67camper's Blog

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ある意味JJの最高傑作ですが・・・

2011-03-08 23:11:10 | jazz & vocal

Blue Trombone/J.J.Johnson
(Columbia SOPM151, jp.reissue)

モダンジャズでトロンボーンという楽器をメジャーに押し上げた最大の功労者は本日アップのJ.Jである事はよく知られた事実です。どちらかと言うと愚鈍なイメージのこの楽器をソフィスティケートされたスピード感溢れるプレイでジャズのメイン楽器にした功績は大きいですよね。他のトロンボーンプレイヤーに聴かれるようなアーシーさは陰をひそめ,ともすればクールにも聞こえるスタイルこそJJにふさわしいプレイスタイルです。本日はコロンビアに録音されたJJのワンホーン、ある意味最高傑作と言われるBlue Tromboneをアップいたします。

57年の録音でサイドメンにはTommy Flanagan(p), Paul Chambers(b), Max Roach(ds)という当時考えられる最高のリズムセクションを従えての演奏です。JJ自身のオリジナルが3曲,スタンダードが3曲と言う構成もバランスがとれていていいですよね。しかしながらこの最高傑作をして、一つの疑問があります。タイトル曲でアルバム中でも最高の演奏である"Blue Trombone"がA面ラストからB面一曲目までセパレートされて収録されている点です。慎ましやかなトミフラのピアノソロで始まるこのブルースですが何を意図してこのような編集がなされたのでしょうか?A面ラストのチェンバースのWALKINGの途中でフェイドアウトする編集は残念としか言いようがありません。CDであれば連続的に聴けるのでさほど気にならないのかも知れませんね。

所有盤はCBSソニーが出した国内再発盤です。このタイトル曲の分割のいきさつってわかっているのでしょうか???