あべちゃんの写楽生活

撮ることが楽しいのか、楽しいから撮るのか

ピースフル レインのレビュー

2022年07月04日 06時27分23秒 | その他 フレグランス

  

ハニーロア様より、6月16日発売の、ピースフル

レインをいただきました。ありがとうございます。

マジメにレビューいたします。難解かもしれま

せんが、最後までおつきあい、お願いいたします。

*これは、インスタグラムにアップしたレビューで、

赤字部分は、ブログ用に加筆した部分です。

レビューでは、あまりネガティブはことは書けない

ので、これはブログをご覧の皆様の特権です。

 

まず、第一印象は、「いい材料、使ってるね」と

いうこと。

ローズ、ジャスミンなど、皆さん御存知だと

思うが、実はこれ、超高級品の花精油なのだ。

これが両方、入っている。

フランス製の、高級香水の定番の組み合わせなの

だが、この価格帯の製品では、珍しい。

*値段からいって、合成香料であろう。

濃度は、オードパルファムだ。

一般的に、香水、オードパルファム、オード

トワレ、オーデコロンの順に薄くなる。

このオードパルファムがいま、トレンドなのだ。

あの、シャネルのゼクスクルジフのシリーズも、

当初オードトワレで発売していたものを、オード

パルファムに変更している。

香水よりきつくなく、それでいて、香りの持続力

が高い濃度だ。

トップノートにグレープフルーツ、グリーン

アップルが配合されている。

なるほど、柑橘系のさわやかな香りだ。

鼻先にガツンとくる、キャッチーな香りを

もってくる製品もあるが、私は「もう、お腹い

っぱいです」となってしまう。

いわゆる、一緒にエレベーターに乗りたくない

感じになるのだ。

しかし、これは爽やかで控えめだ。いいね。

でも、この香りは、所有者の、あなただけの

特権なのですよ。

ここから大事な話になるが、周りの人たちは、

ミドルノートからラストノートを嗅いでいる

のである。

だから、実際、つけた後、どんな香りが、自分

から発せられるかは、トゥッシュなどに吹付け、

しばらくしてから、確認しなければねらない。

*トゥッシュがなければ、紙の付箋でもいい。

いいものは、このミドルノート、ラストノート

まで計算されているのだ。

ミドルは、好き嫌いのない、上品で甘く、

しかも若干スパイシーだ。

最後まで香りが残る、ラストノート。

香水を染み込ませた昔のハンカチを、思い出して

欲しい。

いい香りですか?

ラストノートは、それだけむずかしい。

*古いタンスの香りね。

ムスクのコクを、いやらしくならないように、

アンバー系で、抑えている。

ムスクは、扱いを間違えると、むせ返るように

なってしまう。

うまく調和がとれている。

香りが消えるまで、楽しめそうである。

 

このフレグランスのテーマが「やさしい雨」。

雨というと、ジメジメ、憂鬱のような、ネガティブ

なイメージを持つかもしれないが、天気がいいの

に、ミストのようなやさしい雨が降っている。

傘、ささなくともいいかな・・・下から土の

香りがする・・・

私はそんな、インスピレーションを受けた。

*同じ雨のモティーフでも、西洋人と日本人

では、感じ方が違うようである。

だから名前に「雨」とあっても、日本人では、

「?」となることも、少なくない。

 

 


日本の佳作。

2021年04月23日 01時00分00秒 | その他 フレグランス

 

今まで、シャネルのフレグランス 

を中心に紹介してきたが、我が日本

を代表する「資生堂」からも、すば

らしい製品が発表されている。

それが男性向けの「タクティクス」

である。

今から約40年くらい前に、発売に

なった。

私はリアルタイムで、その発売の

様子を見ている。

今でも、ラインナップにあるよ。

いわゆる「ライン」物で、ブラバス、

MG5、アウスレーゼなどと、同じで

ある。

ただ、微妙なスタンスで、資生堂

の特約店には置いてあるが、ドラッグ

ストアにはない、という感じである。

オーデコロンは2種類あって、私は

爽やかなアフター・シャワー・コロン

が好きだ。

値段は、150ml 2,200円(税込み)

である。

香りは、製品の値段と私が嗅いだ印象

から推測すると、「石油系香り」である。

これは私が、独自に考えた合成香料の

香りの表現で、必ずしも安っぽい香り、

ということではないのて注意。

すごい爽やかな、良い香りである。

あえて分類するなら、グリーンノート系

かな。

ただ、天然香料は、入ってないような

感じである。

まあ、そんなことは重要ではない。

結果として、良い香りであれば、い

いのである。

私が若いころは「試供品」があったが、

今はどうか、わからない。

値段も安いし、「あべちゃんが、お勧め

してたからなあ」と、買ってみても損は

しないと思いますよ。

 


