K-CUSTOM~「EBBRO-エブロ・hpi」ミニカーマニアでいこう!~

EBBRO-エブロ・hpiのミニカー紹介、愛車にまつわるエトセトラ
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深紅の跳ね馬の血統

2005-12-25 19:10:10 | KYOSHO・京商
フェラーリは伝統ある最高級スポーツカーコンストラクターです。
そのディテールは攻撃的且つ、まるで芸術品のよう美しさを持ち官能的でさえあります。
そのため、モデル化をするにあたりフェラーリ社の厳しい審査があります。特にこのようなディテール再現の難しい小スケールは、高い技術を持つ企業にしか許されません。
本日紹介するのは京商1/64フェラーリコレクション2「フェラーリ575M マラネロ」です。

「フェラーリ575M マラネロ」は、1996年より販売が開始されました。
新世代フェラーリへの幕開けを担った 12気筒ベルリネッタのフラッグシップモデル「550マラネロ」に、最新テクノロジーを投下して誕生しました。Mは“Modified”(改良)の頭文字で、エンジン・ギアボックス・インテリアなど車全体に改良を施しています。
そのスタイリングは、ピニンファリーナの手による調和と落ち着きを備えた「550マラネロ」のフォルムを踏襲しながら、フロント部にデザイン変更が施されより美しく洗練されたものとなっています。

2シーターのFR(後輪駆動)モデル。フロントに搭載される伝統のV12DOHCエンジンは、その名前通り5.5Lから5.75Lに引き上げられ、最高出力は515psを発生。最大トルクは60.0kg-mを発揮。名実共に世界最高峰の2ドアクーペとなりました。
最大のニュースは、市販12気筒フェラーリとして初の2ペダルセミAT(セミMT)6速ミッションのF1マチックを搭載したことです。これは、クラッチペダルがなくハンドル奥にあるパドルを操作するだけでシフトチェンジを可能にするシステムです。
早くからF1には導入されていました。もちろんコレまで通り、クラッチワークを必要とする6MTもラインナップされています。

やや大柄な高級GTカーにしか見えないかも知れません。
しかし理想的な重量配分やトランスアクスルをもつため、FRスポーツカーとしての性能も超一流なのはさすがは跳ね馬と言えるでしょう。やはり赤が似合います。