Il film del sogno

現実逃避の夢日記

パレード

2006-03-17 01:44:00 | 日記
1/16(木)晴のち曇のち雨
くるくる変わる天候。
週明けに続き、越後行き。
関東同様暖かき。
どうでもいい商談の為に4時間車中の人。
文藝春秋一冊読了。
佐野眞一の足立区下層レポートと村上春樹の原稿流出事件の顛末が興味深し。

夕刻都心に戻り、さらに西へ。
三鷹市芸術文化センターにて
ONEOR8、第19回公演【パレード】観劇。

ああ確かに三鷹は遠い。
親類縁者、ファンと友人というのはありがたいもんです。
この劇団には、やはり鄙びた自転車屋の店先や売れない漫才師のぼろアパート(つまり下北沢・駅前劇場や新宿・シアター・トップスのようなチンマリしたセット)が良く似合うことを再認識。
当劇場での前回公演【ターキー】よりは、格段に広い舞台を上手く使っていた。
徹底した日常の描写が作中人物達のワケアリな関係を浮かび上がらせる。
まぁ毎度お馴染の劇作進行。
しかし、そこには良く計算された笑いがあり、悲哀があり、憐憫があり、切実さもあり、そしてひたむきさもある。
派手さはないが、この劇団はの芝居を見たあとは人情の機微を教えられた気がするのだ。
客演好演。群像劇であり、キャラ造形は良いのだが、僅瑕ではあるがラストが弱い。
余談だが女性観客は妙齢の美人が多かった。

そういえば吉田修一に同名の小説があったな。
都下のマンションで暮らす男女4名の擬似家族にも似た日常をそれぞれの視点から描いた怖いお話だった。
シュガーベイブにこれまた同名の楽曲があった。
作者は影響を受けているはず。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« マンダレイ | トップ | まずは仙台へ »

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事