビジョンを掲げる。そのベースにあるのが与野党の合意であるという。


 ▼地域対立の原発よりも

 政権交代があっても、エネルギー政策の基本に変更がない安心感から、個人も企業も長い目で見た投資が考えられるというわけだ。

 与野党合意の背景に世論があることは言うまでもない。私たちは原発を含めエネルギー政策をどうするか、正面から議論し、国民の合意を得るよう求めてきた。

 原発政策を曖昧にして時を待つような姿勢では、世界の大きな流れに取り残されるのではないか。

 ところで、重い家計負担があってもなぜ、ドイツなどで再生可能エネルギーの普及が進むのか。有識者を集めた経産省の委員会の一つで面白いやりとりがあった。

 再生可能エネルギーを使った発電の主体が地域であり、住民が企業を組織してやるからだとの解説である。風力発電も地域住民で考え、計画して、自分たちの地域に建設するから反対も起きにくい。

 結果、再生エネの普及が進み、地域活性化にもなる立地自治体と周辺地域との対立を生みやすい原発に比べると、どこにも可能性がある再生エネは夢がある。そう思う国民が多いのではないか。

2014/12/21付 西日本新聞朝刊=
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●「戦争も、原発も、本当の怖さを知る人の言葉をかみしめたい」: あ~、アベ様らは聞く耳持たず

2014年09月17日 00時00分14秒 | Weblog


東京新聞のコラム【【私説・論説室から】伝えねばならないこと】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2014090302000132.html)。

 「その冷却系ポンプが動かなくなったというニュースを聞いて、瞬時に直感した。「炉心がメルトダウンする可能性が高い」・・・・・・「原発は想定外の事態には誰も対応できない怪物だ」・・・・・・戦争も、原発も、本当の怖さを知る人の言葉をかみしめたい」・・・・・・東京電力原発人災を目の当たりにして、まだ、原発を再稼働し、原発輸出をしてカネ儲けをしたいそうです。違憲行為で壊憲し、「戦争できる国」にしたいそうです。アベ様や自公議員、翼賛野党議員は聞く耳をもちません。アベ様は「最高の責任者は私だ。・・・・・・私たちは選挙で国民の審判を受ける」と仰っています。国政は当たり前として、地方の選挙でアベ様を支持し続けることの意味を「考えない」でいいのでしょうか? 沖縄ではアベ様は三度負けるはずです。「原子力=核」「核発電」の意味を考えない」でいいのでしょうか?

   『●パンドラの箱を開けたのは誰だ?

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2014090302000132.html

【私説・論説室から】
伝えねばならないこと
2014年9月3日

 一冊の本が出た。「元原発技術者が伝えたいほんとうの怖さ」。著者は元東芝社員の小倉志郎さん(73)。東日本大震災で事故を起こした東京電力福島第一原発で4号機を除くすべての原子炉建設に携わった。主な部分は事故時に安全を確保する冷却系ポンプだった。

 その冷却系ポンプが動かなくなったというニュースを聞いて、瞬時に直感した。「炉心がメルトダウンする可能性が高い

 原発はエネルギー資源の少ない日本の救世主になる-。小倉さんもそう夢見た。だが、三十五年の在職中には現場の保守点検も担当し、巨大な原発の複雑さを見てきた。「原発は想定外の事態には誰も対応できない怪物だ」。感じたことが現実になってしまった。

 事故後初めて取材した日、小倉さんは「名前は伏せて」と望んだ。元社員として語ることへの反発や攻撃が怖かった。その後、国会事故調の協力調査員として報告書作りに参加し、各地を講演で歩く。子どもたちには紙芝居を。元技術者として伝えておかなければならないことを「遺言」のように語っている。

 書名から連想したのは昨年八月に亡くなった品川正治さん。「戦争のほんとうの恐さを知る財界人の直言」という著書がある。中国戦線を生き延びた品川さんは「どんなにボロボロになっても九条の旗を手放すなと語り続けた戦争も、原発も、本当の怖さを知る人の言葉をかみしめたい。 (佐藤直子
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●「電気事業連合会の八木誠会長(関西電力社長)」: あとは野となれ、山となれ

2013年10月27日 00時00分09秒 | Weblog


東京新聞の記事【「原発を重要電源に」と電事連 継続には増設必要と強調】(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013102501002363.html)。

