RURUのひとりごっち

「博多にわか」な「独り言」と「ごちそうさま」を鍋に放り込んでなんだか煮てみたら・・・ひとりごっちが生まれました。

コムスン会長って悪魔顔って思う日「悪魔を憐れむ歌」を聴く

2007-06-11 00:59:39 | すっきゃねん

(サマーチョコレートねむの木に黄昏るるる)

「むかし、むかし、大むかし、
このまえの金曜日ごろのことなんだがね
クマのプーさんは、森のなかで、ただひとり、
サンダースという名のもとに住んでいましたとさ。」

で始まる
A・A・ミルンの「クマのプーさん」を
トーベ・ヤンソンの「ムーミン」と共に
愛読書に育ったるるです。

クマのプーさんはディズニーキャラクターとして
絶大な人気を誇る今日ですが・・・あのキャラクターは
ミルンの絵本の中の挿絵のプーさんとは格段の差があり
どう考えても本の中のプーではない
と常々残念に思うるるです
E・H・シェパード(1879―1976)という画家の
すばらしい挿絵を見た人は
だって違うもんは違う
と多分言うでしょう・・・るるが愛した
プーさんたちはもっと素朴で愛らしいのでした。

まあそんなつぶやきは兎も角も
6月9日のロックの日はドナルドダックの誕生日だったらしい
ドナルドダックはまあディズニーキャラの中では一番許せるのだが
ミッキーマウスもその他よくわからない動物キャラも
るるには可愛いとは思えない
まあ感性の違いは仕方ないからね

それでもって6月9日のダックの日
でなく、ロックの日
ブライアンジョーンズを偲ぼうと思いたったのは
そんなプーさんのことを思い出したからだ

たまたま近所に用事で来た義姉と本の話をしていて
姉夫婦は児童文学では「ハリーポッター」がとても面白い
というのだが
るるは「ちっとも面白いと思わなくて、途中で読むのをやめたよ~」
って、言ってしまった
「やっぱりムーミンとクマのプーさんがるるにはダントツです」
なんてことを、主張しつつ
「クマのプーさんは実はクリストファーロビンのぬいぐるみの
ウィニープーのことでね」
と言うと
「そのへんは知らなかったわ」と義姉は言った
ジュンク堂の児童書コーナーの店員でさえ
クマのプーさんはどこにあるの?
って聞くとディズニーコーナーへ連れて行かれる
おいおい違うやろ~が
と哀しくなって
それで急にプーのことを思い出したってわけです
こんなうたとともに

ふしぎだな
クマはほんとに
ミツがすき
ブン! ブン! ブン!
だけど、そりゃまた
なぜだろな

と木に登りながらプーは歌を作る

おかしなことじゃ あるけれど
もしもクマが ハチならば
巣を木の下に つくったろ
そうすれば、(ハチはクマだから)
こんなにのぼらず すむのにな

こんな調子のプーさんはやっぱり
あの挿絵のプーじゃなきゃさ
ダメに決まってる
ディズニーのプーとしてより
ミルンとシェパードのプーでいて欲しいって
思ってる人は結構いるんじゃないのか?
いるいる ぜったいいる
で、話は戻るけど、
なんでブライアンジョーンズかっていうとね

彼も「くまのプーさん」を愛読書に育ち、しかも彼が最後に住んだ家は
A・A・ミルンが住んでいた家であり、そのプールで1969年7月3日に
死んだのだった。
という経緯からでありました
キースリチャーズに彼女をとられたり、
いろいろあって
ストーンズも脱退して失意のうちに27歳の若さで逝ったのよ
哀しい・・・悪魔も憐れむに違いない・・・。
ストーンズの「悪魔を憐れむ歌」を聴きつつさ
偲んでみよう・・・悪魔ってコムスンの会長ことか?
ちょっと悪魔顔だよね、あの人・・・。


それは兎も角「くまのプーさん」だけでなく
「うさこちゃん」(ミッフィー)や
「ピーターラビット」シリーズ
「のんちゃん雲に乗る」などなどの訳者である
石井桃子さんは
なんと
今年2007年3月10日に満100歳を迎えられました
本当にベリィベリィすばらしいと思います
まだまだお元気でいてください
るるは今、あなたが90歳で訳そうと思い立ち96歳で刊行された
「ミルン自伝/今からでは遅すぎる」を読み始めています
尊敬と感謝 心よりのありがとうを言いたい
だって石井桃子さんなくしては
プーさんにも
出会えなかったわけですからね
クリストファーロビンにも
イーヨーにもコブタくんにもさ

だから今日はこの歌を拾う

(カンガとルー坊が森にやってきて、
コブタがおふろにはいるお話より)

「頭のわるいクマのうたえる」

晴れてあつい月曜日
ぼくは、しみじみかんがえる
「なにがどれで、どれがなにか
というのは、ほんとか、またうそか」

雪あられふる火曜日に
思いは、つもるぼくのむね
これがあれか、あれがこれか
それをだァれも知らないゆえに

青空たかい水曜日
することもなく思うのは
「だれがなんで、なにがだれか
というのは、ほんとか、またうそか」

こずえに白いシモ光り
こおりはじめる木曜日
「すぐぼくは知る、これがだれのか
しかしだれが知る、だれのがそれかは」

金曜―

もうひとつこんなうた
(プー横丁にイーヨーの家がたつお話より)

雪やこんこん
     ポコポン
あられやこんこん
     ポコポン
ふればふるほど
     ポコポン
ゆきゃふりつもる
     ポコポン
それでもぼくの
     ポコポン
この足のつめたさ
     ポコポン
ああ だれが知ろ
     ポコポン

(A・A・ミルン作1882―1956クマのプーさん/プー横丁にたった家より)








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