建国記念日の今日、随分久しぶりで、日本海に面した山陰の城下町、萩を訪れた。
吉田松陰の松下村塾から、数多く維新の志士を生み出した町。
人口わずかに5~6万といったところのようだが、人々は誇り高く、地域全体が博物館のような町である。
日本が近代国家として産声をあげた明治維新から、150年しか経っていないのだ。
つい先々代の萩の人たちが、我が国を変革した、気鋭の人材を幾人も輩出している。
気がつけば、平成の我が国は混沌とし、ジレンマの中にある。
真の改革を成し遂げる人材が、日本のどこかに育ちつつあるだろうか。
松下村塾跡に近く、広大な敷地に財を投じた観光ホテルで温泉を楽しみ、モノレールで急勾配の180mを上りきると、萩市と日本海、遠くは大陸を望む展望台にたどり着く。
楽しみに行ったのだが、今年は早くも数日前から黄砂が中国大陸から吹き寄せて、町は煙幕をはったよう。
オリンピックを成功させたかの国の砂漠化は、留まることなく一層進んでいるのか、例年になく早い黄砂到来とか。
どこかで歯止めをかけ、すっきりと視界が良好になるのはいつのことだろう。
白黒はっきりさせぬまま、ぬらりくらりと温存しつつ手を加える文化は、我が国の奥ゆかしき良さを形づくって来ただろうが、近年はそれもこれも、どうにもまどろっこしくてたまらなくなっているような。
この国のどこかで、歴史をつくる志士達が育ちつつあることに希託する一日だった。
吉田松陰の松下村塾から、数多く維新の志士を生み出した町。
人口わずかに5~6万といったところのようだが、人々は誇り高く、地域全体が博物館のような町である。
日本が近代国家として産声をあげた明治維新から、150年しか経っていないのだ。
つい先々代の萩の人たちが、我が国を変革した、気鋭の人材を幾人も輩出している。
気がつけば、平成の我が国は混沌とし、ジレンマの中にある。
真の改革を成し遂げる人材が、日本のどこかに育ちつつあるだろうか。
松下村塾跡に近く、広大な敷地に財を投じた観光ホテルで温泉を楽しみ、モノレールで急勾配の180mを上りきると、萩市と日本海、遠くは大陸を望む展望台にたどり着く。
楽しみに行ったのだが、今年は早くも数日前から黄砂が中国大陸から吹き寄せて、町は煙幕をはったよう。
オリンピックを成功させたかの国の砂漠化は、留まることなく一層進んでいるのか、例年になく早い黄砂到来とか。
どこかで歯止めをかけ、すっきりと視界が良好になるのはいつのことだろう。
白黒はっきりさせぬまま、ぬらりくらりと温存しつつ手を加える文化は、我が国の奥ゆかしき良さを形づくって来ただろうが、近年はそれもこれも、どうにもまどろっこしくてたまらなくなっているような。
この国のどこかで、歴史をつくる志士達が育ちつつあることに希託する一日だった。