時代は、力のないのは、敗北する。
世界に勝てないと、それは、もう、終わり、
下り坂である。
「水泳の世界選手権第14日は2日、スペインのバルセロナで行われ、男子200メートル背泳ぎで入江陵介(イトマン東進)が1分55秒07で4位、萩野公介(東洋大)は1分55秒43で5位となり、メダルには手が届かなかった。ライアン・ロクテ(米国)が1分53秒79で優勝。
メダルを逃した入江はレース後に涙を流しながら「いまは何も考えられない。正直いまはリオを考えられない」と落胆を隠せなかった。
以下、入江のコメント。
「落ち着いたレースが自分のなかではできたと思いますし、泳ぎもすごく良くできたと思います。メダルをずっと取ってきた世界水泳で、4位で取れなかった大会になってしまったのは残念ではあります。(作戦は)きっと後半の勝負になってくると思ったので、自分の持ち味をしっかり出せるように、落ち着いて最後に勝負を懸けたられたら思っていたんですけど……。相手とうまい形で距離を保ちながらと考えていました。ロクテ選手は見えなかったので分からないです。(クラリーは)ちょっといま分からないです。頭が混乱して……。自分のなかでうまくはまった泳ぎができていたので、焦らずにいこうと考えていました。
やっぱり五輪が終わって、ずっと肩の痛みも取れなくて、泳ぎもはまらない状態で来てしまったので……。コーチとぶつかることも多かったし、誰の言うことを信じればいいかというのが分からないことも多かった。若い選手がすごくいっぱい出てくるなかで、引き際を考えることも多かったし、それは今回も同様です。若い選手が出てきて、日本新記録(萩野)を出したり、準決勝(塩浦慎理=中央大)に残ったり、すごく頼もしく感じて……。何か自分の役目が何なのか分からないこともありました。
この1年『引退』という2文字をずっと頭に持ちながらやってきてしまったのかなと。
(だから金じゃなきゃだめだという気持ちで勝負懸けたのか)金はやはり取りたかったし、ずっと金メダルを期待されてきて、それに応えられない自分の弱さとかをひしひしと感じていたし、チームのなかでも金メダルを期待してもらっていますけど、終わってみれば金メダルを取れないのかという雰囲気も感じることも多かったし……。
(自分のために金なのか、チームのなかで存在感を発揮したかったのか)100メートルは自分のために取りたかったですけど、200はチームのために取りたかった。ロンドンもそうだし今回もそうです。いつか金メダルを取らないといけないと思い続けたし、でも結局取れない自分がいる。ずっとその葛藤もありましたし、ロンドンでやめたいと思ってしまったし……。いまは何も考えられないです。
(リオに向けての意義ある大会にしたいと言っていたが)正直いまはリオを考えられないです。今回の結果も結果だし……。近くにいて見ている方は分かってくださると思うんですけど、一般では結果だけを見る人がほとんどなので、そういう人から見たら僕はもう落ちてきている選手というふうに見られている。旬が過ぎた選手というふうに見られていると感じています」」
新しい新人が、出てくることが、
必要な競技なのかもしれない。
経験は、怠慢、維持が、難しいのかもしれない。
世界に勝てないと、それは、もう、終わり、
下り坂である。
「水泳の世界選手権第14日は2日、スペインのバルセロナで行われ、男子200メートル背泳ぎで入江陵介(イトマン東進)が1分55秒07で4位、萩野公介(東洋大)は1分55秒43で5位となり、メダルには手が届かなかった。ライアン・ロクテ(米国)が1分53秒79で優勝。
メダルを逃した入江はレース後に涙を流しながら「いまは何も考えられない。正直いまはリオを考えられない」と落胆を隠せなかった。
以下、入江のコメント。
「落ち着いたレースが自分のなかではできたと思いますし、泳ぎもすごく良くできたと思います。メダルをずっと取ってきた世界水泳で、4位で取れなかった大会になってしまったのは残念ではあります。(作戦は)きっと後半の勝負になってくると思ったので、自分の持ち味をしっかり出せるように、落ち着いて最後に勝負を懸けたられたら思っていたんですけど……。相手とうまい形で距離を保ちながらと考えていました。ロクテ選手は見えなかったので分からないです。(クラリーは)ちょっといま分からないです。頭が混乱して……。自分のなかでうまくはまった泳ぎができていたので、焦らずにいこうと考えていました。
やっぱり五輪が終わって、ずっと肩の痛みも取れなくて、泳ぎもはまらない状態で来てしまったので……。コーチとぶつかることも多かったし、誰の言うことを信じればいいかというのが分からないことも多かった。若い選手がすごくいっぱい出てくるなかで、引き際を考えることも多かったし、それは今回も同様です。若い選手が出てきて、日本新記録(萩野)を出したり、準決勝(塩浦慎理=中央大)に残ったり、すごく頼もしく感じて……。何か自分の役目が何なのか分からないこともありました。
この1年『引退』という2文字をずっと頭に持ちながらやってきてしまったのかなと。
(だから金じゃなきゃだめだという気持ちで勝負懸けたのか)金はやはり取りたかったし、ずっと金メダルを期待されてきて、それに応えられない自分の弱さとかをひしひしと感じていたし、チームのなかでも金メダルを期待してもらっていますけど、終わってみれば金メダルを取れないのかという雰囲気も感じることも多かったし……。
(自分のために金なのか、チームのなかで存在感を発揮したかったのか)100メートルは自分のために取りたかったですけど、200はチームのために取りたかった。ロンドンもそうだし今回もそうです。いつか金メダルを取らないといけないと思い続けたし、でも結局取れない自分がいる。ずっとその葛藤もありましたし、ロンドンでやめたいと思ってしまったし……。いまは何も考えられないです。
(リオに向けての意義ある大会にしたいと言っていたが)正直いまはリオを考えられないです。今回の結果も結果だし……。近くにいて見ている方は分かってくださると思うんですけど、一般では結果だけを見る人がほとんどなので、そういう人から見たら僕はもう落ちてきている選手というふうに見られている。旬が過ぎた選手というふうに見られていると感じています」」
新しい新人が、出てくることが、
必要な競技なのかもしれない。
経験は、怠慢、維持が、難しいのかもしれない。