晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

牡丹華(ぼたんはなさく)

2022-04-30 06:04:12 | 季節のたより
4月最後の日になってしまいました。
今年も1/3が終わるということ。
早いですね。

今日からは七十二候の一つ『牡丹華(ぼたんはなさく)』です。
牡丹華とは牡丹の季語は夏になりますが、
牡丹が開花し始める頃のこと。
美しく存在感があり堂々としている牡丹です。
中国では国の代表花となっており、
「百花王」とか「花神」の異名があるようです。


「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」
女性の美しさを花にたとえた名言ですね。
てっきり中国由来かと思ったら、
江戸時代の「甚句」か「都々逸」から生まれたらしい。

芍薬と牡丹はどちらもボタン科なんだが、
芍薬は草本で牡丹は木本の落葉低木だって。
華に疎い我にとっては学ぶことばかり。

牡丹といえば高倉健の映画で、
唐獅子牡丹(からじしぼたん)を覚えていますか。
唐獅子は魔除けの力をもつ聖獣で、
すべての獣の中でもっとも強い百獣の王。
そして牡丹はすべての花を代表する百花の王。
唐獅子牡丹は「百花の王」と「百獣の王」の組み合わせとなり、
最強の守護と富貴を象徴する魔除け所以なんですね。

牡丹の花が咲けば春が終わって夏が始まると言われ、
いよいよ明日からは5月です。
(写真と文の一部はネット情報です)

< 美人とは見た目じゃない佇まいだよ >


コメント
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