 電気事業連合会(電事連)ってこんな組織です。

   『●浜岡原発〝一時〟停止のみでいいのか?
     「それ以前に行われた主張や発言が「3・11」を境に、一気に“浮世離れ”
      したものになった感じがするケースは、少なくない▼これなど、
      その最たるものだろう。今年二月に出た電気事業連合会の冊子
      『原子力発電四季報・冬号/2011』の特集。海外への
      原発輸出戦略を扱い、タイトルは高らかに「日本の原子力技術が
      世界から注目されています」▼その後、福島第一原発で起きたこと、
      それへの東京電力などの対処のお粗末さを考えると、哀(かな)しくさえある。
      記事の趣旨とは正反対の不安な視線で「日本の原子力技術は世界から
      注目され」たのだから」

   『●原発マネーに群がる ~読売が最悪~
   『●核・原子力汚染された雑誌群
     「◇名産をダシに使う「潮」の卑劣な手口
       ワースト1位は「潮」(うしお)。創価学会系の雑誌である同誌は、
      毎月必ず見開きカラーページで原発PR広告を掲載。広告主は
      電力10社による業界団体「電気事業連合会」(以下、電事連)である」

   『●東京電力福島第1原発「人災」: 「事故は明らかに人災」と断定
   『●破綻した核燃サイクル: なぜ核分裂性プルトニウムをため込むのか?
   『●嘘吐きと本音
     「「電力各社でつくる電気事業連合会(電事連)の幹部が、
      使用済み核燃料の再処理事業は、原発に使用済み核燃料が
      たまって稼働できなくなるのを防ぐため、と明言
」していたそうで、
      これは、「国も電力会社も、再処理はウラン資源を節約し、
      エネルギー面の安全保障のためだと再三強調してきた」ことが
      あった訳である」

   『●東京電力原発人災が続くさ中に「会費」なるものを払うというその無神経さ
     「原発事故直後にもかかわらず東京電力が18億円もの不透明な拠出
      していた電気事業連合会。一貫して原発推進を唱えているが、
      資金の使途や具体的な活動内容は一切明らかにしていない

   『●破廉恥な行為: 「首相自ら途上国への原発セールスに駆け回る」

   『●打つ手なし、それでも原発を続けたいという。アホである

 そして、関西電力(関電)八木誠社長って、こんな人。

   『●とうとう大飯原発を再稼働 ~パンドラの箱再び~: やるべきでないことばかりやるムダ内閣
     「▼全国各地の抗議活動を無視し、関電はきのう、大飯原発3号機の
      原子炉を起動させた。八木誠社長は株主総会で「原発は重要な電源。
      脱原発は全く(考えに)ないと言い切り、なし崩し的な再稼働への意欲
      隠していない▼未来のエネルギー政策は、経済界だけではなく、
      国民の声に耳を傾けて決めなければならない

   『●本当に大飯原発を再稼働させて良かったのか?
     「大飯原発4号機がフル稼働に達した25日、関西電力の八木誠社長が、
      “次の再稼働”について「高浜3、4号機が最有力」と発言した。時期は
      明言しないものの「(国には)できるだけ審査を早くしてもらいたい」とも口にし、
      電力会社トップの前のめりな姿勢を見せた」

   『●東京電力人災が続く中、なに寝ぼけてんだか!?
     「「今後とも原発を活用していくためには、信頼性、安全性の向上に
      不断の取り組みが不可欠だ」などと訓示し、
      停止原発の再稼働にも意欲を示した」

   『●関西電力大飯原発再稼働は必要なかった、ならば即座に停止して廃炉に
     「こうした試算を示す一方で、七日に大阪市で記者会見した八木誠社長は
      「発電所のトラブルが重なる可能性も否定できない」と述べ、
      再稼働は妥当だったと強調」

   『●原発再稼働を狙った恣意的料金アップ?
     「原発を再稼働しないと財務体質が悪化する-。八木誠関電社長は
      赤字を計上した中間決算を念頭に値上げ理由をこう説明した。
      東京電力の福島第一原発事故を境に一時は全原発が運転を停止し、
      再稼働できたのは関電大飯原発の二基にとどまる」

   『●東京電力原発人災が続くさ中に「会費」なるものを払うというその無神経さ
     「その「電事連会長の八木誠・関西電力社長は、「2030年代に原発ゼロ」
      という民主党政権の見直しを安倍政権に迫った。会長は、原発政策に
      動きがあるごとに「原発推進」の声明文を発表し」ており、
      マッド経営者と言わざるを得ない」

   『●もんじゅ周辺の住民はそんなことを望んでいるの?
     「関西電力八木誠社長が高浜原発(福井県)について、プルトニウムと
      ウランを混ぜたMOX燃料を使う「プルサーマル発電」を前提に再稼働を
      申請すると表明した」

 さて、「電気事業連合会の八木誠会長(関西電力社長)」は処分場が在ろうが無かろうが、処理方法が確立されていようがなかろうが、知ったこっちゃない・・・・・・、ようです。

