今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

日光山 輪王寺 その1(栃木県日光市山内)

2018年12月24日 | 神社・仏閣
世界遺産 輪王寺 その1
日光山内の社寺は、東照宮、二荒山神社、輪王寺に分かれ、これらを総称して「二社一寺」と呼ばれている
輪王寺は天台宗の門跡寺院で、日光山中にある寺院群の総称である

日光開山 勝道上人之像
延暦3年(784)、南湖(中禅寺湖)に神宮寺を建て、中禅寺を開いた
四本龍寺(現輪王寺)や二荒山神社の創建にも関わったとする伝承がある。



拝観受付所と三仏堂(重要文化財)
初めて訪れた寺院で、どこに何があるのかわからないまま拝観料900円を支払う

覆いでお堂の姿を見ることはできないが、奥にあるのは日光山総本堂の「三仏堂(重要文化財)」である
三仏堂の内陣には、日光三社権現本地仏(千手観音・阿弥陀如来・馬頭観音)三体の大仏が安置している



拝観券を購入した時には三仏堂の存在に気付かず、帰り際に人に聞いて知った
この日は朝から強い雨が降っていたが、青空が写っているのは午後に撮ったためである



黒門(重要文化財)
日光輪王寺の表門。通称「黒門」



皇族を門主と仰ぐ門跡寺の格式を示す門



相輪橖(重要文化財)
寛永20年(1643年)に徳川家光の発願によって天海大僧正によって造営された
三大相輪橖の一つ。他は比叡山延暦寺、小野寺山大慈寺



内部には、「千を越す経典」が納められている



護法天堂(重要文化財)



大護摩堂
内陣に、本尊の「五大明王」を中心に、「七福神」や「十二天」などが祀られている



光明院稲荷社
鎌倉中期弁覚僧正が光明院を建立し日光山の本坊とした
その守護神として稲荷社を勧請光明院稲荷社と称す



常行堂(重要文化財)
嘉祥元年(848年)に慈覚大師円仁よって、比叡山延暦寺の「にない堂」を模して建立



常行堂では、常行三昧という仏様の周りを歩きながら念仏を唱える修業が行われる



本尊は、宝冠五智阿弥陀如来(重要文化財)



徳川家光を祀った大猷院(だいしゅういん)霊廟に向かう。



仁王門 (重要文化財)
観光バスで団体参詣者が次から次へとやってくる



十数分待ってやっと誰も居ない仁王門を撮る。すぐ後ろに団体が迫ってきている



阿形 「密迹(みっしゃく)金剛」






吽形 「那羅延(ならえん)金剛」






徳川家に関係する寺院は細部に至るまで装飾されている






宝庫(重要文化財)



4代将軍家綱お手植え樹齢400年の「槙の木」



御水舎(重要文化財)
九州の大名 鍋島勝茂の寄進。御影石の御水舎(おみずや)
天井の龍の絵が水面に映る姿から「水鏡の龍」と呼ばれている



撮影 平成30年10月12日
コメント
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