この秋、友人が芋掘りに招かれて収穫して来たお芋を、おすそ分けしてもらった。
安寧芋とあともう一種類(何て名前だったか、黄金色でめでたい名前だったような)。
一般的なさつま芋より、かなり糖度が高く、上手に焼くと飴のように蜜がこぼれてくるというお芋さんだった。
しかし、いささか気難しいお芋さん。
圧力なべで蒸してもグリルで焼いてもいま一つの仕上がりなのだ。
「焼き芋器で焼くと美味しいよ」などと言われても、何本かあるお芋さんの為に焼き芋器を買う情熱はない。
しばらく置いて水分を飛ばすと味がグッとしまるとかで、アマゾンの段ボール箱に新聞紙を引き、その中に保存してあったのだが、年の瀬にきれいに食してしまおうという気になった。
焼きが難しいので、厳寒ではあることだし、直火を利用できる小さな石油ストーブを引っ張り出し、その上にアルミホイルをクシャクシャにしたものを置いて焼きはじめた。
パスタ用のトングで、お芋全体に火が通るよう、まめにひっくり返す。
甘い香りと、皮の部分が焦げるこおばしい香りとが相まって、食いしん坊にはたまらない空気。
まずは細身の、ひょろ長いのから焼きはじめ、味見してみる。
友人からいただいた、焼き芋器で焼いたもの程ではないものの、やわらかくてまずまずのお味。
次に、小太りで短いものを焼いてみる。
いい感じで焦げているが、食べてみるとパサパサしていて、いくらか水分が足りないようだ。
やはり、焼き方の難しいお芋さんらしい。
残すは、長さもあり、胴周りもたっぷりの大物数本。
お猿さんのように、しばらく塩水に浸してから焼いてみようか。
それとも、シンプルな焼き芋は諦めて、スイートポテトや大学芋でトライすべきかしらん。
師走のお芋さんは、慌ただしい中で、思いがけず良い味を出してくれている。
安寧芋とあともう一種類(何て名前だったか、黄金色でめでたい名前だったような)。
一般的なさつま芋より、かなり糖度が高く、上手に焼くと飴のように蜜がこぼれてくるというお芋さんだった。
しかし、いささか気難しいお芋さん。
圧力なべで蒸してもグリルで焼いてもいま一つの仕上がりなのだ。
「焼き芋器で焼くと美味しいよ」などと言われても、何本かあるお芋さんの為に焼き芋器を買う情熱はない。
しばらく置いて水分を飛ばすと味がグッとしまるとかで、アマゾンの段ボール箱に新聞紙を引き、その中に保存してあったのだが、年の瀬にきれいに食してしまおうという気になった。
焼きが難しいので、厳寒ではあることだし、直火を利用できる小さな石油ストーブを引っ張り出し、その上にアルミホイルをクシャクシャにしたものを置いて焼きはじめた。
パスタ用のトングで、お芋全体に火が通るよう、まめにひっくり返す。
甘い香りと、皮の部分が焦げるこおばしい香りとが相まって、食いしん坊にはたまらない空気。
まずは細身の、ひょろ長いのから焼きはじめ、味見してみる。
友人からいただいた、焼き芋器で焼いたもの程ではないものの、やわらかくてまずまずのお味。
次に、小太りで短いものを焼いてみる。
いい感じで焦げているが、食べてみるとパサパサしていて、いくらか水分が足りないようだ。
やはり、焼き方の難しいお芋さんらしい。
残すは、長さもあり、胴周りもたっぷりの大物数本。
お猿さんのように、しばらく塩水に浸してから焼いてみようか。
それとも、シンプルな焼き芋は諦めて、スイートポテトや大学芋でトライすべきかしらん。
師走のお芋さんは、慌ただしい中で、思いがけず良い味を出してくれている。