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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013102501002363.html

「原発を重要電源に」と電事連 継続には増設必要と強調
2013年10月25日 19時12分

 電気事業連合会の八木誠会長(関西電力社長)は25日の記者会見で、12月にも策定される国のエネルギー基本計画に関して「原発を重要電源と位置付けてほしい」と述べ、安定的なエネルギー供給には原発が必要と強調した。加えて原発継続のためには「新増設や(既存の原子炉を新型炉に置き換える)リプレースが必要」と強調した。

 基本計画は政府・自民党で議論が本格化しており、原発の新増設やリプレースをどう示すのかが焦点。八木会長は「止まるプラントがあるので、新陳代謝がないと原発比率が下がっていく」と指摘した。

(共同)
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●魚住昭さん「彼のまいた種が新しい風に乗って、いま開花」

2012年08月08日 00時00分36秒 | Weblog


魚住昭さんの『魚の目』の記事(http://uonome.jp/read/2584)。

 「彼」とは、忌野清志郎さんです。魚住さんの奥様に妙に感心。

   『●忌野清志郎さんカバーアルバム発売
   『●FUKUSIMA原発人災で小出裕章さんが若人に伝えたいこと
   『●斎藤和義さん「ずっと好きです」: 原子力発電と云うパンドラの箱
   『●『筑紫哲也』読了

 毎週末の反原発抗議行動についての、尊敬するジャーナリスト魚住昭さんの「読み物」です。「デモの人波の中に清志郎の遺影を持つ男性」がいたそうです。「たしかに、この新たなムーブメントに清志郎ほどふさわしい人はいない」。尊敬する研究者小出裕章さんも講演でよく忌野清志郎さんの映像を使われます。

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http://uonome.jp/read/2584

読み物
忌野清志郎とアジサイ革命
2012 年 8 月 6 日   魚住 昭

 このところ忌野清志郎にハマっている。きっかけはセブンイレブンのTVコマーシャルだ。
 某夜、ウイスキーをなめながらテレビを見ていたら、番組の合間に彼の「デイドリーム・ビリーバー」が流れてきた。
 私と同年輩の方ならご存知のはずだが、原曲は1960年代後半に米国のモンキーズが放った世界的なヒット曲である。
 青春の甘酸っぱさを湛えたメロディに乗って、清志郎の伸びやかな声が響く。そのリズム感や、日本語の語感を生かすセンスは尋常なものではない。

   ♪Ah Ah Ah
    ずっと夢を見て
    いまも見てる 僕は
    デイ・ドリームビリーバー
    そんで 彼女はクイーン

 日本のロックミュージシャンはただの格好つけたがりが多いから、清志郎もその類だろうと、これまで思っていたのだが、とんでもない勘違いだった。

    「この歌、すごいよね。日本にもこんなロックシンガーがいたんだ」

と妻に漏らしたら、彼女は「うん」と肯いて、

    「この歌は、清志郎さんが亡くなったお母さんを思って
     作ったものなのよ。生みの親ではなかったけれど、
     とってもいいお母さんだったらしいわよ」

と教えてくれた。
 それで初めて、今ごろになってこの曲に私が反応した理由がわかった。私の母も3年前に死んだ。後を追いかけるようにして昨年、父が他界した。2人とも天寿を全うしたのだから嘆くつもりはないのだが、心の底に開いた穴がなかなか塞がらない。清志郎の歌は、そんな人間の喪失感を透明なものに昇華する不思議な力を持っていた。

 それから数カ月後、金曜日の夜の官邸前デモに行った。参加者の年齢も職業も国籍もさまざまだが、若い女性の姿が目立った。彼女らを衝き動かしているのは、きっと幼子の、あるいはこれから生まれる子どもたちの未来を案じる気持ちだろう。
 原発に反対する万単位の人が思い思いのプラカードを掲げながら官邸を二重三重に取り囲む。3・11前には想像もできなかった光景だ。誰が名付けたか知らないが、これはまさに「紫陽花革命」だと思った。
 デモの人波の中に清志郎の遺影を持つ男性がいた。たしかに、この新たなムーブメントに清志郎ほどふさわしい人はいない。
 24年前、彼の反原 発ソング「サマータイムブルース」が入ったアルバムの発売を東芝EMIが中止した。原子炉メーカーである親会社への配慮だった。
 24年前の私は、この発売中止事件の背後にある原子力ムラと産業界の癒着構造に気づかなかった。あのころ日本は世界が羨む金満大国で、その経済的繁栄の背後に広がる黒々とした闇が見えなかったのである。恥ずかしいとしか言いようがない。
 だが、清志郎は私のように凡庸な人間ではなかった。

