あべちゃんの写楽生活

撮ることが楽しいのか、楽しいから撮るのか

今こそ、クラシックが熱い

2020年10月24日 01時00分00秒 | 音楽

 

皆さん、「ローマの休日」と言えば?

そう、オードリーヘップバーンの出世作。

その映画が合法的に、無料で手に入る

としたら?

そんな、うまい話があるのか。

あるのである。

なぜなら、ローマの休日は1953年に

制作されたのだが、著作権が切れて

いるのだ。

だれでも、無料で受け渡しできるので

ある。

著作権は通常、著作権者が死んでから

50~70年くらいらしいのだが、数年前

から、この期間を過ぎているらしいのだ。

この著作権が切れているものを、

「パブリック・ドメイン」と言うらしい。

 

そこで、クラシックなのである。

レコードのステレオ録音が始まったのが

1950年代なのだが、そこでフルトヴェン

グラー、カラヤン、ベームなど、いわゆる

名盤と呼ばれるものが録音されるのが

1950年後半から1960年代なのだ。

巨匠たちが、脂の、のりきっている時期

が重なっているのがこの時期だからだ。

そして、その録音の著作権が切れている

のである。

 

だから、ネットで見かけても、「ちょっと

ヤバいやつなんじゃねえの」と手を出さな

かった人も、「パブリック・ドメイン」であ

る、と明記されていれば、堂々とダウンロー

ドできるのである。

さかんにテレビCMで流れている「違法アップ

ロード」では、ないのだ。

それがまさに今、取り放題なのである。

このチャンスを逃す手はない。

ググればいくらでもヒットするので、リンク

しませんが、興味のある人はググってみて

ください。

あと、当たり前だが、たとえパブリック・ドメ

インでも、DVDとして販売された場合、材料

費、販売会社の利益、製品の運送費などで、

「他のものより安くはなるが、無料にはなら

ない」ので、あしからず。

まあ、「俺たちを、馬鹿にしてんの?」と

言われそうだね(笑)。

そんなこと、わかってるよね。

 

パブリック・ドメインは配給会社にとっても

メリットがあり、Amazonプライムで「ローマ

の休日」を見ると、タダの素材に金を払って

くれる、ということになり、おいしいのだ。

Amazon側は、どこにもお金を払う必要

がないため、「総取り」になるからだ。

通常だったら、20世紀フォックスとか

パラマウントに、素材の配信権料を払

わなければならないからね。

厳密に言うと、細かいところが違うの

だろうけど、ざっくり言うと、そういうことだ

と思う。

 

蛇足だが、「クラシックなら何でも無料

になる」ということではない。

クラシックの作曲家でも、ちょっと前、

例えば、バーバー、サティ、ストラビンスキー

あたりがギリギリで、それより若い作曲家は、

まだ、パブリック・ドメインには、なっていな

いのが実状だ。

 

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超一流オーケストラが、しこたま怒られとる(笑)

2020年08月25日 01時00分00秒 | 音楽

  

ウィーンフィルといえば、ベルリンフィルと

並び、東西横綱と称される超名門

オーケストラだ。

そのすごさといったら、我が国のNHK

交響楽団が「数段格下」といわれる

くらいなのだ。

ウィーンフィルは自分の楽器を使う

ことができない。

楽団所有の楽器を使わなければ

ならないのだ。

理由は、音色が変わってしまうから。

「ウィーンフィルの音」というものを

大切にしているのだ。

また、かなり最近まで自国(オーストリア)

以外の団員を認めなかった。

めっぽう保守的な、「お堅い」楽団である。

  

そのオーケストラのリハーサル風景が

Youtubeにアップされていた。

オーケストラからいえば、楽屋裏

なので、あまり表には出したくはない

であろう、風景だ。

指揮者は、カラヤンと並び20世紀

最高の指揮者といわれる「カール・ベーム」。

そのベームから「管楽器が遅れた」だの、

「第一トランペットの音が大きすぎる」と

言われてんだぜ。

俺たちアマチュアオーケストラとおんなじ

じゃん(笑)。

しまいには「ハープ、なんだ今の音は?ひでえ

な」

「あなたも、数くらいかぞえられるんだろ?」

「それとも、あんたの楽譜には書いてねえの

か?」

「もしそうだったら、しかたねえが・・・」

とか言われてた。

超一流オーケストラでも、こんなこと

言われんだね。

いやー、笑った、笑った。

  