もう、手に入らないんだよ

2015年08月02日 01時45分07秒 | その他 フレグランス

 

イヴ・サンローランのクーロス。

気に入っていたのだが、もう生産終了して手に入らない。

イグレックもリヴ・ゴーシュもなくなってしまった。

さいわい未使用なのでたっぷり入っているのだが、消耗品だから

使うと減る、しかし新しく買うことはできない。

うーん、なんとももどかしいね。

このまま死蔵させるしかないか。

「使ってなんぼ」のものを使わない、という選択(笑)。

 

買収される前の、サンローランが一番輝いていた時の製品だね。

今の名前だけサンローランには、何の興味もなし。

やっぱりカリスマの開いたメゾンは、亡くなってしまうと衰退するんだね。

シャネルはカール・ラガーフェルドでなんとか持ち直したけど。

しかし、残っているのはパリ(製品名)だけかぁ。

ほかにもけっこう良い製品があったんだけどな。

今の時代では売れないのかなぁ。

 

おまけ

 

今から20年くらい前の雑誌で「永遠のベストセラー・名香のすべて」という

特集記事があった。

しかし今読み返してみると、残っているのはこく僅か。

なんだよ、全然永遠じゃないじゃん。

永遠なものなど存在しないのか、それとも現代の変化が

激しすぎてすぐに古いものになってしまうのか。

年寄りのように、昔のものに肩を持つわけではないが、

少なくともボトルに関しては、昔の方が格好いい。

凝ったボトルにして、それでコストを上げるわけにはいかない、

という事情があるのかもしれない。

しかし、フレグランスというのは、

「お姫様に変身させてくれる、魔法の薬」

という夢のようなコンセプトがあるのだ。

夢を見られるようなボトルにしてもらいたいね。

 


私のお気に入り

2015年04月12日 23時53分21秒 | その他 フレグランス

 

私の男性向けの香りでお気に入りは、ジバンシー・ジェントルマン。

と言っても使ってはいません。

見ての通り、未使用でしょ。

私は香りが好きなくせに、つけるのは好きではありません。

匂いプンプンの男はイヤなんです。

古いんですかね、人間が。

 

ジバンシー・ジェントルマンは男性向けのファションラインの総称です。

いわば、ブランドの中のブランドですね。

服から、ネクタイ、シャツ、財布、フレグランスとすべてあります。

男性向けフレグランスには他にムッシュ・ド・ジバンシーがありますが、

ちょっと香りが古くさいんですよね。

男性向けというと、タバコ臭系とサンダルウッド系(抹香オヤジ系)、ポマードオヤジ系

と相場は決まっているのですが、これはなかなかいい感じなんですよ。

あと、安っぽい香りでしたが、アランドロンもいい香りでした。

今はもうないと思います。

 

これ以降のジバンシーは知りません。

というか、興味ありません。

なぜなら、ジバンシー本人が引退しちゃったから。

ジバンシー本人が関係してないジバンシー製品なんて興味ありません。

彼がデザインした、ティファニーで朝食を、マイ・フェア・レディーの衣装なんか震えたよね。

ぜったいA・ヘップバーンと結婚すると思ってたけど、しなかったね。

 

ちなみに今のジバンシー・ジェントルマンのボトルはデザインがダサい。

写真のちょっと前のデザインの方がかっこいい。

 


男性用?女性用?そんなものは、ないのです

2015年03月16日 02時11分13秒 | その他 フレグランス

 

メーカーがフレグランス商品を開発するとき、ターゲットを決めます。

20代の女性とか中年男性とかね。

でも、それはあくまで「向け」であり「用」ではないのです。

 

香りというのは味と同じで、趣向性がかなり強いのです。

たとえターゲットが誰であろうと、好きな人は好き、嫌いな人は嫌いです。

そこに年代、性別は関係ありません。

だから誰がどの香りを好きになっても自由であり、メーカーも否定しません。

ですから「向け」はあくまでも参考です。

香りの主成分から女性に向いてるかな、とか、行動派の男性を

イメージして調香したので・・・、とかね。

でも、最終的に決めるのは自分の好き、嫌いのみですよ。

ご自分の鼻で確認をして購入してくださいな。

女性用を男性が、またはその逆とか・・・香りの世界では常識です。

ぜんぜん、変なことではありませんよ。

 

メーカーの想定と逆のパターンだったのが、これです。

クリスチャン・ディオールのオー・ソバージュ。

空瓶ですみません。中身なくなっちゃいました。

男性用に開発したのですが、購入者の半数以上が女性だったという話し。

私の感想

うーん、いい香りだけど、男の香りだよこれは。

逆に、どんな人が買っているのか興味あるね。

今でも「男性向け」として販売してますよ。

 

おまけ

 

自分の好きなものが自分に似合っているかというと、それはまたちょっと違うんだなぁ。

それがわかれば苦労しないよね、お互い。