Il film del sogno

現実逃避の夢日記

エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ

2021-05-15 21:26:43 | 映画
5/15(土)晴れ
8:00起床。我が仔と散歩、ファミレスでブランチと新聞精読。スポーツジムと映画館が休業なので休日を持て余す。仕方ないのアマゾンプライムで見逃していた米国インディー作品を視聴。タイトルはアメリカの義務教育8年目、日本で云うと中学2年程度に相当。(かの国は州によって差異があるそうだが・・)本作の成功は主演女優のキャスティングで8割方決まったとおぼしい。父子家庭、無口・小太り・ニキビ面。絵にかいたような陰気な脇役。その健気で惨めで滑稽なエピソードの数々は我々の大多数が経験したことのある些事である。ヒロインの心情にシンパシーを感じない鈍な輩とは永遠にお友達になれないだろう。ラスト近くの父親との会話には心底泣けました。拾い物の1本。夕食は毎度の中華屋で毎度の定食。夜も我が仔と3度目の散歩。

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ビニールの城

2021-05-15 12:49:30 | 演劇
5/14(金)晴れ
7:50起床。我が仔と散歩。9:00定例ミーティング。遠隔参加。朝食のリンゴを剥きながら営業マンの苦しい言い訳や担当役員の叱咤を聞く。昼食に野菜サンド。午後も散歩やら仕事やら。夕刻、新宿まで出張る。地下街のカフェで一服して地上の花園神社で帯同者と合流。19:00上演開始の劇団・唐組の公園を観劇。名物・仮設の紅テントには老若男女100名前後の観客が間隔をあけて座る。戯曲解説と蘊蓄。初演は1985年、劇団・第七病棟、主演は石橋蓮司と緑魔子。唐十郎がこの夫婦の為に宛書した戯曲。これは36年前に観ている。5年ほど前にシアターコクーンで森田剛と宮沢りえで再演されているが、この共演をきっかけに二人は結婚している。さすがに興味はあったが、ジャニーズファンクラブの組織力でチケットの入手は不可であった。おととし11月に鬼子母神での再演を観たのは偶然近所を通りかかったから。キャスト・演出は今回と同じ。70年代アングラ演劇の極北に例えられる唐の芝居は難解と思われるかもしれない。定石がない設定や展開に戸惑いもするが、詩的でエモーショナルな恋愛譚ともノスタルジックな懐古譚とも思える。役者や演出によってガラリと印象も変わるだろう。ただ一つ言えることは、その感動はテレビや映画のような媒体では伝わらないということ。唐組は状況劇場の正統な後継劇団として、オリジナルの持つ熱気や良質なテイストが感じられて今回も大いに興奮した。21:00終演。友人と別れ地下鉄で帰宅。

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