晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

芒種と蟷螂生

2021-06-05 06:08:53 | 季節のたより
今日はは二十四節気の一つ『芒種(ぼうしゅ)』です。
芒種は稲の穂先のような芒(ノギ)を持つ穀物の種まきをする頃という意味です。
米は寒冷に弱い性質をもっていたため、
かってはこの時期に稲の種をまいていました。
品種改良の進んだ現在は一ヵ月ほど早く行われて、
むしろ今は田植えの時期ですね。
芒(ノギ)とは、コメや麦などの先端の小穂のさらに先端にあるとげ状の突起の事です。

併せて七十二候の一つ『蟷螂生(かまきりしょうず)』が始まります。
『蟷螂生』とは初夏になると秋の内に産み付けられた卵から、
カマキリの幼虫が孵化する頃と言う意味です。
子供の頃家に持ち帰ったカマキリの卵が、
ワッと何百匹も出てきて怒られた経験ないですか。

カマキリは交尾時ににもメスがオスを食い殺してしまうこともあります。
私も昨年共食いを見てしまった。
子孫を残すために一生懸命生きているってことか。
そんなカマキリは人を襲うこともなく、
稲や野菜も食べず害虫を捕まえてくれるありがたい存在です。  

昨日は一日中雨ですることもなし。
じねんじょ畑を見回ると畑に入った雨水が大型の樋へ排水されていました。

新しく栽培しているこの畑はやや傾斜しており、
垂れ流しでなく集めて下の溝へ流す方式にしました。
畑全面を白黒マルチで覆ってと地形を上手く組み合わせて、
雨水が滞留しないように出来ました。
湿害対策で大いに役立っています。

今日から暫くは雨無し日和が続きます。
梅雨はどこへ行ったのだろう?

< 蟷螂共喰いまでして種繋ぐ >
コメント
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