   ♪恐ろしいことが
    起こってしまった
    もうだめだ 助けられない
    もう遅い
    Ah メルトダウン メルトダウン メルトダウン
    取り返しのつかないことに
    なってしまった
    もうだめだ 助かりゃしない 誰も
    神様 仏様 お医者様 お月様 キリスト様
    科学の力を信じていたのに
    Ah メルトダウン

 これは「サマータイムブルース」と同時期に彼が作った「メルトダウン」という曲だ。最近この曲を初めて聴いて、鳥肌が立った。清志郎の嗅覚は、二〇数年前にフクシマの破局をはっきりと捉えていたのである。
 官邸前に集まる人々の多くはそんな清志郎の歌を聴いて育った世代だろう。その意味で彼のまいた種が新しい風に乗って、いま開花していると言ってもいい。子供たちの未来を守ろうという人々の動きは誰にも止められない。私も彼らと一緒に官邸前を歩きたい。大好きな清志郎の歌を口ずさみながら。

(編集者注・これは週刊現代「ジャーナリストの目」の再録です)(了)
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●東京電力原発人災以降も続く無責任の連鎖

2012年08月04日 00時00分47秒 | Weblog


SPEEDIについての東京新聞の記事(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012072802000109.html)。玄海原発のボヤ騒ぎについてのasahi.comの記事(http://www.asahi.com/national/intro/SEB201207270058.html)と、玄海原発1号機の健全性についての記事(http://www.asahi.com/national/update/0727/TKY201207270489.html)。もんじゅにの誤警報についての東京新聞のニュース(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012073002000232.html)。

 原発人災直後の最も重要な時期に緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム「SPEEDI」のデータを公開せずに、多くの人たち、特に、子供を被爆させておいて、何も問題がなかったとでも文科省は言いたげである。ほとんどの人がそんなシステムがあることさへ知らず、しかも、巨費を投じて、「その時」のために開発されたにもかかわらず、結果として何の役目も果たさなかった。誰も責任をとらないし、なあなあでコトを済ませている。我が国に連綿と続く無責任の連鎖の一つ。
 ボヤが起きた九電玄海原発では、漏電の原因になる機械の故障や作業ミスはなく、原因がわからないまま調査をやめたそうだ。早く再稼働したいものね、臭いものには蓋を!! また、経済産業省原子力安全・保安院は玄海原発1号機の老朽化問題について、検討を終え、報告書をまとめるそうだ。「脆性遷移温度が急激に高まっているにもかかわらず、「十分に健全だ」と主張している。「1993年に取り出した金属片は56度だったのが、2009年は98度にまで上昇」し、「予測値を14度超えていた」にも係らずである。つまり、高い温度でも原子炉の材料がガラスのように脆くなり、破壊されてしまう恐れが高まっていることを意味している。保安院は「事故時に原子炉を急激に冷やすと壊れないか検証」し、原子炉内に設置していた金属片について「取り出した金属片を分析し、圧力容器の溶接部を調べたが、異常は見つからなかった」ので、「急激に冷やしても圧力容器が耐えられることも確認した」そうである。どこが原子炉が破壊されない「」になっているのか。むしろ、リスクが上がっていることが確認」されたのではないのか。電力会社や原子力ムラの住人のいい加減さ、それを見過ごした専門家や我々一般市民・利用者にも責任があったはずだ。東京電力原発人災で少なくとも我々は気づいたはずで、このままズルズルと原発再稼働・原発輸出・原発建設再開という「無責任」を続けてはならない。
 さらに、発電もしていないもんじゅ」にバカみたいなカネがかかり、そのお守りに手がかかっているという、どいつもこいつも無責任な話。これも「警報が作動した原因は不明」だそうだ。「もんじゅは原子炉停止中だが、炉内には核燃料が装荷されており、冷却のために一次系、二次系でナトリウムが循環している」という、物理的・工学的・化学的に本当に本当に恐ろしいことが続いていて、加えて、巨大な投資・建設費だけでなく、1円分も発電していないというこちらも経済的に本当に恐ろしい話がいまも続いている。誰か責任をとったのでしょうか? 自民党の何方かが謝罪の一つでもしたのでしょうか??

   『●増殖もしない、発電もしない「もんじゅ」でも儲かる仕組み
   『●パンドラの箱を開けたのは誰だ?

 東京電力原発人災以降も連綿と続く無責任の連鎖、このまま本当に見過ごしていて良いのでしょうか?

