Lucky Thompson plays Happy Days are Here Again (Prestiige PR7394)
ラッキートンプソンときいて思い出すのは、マイルスのウォーキンのテナーサックスである。決してビッグネームではないが、ここではフラナガンの好演もあり 彼の代表作としてもいいようなできばえだ。トンプソンはソプラノサックスも吹いており、ハープのジャック・メラディと始まるYou Don't Know What Love Isはオヤッと思わせるが、フラナガンとジョージ・タッカーが入ってくるとびしっと演奏が引き締まる。タッカーのベースはビッグトーンではないが、乾いた 引き締まった音で大好きだ。
このアルバムはスタンダード揃いで結構聴きやすい仕上がりですし、トンプソンの隠れた名盤ではないでしょうか?