Il film del sogno

現実逃避の夢日記

エミリー・ローズ

2006-03-30 00:51:00 | 日記
3/29(水)晴れ
新潟での一夜を明かし、昼の新幹線で帰京。
やや肌寒し。

日比谷スカラ座にて【エミリー・ローズ】鑑賞。
観客2割程度、4月7日までだそうで、興行的には苦戦と見た。
これはホラーでもオカルト映画でもない。
ハリウッドが好んで描くカッチリした法廷ドラマである。
実話が基になっているようだが、法廷で争われるのは「悪魔は存在するか否か」で
ある。
勿論ホラー・オカルト映画にあるショッキングな描写がないわけではない。
裁判シーンと信仰の篤い大学生(エミリー・ローズ)が悪魔に憑依されてゆく過程を巧みに交差させながら物語は進む。
悪魔憑きのシーンでは、やはり【エクソシスト】を連想してしまった。
大スターは出てこないが、役者は皆々熱演で達者である。
ローラ・リニー扮する弁護士にも不気味な魔の圧力がヒタヒタとせまってくる。
病気か憑依か。
しかし、それは可能性でしかない。
本当に怖いのは人心の荒廃や闇の部分でありましょう。
好みの色調、音楽もよし。
大いに楽しめました。
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