「小諸なる古城のほとり・・・」、島崎藤村の「千曲川旅情の詩」の冒頭です。とエラそうなことを書いてますがこの後に続く「雲白く遊子悲しむ 緑なすはこべは萌えず (以下略)」もそらんじていない自分の知識の乏しさには辟易としてしまいます。今まで,小諸,島崎藤村,千曲川,懐古園と名前は聞いていたのですが,これがやっと線になってつながった感じです。
11/10(日)、もう1W間経ちますが、この日は大荒れが予想された天気予報でした。車での移動が無難と考え,当日朝になって小諸訪問を決定しました。ネットで調べると,軽井沢からたったの18kmなのです。と言う訳で、10日は懐古園訪問となりました。懐古園は小諸城址(1485年築城)に作られた公園ですが、ここの紅葉は軽井沢以上に見頃,美しかったです。懐古神社脇の紅葉は見事としか言いようがなく,京都の紅葉を思わせる雰囲気です。初めての小諸をこの時期に訪れることができ本当にラッキーでした。
藤村はもともと信州馬籠の出身ですが、ここ小諸私塾で教鞭をとっていたゆかりの地であり文学碑が建立されています。自分も当たり前の日本人として,少しは知っておいたほうが良いと反省させられた小諸訪問でした。さらに,ちょっと先の真田幸村ゆかりの上田も訪問したかったのですが軽井沢でのレンタカー返却や新幹線の時間もあり次回にとっとくことにしました。