『ソウルボート航海記』 by 遊田玉彦(ゆうでん・たまひこ)

私たちは、どこから来てどこへゆくのか?    ゆうでん流ブログ・マガジン(エッセイ・旅行記・小説etc)

どう死んで逝く?

2015年05月30日 00時19分21秒 | 航海日誌
ぼくが大学というところへ行って、いちばん良かったと思えるのは、ある社会学講義で「病気は社会が作る」というものだった。その意味が最近わかるようになった。そうだったんだ、病気は作られていたんだ。ある権威が、あなたは病気だと云えば、あなたは即刻、病気になる。病の気になる。はめられる。そういうことなのだけど、病気になってしまう。死と病気はまったくちがうスタンスにあるということが、ぜんぜんわからない。わからないまま、死んでいく。それこそが、問題なのだ。病気で死んだのではない。その時、その旅が終わる日を迎えて、あなたは旅立つのだ。

『死の瞬間」E・キューブラー・ロス博士。それ、同感!