もちろん、ベームだから許されるんだよ。

デビューしたての若手の指揮者が、そんな

こと言ったら、総スカン食らうだけ。

  

曲目はR.シュトラウスの「ドン・ファン」だ

った。

ベームのすごいところは、「楽譜の印刷には

ないが、ここはrit(リタルダンド)だ」などと

言っていること。

さすが、作曲者の弟子だからね、すごいわ。

わからない人も多いと思うが、楽譜には

「A」とか「B」とか印刷されている。

練習番号、というやつだ。

 

私たちも指揮者から、「もう一回、Bの

4小節前からいきましょう」などと言われる

が、プロでも同じだった。

ちょっと、うれしくなった。

でも、楽譜に書き込みしてる人、いない

んだよね。

すぐに、覚えられるんだろうか。

それはそれで、すごい。

もっとも、楽譜も楽団所有だから、後の

ことを考えると、書き込みされると迷惑

になることがあるのかもしれない。

 

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カラヤンを見ながら夕食。

2018年10月19日 04時14分15秒 | 音楽

  

いい時代になったもんだ。

Youtubeなのだが、ベルリンフィルのチャンネル。海賊版サイトではない。

1週間見放題で9.9ユーロ(1200円くらい)。

しっかり、元は取らせてもらいますよ。

しかし、あるところにはあるんだねえ、指揮者のカラヤンがチェンバロを弾いている。

こんな映像、見たことない。

曲は、J.S.バッハのブランデンブルグ協奏曲第3番。私の好きな曲だ。

  

ご飯はおかわりしなかったが、映像はおかわり。

ベートーヴェン交響曲第3番「英雄」。

今でも一番好きな曲。同じ曲の別の演奏会バージョンもDVDで持っている。

クラシックは同じ曲でも、指揮者、オーケストラ、録音年代によって変わる。

それが醍醐味。

私の中学校時代は「カラヤン派」「ベーム派」に分かれていた。

カラヤン・ベルリン派・・・50%

ベーム・ウィーン派・・・・40%

バーンスタイン・ニューヨーク派・・・・8%

小澤征爾・ボストン派・・・・2%

こんな、感じ。わかる方だけで、けっこう(笑)。

  

自分のHDDから、お宝映像を発見。

なにせ、16TBもあるから、たまに採掘するのだ(笑)。

それは、「NHK少年ドラマシリーズ タイムトラベラー」。

そう、あの「時をかける少女」のことだ。

50年近く前の作品なのによく覚えている。あの独特な怖いオープニング

が目に焼き付いているのだ。

なぜ、NHKなのに、お宝なのか。

それは、当時はVTRテープが貴重で、オンエアーが終わったテープは

別の作品に上書きされていて、NHKに残っていなかったのだ。

それが、当時の視聴者が録画していたものが発見されたのだ。

その当時、録画機器を持っていた、ということは、相当な金持ち

だったと予想できる。

それが「NHKアーカイブズ」で放送されたのだ。

その、懐かしい映像を見て思ったこと・・・「えっ、カラーなのかよ」。

そう、当時は白黒作品だと思っていたのだ。

今思えば答えは簡単。

そう、当時、我が家にはカラーテレビがなかったのだ(笑)。

  

おまけ

  

今日はガストでタンメンにチャレンジ。

これだけでは足りないかな、とセットの白米を追加。

うーん、細麺ねえ・・・喜多方市在住の身から言わせてもらうと、高い。

つまり、いまいち。言っちゃあ悪いが社食レベルだな。

おっ、クーポンでセットのドリンクバーが99円か。よし、オーダーだ。

それでも、1,000円超えた。やっぱ、タンメン高いわ。

これでモーニングの2倍の値段だよ。

ちなみに、すき家の「たまかけ朝食」は、生たまご、のり、サラダ、ご飯、味

噌汁で250円だぜ。

 

 

 

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