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012072802000109.html

非公表 理由示さず SPEEDI いつ、誰が不明のまま
2012年7月28日 朝刊

 東京電力福島第一原発の事故後、政府は緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム「SPEEDI」で放射性物質の拡散方向などを予測しながら、当初公表しなかった問題で、文部科学省は二十七日、同省の対応を検証した最終報告を発表した。だが、誰がなぜ公表しないよう決めたのかなど肝心の部分は明らかにしなかった「無用の被ばく」をしたとされる福島県浪江町の避難者からは文科省の姿勢に怒りの声が上がった。 
 SPEEDIは、昨年三月十五日、午後から翌未明にかけ、放射性物質が原発から北西方向に拡散するとの予測結果をはじき出していた。同じころ、南相馬市や浪江町の住民の中には、北西方向の飯舘村方面に避難しようと動いていた。
 文科省が予測結果を公表していれば、住民の被ばくを防げたのではないかというのが最大の問題点だ。
 文科省は十五、十六日に高木義明文科相(当時)ら政務三役と事務方でSPEEDIについて協議。政府事故調の中間報告は「公表すると無用の混乱を招く恐れがある」と出席者から意見が出た、と指摘した。
 文科省の検証チームは、当時三役だった五人全員から話を聞いたものの、いつ、誰が、なぜ非公表を決めたのか、検証結果が一切示されていない
 わずかに、十五日夕の省内打ち合わせで、「(公表すれば)被災地での医療崩壊、ガソリン・医薬品の枯渇などが進み、救急活動などに悪影響を与えかねない」旨の発言があった、とだけ記述。
 公表していれば、被ばくを防げたのかという点に関しては、「否定することまではできない」と記した。公表方法については「関係機関に何らかの助言を行うことを検討すべきだった」と、自らには直接的な公表の責任はないとの認識を示した。
 SPEEDIは、昨年三月二十三日以降、徐々に公開し始めた。
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http://www.asahi.com/national/intro/SEB201207270058.html

2012年7月28日03時00分
「原因分からない」まま調査終了 玄海原発火災で九電

 九州電力は27日、玄海原発(佐賀県玄海町)で照明用のケーブル管が焦げた火災について、原因がわからないまま調査をやめたと発表した。溶接機から漏電したが、その原因になる機械の故障や作業ミスは「なかった」と主張している。
 火災は6月15日、低レベル放射性廃棄物の処理施設でおきた。九電によると、・・・・・・。
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http://www.asahi.com/national/update/0727/TKY201207270489.html

2012年7月27日20時26分
玄海原発1号機「十分に健全」 老朽化問題で保安院報告

 経済産業省原子力安全・保安院は27日、定期検査で運転停止中の九州電力玄海原発1号機(佐賀県)の原子炉圧力容器が予想以上に老朽化しているとの専門家の指摘に「十分に健全だ」とする検証結果をまとめた。保安院はこの日で専門家会合での確認を終え、8月中に報告書をまとめる。
 圧力容器は核燃料から出る中性子で劣化する。電力会社は運転開始時に圧力容器の中に同じ材質の金属片を入れ、取り出して調べている。運転から36年がたつ玄海1号機は、劣化の目安となる「脆性遷移(ぜいせいせんい)温度」が1993年に取り出した金属片は56度だったのが、2009年は98度にまで上昇していた。予測値を14度超えていた。
 保安院は昨年11月から、事故時に原子炉を急激に冷やすと壊れないか検証してきた。09年に取り出した金属片を分析し、圧力容器の溶接部を調べたが、異常は見つからなかった。激に冷やしても圧力容器が耐えられることも確認した。ただ、「予測精度が十分ではない」として学会に見直しの検討を求めた。
 一方、専門家会合では委員から「データが十分でなく炉の状態を把握できない。健全性には疑問がある」(井野博満・東大名誉教授)との指摘も出た。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012073002000232.html

ナトリウム漏れ もんじゅ誤警報 原因不明
2012年7月30日 夕刊

 日本原子力研究開発機構は三十日、高速増殖原型炉もんじゅ(福井県敦賀市)で同日午前三時四十分ごろ、二次冷却系の冷却材ナトリウムの漏えいを知らせる警報が作動したと発表した。実際のナトリウム漏れや環境への影響はなかった。
 警報が作動した原因は不明で、同機構が詳しく調べ、結果を経済産業省原子力安全・保安院に報告する。
 もんじゅは原子炉停止中だが、炉内には核燃料が装荷されており、冷却のために一次系、二次系でナトリウムが循環している。
 警報が作動したのは、原子炉補助建屋にある、二次系配管周辺に設置された検出器の一つ。部品を交換したり、作業員が現場を目視で点検したりしたが、ナトリウム漏れは確認できなかったという。
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