玉川上水の木漏れ日の下

 ワヤン・トゥンジュク梅田一座のメンバー katakura のブログ  since 2013

「ほらふきだいこん」

2020-06-06 | わたくしごと

「ほらふきだいこん」
なんだか民話のような響きがありませんか?ハハ
正しくは「ふろふきだいこん」・・大好きです!
この「木の芽」が大切、「ゆず」があればもっと良かった。

我が家の近くの農家でそれはそれは立派な大根を手に入れた。
本当に「絵本に出てくるような大きく立派な大根だった」
完全に残っていた葉っぱと本体半分は浅漬けにした。
残り半分は「ふろふきだいこん」でいただいた。
〜〜〜〜〜
「ふろふきだいこん」
妻に作ってもらったり、外で食べたりはしていたが、
自分で作ったのは初めてだったが、
これがなかなか美味しくできた。
〜〜〜〜〜
「大根を茹でる」
大根を茹でるときは、米を少しと昆布を入れると美味しく美しく仕上がる。
〜〜〜〜〜
「甘味噌を作る」
驚いたのは砂糖の量だ、レシピによって違いはあるが、
なんと味噌とほぼ同量の砂糖である。(私はだいぶ少なくした)
これはもう「菓子」の気分だ・・だから甘くて美味い。
砂糖、味噌、みりん、酒、これを弱火にかけひたすら混ぜる。
全体が混ざり砂糖の「艶が出る」までひたすら混ぜる。
大根が美味しく煮える30分間ただ「混ぜる」、これがこの料理。
本来は八丁味噌だけを使用するそうだが我が家のストックがなく、
普通の味噌も混ぜたのだが、これがなかなか良かったと思っている。
〜〜〜〜〜
私は小さな頃からこの甘味噌の「ふろふきだいこん」が大好きだった。
母から「今晩、何が食べたいの?」と声をかけられると決まって、
「トンカツ」か「カレー」か、あとは「ほらふきだいこん!」と叫んでいた。
もうあのころはさすがに「ほらふき」ではなく「ふろふき」と分かっていたのだが、
「ほらふき!」と私が叫んだ時の母の笑顔を見たくて、
小学生の頃は「ほらふきだいこん!」といつも叫んでいた。
〜〜〜〜〜
あのころの私はきっと無邪気な可愛い男の子だったのだろう。
「ほらふきだいこん!」と叫ぶのも母親孝行だったと思う。
〜〜〜〜〜
私はこれからも「ほらふきだいこん」と楽しく呼ぶことにしているが、
これが「ふろふき」なのか「ほろふき」なのか「ほらふき」か、
一体何が正しいのか?だんだんとわからない歳になりつつあるから、
困っている。
〜〜〜〜〜
昔々あるところに「ほらふきだいこん」という、
それはそれはほらばかり吹いている大根が居ったそうな・・。

この記事についてブログを書く
« 「♪ 君知るや 君知るや オ... | トップ | Singin' in the Rain »
最新の画像もっと見る

わたくしごと」カテゴリの最新記事