67camper's Blog

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ビネガーのウォーキングを楽しむならやっぱりこれだ!

2011-08-24 22:20:50 | jazz & vocal

Leroy Walks!/Leroy Vinnegar
(Contemporary S7542)

 まさにタイトル通りの一枚ですね。コントラバスを抱えて歩いて来るビネガーを捉えたカバー,マイルスで有名なRichard CarpenterのWalkin'をはじめ7曲中6曲に「Walk」という言葉が用いられた選曲,そして勿論「Walking Bass」でグイグイとコンボを引っ張って行くビネガー自身の演奏スタイル、どれをとっても「歩き」づくしの一枚です。

 ご存知のようにビネガーはレッド・ミッチェルと並び西海岸を代表するベーシストで、多くの方が西海岸のベストプレイヤーとして認識しているのではないでしょうか?。西海岸を代表すると言ってもインディアナポリスの出身で西海岸でのプレイは1954年,Barney Kesselとのセッションからであり,これを聴いたレッド・ミッチェルがライナーノートの中で絶賛しているのも因縁めいたものを感じますね。さて,このアルバムはセクステット編成で渋いウェストコースターがなを連ねているところも見逃せません。ビネガーにくわえ,Victor Feldman(vib), Gerald Wilson(tp), Teddy Edwards(ts), Carl Perkins(p), Tony Bazley(ds)とくれば放っておけませんよね。トラックの中でもWalkin'は個人的にこの曲の名演にあげてもいいのではと考えています。録音は57年,ロイ・デュナンの音作りも申し分なしですね。

 所有盤はコンテンポラリーのステレオ盤ですが,OJCではないものの再発盤ではと踏んでいるのですが,音質的には満足の一枚です。