ウソつき

金曜日のこと。
ピアノに行く前に「連絡帳出しといてよ」とユに声をかけると。

「宿題のプリントがはいってない絶対に入れたはずなのに」

「‥『絶対に入れた』のなら、入ってるはずやん。
　　『入れたつもりだった』から、入ってないんでしょ」

「ううん。ゼッッタイに入れたのっ
　　なのに、なんか知らんけど、入ってないのっ」

「んなアホなことがあるわけないでしょう？
　　アナタのプリントには足が生えてたんカっ」

「でも、ゼッッッタイに入れたんやもんっ」

「‥○※Ф＄＠йっ」

っという、くだらな～いやりとりのあと

どうせまだタは６時間目の授業中だし、
教室まで見に行ってみて、一緒に帰ってきたらいいやん、と
学校まで探しに行ったんですけどね

昇降口から校内へ入っていくユちゃんを見送り、
エくんと、教室のすぐ外の畑や花壇を散歩していると。
満面の笑みを浮かべたユちゃんがスグに現れました。
「まちがえてた～宿題プリントをもらったと思ってたけど、
　　宿題は、マルつけの終わったプリントのお直しやった～」

あぁ、そう
だったら「ゼッッッタイ！！」
とか言わなかったらいいのにね

そこんとこ、何万回注意しても指摘しても言い聞かせても‥
一向に懲りた様子を見せず、直そうともしないところが、
なんて、アナタらしいんでしょう


窓の外から、教室の中の先生に向かって、
「『絶対に入れた！！』って言い張るもんですから～」
って先生に話して笑ってたんですけど
先生は、きっと、ユちゃんのそんなこんなトコロに、
ちゃんと気づいてはるんやろうな～


家庭訪問の時
「いつも、周りのお友だちのためにいろんな仕事をかってでてくれるし、
　本当に助かってます～」
と、真っ先にお褒めのコトバを頂いたので、
「‥それって、自分のことはちゃんとやったあとですか？」と
思わず尋ねたら。
先生はニヤリと笑って、「‥ん～だいたい」と仰いました。

あの４月の時点より、さらにユちゃんの本性は、
先生にはバレていることでしょう


ま
そんなとここんなとこ、あんなとこそんなとこ、
ユちゃんってひとは「表裏ナシっ全てお見せしてますっ」
なので、悪気ってモンはなさそうです。

ただ。
ちょっとした言い逃れや誤魔化しで、その場をなんとかして逃れよう
‥としてるだけ、らしいです。
そして、そんなのはすぐバレる、ってことに思い至れないところが、
まだまだ幼い、んやろね

だから。
「ウチの子、何度いってもウソつくんです」なんて
真剣に悩んだり困ったりはしないけど
何度言っても直そうともしないのには、
心底イライラしたりします

それでもやっぱり。
私には、おかしいと思うことは『それはおかしい』と指摘させていただいた上で、
あとは『待つ』ことしかできないんやろうな～