あべちゃんの写楽生活

撮ることが楽しいのか、楽しいから撮るのか

桜って風景だよね。

2012年05月06日 06時43分33秒 | 写真

写真を初めて数十年、桜の花は数え切れないくらい

撮ってきましたが、桜の花びらを見てどう思います?

たいしたことないですよね。

私たちは「桜のある風景」を見ているのであり、桜の

花そのものを見ているのではないと思うのですよ。

桜は学校や公民館、運動場、公園などたくさん

の所に植えられています。

そして桜の花が咲く4月は別れと出会いの季節。

私たちは記憶の中に、桜の木のある懐かしい校舎、

桜吹雪の中、初めての彼女と歩いた。

親父が死んだときは桜が満開だったな。

というような記憶を、イメージ画像として捉えている

ような気がしてるんです。

「あの頃はよかったな。なつかしいな」ってね。

桜の木を通して昔を懐かしむような。

たとえそんな経験がなくても日本人のDNAには桜を見た

だけで特別な感情を覚えるようなものがあると・・・

大和魂のようなものがあると・・・

そんなことを感じます。

でも同じサイズでも梅は違いますよね。

梅には色気があるんです。だから一輪でも見栄えするんです。

裏を返せば、なまぐさなんです。俗なんです。

桜は日本人の美徳である、清らかさ、いさぎよさを代表

しているんですね。

ところで、よく目にする「ソメイヨシノ」は寿命は100年

くらいしかないそうです。

言われてみれば、桜の大木って「ソメイヨシノ」じゃない

ですよね。

ということは、近年になって大量に植えられたってこと

なんでしょうか。

 

旧作品

満開の鶴ヶ城。赤瓦でなくてすみません。

撮影データー

Canon EOS-1HS EF35-70mm 3.5-4.5 f11 AV+2/3EV RDP ポジをスキャン

Oshiro006


鶴ヶ城の茶室、麟閣の側の白梅。

撮影データー

Canon EOS-1HS EF80-200mm 2.8L f4 AV EPP ポジをスキャン

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