約170年ぶりだかで、金環日食ってのがあるらしいですね。
世の中”金環日食特需”で盛り上がっておりますが。
撮ってみたいですか。
私は思わないしそんな経験ないので、あまりコメントやアドバイス
できないのですが、一般的なものでよければ少しお話できます。
どっちみち会津では見れないのですが。
まず専用のフィルター(ND10000)を用意します。
レンズの先端に直径(72mmなど)が書いてありますので、あった物を
装着してください。
もう売り切れかもしれませんね。
元来ほとんど売れる物ではないので、在庫もあまりないはずです。
この”特需”で生産数を多くしてるはずではあるのですが・・・
もう少し早めにアップすればよかったです、すみません。
「絞りをギリギリ絞ればいいんじゃね?」と思うかもしれません。
絶対やめてください。
絞り羽より前の玉が直射日光にさらされ、コーティングがダメになります。
ND10000を装着するとカメラはこうなります。
オートフォーカスが効かない。
もっとも、太陽ですからMFに切り替えて∞にすればいいのですが。
自動露出が効かない。
正確に言うと、露出計が正しい値をださないということです。
周りとのコントラストがありすぎるからだと思います。
マニュアル露出に切り替えて対応します。
エントリー機以上の機種でスポット採光で対応出来る場合があります。
今はデジカメなので撮ったらすぐに確認して調整しましょう。
太陽以外写らない。
太陽が明るすぎるため、それに露出を合わせると周りの物が暗くなって
写らない”はず”です。
断言はできません、やったことないので。すみません。
思ったより”小さい”こと。
天文台やテレビ局の超望遠レンズの映像を見せられると、ついあんな
画像が撮れるものと思ってしまいますが実際は思っているよりはるかに
小さい画像です。
太陽は明るいので”大きい物”と思い込んでいるのです。
35mmフルサイズのセンサー換算で400mmの望遠レンズ使用の時、イメージ
センサーに写るのは直径約4mmと言われています。
天体マニアの私の友人の弁
「おめぇ!どんな望遠使ったってそったにでっかくなるわげねぇべ、どんだけ
はなっちっと思ってんの!」
妙に納得。
太陽は”天体”ですので、その写真で人を感動させるような物を撮りたい
なら”天体写真”というジャンルにある程度精通していないとダメです。
メモや記念にという程度でいいんじゃないかと思います。
天体写真もはまると奥が深いです。
そして最大の問題点。
このフィルターは高いうえに太陽撮影以外には使えないこと。
このあと何年待つことに・・・
カメラは壊れても交換ができるけど、目を痛めたら取り返しがつきません。
絶対直接目でみてはダメですよ。
ましてやカメラで覗くなんてことは自殺行為です。
一番はっきりくっきり見る方法は?・・・テレビ。間違い?
旧作品
太陽ってこれくらいの大きさです。
福島県磐梯町よりの夕日。雲がいい仕事してますね。
撮影データー
Canon EOS-1HS EF35-70mm 3.5-4.5 f8 AV EPP ポジをスキャン