まいにちはなたば

キレイな花、枯れた花、トゲだらけの花。
毎日いろんなことがあるけど、遠くから見れば、やっぱりきれいな花束だと思うよ?

きみはきみらしく

2009-06-15 14:25:04 | 想い
今朝は、2回目の学校の読み聞かせをしに、
ユの2年生の教室へ行ってきました

昨日の晩も、どの本にするのか全然決められず
読みたい本だらけだったので、
結局カバンには5~6冊の本を入れていったのですが

結局、たいせつなきみシリーズの本を読んでしまいました

タイトルは<きみはきみらしく>です


パンチネロたち、木彫りのウイミックたちの間では
妙なことが流行りはじめました。
鼻を緑色に塗り、ちょとと上に突き上げて歩くのです。



「あんなの、へんだよ。」
「上ばかり見て歩いていたら、足元が見えなくてあぶないよ」
そう言っていた、パンチネロとその仲間たちですが、
やっぱり、鼻を緑色にしないやつの気が知れない、などとまで言われ
バカにされ、結局、鼻を緑色に塗ってしまいます。



鼻を緑色にして、つんと上に向けて歩くと、なんて気分がいいんだろう!!
と喜んでいると。
大変です。次は、赤い鼻をしたウイミックが現れました。



大急ぎで鼻を赤く塗り替えると、次は青い鼻のウイミックが!!
そして。青からピンクへ。ピンクから黄色へ‥。
鼻をオレンジ色にしたところで、
パンチネロはもうすっかり、こんなことがいやになってしまいました。

すると友だちのルシアが、
パンチネロたちウイミックの生みの親である彫刻家のエリが、
パンチネロのことをとても心配していることを教えてくれます。

エリが怒っているかどうか気にするパンチネロ。
でも、ルシアはエリは怒ってはいないと。
ただ、悲しそうだと。


パンチネロは、ルシアに一緒に来てもらって、
エリのところへ行きました。

「みんなのまねがしてみたかったんだね?それでどうだった?」
「はじめはよかったけど、やっとみんなと同じになったと思ったら、
 誰かがまたべつのことをはやらせるんだ。」
「ぼくたち、もとの鼻にもどりたいの。」



すると、エリは「よし、よし。よく言ったね。」と、
サンドペーパーで、長い時間をかけて鼻の絵の具をこすりおとしてくれました。
ごしごしこすられるのは、とても痛かったけれど、
もとの自分にもどるためには、仕方なかったのでした。
(きみは、きみのままでいいんだよ‥)


っという話を読み終わると、もう8時40分!?
しまったよ
10分しかもらってないのに、20分も使っちゃったよ

読み終わった瞬間に、よくウチにも遊びに来るYくんは
「ぼくは、絶対に鼻に色は塗りたくない!!」と
宣言してくれました
担任の先生も、そやね、塗りたくないね、と応えてくださってました。

時間はめっちゃ超過しちゃいましたが
ワタシ的には、Yくんの一言で、とってもイイ気持ちになった、
2回目の読み聞かせタイムでした

次回は、タの4年生の教室
早く読む練習しとくかなぁ