今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

大悲山 願成就寺 慈眼院(大阪府泉佐野市日根野)

2021年07月10日 | 神社・仏閣
訪問日 令和3年5月25日

大悲山 願成就寺 慈眼院
前日の夕方、道の駅「いずみ山愛の里」で休憩していると、大学時代の朋友が訪ねてくれたというハプニングがあった
心も天気も快晴の朝を迎え、この旅で行きたいと思っていた場所に向かった

多宝塔(国宝)
ここには私が旅の目的の一つにしている国宝の多宝塔がある
事前予約が必要だと云うことを朝に知り、電話で連絡をとった



この塔で、6つある国宝の多宝塔をすべて回った事になる
昨年秋、この近くを通った時に寄ろうとも思ったが、目的が達成されると旅への意欲が低下するため止めていた



境内の建物は苔に包まれていて、歩く場所が限定されてしまう
おまけに強い日差しに逆光という悪条件でカメラも悲鳴をあげていた



文永8年(1271年)建立
高さ約10mで、屋外にある木造多宝塔で国宝・重要文化財に指定されているものの中では日本最小



石山寺、金剛三昧院の塔とともに日本の多宝塔の三名塔の一つとされる
内部には大日如来坐像(大阪府指定有形文化財)を安置



境内に点在する石仏



庭園にもなっている



緑に囲まれた境内は美しい
拝観料の200円にも驚いた



金堂(重要文化財)
寺の歴史について
天武天皇2年(673年)天皇の勅願寺として、また日根神社の神宮寺として開創
奈良時代の天平年間(729年 - 749年)聖武天皇の勅願寺となる



弘仁6年(815年)弘法大師空海によって金堂、多宝塔をはじめとする諸堂が再興されたと伝える
天正13年(1585年)羽柴秀吉の紀州征伐の兵火を受けて金堂、多宝塔を除いた全山が焼失



鎌倉時代後期の建立
方3間、単層、寄棟造、本瓦葺



「杮経(笹塔婆)」が保管されている



<国宝の多宝塔>
石山寺(滋賀県大津市)
慈眼院(大阪府泉佐野市)
長保寺(和歌山県海南市)
金剛三昧院(和歌山県高野町)
根来寺(和歌山県岩出市)
浄土寺(広島県尾道市)



撮影 令和3年5月25日

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